たけのうち‐の‐すくね【武内宿禰】
武内宿禰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 19:57 UTC 版)
武内宿禰(たけしうちのすくね[1][2]/たけうちのすくね[3][注 2]/たけのうちのすくね、景行天皇14年[注 1] - 没年不詳)は、記紀に伝わる古代日本の人物。
注釈
- ^ a b 生年の景行天皇14年は、『日本書紀』成務天皇3年正月己卯(7日)条に成務天皇と同日の生まれと記載されることによる。
- ^ 読みに関しては、「タケシ(猛し)」はク活用であるため、「タケウチ」としか読めないとする指摘がある。なお、弟の甘美内宿禰(うましうちのすくね)の「ウマシ」はク活用・シク活用の両用があるため、「ウマシウチ」と読みうる (『新編日本古典文学全集 1 古事記』小学館、2004年(ジャパンナレッジ版)、p. 173)。
- ^ 和歌山市松原では、武内宿禰の産湯に使ったという「武内宿禰誕生井」が伝わる(武内宿禰誕生井(和歌山県)より)。
- ^ この伝説が、後世の幸若舞『百合若大臣』に変化したとする説が挙げられている(金関丈夫「百合若大臣物語」(『朝日新聞』(西部版)、昭和28年10月1日)、「中国の百合若」(『九州文学』昭和29年1月号)など)。
出典
- ^ a b c 武内宿禰(国史).
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 武内宿禰(古代氏族) & 2010年.
- ^ 『新編日本古典文学全集』の「古事記」および「日本書紀」。
- ^ 『新編日本古典文学全集 2 日本書紀 (1)』小学館、2002年(ジャパンナレッジ版)、p. 343。
- ^ 小野里了一 & 2015年.
- ^ 屋主忍男武雄心命(古代氏族) & 2010年.
- ^ 宝賀寿男 『因幡国風土記』逸文<ref group="原">『武内伝』所引『因幡国風土記』逸文「武内宿禰」。 - 武田祐吉編『風土記』(岩波書店、1937年、国立国会図書館デジタルコレクション)223コマ参照。
- ^ 秋本吉郎校注『風土記』(日本古典文学大系)、岩波書店、昭和33年。
- ^ 『国史大系 第9巻』所収『公卿補任』前編(国立国会図書館デジタルコレクション)9コマ参照)。
- ^ 『国史大系 第17巻』所収『水鏡』(国立国会図書館デジタルコレクション)195コマ参照)。
- ^ a b 『新訂増補国史大系 第12巻』所収『帝王編年記』 吉川弘文館、p. 75。
- ^ a b c d 武内宿禰(古代史) & 2006年.
- ^ 古墳大きさランキング(日本全国版)(堺市ホームページ、2012年10月13日更新版)。
- ^ 「宮山古墳」『日本歴史地名体系 30 奈良県の地名』 平凡社、1981年。
- ^ 『国造制の研究 -史料編・論考編-』(八木書店、2013年)p. 218。
- ^ 『国造制の研究 -史料編・論考編-』(八木書店、2013年)p. 220。
- ^ 古賀寿 「高良大社」『国史大辞典』 吉川弘文館。
原典
[続きの解説]
武内宿禰と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 武内宿禰のページへのリンク