ディアマンテ軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:02 UTC 版)
ディアマンテ率いる格闘集団。肉弾戦に優れ、幹部の4人はコリーダコロシアムの闘技会に出場すれば100%の勝率を誇る大スターたちである。 ラオG 声 - 後藤哲夫 ドンキホーテファミリー「ディアマンテ軍」幹部。元懸賞金6100万ベリー。 「北の海」出身。70歳。誕生日は10月7日(ジ、G=7番目)。身長157cm。てんびん座。血液型F型。好物は熟成肉のステーキ。 独特のコスチュームを纏った強面の老人。時折台詞に含まれるガ行の字がローマ字で表記され、その際に指で「G」の形をしたポーズを取り「○○のG!」と叫ぶ。笑い声は「ファファファ」。老化が酷く、チンジャオとの戦闘中に寿命で昇天しかけた。 老う程に痛みを知り、切れ味が増す拳法「地翁拳(じおうけん)」の使い手である格闘家。オモチャのキュロスや常人以上のパワーを持つトンタッタ族数人相手を圧倒する実力を持ち、かつてローに格闘術を教え込んだ。耳が遠く老眼だが動体視力は優れており、トンタッタ族の超スピードにも難なく対応している。 ディアマンテの指示でオモチャの家の護衛をするはずだったが、王宮へと続くリフトに乗り間違え、リフトに侵入したトンタッタ族やキュロスと交戦した。「鳥カゴ」発動後、王宮を目指すコロシアムの戦士たちを迎え撃ち、その一人チンジャオと交戦し、持病に疼く彼を倒す。続いてサイと交戦し当初は善戦したが、必要とされるなら命すら捨てるベビー5を「便利な女」と表現したことでサイの怒りを買い、覚醒したサイの「錐龍錐釘」を脳天に喰らい敗れた。 技一覧 腰痛の構え 腰を落とし上半身を前に突き出した構えで、素早い動きで以下のような連続攻撃を繰り出す。目の突枯(めのつかれ) 相手の目を突いて攻撃する。 型氷(かたコリ) 相手の肩を攻撃する。 冷重衝(ひえしょう) アニメオリジナル。相手の腹に掌底を浴びせる。 菊栗腰(ぎっくりごし) アニメオリジナル。相手の腰に蹴りを入れる。 不死武士の痛巳(ふしぶしのいたみ) 相手の全身の至る所を攻撃する。 戦闘保拳(せんとうほけん) 地翁拳究極の秘技。病や怪我、老いてしまった時のために若い頃より筋力を積み立て保管しておく気功術。解放する事で筋骨隆々の巨体になり、老いても全盛期の力を発揮させる。「G」の刻印 「戦闘保拳」を発動した状態で、「G」の文字を作った腕で相手の腹に目掛けて突進し、相手の腹に「G」の文字を刻み付ける。 満鬼解焼(まんきかいやく) アニメオリジナル。「戦闘保拳」最終奥義。全身から気功を放出し繰り出す渾身の掌底。しかしサイに拳を弾かれ不発に終わった。 セニョール・ピンク 声 - 山路和弘 ドンキホーテファミリー「ディアマンテ軍」幹部。元懸賞金5800万ベリー。 「北の海」出身。46歳。誕生日は6月12日(恋人の日)。身長244cm。ふたご座。血液型X型。好物はルシアンの手料理、ギムレット(カクテル)。 乳幼児用ボンネットにおしゃぶり、よだれかけといった赤ん坊のような格好をし、サングラスをかけビキニパンツを穿いた小太りの男。変態を自称するフランキーからも「変態」呼ばわりされるような色物じみた風体だが、ワイルドな振る舞いと渋くハードボイルドあふれる言動のため取り巻きの美女からはモテている。動けない味方を身を挺して庇い、一般市民が困っていると戦闘を放り出してでも助けようとするなど人情に厚い面もあり、美女だけではなく部下からの信頼も厚い。16年前の時点ではスリムな体系でスーツ姿にタバコを吸うなど容姿もハードボイルドであった。 超人系悪魔の実「スイスイの実」の能力者。壁や地面など水以外ならいかなる場所でも潜って泳ぐことが出来る「遊泳自由人間」。戦闘では主にプロレス技を多用し、フランキーの鉄の拳を何十発くらっても立ち上がるなどタフさはかなりのもの。能力は主に奇襲や回避に使う。 あるどしゃ降りの日に雨宿りをしていた際、同じく雨宿りをしに来た女性ルシアンと出会う。何気ない会話をしていく内に互いに惹かれあい、後に結婚し息子のギムレットを授かる。ただし、ルシアンが海賊嫌いであったため、銀行員だと身分を偽っていた。順風満帆な毎日であったが、海賊の出稼ぎで1週間家を離れていた間にギムレットが高熱を出し、急死してしまう。さらに、このことでルシアンに身分詐称がバレてしまい、帰宅したセニョールを罵倒したあげく嵐の中家を飛び出していったルシアンは土砂崩れに巻き込まれ植物状態になるという立て続けの不幸が起きる。嘘をつき続けた自らの行いを悔い、毎日ルシアンの見舞いに訪れるが彼女は全く反応しなかった。だがある日、何気なくギムレットのボンネットを着用してみると、ルシアンがわずかに微笑んで見せた。そのことが切っ掛けで現在の赤ん坊の姿をするようになり、周りからは「変態」と侮辱され、仲間からも嘲笑されても、ルシアンが唯一微笑んでくれた姿を決して変えることはなかった。彼の台詞からするとルシアンは既に亡くなっている模様だが、それでもなお妻が笑顔を見せてくれたその姿を貫き通している。 ディアマンテの指示でオモチャの家の護衛に回り、フランキーと交戦する。その後、合流したマッハバイスとデリンジャーに加え、加勢したバスティーユ率いる海軍と数で圧倒することでフランキーに瀕死の重傷を負わせた。「鳥カゴ」発動後、単身「SMILE」工場に向かい、工場の破壊を試みたフランキーと再び交戦する。戦いの最中互いの男気を認め、相手の攻撃を一切避けずに受け続ける男の勝負を繰り広げ、自身の最後の技を受け切ったフランキーの姿に自身の敗北を悟る。そして、フランキー渾身の攻撃を全身に受け、亡くなった愛する妻子のことを思い出し涙を流しながら力尽きた。 亡き息子ギムレットの名前は、レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説『長いお別れ』の名台詞「ギムレットには早すぎる」からとっている。 技一覧 ネコ耳パンチ 両手を頭の上にグーで置き、パンチを繰り出す。フランキーにこの技を繰り出そうとしたが不発に終わった。 おむつ爆弾 丸めたおむつを相手に飛ばす。 ニャンニャンスープレックス 能力で相手の背後をとり、地面に叩きつける。トンタッタ族曰く「よけられる攻撃」。ニャンニャンスープレックス ベビーバスター 能力で塔などの超高度まで相手を連れていき、高さによる重力が加わった「ニャンニャンスープレックス」の強化版。 マッハバイス 声 - 楠見尚己 ドンキホーテファミリー「ディアマンテ軍」幹部。元懸賞金1100万ベリー。 「北の海」出身。52歳。誕生日は8月13日(バイス)。身長440cm。しし座。血液型S型。好物はピザ。 「V」マークが付いた帽子とサングラス、ワンピースを着用した太った大男。両腕にファミリーの刺青があり、クローバー状の巨大な盾を背負っている。生まれたときから大きな尻尾があり、幼少期は異能と尻尾を理由に、周囲から迫害される悲惨な生活を強いられていた。16年前の時点では現在よりも筋肉質な体型だったが、ピザにはまりすぎて現在の体型になった。語尾に「イン」を付ける。 超人系悪魔の実「トントンの実」の能力者。自分の体重をトン単位で変えることができる「超体重(スーパーウエイト)人間」。戦闘では体を軽くして空中に浮かび、重量を増した体で落下して相手を押し潰す。 セニョール・ピンク同様、ディアマンテの指示でオモチャの家の護衛に回りフランキーと交戦した。「鳥カゴ」発動後、王宮を目指すコロシアムの戦士たちを迎え撃ち、ブーを倒す。さらにハイルディンと交戦し、一時は圧倒しゾロにも攻撃を仕掛けようとしたが、ハイルディンが全身の骨折と引き換えに繰り出した渾身のパンチに競り負け、「鳥カゴ」の糸まで吹き飛ばされて斬り刻まれた。 技一覧 10tヴァイス 空中から10tの重さで相手を押しつぶす。 100tヴァイス アニメオリジナル。空中から100tの重さで相手を押しつぶす。 破壊の千tヴァイス 盾を持って空中から千tの重さで相手を押しつぶす。作中ではこの技をゾロに使おうとしたが、ハイルディンが立ち上がった事で標的を彼に切り替え、技も「地獄の万・t・ヴァイス」に切り替えた。 地獄の万・t・ヴァイス 盾を持って空中から1万tと言う超重量で相手を押しつぶす。 デリンジャー 声 - 宮田幸季 ドンキホーテファミリー「ディアマンテ軍」幹部の戦闘員。闘魚の半魚人。元懸賞金1500万ベリー。 「北の海」出身。16歳。誕生日は8月11日(ハイヒール)。身長145cm。しし座。血液型S型RH-。好物はメロン。 露出した長い脚と頭に生えた2本の角が特徴の少年。ホットパンツやハイヒールを履いており、中性的な外見をしている。口が軽く普段は常に笑顔を浮かべているが、相手を笑いながら痛めつける残虐性を持つ。戦闘時には闘魚の凶暴性がより露になり、目つきが鋭くなり背びれが生え、歯は闘魚の尖った歯に生え変わる。 赤ん坊の頃にファミリーに拾われジョーラに育てられたが、彼女が自身の趣味に合わせ女の子のように育てたためオネェ口調を話すようになった。 ディアマンテの命令を受けベラミーを始末しようとしたが、バルトロメオに阻まれる。オモチャの家の防衛を命じられたためその場を後にし、セニョールらに合流。「鳥カゴ」発動後、王宮を目指すコロシアムの戦士達を迎え撃つ。スレイマン、ブルー・ギリー、ダガマ、イデオと次々にコロシアムの実力者を倒していき、グラディウスに加勢しようとしたが、ハクバにより一太刀で斬り伏せられた。 技一覧 ピストルハイヒール ハイヒールを履いた足で相手に蹴りを入れる。 断頭ハイヒール 相手の首を狙ってハイヒールを履いた足を断頭台のごとく振り下ろす。
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