部族とは? わかりやすく解説

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ぶ‐ぞく【部族】

読み方:ぶぞく

一定の地域住み言語宗教慣習など共通の文化共有し同族意識の下に統合されている人々集団

「部族」に似た言葉

部族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 01:54 UTC 版)

部族(ぶぞく、tribe)とは、民族[注釈 1]氏族と同様に同一の出自や歴史的背景を持ち、共通の文化言語、価値観の上で共同生活を営むとされる集団の単位のこと。主に近代的民族概念と異なる社会形態をもつとされる集団に対して用いられる。

概説

史学において使われる場合部族は、近代国家成立以前の言語集団あるいは政治集団を対象に広く一般に使われるカテゴリーのことであるが、現在の集団に対して用いる場合には、様々な問題が含まれているとして、多くの人類学者によって批判され、近年は民族という語に統一されつつある[注釈 2]。その用法は

  1. 文化・言語を共有する集団で、「未開社会」とほぼ同義とされるもの
  2. 親族関係や出自によって構成され、社会進化の一段階に対応するもの
  3. 一定の領域によって規定される政治集団であるが、中央的権力を欠くもの

である[1]。とくに2.はバンド-部族-首長制-未開国家という政治機構の段階論の中で位置づけられていた。

進化における一段階という議論は強く批判されたために、人類学において実際の集団にたいして部族というカテゴリーが使用されることは廃れたが、フリードは「二次的な現象としての部族」という考えかたを提供した[2]。フリードのアイデアを推し進めたサウゾルによれば、多くの部族は植民地化の過程において、植民地行政こそが部族形成に関与したと指摘した。サハラ以南のアフリカの多くの部族や、北米の「保留地」に押し込められたインディアン諸部族がその例である[3]

かつての東西陣営では、民族あるいは部族を次のように定義していた。共産圏ではヨシフ・スターリンの定義「民族とは、言語、地域、経済生活および文化の共通性のうちに現れる心理状態の共通性を基礎として生じたところの歴史的に構成された人々の堅固な共同体」[4]が使われ、西側ではマックス・ウェーバーの「同じような身体的特性と文化慣習、移住や植民といった共通の記憶やふるさとと意識、さらには出自をともにしているという主観的な信念」という条件が使われていた。しかし先述の通り、部族は二次的なものであり、実態と異なることが知られている。

部族社会(ぶそくしゃかい)は、部族を中心に成り立つ社会のことである。部族の独自性を優先させるために侵略者との紛争が起きやすい[5]

アフリカ諸国における部族

アフリカにおいて部族とされた、あるいは部族とされている人々はどのようなまとまりを押し付けられたり、構築したりしているのかを事例をあげて説明する。

現在人類学者が理解しているアフリカの民族の最も重要で基本的な社会的な単位は、土地を共有し、具体的な血縁関係が把握される血縁集団(リネージュ)である。植民地支配以前、移動も戦闘もこうした集団を単位として行われ、人々は合従連衡を繰り返しながら生活してきた。現在の部族、あるいは民族集団という単位は、このような血縁集団同士が自発的に集合して民族集団として組織された集団と、ヨーロッパ諸国によって植民地に組み込まれる際に、土地の支配権の譲渡の契約を交わすためや分断間接統治を行うために、本来はまとまっていなかった複数の血縁集団を一つのものとして仮構された集団がある。植民地政府は場合によっては、まとまりを捏造してその代表としての首長を作り出したことも知られている[6]。王国や首長制度をしいていた地域では、被支配階級の人々が異なる言語を話していたとしてもひとまとまりの部族であるとしたり、逆にツチフツのようにほとんど違いがないにもかかわらず、比較的牧畜に重きを置いていた人々をツチ族とし、支配階級という形で分断した場合もあった。

一方で植民地支配が開始された以降もアフリカ人は押し付けられた部族という枠組みをそのまま受け継いでいるわけではない。間接統治は人々を「部族」の「ホームランド」に縛り付け、移動を制限し、「首長」を介して労働力を徴収するシステムであったが、人々はそれに縛られることなく、場合によっては移動し、先住者のいるところに居候し、移住先で新たな氏族を誕生させることもあった(アバメニャ・システム)。このような居候や漂流者を媒介にしてつくられた同盟関係は“氏族”単位での結びつきを生み、民族同士の全面対立につながらないネットワークを生み出す源泉となっている[6]

アメリカ・インディアンにおける部族

アメリカ・インディアンにおける部族は母系氏族社会を基本としており、アフリカの部族と異なって王国や首長制度というものがなく、「族長」や「首長」は存在しない。したがって「バンド-部族-首長制」という図式は当てはまらない。植民地政府に降伏をする代表としての首長がいなかったため、アメリカ合衆国は保留地制度をインディアン部族に押し付けるなかで、19世紀末より「部族会議」を保留地内に設置し、「部族議長」を選ばせている。この独任制の長官である首長制度は、合議制を基本とするインディアンの文化に本来なかったものなので、彼らの社会システムを狂わせる結果となって、現在も悪影響を及ぼしている[7]

アラブ社会における部族

アラブ社会では現在でも部族社会であり、多くの人間が国家よりも部族に対して帰属意識や忠誠心を持っている。 アラブ社会では部族ごとの部族習慣法(アーダ)を持つことが認められており、部族長が実質的な地方自治体のトップになっている。

部族間問題は結婚や就職にいたるまで社会のあらゆる面で問題になっており、中東の国家では国家元首の属する部族が優遇され、敵対する部族は過酷なまでに冷遇される状況が続いている。 サッダーム・フセイン政権下のイラクムアンマル・カッザーフィー(カダフィ)政権下のリビアなど国家元首が属する部族が社会の支配者層を形成している国も多い。イラクで拡張主義やシャイフと高官の手による私有財産の集中などが増し、部族連合とマムルーク間の混乱があった 権力の集中化と強化を象徴している貨幣の役割、不動産、法的基盤、1858年および1932年の土地法によって、関係は親族関係は弱められ、物質的所有が強まっていった バタートゥ氏によると、都市部のアラブ人はイスラム教とオスマン帝国の法律に基づいて統治され、一方、部族のアラブ人は「イスラム教的な古代部族の慣習」に基づいて統治されていたという 都市や部族の違いに加えて、部族間の分離および都市間の分離があり、イスラム教の下では団結していても、シーア派とスンニ派の対立下では分裂し、別々のマハッラで生活しながら原始的な通信の下では疎遠になっていた(これが保護の形となっていた) 部族社会では軍人や公務員も国家よりも部族に対して忠誠心を持つため、部族間抗争が即内戦へと発展することが多いため軍や警察など国家の暴力装置が支配者部族による独占支配になりやすい。このため、支配者層に有能な人材が乏しくなり、結果として国家が疲弊することも珍しくない。

サウジアラビアでは部族社会の問題に対処するために長年にわたり部族解体政策を進めているが、未だに部族社会の解消には至っていない。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 日本語の「民族」には「近代国家の国民」の含意があるが、ここではエスニック・グループのこと
  2. ^ 例えばスチュアート・ヘンリをはじめとした最近の文化人類学者・社会学者の多くは、部族と民族の呼称の間には明確な客観的な区別がなく、アフリカでの民族紛争では意図的に「部族」の語が用いられるなど「文明度」という差別的な植民地主義的評価基準が作為的に用いられているとして、部族の呼称を避けるべきであると主張する。かれらは、民族の下位分類としての氏族などの帰属集団は歴史的に差別的なニュアンスを帯びている部族ではなく、支族などの呼称を使うべきである、とする。(『民族幻想論--あいまいな民族・つくられた人種』(解放出版社 2002年))

出典

  1. ^ Tapper, Richard (1990). “Anthropologists,historians, and tribespeople on tribe and state formation in the Middle East”. In Khoury, P. S. & Kostiner, J.. Tribe and State Formation in the Middle East. Berkeley and Los Angerls: Univ. of California Press 
  2. ^ フリード 著、伊藤眞 訳「部族および部族社会の概念」、松園万亀雄 編『社会人類学リーディングス』アカデミア出版会、1982年(原著1966年)。 
  3. ^ Southall, Aidan (1996). “Tribes”. In Levinson, D. & Ember. M. Encyclopedia of Cultural Anthropology, Vol 4. New York 
  4. ^ スターリン, J. V.『マルクス主義と民族問題』大月書店〈スターリン全集第二巻〉、1952年(原著1913年)。 
  5. ^ ぶぞくしゃかい【部族社会】 | ふ | 辞典”. 学研キッズネット. 2021年1月13日閲覧。
  6. ^ a b 松田素二「民族化する社会」『抵抗する都市』岩波書店〈現代人類学の射程〉、1999年。 
  7. ^ 『Readings in Jurisprudence and Legal Philosophy』(Felix S. Cohen、1952年)

部族

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ワカンダ」の記事における「部族」の解説

ワカンダ国民は、“ゴールデン族王族)”を筆頭に、“リバー族(川族)”・“ボーダー族国境)”・“マーチャント族商人)”・“マイニング族鉱山)”・“ジャバリ族”の計6つ小部族で構成される豊かな文化高い教育水準誇り公用語は英語とコサ語だが、前者過去他国によってワカンダ植民地化されたことがないため全てアフリカ訛りで、文字は独特の象形文字使用している。また、国民には姓名がなく、親子であるティ・チャラとティ・チャカも“ティ”が姓字というわけではない。部族ごとに物事対す見方異なり各々指針があるが、そのうち4つリバー族マイニング族マーチャント族ボーダー族)は1万年前にバシェンガ/初代ブラックパンサー統治下で統一され、“バースト”と呼ばれる守護神黒豹信仰している。 彼らは挨拶敬礼表明などの際には、拳を握った両腕身体の前にクロスしながらワカンダ・フォーエバー(Wakanda Forever)と発声し母国讃えるゴールデン族Golden Tribe) 黒や紫をイメージカラーとする、ワカンダ頂点に立ち、統率する部族。ティ・チャラや彼の家族属する。 ボーダー族Border Tribe) 青をイメージカラーとする、ワカンダ国境警備し他国からの侵入を防ぐことを使命とする部族で、族長はウカビ。この部族に属する者たちの髪型は、男性刈り上げ女性現代的なアップヘアとなっている。その使命から、攻守バランスがとれた武器装備し、国への忠誠心も高いため、例え他所者王位移行しても、ウカビが認めればその者に従う。 リバー族River Tribe) 緑をイメージカラーとする部族で、ワカンダ河川取り仕切る使命を持つ部族。この部族に属する者は草花貝殻作られ髪飾り装飾品として身につけている。この部族の族長は、下唇円盤埋めており、ナキア属している。 マーチャント族Merchant Tribe) 紫をイメージカラーとする部族で、ワカンダ貿易や、衣服工芸品製造行っている。 マイニング族Mining Tribe) 赤をイメージカラーとする部族で、ヴィブラニウムと、その鉱床であるグランド・マウンド管理採掘行っている。この部族に属する者は、頭髪赤土を塗る。 ジャバリ族(Jabari Tribe1万年前の初代ブラックパンサー統治による統一唯一拒否しワカンダ人里離れて遠く山奥暮らしてきた部族。族長はエムバクで、彼らは独自の文化築いただけあって、英語とイボ語方言言語とし、菜食主義で、ハヌマン呼ばれるホワイトゴリラ神を信仰して、自らヴィブラニウム使用断ち自然主義を表す毛皮と木を主な資源として活かすなど、他の部族とは異なる点を数多く有している。ワカンダ国民一部ではあるが、彼らに対すブラックパンサー支配薄く、何世紀もの間国王忠誠を誓わずにいたため、昔の取り決めにより王位継承の儀式への実質的な参加資格はない。この部族の戦士たちは皆、他の部族上で大柄屈強な体躯誇り、木や毛皮加工しただけの武装用いる。さらに戦地現れた際には、敵への威嚇としてゴリラのように吠える。

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ワルキ人」の記事における「部族」の解説

ワルキ人は最低8つの部族によって構成されていた。 コロワレ(Korowalle)

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セマン族」の記事における「部族」の解説

マレーシア政府によってセマン分類されるオラン・アスリ部族は以下の通り。 バテク族(英語版) ラノ族(英語版ジャハイ族 マニ族(英語版) ケンシュー族(英語版) キンタック族(英語版) メンドリック族(英語版

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ダコタ」の記事における「部族」の解説

ダコタ族 - アメリカ合衆国先住民族であるネイティブ・アメリカン一つスー族一部

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メディア王国」の記事における「部族」の解説

ギリシアの歴史ヘロドトスデイオケス統一したメディア人には複数の部族があるということ記録残している。そして具体的に以下の6つの部族を挙げている。 ブサイ (Busae) パレタケノイ (Paraetaceni) ストルカテス (Stru­khat) アリザントイ (Arizanti) ブディオイ (Budii) マゴイ(Magoi) しかしこれらの部族の大部分について、アッカド語史料との対応を証明することは不可能である。アリザントイは「東のアリビ(Aribi)」と呼ばれる遊牧民相当するかもしれない。パレタケノイはアッシリア史料にパルタッカ(Partakka)、パリタカ(Paritaka)、パリタカーヌ(Paritakānu)という名前で前7世紀から言及されるようになっているメディア諸部族の中でアリザントイ(Arizanti、*arya-zantu、「アーリヤ人血統連なる」)だけが明確なイラン系言語の名称を持っているが、現代学者メディア諸部族についてほとんど何の情報持ち合わせていない。それぞれの部族がどの地方居住していたのかも多く場合不明である。パレタケノイは明らかに現在のイスファハーン近郊のあたりに暮らし、アリザントイはメディア砂漠地帯現在のカーシャーン南東?)で遊牧生活送っていたと見られるマゴイは後にイラン祭司階級として確立されるマグ(Magu)と関係があるとされ、メディアのみならずペルシア人のためにも祭司務めたとされる。この語はラテン語形のマグス(Magus)の複数形マギMagi)という名称で現代でも良く知られている。

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ファークライ プライマル」の記事における「部族」の解説

ウィンジャ族 タカール率いる部族。西ヨーロッパから移住してきた。自然と調和重んじる穏やかな部族。古くからオロス生活していたが、ウダム族イジラ族オロス侵攻し多くのウィンジャが殺されたため、隠遁生活余儀なくされた。 ウダム族 オロスツンドラ地帯割拠する原始的な部族。「力こそ正義」を地で行く武闘派北ヨーロッパから移住してきた。氷河期生き抜くために同族食い生き残り、現在も食人風習がある。「スカルファイア」と呼ばれる病が部族内で蔓延しており、その対処法として、他部族の人間喰う事で、病を克服しようとしている。身体に血を塗る風習があり、動物頭蓋骨を兜、骨を鎧として装備している。リーダーウルモデルとなっているのはネアンデルタール人思われるイジラ族 オロス南部湿地帯に住む炎を操る部族。メソポタミアから移住してきた。その為、文明力や技術力高く農耕灌漑村落行なっているが、その分、他部族を卑下しており、ウィンジャ族ウダム族捕らえて奴隷として強制労働従事させている。オロスへはウィンジャやウダムの後に来たため比較新参者である。身体を青い塗料で塗る風習がある。リーダーバタリ

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クリー」の記事における「部族」の解説

クリー族一般的に[誰?]下記の8グループ分類される政治的もしくは文化的分類)。 ナスカピ族 (Naskapi) ・インヌ族 (Innu) モンターネ族 (Montagnais) ニタシナン (Nitassinan) と自ら呼ぶ地域居住するインヌ族。現在のケベック州東部ラブラドールに当たる。ナスカピ族はカリブー狩猟行ないモンターネ族より遊牧度合い高く、モンターネ族は定住度合いが高いなど文化的な違いがある。2003年人口は約1万8000人で、うちケベック1万5000人が居住するスペリオル湖より東に居住する民族の話すクリー語から最も違った方言使用するアティカメク族 (Attikamekw) ニタスキナン (Nitaskinan)、我が土地)と呼ぶ地域居住する部族。ケベック州サンモーリス川上流(モントリオールから約300km北)に当たる。人口は約4500人。 ジェームズ湾クリー族 (James Bay Cree) クリー族評議会 (Grand Council of the Crees) に属すクリー族海岸方言で Iyyu、内陸方言で Iynu)。ジェームズ湾及びケベック州北部ヌナビク地区居住する1万6400人。 ムース・クリー族 (Moose Cree) オンタリオ州コクレーン地区ムースファクトリー居住するクリー族ジェームズ湾南端ムース川河口ムースファクトリー島に居住するスワンピー・クリー族 (Swampy Cree) マニトバ州北部ハドソン湾岸及び南側西側隣接する内陸部オンタリオ州ハドソン湾岸及びジェームズ湾岸に居住するクリー族サスカチュワン州東部カンバーランド・ハウスにも一部居住する。スワンピー・クリー語を話す約4500人。 森林クリー族 (Woods Cree) アルバータ州北部及びサスカチュワン州居住するグループ平原クリー族 (Plains Cree) マニトバ州サスカチュワン州アルバータ州モンタナ州居住する約34000人。 全体としてクリー族内名民族自称)として「ネヒラウェ(hilawē、我々の言葉を話すもの)」を使用している。クリー族自身は「クリー」を欧州入植者言語(英語、フランス語)を話す時にのみ使用するアメリカバイソン狩猟し騎馬民族である平原クリーは、18世紀フランス系入植者対面する以前アシニボイン族やソートー族 (Saulteaux) と同盟していた。

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クリスタニア」の記事における「部族」の解説

神獣の民 神獣に従うものたち。特に神獣により力を授けられたものは、「能力(タレント)」と呼ばれる特殊能力使用可能で、「獣人(ビーストマスター)」と呼ばれ、「獣人化(パーシャル・ビースト)」や「変身(ビースト・フォーム)」を行う者もいる。また神獣により創造され亜人が共に暮らしている部族もある。 それぞれに仕え神獣から与えられ使命持っており、互いに相手の部族の使命尊重している。 ただし、猛虎の民とは敵対関係であり否定的で、双面の民に対して裏切り過去がある為懐疑的であり全面的に尊重というわけではない。 各神獣の項を参照古の民 フォレースル地方に住む人々六大神などの神々信じ人間や、エルフ、白と灰色山脈ドワーフがいる。 古の民肉体の神である神獣認めず服従拒んでおり、その為にかつて神獣の民とエルフ・ドワーフ巻き込んで大規模な戦争行っている。今でもかつての神々復活祈っている。 河人 かつて神獣の民だったが、神獣信じるのをやめて水上生活者になった人々。河は常に流れ変化象徴し混沌属するという思想から、クリスタニア各地の河でイカダ浮かべて暮らしている。 暗黒の民 約300年前にベルディア地方漂着したものたちの子孫。 漂流王を象徴として猛虎の部族と共存し妖魔従えてクリスタニア侵略していたが、漂流王が神王バルバスとして目覚めて再び眠りについた後に決別決別後は漂流王を帝国皇帝としつつも民の結束為に皇帝代理人として王の位を設けて騎士団長ディラントが騎士王として統治している。 妖魔とも決別して神獣の民との共存の道を歩み出した新しき民 約200年前ダナーン地方漂着したものたちの子孫。周期崩壊後漂流伝説主人公レイルズが当時軟禁されていた女王ジェシスと結婚しダナーン王となり銀狼の部族と交流暗黒の民にの民との和解薦めるなど新しクリスタニア平和に尽力する事となる。 妖魔 暗黒の民とともに漂着したものたちゴブリンダークエルフなど。 封印から解かれ妖魔王に走りベルディアと決別妖魔王が妖精界に帰った後は野に散った古代王国魔術師 ここではクリスタニア侵攻企んだカストゥール王国侵攻部隊所属していた者達。封印の部族によってクリスタニア開かれた次元ゲート封印され、更に本国魔力の搭もろとも崩壊した為に異次元閉じ込められ彷徨っていたが、混沌解放によりクリスタニア側のゲート開き復活した全員魔法王国末期国民の為、魔力の塔が存在しない現代では魔法使えなくなっている。膨大な魔法知識魔法品々所有しており猛虎の民や暗黒の民の一部魔術師結託してクリスタニア支配する為に策謀している。 古代王国国民魔法の力で発展し世界をひとつに纏め竜王すら支配下におく存在であった為、魔法を貴んでおり魔法仕えない者を蛮族として蔑む傾向がある とは言え、既に本国滅び魔法使えない自分達が圧倒的劣勢少数である事を痛感し神獣の民や新しき民、彼らと和平成った暗黒の民と協調すべきであるとするグループもまた存在している。 の牙 周期から離脱したバルバスによって、ベルディア地方から猛虎の部族と暗黒の民がイスカリア地方へと侵攻始めると、その矛先となった双面の部族はこれに対抗する傭兵団の牙」の結成他の部族呼びかけた。 結成当初規模こそ小さかったが、集まった傭兵中には各部族エリートである「獣人ビーストマスター)」も参加しておりその戦力高かった一時はベルディア勢力侵攻食い止めていたが、突然の双面の部族の裏切りとバルバス奇跡襲われいくつかの砦が壊滅させられたが、それでもの牙は屈することなく砦は再建された。の牙はもはや単なる傭兵団ではなくクリスタニアを守るためにすべての部族が力を合わせて団結する象徴となっていた。 ダナーンよりやってきた戦士レイルズにより、以前から問題となっていたの牙の補給体制組織戦術大幅に改良された。 暗黒の民との牙との同盟結成されてからは、の牙の戦う主な対象が、これまで通り猛虎の民に加え封印の民の覚醒によって開放され混沌やベルディアと決別し妖魔となった終末のもの 魔神思念受けてその従者になった者たちや、魔神によって創造され亜人眷属

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鉄勒」の記事における「部族」の解説

洛河モンゴルの土拉河)の北地域…部族長は俟斤(イルキン:官名)と号し、2の兵がいた。僕骨(僕固、ボクトゥ:Boqut)部…高車時代の護骨部。 同羅(トンラ:Toŋra)部 韋紇(回紇迴紇ウイグルUyγur)部…高車時代の袁紇部。 抜野古(抜曳固、バイルク:Bayïrqu)部 覆羅部…高車時代の副伏羅部。 ジュンガル盆地南地域…2の兵がいた。契弊(契苾)部…高車時代の解批部か。 薄落職部…カルルクブラク(Bulaq)部か。 乙咥部…カルルクチギル(Čigil)部か。 婆部 那曷部 烏護(烏讙)部…オグズ(Oγuz)か。 紇骨(キルギス:Qïrqïz)部 也咥(Yädiz=Ädiz)部 於尼讙部 ジュンガル盆地北地域…1万余りの兵がいた。薛延陀部 咥勒児部 十槃部 達契部 カザフステップ地域…3の兵がいた。訶咥部 曷截部 撥忽部 比干部 具海部 曷比悉部 何嵯部 抜也末部 謁達(渇達)部 拂菻東ローマ帝国?)の東…2近くの兵がいた。恩屈部 阿蘭アラン)部 北褥(ペチェネグ)部 九離部 伏嗢昏(ブルガール)部 北海バイカル湖?)の南の地域都波(都播、トゥバTuba)部

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ジュリア・チャン」の記事における「部族」の解説

公式的ジュリア母親ミシェールアリゾナ出身で、彼女達属する部族は何千人とおり、決し曖昧でない事は地理的背景により強調されている。

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暁のヨナ」の記事における「部族」の解説

空の部族 ヨナスウォンジュドイル、ユホンの出身部族。五部族一勢いがある部族で王族でもある。現在、250年間は空の部族による高華王国支配王朝が継続しているが、過去には火の部族水の部族王権握っていた時期あるらしい王都の名は空都で、王の象徴である赤い緋龍城を頂き築いている。緋龍城の玉座の間の地下には緋龍王の廟があり、ユホンによる神官弾圧の際も危なかったとのこと医療技術発達している。 風の部族 勇猛果敢武人輩出するも総体的に野心持たず城らしい城も建てていないらしい。風の赴くまま生きていきたい考えていてハク曰くユルい」が、誇り高い部族。部族は皆家族であるという志を持ち暖かい人柄人間が多い。駿馬多く騎馬戦が得意。視力良いらしく、ヘンデは真国との国境近く監視し兵の様子伝えている。首都風牙火の部族 痩せた土地が多いためか軍備増強を常に行っており、税の取り立て兵役厳しい。総合的に野心強く緋龍王は炎の龍だと考えており、我らこそが緋龍王の末裔神の血を引く民だとやや傲慢な一面がある。族長一族虎視眈々高華王国王位狙っていた。貧富の差激しく王侯貴族が贅を極める一方で農民疲弊し不作の度に餓死者が続出している。首都立派だ地方治安悪く農村地帯では盗賊横行していた。首都は彩火。他には東火村、加淡秋村、炎里村などがある。 地の部族 質実剛健性質持ち武芸長ける鉱山軍事主要産業。昔は戦の報奨金潤っていたが、イル王が戦争禁じた近年鉱山資源先細りもあり、困窮していた。スウォンの手助け商業的に成功し、再び首都活気戻りつつある。首都地心。他には阿波などがある。 水の部族 たゆたう水の如く穏やかで争い好まない人間多く慎重な一面がある。ジュンギ教育もあり兵士行儀良い豊富な緑と囲まれ景勝地であり、高一美しい地と言われている。他国との貿易が盛んで、他の土地よりが多い。その美しさとは裏腹にナダイという南戒から入ってきた麻薬沿岸部徐々に蝕まれつつあり、表沙汰にはならない後ろ暗い闇の部分がある。首都呼。他には四泉、仙などがある。灯水町 国境付近行方不明者多発斉国ナダイ商人調査のために赴いた町。一人斉国に行くつもりのリリを心配したテトラが、ヨナたちに護衛頼み一緒に調査をすることになった水神祭り開かれており、斉国密偵起こした思わしき事故けが人さらわれる

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部族

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ブリグ族」の記事における「部族」の解説

ブリグ族は、火を扱う司祭である、聖賢ブリグの子孫であると考えられている人々である。神々ソーマという植物の絞り汁奉納する儀礼司っていた。また、司祭でもありつつ、ブリグ族からは勇猛な戦士輩出していた。 十王戦争に、プール族はじめとする十王軍のひとつとして参戦しスダース率いトリツ族バラタ族軍に敗れた

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部族

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ランポン族」の記事における「部族」の解説

アブン族オラン・アブン族4つの部族のうち、ランポン東部中部居住するアブン族最大集団形成する。彼らはランポン西部山岳地帯から移動してきた民族で、純粋な原住民族である。 プビアン族 ランポン中部居住するプビアン族は、ジャワ族アブン族との混血民族である。 パミンギル族パミンギー族ミナンカバウ族の子孫としてランポン南部海岸沿いに居住する民族

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部族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/26 13:52 UTC 版)

ツワナ人」の記事における「部族」の解説

ボツワナツワナ人は、ングワト、バロロン、トロクワ、クウェナ、クガトゥラ、マレテ、バフルツェ、ングワケツェの8つの部族に別れていて、それぞれコシ呼ばれる首長頂いている。

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部族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/11 16:55 UTC 版)

ナガ族」の記事における「部族」の解説

23部族で構成される。 アンガミ・ナガ部族(英語版) アオ・ナガ部族(英語版en:Chakhesang Naga en:Chang Naga en:Khiamniungan en:Konyak people ロタ・ナガ部族(英語版en:Pochury en:Phom Naga en:Poumai Naga レングマ・ナガ部族(英語版en:Rongmei Naga en:Sangtam Naga スミ・ナガ部族(英語版en:Mao Naga en:Zeliang en:Yimchunger en:Zeme Naga en:Liangmai Naga en:Nocte people en:Tangsa people en:Tutsa Naga en:Wancho Naga

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部族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/16 04:39 UTC 版)

ローイ・カンダハール」の記事における「部族」の解説

この地域人口は主にドゥッラーニー、カーカル英語版)、ギルザイの各部族によって構成される

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部族

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 02:05 UTC 版)

名詞

(ぶぞく)

  1. 特定の地域居住している、あるいは共通する言語習俗などの文化有するいわゆる未開とされる民族集団

発音(?)

ぶ↘ぞく

関連語

翻訳

参照


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