ポータブル・サイネージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 16:24 UTC 版)
「床が濡れています」「メンテナンス中」「清掃中」など、一時的に安全標識が必要になる場合に、持ち運び可能なポータブル・サイネージが利用されている。これらは地面に自立することができ、作業が完了すると比較的簡単に撤去できるように設計されている。 1914年策定の「Universal Safety Standards」においては、路面が舗装済であろうと未舗装であろうとどちらでも「DANGER」のポータブル・サイネージを設置できるように規定されている。ポータブル・サイネージは、カラーコーンやA型バリケードのような単純な形の物から、可動式の腕に安全標識を持って振る安全太郎に至るまで、いろいろな形のものがある。 「床が濡れています」のサイネージは、現代では商業施設・公共施設でよく見かけるものであるが、これは客が滑って怪我をした際、客に危険を警告していなかったことによる店側の法的責任を回避するために存在する。「床が濡れています」のサイネージは、黄色い物が多い。技術の進歩により、音で警告を発するポータブル・サイネージもある。雑巾がけ機能を持つロボット掃除機には、作業を完了した時に音が鳴って、床が塗れていることを知らせてくれる機能がある。 「床が塗れています。足元にご注意してください」のポータブル・サイネージ。 カラーコーンにポールをかぶせたもの。設置や撤去がしやすい。 「床が濡れています」のポータブルサイネージは、割とどこにでもあって目立つので、使い回されることがある。
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