宿禰とは? わかりやすく解説

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すくね【宿×禰】

読み方:すくね

古く人名添えた敬称野見宿禰(のみのすくね)の類。

天武天皇制定した八色(やくさ)の姓(かばね)の第三位。主に連(むらじ)姓の神別氏族与えられた。大伴宿禰の類。


宿禰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 19:29 UTC 版)

宿禰(スクネ、足尼、足禰、少名、宿儺)は、古代日本における称号の一つ。大和朝廷初期(3世紀 - 5世紀ごろ)では武人や行政官を表す称号として用いられていた[1]。主に物部氏、秦氏、蘇我氏などの先祖に宿禰の称号が与えられた。著名な人物で宿禰が冠されている人物としては野見宿禰武内宿禰允恭天皇がいる。8世紀には八色の姓で制定された、姓(カバネ)の一つとなった。真人(まひと)、朝臣(あそん)についで3番目に位置する。大伴氏佐伯氏など主に(むらじ)姓を持った神別氏族に与えられた。もっとも古い用例は埼玉県行田市稲荷山古墳出土の鉄剣銘に〈多加利足尼〉とみえる。宿禰(足尼)は少兄(スクナエ)の約で、高句麗の官名の小兄に由来するという説がある[2]

用法

スクネには古く足尼や足禰の漢字を用いた。古い伝承を伝える国造本記には20を超える国の首長としてスクネを称号あるいは官名とする人名あるいは氏族名が見られる。甲斐国造塩海足尼穂国造に菟上足尼 、淡道国造に矢口足尼などである。5世紀以前には主として畿内地方の豪族が用いていたが、姓となったのは天武13年(684年)である。

関連項目

脚注・注釈

脚注

  1. ^ 金井清一「スクナヒ コナの名義と本質」1971
  2. ^ 第2版,世界大百科事典内言及, 精選版 日本国語大辞典,日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,旺文社日本史事典 三訂版,デジタル大辞泉,百科事典マイペディア,世界大百科事典. “宿禰とは”. コトバンク. 2021年12月24日閲覧。

注釈


宿禰(すくね)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 14:39 UTC 版)

白鳥異伝」の記事における「宿禰(すくね)」の解説

大王忠実な青年で、大碓や小倶那の補佐監視役大王命令で、大碓や小倶那の命を狙う。

※この「宿禰(すくね)」の解説は、「白鳥異伝」の解説の一部です。
「宿禰(すくね)」を含む「白鳥異伝」の記事については、「白鳥異伝」の概要を参照ください。

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