安楽死 安楽死で死亡した人物

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生活 > 人生 > > 安楽死の解説 > 安楽死で死亡した人物 

安楽死

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 03:30 UTC 版)

安楽死で死亡した人物

安楽死を巡る論争

死ぬ権利から社会的弱者に対する死ぬ義務へ転化することへの懸念

60,000ライヒスマルクも障がい者福祉に無駄な金銭をつぎ込んでいると訴えるナチス優生学のポスター

安楽死を巡る論争での論点でよく取り上げられるのが「死ぬ権利から社会的弱者に対する死ぬ義務へ転化することへの懸念」である。

カナダでは安楽死が合法化された。初めのうちは安楽死が許容されるのは重大な病を抱える終末期の人物に限られていたが非終末期の人物にも拡大され、精神疾患を抱える人物も安楽死が許容された。プレジデントオンラインが報じたところによれば、カナダでは社会保障の申請をするよりも安楽死の申請をする方がより申請が簡単で認可されやすく、社会保障を断られた人物が生活苦から安楽死を選択せざるを得なくなるという実情があるという[35]

東洋経済オンラインで有馬斉は、高齢者や低所得者・身寄りのない人に対して、医療者が安楽死の実施を行ったほうが本人のためだと考えれば、社会的弱者に死のリスクが偏ることを指摘した[36]

盛永審一郎は、生産性などを理由に日本の村社会的同調圧力による安楽死の強制から社会的弱者の生命を守るのは当然だとした上で、それを理由に安楽死導入を巡る議論そのものを封殺することもまた問題だと論じている[37]

安楽死を扱った作品

小説

一般書

  • カール・ビンディング、アルフレート・ホッヘ著、森下直貴、佐野誠 訳・著、『「生きるに値しない命」とは誰のことか――ナチス安楽死思想の原典を読む』 窓社 2001 ISBN 4896250362
  • 奥野善彦『安楽死事件 : 模擬裁判を通してターミナルケアのあり方を問う』
  • 長尾和宏の死の授業』ブックマン社 2015 ISBN 978-4-89308-837-6
  • 『安楽死を遂げた日本人』 小学館

漫画

映画

その他


  1. ^ a b 安楽死が認められている国の共通点 ニュージーランドはなぜ合法化が進んだのか”. shiRUto(シルト). 2022年1月9日閲覧。
  2. ^ 消極的安楽死?尊厳死? 日本とオランダ、どう違う:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年1月9日閲覧。
  3. ^ a b c d 末期でない患者が安楽死、動画公開 コロンビア”. AFPBB News. 2022年1月9日閲覧。
  4. ^ 病気で死ぬ様子をライブ配信、フェイスブックが阻止 フランス - BBC
  5. ^ a b イタリアで初の安楽死 事故で身体まひ、44歳男性(時事通信)”. JIJI.com (2022年6月17日). 2022年6月17日閲覧。
  6. ^ イスラームの生命倫理における安楽死と尊厳死 キリスト教と比較して 新潟大学人文学部准教授 青柳かおる、東京国際大学国際交流研究所『IIET通信 No.47』、2014年3月31日発行、2020年6月3日閲覧。
  7. ^ 『Death and Euthanasia in Jesus Law: Essays and Responsa』Berghahn Books。 
  8. ^ 裁判例結果詳細 | 裁判所 - Courts in Japan”. www.courts.go.jp. 2023年7月13日閲覧。
  9. ^ a b Staffe(イラスト), Corinna (2021年12月16日). “スイスで自殺ほう助がタブーではない理由”. SWI swissinfo.ch. 2023年10月24日閲覧。
  10. ^ カリフォルニア州で安楽死合法化へ、全米で6番目AFP,2015年09月11日
  11. ^ カナダで医師による自殺ほう助が合法に “自殺ツアー”は許さないなど厳格な基準 NewSphere 2016年6月27日
  12. ^ a b c d 安楽死が認められている国はどこ?”. SWI swissinfo.ch. 2022年10月18日閲覧。
  13. ^ a b c 豪ビクトリア州が安楽死を合法化へ、19年6月から施行 同国初 AFPBB NEWS、2017年11月29日
  14. ^ a b VIC州安楽死法案可決、国内で約20年ぶりNNA.ASIA、2017年11月23日
  15. ^ ドイツで始まるか、「ビジネスとしての安楽死」また一歩進んだ、安楽死に向けての司法判断”. JBpress (2020年3月13日). 2023年1月3日閲覧。
  16. ^ a b ゴダールも選択、「パートナーとともに」を望む人も、欧州最新「安楽死」事情 安楽死に慎重だったドイツが一気に「自死支援」の急先鋒になった理由”. JBpress (2022年11月15日). 2023年1月3日閲覧。
  17. ^ German organisations claim 350 cases of assisted suicide without extra legislation”. CNE News (2022年2月23日). 2023年1月3日閲覧。
  18. ^ スペインで初めて安楽死を施し、有罪となった医師の告白「私たちには、死に付き添う用意はできていない」 | 愛の行為が悪夢へ変わった日”. クーリエ・ジャポン (2021年8月29日). 2022年8月7日閲覧。
  19. ^ “NZで「安楽死法」21年11月施行、国民投票の結果確定”. 日本経済新聞. (2020年11月6日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65914350W0A101C2FF8000/ 2021年3月19日閲覧。 
  20. ^ 南貴子「オーストラリア・ビクトリア州における 自発的幇助自死法の成立と特徴」『生命倫理』第28巻第1号、日本生命倫理学会、2018年9月、40-48頁、CRID 1390282763132301440doi:10.20593/jabedit.28.1_40ISSN 13434063 
  21. ^ a b 104歳のオーストラリア人科学者、合法のスイスで安楽死 Yahoo!ニュース
  22. ^ a b 「ふさわしい時に死を選ぶ自由を」104歳で自死の科学者 BBC NEWS JAPAN、2018年5月11日
  23. ^ a b 日本臨床倫理学会”. square.umin.ac.jp. 2022年1月9日閲覧。
  24. ^ a b 金成謨 (2017年11月22日). “韓国初の合法的尊厳死”. Chosum Online. 朝鮮日報日本語版. 2018年11月30日閲覧。
  25. ^ 韓国:8500人延命中止 尊厳死法施行4カ月”. 毎日新聞. 2022年6月17日閲覧。
  26. ^ 日経メディカル. “三十六回の手術の末 安楽死を選んだフロイト”. 日経メディカル. 2022年11月13日閲覧。
  27. ^ Ein Leben in Extremen. In: Humanes Leben – Humanes Sterben (HLS). Jg. 25.2005/3, S. 21ff. pdf, 115 kB (Memento vom 15. 11月 2012 im Internet Archive)ISSN 0938-9717.
  28. ^ “A Suicide Tape on TV Inflames the Issue in Spain” (英語). The New York Times. https://www.nytimes.com/1998/03/09/world/a-suicide-tape-on-tv-inflames-the-issue-in-spain.html 2021年3月20日閲覧。 
  29. ^ “Shortage of inspectors, controllers behind worrying downgrade to Canada's air travel regime: union head” (英語). NATIONAL POST. https://nationalpost.com/category/news/ 2024年2月13日閲覧。 
  30. ^ (独語からの翻訳・宇田薫). “台湾の有名司会者がスイスで安楽死”. SWI swissinfo.ch. 2022年11月13日閲覧。
  31. ^ ベルギーの車いすパラリンピック選手、40歳で安楽死」『BBCニュース』。2022年11月13日閲覧。
  32. ^ ICI.Radio-Canada.ca, Zone Arts-. “La comédienne Andrée Lachapelle s'éteint à 88 ans” (フランス語). Radio-Canada.ca. 2022年11月13日閲覧。
  33. ^ ゴダール監督(9月30日)”. 福島民報. 2022年11月13日閲覧。
  34. ^ Oud-premier Dries van Agt (93) overleden - NOS 2024年2月9日
  35. ^ 安楽死が合法の国で起こっていること…「生活保護」より「安楽死」の申請のほうが簡単というカナダの事情”. プレジデントオンライン (2024年1月4日). 2024年2月17日閲覧。
  36. ^ 「安楽死を認めよ」と叫ぶ人に知ってほしい難題”. 東洋経済オンライン (2020年8月4日). 2024年2月17日閲覧。
  37. ^ 「死刑は廃止、でも安楽死は容認」の国が増加中、日本はなぜ逆か”. JBpress (2021年12月14日). 2024年2月17日閲覧。
  38. ^ NHK安楽死番組、自殺の放送基準抵触と障害団体”. 京都新聞 (2019年9月5日). 2020年8月4日閲覧。
  39. ^ スイスで安楽死した日本人が最期に伝えたかったこと”. SWI swissinfo.ch (2021年9月24日). 2023年10月24日閲覧。
  40. ^ スイスの自殺ほう助団体の会員数が過去最高に増えている理由”. SWI swissinfo.ch (2023年3月23日). 2023年10月24日閲覧。






安楽死と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「安楽死」の関連用語

安楽死のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



安楽死のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの安楽死 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS