協力者たち
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「20世紀少年の登場人物」の記事における「協力者たち」の解説
神様 / 神永 球太郎(かみなが きゅうたろう) 演:中村嘉葎雄 予知夢を見るホームレス。その能力のため、ホームレス仲間からは神聖視されている。 ボウリングをこよなく愛し、ブームの再来を夢見ている。かつてはボウリング場の経営者で、ボウリング場を建てた際にケンヂたちが草原で作った秘密基地を壊したが、その後ブームが下火になった事で破産した。97年に血まみれの男とケンヂを引き合わせ、ケンヂが行動を起こす直接のきっかけを作った後、ホームレス仲間のコネを駆使して協力した他、血の大晦日ではカンナを守って地下へ逃れた。 血の大みそか以降は株で大儲けし、最終的には人類史上初の宇宙旅行を行った大富豪となる。"ともだち"暦3年時点では再び破産してホームレスとなり、かつて自分が経営していたボウリング場を家にして生活するようになる。夢自体を殆ど見なくなった事もあり、自分の能力は予知夢などではなく単なる願望に過ぎなかったのではないかと考えるようになっている。 小泉 響子(こいずみ きょうこ) 演:木南晴夏 楽天家で脳天気な女子高生。カンナと同じ高校(都立新大久保高等学校 2年B組に在籍)に通っていた。 ひょんな事から歴史の自由研究で、「テロリスト・ケンヂ」や「血の大みそか」など"ともだち"の周辺を調べはじめる。その結果、ともだちランドに送られる事となる。そこでヨシツネに助けられた事で彼と行動を共にすることともなった。またエロイム・エッサイムズというバンドの追っかけをしており、学校をサボってツアーをまわるなどし、メンバーにも顔を覚えられている他、エロイム・エッサイムズのファンクラブ会長である。 また天性のボウラーでもあり、後に神様に才能を見出されてボウラーとしてデビューする事になった(ヴァーチャルアトラクションの中でもボウリング場の経営者だった頃の神様にボウラーの才能を見出されている)。実写版ではボウリングに関する要素は描かれていないが、最終章にて神様のボウリング場にいるという形で示唆はされている(木南は『ビッグコミックスピリッツ』内のインタビューにおいて収録自体はしたと語っている。内容は『もうひとつのエンディングバージョン』において見ることができる)。 蝶野 将平(ちょうの しょうへい) 演:藤木直人 〔チョーチョ〕 歌舞伎町警察署の伝説の刑事「チョーさん」こと五十嵐長介の孫。 名刑事であった祖父を尊敬してやまず、また目標としている。臆病で頼りない面も多々あるが、祖父譲りの正義感を持つ。そのため、時の権力者から命を狙われることもしばしば。ある事件がきっかけでカンナに協力する事となる。また、成績はギリギリ"可"だがイタリア語を学んでいたことからルチアーノは仁谷とコンタクトをとることが出来た。 ともだち暦3年時点では東北地方の関所の監視役にされ、そこで恐ろしい現実を見ることとなるものの、ケンヂの登場により、彼と行動を共にする。 角田(かくた) 演:森山未來 漫画家を志望する青年。 インターネットで公表した漫画の内容が偶然“ともだち”の真実に肉薄していたため新青少年保護育成条例違反で逮捕され、懲役80年の刑を宣告されて海ほたる刑務所に収監される。収監時の囚人番号は「1498番」。その際同刑務所に収容されていたオッチョに出会い、脱獄に協力。以降、オッチョと行動を共にする。 常盤荘の元住人で、カンナの隣人のユニット漫画家ウジコウジオとは同志。原作及び映画版最終章「もうひとつのエンディングバージョン」ではウジコウジオと再会を果たし、漫画を描いている。映画版では最終章の序盤までオッチョと行動していた。 春 波夫(はる なみお) 演:古田新太 〔チャーリー〕(原作のみの通称) 万国博覧会のテーマ曲を唄う国民的な歌謡曲歌手。 表向きは“ともだち”の広告塔を装っているが、裏ではレジスタンスに協力しており、“血の大みそか”以降逃亡犯として逃げていたマルオを匿い自らのマネージャーとして雇っていた。その正体はケンヂのバンド仲間だったチャーリー。かつてケンヂのバンドでドラマーをしていたが、ある時別のバンドのドラムを臨時で務めたのが切っ掛けでそのバンドに引き抜かれてしまい、それ以来春はそのことを「ケンヂを裏切った」として後悔していた。ともだち暦にて、ケンヂと再会しかつてのバンド仲間と共に、楽曲を演奏した。 誠実かつ堅実な人柄で、守るべき時はしっかり身を守るが、時には大胆に行動する面も。似顔絵の達人でもあり、マルオはそれにより"ともだち"の正体を知った。 モデルは歌手の三波春夫。 仁谷(にたに) 演:六平直政 新宿歌舞伎町に教会を構える神父。足を洗おうとするチンピラ達に救いの手をさしのべている。 元々はヤクザで胴や腕に刺青があるが、血の大みそかの後、逃亡先の中国で当時まだ一介の神父だったローマ法王がワクチンを運ぶ際に協力し、彼の献身的な人柄に心を打たれ信仰に目覚める。そのため彼の信仰は神というよりは法王に向けられている。 2015年の世界滅亡以降は、政府の庇護下に置かれていた教会の神父としてオッチョらを支援。 ルチアーノ 神父。元ナポリマフィア構成員のストリートギャング。 恩師の事故死に疑問を抱き調査したため狙われ、日本に逃げ込み仁谷らと行動を共にする。肩口から腕にかけて刺青がある。 遠藤 チヨ(えんどう ちよ) 演:石井トミコ ケンヂとキリコの母親。代々続いてきた酒屋をつぶしてコンビニにしたケンヂのことを「馬鹿息子」と罵っている。また酒屋を継いだことには感謝しつつもカンナを託して失踪したキリコを「馬鹿娘」と罵ったこともある。2000年に東北へ行くまでケンヂと共に地下に潜伏していた。最終話及び実写版最終章の「もうひとつのエンディングバージョン」でキリコと再会を果たす。 キリコ / 遠藤 貴理子(えんどう きりこ) 演:黒木瞳 〔聖母〕〔ゴジラ〕 ケンヂの姉で、カンナの母親。いつもケンヂのことを陰で支えていた母親的な存在。“しんよげんの書”に書かれている“せいぼ(聖母)”である。"ともだち"組織のヤマネが開発した生物兵器のワクチンの研究をしていた微生物学者。ヤマネと共同研究をしたことで最終的に「血の大みそか」で使用されたウイルス開発に加担することになってしまった。 国立大学医学部受験に失敗し、私立大学医学部に合格するも、経済的理由から断念した。後にアフリカで医者の資格を取得した。 組織の仕掛けにより婚約者の死後にフクベエと恋仲になり、ワクチン完成直後に娘カンナを授かった。フクベエの度重なる外出に疑問を持ち、後をつけて"ともだち"の集会を目撃して"夫"の正体を知って恐怖を覚える。カンナをケンヂの下に預けて、警察に告発するも警察内部の“ともだち”シンパに握りつぶされ、そのまま姿を消す。 二年後、かつて自分が勤めていた病院がある鳴浜を訪れた際に町おこしの映画祭に参加する事になり、その際フィルムに「“ともだち”を止めなければ西暦は2015年で終わってしまう」というメッセージを残す。その際カンナへ「幸せになって」というメッセージも残した。また、血の大みそかのウイルスを開発したことから、自らを「ゴジラのような悪魔」と称した。アメリカから帰国後、再会したともだちがフクベエでない事を察知し、その正体が幼少期のフクベエとずっと行動を共にしていた少年であることに薄々勘付いていた。 2015年には世界各地を回ってウイルスのワクチンを配っており、アメリカの製薬工場に勤めてワクチンを大量生産しようとしていた。しかしその事が“ともだち”に知られており工場は放火され、自身は駆けつけたケロヨンに救出されるも一時的にケロヨンと共に“ともだち”に拉致された。ともだち暦以降は、ケロヨンが東村山に作った“ケロヨンの共同体”に匿われ、その中で“ともだち”が使用するであろう“最終ウイルス”のワクチンを完成させ、ケロヨンと彼の手引きで駆けつけたマルオに失踪するまでの顛末を語りながら自らの体を用いて人体実験を行い、ワクチンの効き目を証明した。 実写版ではこれを最後に登場しなかったが、原作最終話及び、実写版最終章「もうひとつのエンディングバージョン」でカンナと再会を果たす。 市原 節子(いちはら せつこ) 演:竹内都子 ユキジの親友で弁護士。恰幅のよい風貌が特徴。ユキジに協力し“ともだち”の調査を行う。その過程で“ともだち”側から様々な圧力がかけられるが、それに負けないタフさを持つ。夫の稼ぎが良く、盗聴器を仕掛けられたせいで事務所が公園に移転した際も最低限の生活には困らない。またホームレスの民事訴訟を取り扱っており、彼らに良くしてもらっている。 チャイポン 演:Samat Sangsangium タイマフィアの首領。かつてタイでオッチョと因縁があった。その後来日し、新宿歌舞伎町の支配権を中国マフィアと激しく争うが、カンナの仲介で中国マフィアと和解する。 この縁からオッチョと似たカンナに惚れ込み協力するが、ともだち暦元年に寿命を迎え逝去。 王 暁鋒(おう ぎょうほう) 演:陳昭栄 チャイニーズマフィアの首領。チャイポンとは歌舞伎町の支配権を巡り対立していたがカンナにより和解し共に協力する。 チャイポンが死ぬ数日前、カンナの所持していたワクチンをカンナ自身のために使わせるよう一芝居打ち、自らは部下達を率いて“ともだち”との最後の闘いに挑んだ。 ヤン坊・マー坊 演:佐野史郎、山田清貴(幼少) ケンヂ達から「史上最悪の双子」と恐れられていた少年。本名は不明。ケンヂ達の同級生でいじめっ子であった。ケンヂ達は彼ら兄弟にいじめられていたが、兄弟にとってはそれは友達として仲良く遊んでいたという認識であった(敷島博士から「昔、いじめっ子だったろう?」と指摘された際の反応においても、二人共いじめっ子の自覚はなかった様子)。大学時代、ラジオ番組に出演したケンヂに幼なじみとしてFAXでメッセージを送ったがケンヂに「(お前達の事は)絶対許さない」と(彼ら兄弟としては)不本意な返事をされる事になる。その後、兄弟で会社を興して成功を収める。“血の大みそか”の際、ヨシツネから呼びかけを受けたが、ケンヂ達が本当にテロリストだと思っていたため「捕まってもなんとか罪が軽くなるようにしてほしい」との陳情とともにケンヂたちのアジトの情報を万丈目に流した。 2001年以降、ヤン坊が会社に残り、マー坊は科学技術省長官に就任するが、2015年のウイルスで長年共に働いた部下である長塚が死亡したことと、元々万丈目派であった事から“ともだち”を裏切ってケンヂたちに協力、“ともだち”のシナリオを阻止するために敷島博士と二足歩行のロボットを「完成」させるが、ヨシツネからは会うなり殴打された。一方、商人気質な信条を持っているためユキジから批難された際には商売に正義も悪も関係無いと談じた。 2000年当時は痩せていたが、その後リバウンドで再度太ってしまい、少年時代とほぼ同じ体型に戻っている。プロレス好きは相変わらずだがともだち暦3年のプロレスブームは否定的であった。 ひみつ基地のメンバーではないため、よげんの書に書かれた9人の戦士には含まれていないが、ドンキーとモンちゃんの死で生じた二名分の枠を埋めた形となっており、祝勝会にも参加している。実写版の授賞式のシーンでは「俺たち二人できっかり9人」と勝手に言っていた。 着流しの男 演:平田満(もう一つの第2章) カジノでカンナに出会い「ラビット・ナボコフ」のルールを教える。本名、生い立ち等は謎に包まれている。「超能力」ではなく、カンナのカリスマに惹かれ以後付き従う。首に十字架のネックレスをかけている。 珍 演:小松政夫 カンナがアルバイトしている中華料理店「珍宝楼」の主人。 「世の中金」がモットーであり、料理を注文した後に殺された客の財布の中から代金を抜き取ったり、ガラスの修理代を蝶野に請求する際「慰謝料込みで100万円」などと吹っかけるなど、かなりの守銭奴。また、肝が据わっており、「銃声や脅しを怖がってちゃ商売出来ない」と言っていた。 マライア 演:前田健 珍宝楼に出入りしている売れないニューハーフ。金を持っていないにも関わらず料理を注文するため、代金はカンナが立て替えており、カンナは3ヶ月タダ働き同然の状況だったが、本人はおごってもらっているとうそぶいている。カンナを非常に可愛がっている。同僚のブリトニーの死をきっかけにカンナと行動を共にする事になる。腕っ節が強く、カジノでカンナを撃とうとした男の二の腕を締め上げて身動きをとれなくしている。 ブリトニー 演:荒木宏文 マライアの同僚のダンサー。血の大みそかの際に父親を失っており、形見のカミソリを大事にしていた。山崎の刺客がローマ法王暗殺計画を知っていた中国人の男を射殺した瞬間を目撃してしまい、警察に追われて身を隠していた。後に蝶野が山崎にかけあったことで保護されることになるが、その山崎が蝶野のお守りに発信機をつけていたため、隠れていた場所を突き止められて山崎の刺客であるホクロの警官に射殺されてしまう。 なお、ブリトニーが聞き取っていた中国人の男の最期の言葉( =“ともだち”が立てていた計画)の情報はカンナが受け取ることになる。 ウジコウジオ 面長で痩せ気味の金子(演:手塚とおる)と、メガネをかけた氏木 常雄(演:田鍋謙一郎)のラブコメ専門の漫画家コンビ。角田同様常盤荘に住んでいる。 カンナのかける音楽に最初は迷惑しており険悪な仲だったが、次第に打ち解けていき、最後はケロヨンらと共に国民にワクチンを配ったり、被災者の救出などの活動をしていた。描写されたのは氏木だけであるがかなりの腕の持ち主で偽造困難な通行手形を200枚以上精密に作っている。 ビッグコミックスピリッツ2009年33号から二人を主役にした『まんがり道』が4週にわたって連載された。 モデルとなった人物は藤子不二雄。 カツオ 演:広田亮平 オッチョを物置に匿っていた少年で、「雷神山(ライジングサン)」というレスラーのファン。 実写版での姉弟の名字は「磯乃」。また、最終章開始時点ですでに両親と祖父が“ともだち”を批判したとして逮捕されており、姉弟二人で暮らしている。 サナエ 演:福田麻由子 カツオの姉で、途中からカツオとともにオッチョを匿う。バイト先のコンビニの先輩が蒸発したことから、“ともだち”の牛耳る世界を胡散臭く感じていた。文学少女で、本の読み過ぎによる視力低下で眼鏡をかけるようになった。
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協力者たち
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ロジャー・ベーコン 声 - 我修院達也 イギリスのウェールズ地方に住む、シリーズおなじみの「変な生き物」。700年以上を生きる伝説の大魔術師。モデルは哲学者のロジャー・ベーコン。自称「愛と平和を愛する、永遠のスターチルドレン」。ゲーム開始直後、サピエンテス・グラディオに誘拐され、サントマルグリット島の特別牢獄にて、鉄仮面を被せられて幽閉されていた。 アリス・エリオット 声 - 沢口千恵 前作のヒロイン。前作におけるバッドエンドルートでウルに代わって呪いを受け死亡している。ウルの最愛の女性で、ゼペットの義理の姪。死亡した後もウルの心の奥に宿り、その深い愛情でウルを暖かく包み込んでいた。心を殺すヤドリギの呪いでもウルと彼女を繋ぐ愛を消すことはできなかった。なお、物語の終盤でウルとアリスが対話する場面が、ディレクターズカット版ではリアルタイムムービーからプリレンダリングムービーに変更されている。 終盤では生き返りかけるも失敗。一瞬だけ復活しウルに微笑みを見せて消滅した。その後、彼の精神世界にて再び再会。彼女との接触によりウルは迷いを晴らし、ヤドリギの呪いによるパワーダウンを完全に克服した。 グッドエンドではヤドリギの呪いに囚われたウルの前に現れ、彼を救い出し共に天へと旅立っていった。「幸せを見つける」ことこそが呪いを解く唯一の方法であった。そしてウルの魂は「アリスと出会った頃に戻りたい」という無意識の願いにより、「シャドウハーツ」の始まりまで導かれた。 アルバート・サイモン 声 - 郷里大輔 前作の黒幕。神降ろしの儀式を実践し、世界を破壊することで新たな世界の再生を試みるも、降臨した神と共にウル達に倒された魔術師。しかしその悪行は、弟子であるラスプーチンの野望を阻止することも目的であり、友であるヨウィスの反対を押し切って行った最終手段で、破壊神アモンとの契約もアスモデウスへの対抗のためであったことが明かされる。年齢は300歳以上。本来、ヤドリギの呪いはアルバートを倒すための切り札であったこともラスプーチンの口から語られている。 現在ではアモンの魂と共に、ウルの心の中にある葛城の風の森で穏やかに隠居している。あるイベントでウルと再会した際には「友人」として彼の迷いを聞き、導いた。終盤の隠しイベントではアモンを凌駕する力、ネオ・アモンを解放したアルバートと戦うことも出来る。ネオ・アモン 「鏡の向こうに隠された更なる力」を見せたアモンの強化形態。前述のように終盤の隠しバトルにて戦うことになる。見事打ち勝てば最強の悪魔の魂を得てネオ・アモンへのフュージョンが可能となる。 日向 甚八郎(ひゅうが じんぱちろう) 声 - 田中秀幸 大日本帝国海軍特務機関所属の少佐(1893年当時)。ウルの父親。故人。息子と同様、フュージョン(降魔化身術)の使い手であり、前作に引き続き最強の敵である天凱凰としてウルに一騎討ちの勝負を仕掛けてくる。キャラクターデザインは前作と比べ若々しく、よりウルとそっくりになっている。 極秘任務を遂行するため、妻アンヌと息子ウルを連れ中国大陸へ渡った。仕事で大陸各地を転々としていたが、日本へ戻ってきた時にアンヌと出会い、その際にアンヌから一目惚れされ、ともに生きるうちに互いに愛し合うようになったという。天凱凰(てんがいおう) 前作と同様に今作でも最強のフュージョンモンスターとして登場。宇宙の果てから飛来する「超神(前作のラスボス)」でさえも恐れる存在。前作ではウルの強制フュージョンにより彼に取り込まれたが、すぐに逆転して逆に彼を支配しようとしたが、日向甚八郎の魂により抑えつけられた。以後は大佐のフュージョンモンスターとして力を貸す。終盤の隠しイベントにてウルと一騎討ちの勝負となり、見事打ち勝てば再生を司る神の魂を得ることが可能。その強さはゲームバランスを崩壊させるほどに凄まじい。 日向 アンヌ(ひゅうが アンヌ) ウルの母親。日向甚八郎の妻。ロシア人。ウルの話によると、日向とは海外から仕事で日本にやって来た時に出会い、その時に一目惚れしたらしく、息子には初恋の人の名前を付けたのだという。日向が上海で激闘を繰り広げていた間隙を突かれ、徳壊の配下から襲撃を受けた際にウルを庇ったことで死亡し、結果的にウルのフュージョン能力を引き出させることとなった。 リングの魂 会うたびに攻撃回数を増やすリングアイテムを渡してくれる精霊。最初は神秘的な雰囲気を漂わせ、口調も威厳あるものだったが、徐々に所帯じみた本来の性格を露わにする。実は45歳の妻子持ちで、妻の名前は「雅(みやび)」、娘は「亜弥(あや)」、出身地は千葉。娘には過保護で愛妻家。それでいて本人曰く、生まれた時からリングの魂だったとのこと。また、娘は続編『シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド』にて、新たなリングの魂として登場し、この父親もわずかながら出演する。 グラン・ガマ 声 - 千葉繁 プロレスの開祖である伝説のレスラーで、ヨアヒムの師匠。モデルはインド出身の伝説のレスラー、グレート・ガマ。年齢は36歳。インド出身でカレー好き。世界各地に青空リングと名付けた特設リングを設置し、世にプロレスを広める活動をしている。サブイベントにおいて、彼に一対一で勝つ事でヨアヒムは新たな「マッスルアーツ」を習得できる。また、肉体と精神を極限まで試される究極の試練「漢祭り(おとこまつり)」の現チャンピオン「グラン・はてな?」としての顔も持つ。師弟ともども異常なテンションで、毎回熱いやりとりを披露しているが、あまりの熱さにヨアヒムすら「あーしんどいだっち…」と漏らすシーンもある。 ヨアヒムとは師弟ということもあり、戦闘時の攻撃モーションが酷似している。 ジャンヌ 声 - 清水こずえ ドンレミ村に暮らす8歳の少女。父が拾ってきた狼の子にブランカと名づけ、家族のように可愛がっていた。父親とは死別しており、母親と二人で暮らしている。サピエンテス・グラディオが教会を襲撃した際、人質となってしまう。その後、サピエンテス・グラディオの夜襲によって命を落としたが、以後はウルの心の中で、彼の幸せを探しながら、ヤドリギの呪いに苦しみ葛藤する彼を見守り、時には導いていく。ライブラリによれば「物語の行く末を見守る乙女」。ドンレミ村は、同名の聖女ジャンヌ・ダルクの生誕地でもある。 ピエール・マジメル マジメル兄弟の双子の兄。腕のいい仕立屋であり、ゼペットの昔の仕事仲間。兄弟そろってオネエ言葉で喋るオカマだが、感情が昂ぶって男言葉になることも。かなりの気分屋でもある。年齢は50歳。マッチョな男性の裸体が描かれた“ビルダーカード”と引き換えに、コーネリアの衣装(衣装によってゼペットの属性が変化する)を仕立ててくれる。 ジェラール・マジメル マジメル兄弟の双子の弟。兄と共に諸国を巡る道具屋。すさまじい商売人根性で、ダンジョンの奥底まで兄と一緒に愛車で乗りつけては、ウル達に道具を売りつける。続編の『シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド』にも登場する。 トーマス・エドワード・ロレンス 声 - 坂口候一 英国情報部の諜報員。モデルは「アラビアのロレンス」として知られるイギリス軍人、トーマス・エドワード・ロレンス。年齢は37歳。極秘裏にサピエンテス・グラディオの内偵を進めており、ウル達に秘密結社の情報提供をした。ルチアの子供の頃からの知り合いで彼女に好意を抱いており、アラビアでの仕事が終わったら共に暮らそうとルチアにプロポーズし、彼女にドレスを贈るイベントもある。 ヨウィス・エイプラハム 声 - 有本欽隆 オスマントルコのギョレメの谷に住まう盲目の隠者。元東方正教会大主教。サピエンテス・グラディオの創設者。年齢は70歳以上。 かつては友であるアルバート・サイモンと共に、サピエンテス・グラディオにて人類平等の理想を実現させようと活動しており、ラスプーチンを弟子に迎えたが、魔王の力を得たラスプーチンの裏切りに遭い結社を追放される。友に意気地の無さを失望され、弟子の野望も阻止できなかった自分に失望して隠者となった。ウルの心に眠るアモンの魂を蘇らせるため、ウルに試練を与え、その儀式で力を使い果たしたことより帰らぬ人となる。 カルラ 声 - 一城みゆ希 イタリアのフィレンツェで占いの館を経営する元占い師兼踊り子。年齢は70歳。ルチアとベロニカの師匠でもある。現在は優れたマネージメントでルチアの占いを支えている。政府高官や大金持ちに対しても顔色ひとつ変えず物を言い、金をふんだくる肝っ玉の太い人物。若い頃はその美貌で男達を翻弄し、自分の実力で一花咲かせようと夢を追っていた。 かつてはサピエンテス・グラディオからの勧誘を受けて結社に加わり、後継者にと弟子ベロニカを育てていたが、あまりにも行き過ぎた結社の活動に嫌気がさして結社を抜ける。その後、結社の追っ手から逃げてフィレンツェに辿り着き、ルチアと共に暮らすこととなる。道を誤ったベロニカの罪を償うことが自分の願いであるとルチアに明かしている。 エドガー 声 - 八木光生 ロシア皇室御用達の時計職人。ロシア皇帝や皇后からの信頼も厚い。アナスタシアのカメラや武器は彼が製作したもの。実はかなりの「銀の天使」マニアでそのアイテムを持って彼を訪ねると、執拗に譲ってくれるようねだってくる。また、彼の製作と思われるカメラを続編である『シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド』の主人公が使用している。 犬神 咲(いぬがみ さき) 声 - 田中敦子 ウルの生まれ故郷である葛城の風の森を守護する犬神家の現頭首で、蔵人の母。ウルの父・日向甚八郎の実の妹でもある。日向の血を引くため、彼女も降魔化身術が使える。 強力な霊力を持ち、犬神の里にある宿禰の泉を使ってウル達を導く。ライブラリによれば、犬神家に嫁いで来たのは今から二十年も前のことだが、今も年齢不詳の美貌を保っているという。扱うフュージョンモンスターは「紅艶姫」。真紅の羽衣と炎を扱う、二対の腕を持った天女の姿となる。その力は強力だが、アスタロトの襲撃を受けた際には精神を乗っ取られ操られてしまった。 夢枕に現れた亡き夫の言に従い、蔵人に試練を課すサブイベントもあり、彼女との一騎討ちに勝利すれば蔵人の心に眠る鬼の力・狩天童子を扱えるようになる。また、ウルに似た性格の持ち主でもあり、アナスタシアの前でうっかりその一面を暴露してしまい、「妖艶で華麗な美しい未亡人」のイメージを守るために、娘が生まれた時にと用意していた羽織を贈り、息子の許嫁と認めることで口止めをするというサブイベントもある。紅艶姫 咲が従えるフュージョンモンスター。真紅を基調とした天女のような姿になる。前述のようにアスタロトに洗脳された際に一度戦うが、終盤の隠しイベントでは息子との一騎討ちとなる。その際は洗脳された時とは比べ物にならない強さを見せる。蔵人は母を越えるため隠された更なるフュージョンモンスター「鬼の力・狩天童子」を解放。母に打ち勝てば以後は自由に使用が可能。
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協力者たち
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「シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド」の記事における「協力者たち」の解説
ロジャー・ベーコン 声 - 我修院達也 前々作・前作から登場している、言わずと知れた「変な生き物」。700年もの時を生きる偉大な魔術師にして科学者。自称「愛と平和に生きる、永遠のスターチルドレン」。本当ならば尊敬されるべき経歴を持つ人物なのだが、毎回散々な目に遭わされている。ヒルダにせがまれて試運転中の飛行船をアメリカまで飛ばしたがロズウェルにて墜落し(ロズウェル事件)、宇宙人と勘違いされ、ヒルダとともにロズウェルの宇宙人研究施設に捕まっていた。ジョニーの過去を知る人物でもある。 レニ・カーティス 声 - 中村大樹 ジョニーに献身的に仕える有能な執事。前作で登場した秘密結社「サピエンテス・グラディオ」の幹部、レニ・カーティスその人。年齢は40歳。前作から根はお人よしであったが、以前のような荒っぽい言動は影を潜め、柔らかな物腰で人当たりも良くなっている。かつて砂漠で行き倒れかけていた所を、通りかかったジョニーとグレースに水を与えられ命を救ってもらって以来、生涯彼に仕えることを心に誓ったという。前作同様に暗算が得意で、事務所の経理から家事全般まで何でもこなす。その風貌からは想像できない丁寧な物腰や忠義ぶりから、密かに近所の奥様方の人気を集めている。 ジョニーの特技で戦闘中に呼び出す事も可能で、その際は一瞬だけ腕が前作での戦闘形態である「ゴッドハンド」の形になって敵を攻撃するなど、実力も健在。 バイゲン ステラチャートの改造を生業としている彫金師の男。年齢は38歳。ハートのバンダナに胸元の開いたバイクスーツを着用しているナイスガイ。愛用のバイクでアメリカ各地を旅しており、相棒のジェラールと共に神出鬼没に現れる。行く先々で「イイ男」を探し求めており、あまりに色気を出しすぎて相棒のジェラールにまで呆れられるほどの男好きで、モアナ村では男がいないことにガッカリしていた。 前々作『シャドウハーツ』に登場した鍼灸師の梅元(ばいげん)とは同名だが、両者の関係性は不明。 ジェラール・マジメル バイゲンの相棒の行商人で、彼と共にアメリカ大陸を走り回る男の姿をした乙女。年齢は64歳。前作『シャドウハーツII』では双子の片割れであるピエール・マジメルと共同で商売をしていたが、今作で新たな相棒を見つけた。バイゲンの時折の暴走ぶりにショックを受けながらも、ジョニー達にはたとえダンジョンの中ですらアイテム売買をしてくれる熱血商人。 リングの魂 / あや(亜弥) 一人前になるための修行として集めているらしい「リングの欠片」と引き換えに攻撃回数を増やすリングアイテムをジョニー達に渡してくれる精霊。前作に登場したリングの魂の娘。14歳。リングの魂としてもまだ駆け出しで、精霊らしい尊厳さなどはない普通の女の子の口調で話す。本人の言によれば、リングの魂とは精霊というよりは公務員のようなもので、学校や学科試験も存在するらしい。ジョニーからは「あやちゃん」と呼ばれており、彼女と仲良くなったことで、一時は彼女を溺愛する父親(前作で登場したリングの魂)に目の仇にされてしまった。 マーロウ・ブラウン 冒頭にてジョニーがギルバートに捜索を依頼された謎の男。ギルバートによれば、傷害・殺人未遂など少なくとも8件の事件の罪に問われている容疑者で、仮出所中に保釈金を踏み倒して失踪したという。ならず者達の溜まり場となっていたチェルシーのエリック劇場に潜んでいたが、ジョニーと出会ったとたん錯乱状態に陥り、直後に「窓」から現れた怪物に喰われて凄惨な死を遂げる。実は彼こそがジョニーの父親に「エミグレの秘術」を持ちかけた魔術師であり、ジョニーとグレース(レディ)の復活の現場に立ち会っていた。ジョニーを見て錯乱したのは当時のことを思い出したため。目の前でジョニーの父親がレディに殺されたのを間のあたりにしてしまっていた。 ゾンタ 声 - 羽多野渉 グランドキャニオンに集落を構える、ガダ族の若き長。年齢は28歳。シャナイアとは親同士が決めた許嫁。温厚な性格だが、偉大だった父の存在に劣等感を抱いており、そんな自分が長を務めていることに対して戸惑いを感じている。ウィルの封印解除に必要な、一族に代々伝わる指輪をシャナイアに手渡す。妻に娶る者に渡せといわれている指輪で、必要がなくなれば返しに来て構わないが、願わくばずっと持っていて欲しいことも彼女に告げる。 ナヴォチ 近隣の部族の中でも右に並ぶ者がいない程の知識と技術を備えるガダ族の薬師。年齢は68歳。歳の割には落ち着きがない。未確認生命体(UMA)に強い関心を持っており、何とか捕獲してその未知の力を手に入れようと、ナタン達に協力を要請した。 アルフォンソ・カポネ 声 - 岡哲也 シカゴの街を暴力と密造酒の力で牛耳る、マフィアのボス。年齢は29歳。モデルは禁酒法下のアメリカ・シカゴで暗躍したマフィア、アル・カポネ。若年ながら、その組織を統率するカリスマ性や敵対者への非情さで、シカゴの裏社会の頂点に立つ男。身内には寛容であり、カタギの人々には絶対に手を出さないことから、街の住人に人気がある。妹思いな面もあり「交際相手は、カタギの男にしろ」など、なるべく裏街道には近づかないようにと願っている。 エドナ・カポネ 声 - 園崎未恵 シカゴの街を牛耳るマフィア、アル・カポネの実妹。年齢は21歳。リカルドとは恋人同士で、いつも彼の演奏を聴きに行っているが、兄には秘密にしている。兄の心遣いで、裏社会とはまったく関わりのない生活をしていたが、マクマナスファミリーに誘拐されてしまう。求愛を断られて逆上したロイに撃たれ瀕死となっていた所に、偶然通りかかり、負の感情に共鳴したレディから「マリスの口付け」を受け、マリスと「窓」を操る怪物となってしまう。「私を殺して」「怪物なんかになりたくない」とリカルド達に訴えながらも異型の姿「マリスエドナ」と化し、彼らを襲う。最期はリカルドに礼を告げながら息絶えた。 終盤、隠しダンジョンにて彼女の魂と会話するイベントがあり、レディのことも、自分の願いを叶えてくれたリカルドのことも恨んでいないと告げている。 ロイ・マクマナス アル・カポネに敵対心を燃やすアイリッシュ・ギャングのボス。年齢は28歳。近年シカゴに進出してきて、町の南側を手中に収めた。アル・カポネとは正反対の高圧的な支配体制には市民からも不満が多い。目的の為なら手段を選ばない性格だが、熱くなりだしたら止まらない激情家の一面も強い。カポネを刑務所に送り暗殺を謀る。エドナにも以前から色目を使っており、彼女を誘拐し、自分の女になるよう要求するが拒否され、逆上して彼女を撃ってしまう。その後エドナの仇討ちに来たリカルドも拘束するが、「マリスエドナ」と化した彼女と遭遇し、決着と共に動揺したところを最期はアル・カポネに射殺される。 エリオット・ネス 声 - 永野広一 後に「アンタッチャブル」と称される若き敏腕エリート捜査官。年齢は26歳。モデルは実在のアメリカ酒類取締局の捜査官、エリオット・ネス。アル・カポネとは、自他ともに認め合う好敵手同士である。現在はキラーを追っており、彼に殺された同僚たちの無念を晴らそうと、日々奔走している。とある「経済情報誌」がお気に入り。 ルーサー・ストレンジ所長 声 - 小林和矢 宇宙人襲来の日に備え、日々研究に没頭する科学者。年齢は32歳。莫大な私財を投じて、ロズウェルに巨大な研究所を建設するなど、その熱の入りようは半端ではない。ヒルダとロジャーを宇宙人と見なし捕獲した。後に忍者の技術に興味を持ち、フランクと打ち解け友人となる。 アン・ラフィート 声 - 和田みちる カリブ海を縄張りにしているラフィッツ海賊団の幼き船長。年齢は8歳。トレードマークである大きな帽子は祖父からもらったもの。「〜です」が口癖。 チェチェン・イツァへ向かうジョニー達を捕まえて、拷問(シリーズ恒例の尋問イベントで、本作の元ネタは黒ひげ危機一発)を行った。また『シャドウハーツ フロム・ザ・ニュー・ワールド設定資料集』によると、初期設定ではお供のロボットも存在し、アンもパーティーメンバーとして同行する予定であった。 ハワード・ラヴクラフト教授 ギルバートの後任としてアーカム大学に赴任してきた新任教授。モデルはクトゥルフ神話の創始者であるホラー作家、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト。今作におけるピットファイトの主催者。人の記憶の中にある怪物や悪魔を具現化するという能力を持ち、それらを書物に纏めることを仕事としており、その能力を使ってジョニー達に様々な課題を出す。 ルシマール・オリベイロ編集長 リオデジャネイロの新聞社にて、様々なニュースを取り扱う「リオデジャネイロスポーツ新聞」の編集長。年齢は38歳。自らの足でスクープを追い求めることもあるが、「ロズウェルでUFO墜落」や「シカゴマフィアを裏で牛耳る巨大猫」など、真実であるが誰も信じてくれないような事件にばかり出くわしてしまい、新聞の信用が落ちてしまっている。 ロロマ 声 - 牧口真幸 遙か南海の島にあるモアナ村に暮らす少女。年齢は12歳。村の長老オカナガンの曾孫。明るく活発で、モアナ村からマチュピチュまでたった一人で到達するなど、大胆な行動も平気でしてしまう。のちに福引協会会長であるキースのスカウトを受けて、福引協会の副会長となる。 オカナガン 声 - 北川智繪 モアナ村の長老。年齢は100歳。長年蓄えた知識と、精霊から言葉を貰い受ける占術師の力を持ち、今でも村人達を守り導き続けている。かつて北の大陸から移り住んできた部族の末裔にあたり、部族が負う使命を後世に伝える責務を課している。 グレートQ / ヨアヒム・ヴァレンティーナ 声 - 西村朋紘 漢寿司初代店長。その正体はヒルダの兄で、前作に登場した「ヨアヒム・ヴァレンティーナ」。前作の戦いの後、自らの技を広める為に「週刊アーツ」という雑誌を出版したが全く売れず、僅か6週間で廃刊となってしまい、借金の返済の為に家財道具を売ったところ、弟のキースにバレて逃げ出し、リオデジャネイロの街で弟子を集めて「漢寿司」を開業した。外装こそ普通の寿司屋だが、その実情は前作でも行われた「漢祭り」の会場であり、内部は「寿司十二宮」と言う異空間となっている。最後はヒルダで一騎討ちとなり見事打ち勝てば「?(ハテナ)の仮面」が手に入る。 銀色コウモリ / キース・ヴァレンティーナ ヒルダの兄でヨアヒムの弟である吸血鬼で、前々作・前作でも登場した「キース・ヴァレンティーナ」。前作同様、コウモリの姿のみで登場する。漢寿司開店直前に逃げ出そうとした為、口にワサビを押し込まれていた。漢寿司では海栗宮を担当する予定だったらしい。また、前作に引き続き、福引協会の会長も務めている。 黒色コウモリ ヒルダの祖父。ヴァレンティーナ一族の者にコウモリの姿の親族が最強武器を授けるというシリーズ恒例のイベントにて登場する。今回は「絶対に最後。もう次はない。」「いくら期待されても本当の本当にない。」と近作がシリーズのラストであることを強調していた。言語は限りなく動物に近いためヒルダにも分からず、パーティ内で理解できるのはマオだけである。かつては人類を滅ぼしかけたこともある史上最強の吸血鬼であったが、千年以上の時を生きているせいで寄る年波には勝てず、一撃で決着が付いてしまう。一族に伝わる「三種のマケン」、魔剣ティルビング・魔建ビルディングに続く「最後のマケンシリーズ」は「魔鍵ディヴァインエンゼルバーション2、そして伝説へ」という名称であったが、ヒルダは勝手に「魔鍵ヒルディング」と名付けている。 ブリトニー 撫裸汁忍者の里のくのいち。本名はブリトニー・小林。人前ではぶりっ子を装っているが、与えられた使命をフランクに押し付けて自分は楽をし、フランクの手柄を自分の手柄として報告していた。しかしその行動は全て頭領に筒抜けであり、罰として腰元の格好で帯をぐるぐるほどく刑に処された。 頭領 撫裸汁忍者の里を束ねる頭領。本名はケイン・渡辺。フランクの上司で、フランクには「マスター」と呼ばれている。腹部には天狗のお面を装着している。当初はその立場に相応しい威厳と風格を漂わせていたが、実際は保身ばかり気にかけており、上忍が増えやがては自分の立場が脅かされる事を恐れていたという理由で、上忍の試験を受けに来た弟子達を悉く斬り捨てていた。 上忍試験を受けたフランクも亡き者にしようと彼に刺客を送り、最終的には真実を話して一騎討ちを繰り広げるが敗北。負けを認めて観念するもフランクは「マスターがミーの力を試すために」行ったと考えたので、頭領も「敗者は多くを語らぬもの」として「そういうことにして」おいた。フランク達が去るまではかろうじて威厳を保っていたが、その後アイデンティティーの崩壊に絶叫する。この後、フランクにさらなる昇段試験を与えるイベントが発生するが、クリア後は「そんな見下した目で、拙者を見るな!」と叫んでいる。 武器の「熱刀・串御田丸」はフランクの忍者刀顔負けのおでんで、ナタン曰く「よく考えられた武器」とのこと。戦闘後はこれがフランクに受け継がれる。
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