三宝とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 宗教 > 仏教 > 教義(数) > 三宝の意味・解説 

さん‐ぼう【三宝】

読み方:さんぼう

[名]

仏語。仏と、仏の教えである法と、その教え奉じる僧の三つの宝仏・法・僧

仏の異称

《「孟子」尽心から諸侯三つの宝で、土地人民政事

道家(どうか)で、耳と目と口。

三方2」に同じ。

接尾名詞形容動詞語幹副詞などに付く。

その意味強める。

先刻(さっき)から首を長くして、もう帰(けえ)るか、もう帰るかと思ふに、再び―帰るもんぢゃあねえ」〈滑・浮世風呂・前〉

思いのままにするという意を表す。ほうだい

病人のいひなり―にして上げなせえ」〈滑・浮世風呂・二〉


三宝

読み方:サンボウ(sanbou), サンポウ(sanpou)

仏教における三種の宝。


三宝

読み方:ミタカラ(mitakara)

セッコク別称
ラン科常緑多年草園芸植物薬用植物

学名 Dendrobium moniliforme


三宝

読み方
三宝さんぼう
三宝さんぽう

三宝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/05 23:12 UTC 版)

仏教用語
ratana-taya[1]
パーリ語 ratana-taya[1]
サンスクリット語 ratna-traya, trīṇi ratnāni[2]
ビルマ語 ရတနာသုံးပါး[3]
ALA-LC翻字法: ratanā suṃ" pā"
IPA: /jədənà t̪óʷm bá/ ヤダナー・トウンバー
中国語 三宝
日本語 三宝
テンプレートを表示
三宝のシンボル
チベットの旗では、中央下部に三宝が描かれている。

三宝(さんぼう[2]、さんぽう、: ratna-traya, trīṇi ratnāni)とは、仏教における「仏・法・僧」(ぶっぽうそう)と呼ばれる3つの宝物を指し、仏陀釈迦[4])と(ダルマ)と僧伽(そうぎゃ、さんが)のこと[2][4]。この三宝に帰依し、その上で授することで正式に仏教徒とされる[4]。なお、3つという数については、3を聖数とする習俗や信仰とのかかわりも指摘されている。

上座部仏教においては、涅槃を独自に発見した「仏」、その仏の説いた教え「法」、その教えを受けることで四向四果に達した者の集団である「僧伽」、であるとされる。ただし、一般には出家比丘の集団がサンガと同一視される。

聖徳太子が制定したと言われる「十七条憲法」には、第二番目の条項に「篤く三宝を敬え。三宝とは仏と法と僧となり」という文言がみられる。

上座部仏教

三帰依(Saraṇataya)、三帰依文とは、三宝を崇め、仏教に帰依したことを唱える文である[4]

Buddhaṃ saraṇaṃ gacchāmi
Dhammaṃ saraṇaṃ gacchāmi
Saṅghaṃ saraṇaṃ gacchāmi
Dutiyampi buddhaṃ saraṇaṃ gacchāmi
Dutiyampi dhammaṃ saraṇaṃ gacchāmi
Dutiyampi saṅghaṃ saraṇaṃ gacchāmi
Tatiyampi buddhaṃ saraṇaṃ gacchāmi
Tatiyampi dhammaṃ saraṇaṃ gacchāmi
Tatiyampi saṅghaṃ saraṇaṃ gacchāmi

私は、仏陀(ブッダ)に帰依します。
私は、法(ダンマ)に帰依します。
私は、僧伽(サンガ)に帰依します。
二度(にたび)、私は、仏陀に帰依します。
二度(にたび)、私は、法に帰依します。
二度(にたび)、私は、僧伽に帰依します。
三度(みたび)、私は、仏陀に帰依します。
三度(みたび)、私は、法に帰依します。
三度(みたび)、私は、僧伽に帰依します。

預流果に達した者は、三宝に対して対して完璧な信頼を具備しているとされる(四預流果支)[5]

大乗仏教

大乗仏教においては、悟りの体現者である「仏」(釈迦、如来など)、仏の説いた教えを集大成した「法」、法を学ぶ仏弟子の集団である「伽」、といった理解がもっとも一般的である。ほかに、「仏」を仏像、「法」を経巻、「」を出家者、と捉える理解もある。 ただし絶対神に対する「信仰」が基礎となるアブラハムの宗教のユダヤ教・キリスト教・イスラム教と違い、仏教においては三宝に対する「帰依」(拠り所にするという意味)が強調される。 なお、中国や日本では出家者個人のことを「僧」(あるいは「僧侶」)とする解釈が生じて、本来の僧伽とは違った意味で用いられるようになる。(詳細はを参照。)

三宝を仏・法・僧の3者に分けて捉えることを別相三宝というが、これに対して3者とも真如に発するため1つのものであると捉える一体三宝、仏像・経巻・出家僧の3者と捉える住持三宝という概念も存在する[2]。大乗の『大般涅槃経』では、仏・法・僧の三宝は一体であって本来は区別されるものではなく、如来常住を説く法もまた常住であり、僧もまた常住である、と説く。また、そのために如来は一帰依処として三宝に差別(三差別)は無いと説いている。

その他に、佛宝を「諸如来」、法宝を「大乗経」、僧宝を「諸菩薩」とし、密教的に解釈すればこの三宝は佛部・蓮華部・金剛部の三部である。

道教

老子三宝
道教の思想的な「三宝」は、老子曰く「我に三宝有り。持して之を保つ。一に曰く、。二に曰く、。三に曰く、敢て天下の先と為らず。(我有三寶,持而保之。一曰慈,二曰儉,三曰不敢為天下先。)」
経教による三宝
(太上無極大道),(三十六部尊經),(玄中大法師)

脚注

  1. ^ 水野, 弘元『増補改訂パーリ語辞典』春秋社、2005年、269頁。ISBN 4-393-10156-1 
  2. ^ a b c d 「三宝」 中村元福永光司田村芳朗、今野達 編『岩波 仏教辞典』岩波書店、1989年、329頁。 ISBN 4-00-080072-8
  3. ^ Judson, A.; Stevenson, Robert C.; Eveleth, F. H. (1921). “ရတနာသုံးပါး”. The Judson Burmese-English Dictionary. Rangoon: American Baptist Mission Press. p. 834. https://archive.org/details/judsonburmeseeng00judsrich/page/835/mode/2up 
  4. ^ a b c d 仏旗・法輪・三帰依文”. 公益社団法人全日本仏教会. 2022年12月閲覧。
  5. ^ パーリ仏典, 相応部預流相応 有慧品, Sri Lanka Tripitaka Project

関連項目


三寶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/16 21:17 UTC 版)

三寶 (サムバオ, 満洲語:ᠰᠠᠮᠪᠣᠣ Samboo、1718年—1784年) は伊爾根覺羅氏出身の満洲正紅旗人に属し、乾隆年間の軍機大臣である。

生涯

高祖父のバダイはヌルハチによる後金建国初期に帰附した[1]。三寶は乾隆4年(1739年)に翻訳進士に及第し、内閣中書に任じられた。のち湖北驛塩道、戸部郎中直隷布政使などを歴任し、四川・湖北・湖南貴州の布政使を経て、山西巡撫、浙江巡撫、湖広総督を務めた。1779年には東閣大学士礼部尚書となり、その後閩浙総督を歴任した。王亶望事件では監督責任を問われたが留任となり、のち上書房総師傅を兼ねた。1784年、熱河行幸に随従した際に病を得て帰京し、死去した。諡は「文敬[2]

三寶は宋代儒学者の著作を好み、剛直な人物として知られた。直隷布政使在任中、乾隆帝熱河へ向かう途中、密雲で大雨による増水に遭い、騎馬のまま急流を渡ろうとした。三寶は「万乗の君主が危険を冒すべきではない」と諫めたが、乾隆帝は満洲の旧俗として労苦を経験することの重要性を説いた。これに対し三寶は、「陛下は皇太后を奉じて行幸されている。仮に陛下が無事に渡河できても、皇太后はどうされるのか」と重ねて諫言し、乾隆帝を思いとどまらせたという。また上書房総師傅として『春華日覧』を編纂し、諸皇子の教育に用いた[3]

脚注

  1. 弘昼 (2002). 八旗滿洲氏族通譜. 遼海出版社. p. 210. ISBN 9787806691892
  2. 趙爾巽 (1998). 清史稿. 中華書局. p. 10612. ISBN 9787101007503
  3. 昭槤 (1980). 嘯亭雜錄. 中華書局. p. 111. ISBN 9787101017519. "...(三寶)幼讀宋儒書,大節不茍。癸未夏,純皇帝巡幸承德府,公時任直隸按察使,至密雲,霖雨數日,潮河水驟發,上欲乘騎渡河,公叩馬諫曰:「千金之子,坐不垂堂,況萬乘至尊,豈可輕試波濤。使御駟有失,雖萬段臣等之軀何可追悔?」上以滿洲舊俗,宜親習勞以揚武勇為言。公曰:「皇上此行,奉太后乘輿同至,即使上渡河安便,獨不識太后之輿安奉何所?」上動容,為之回轡... 其為上書房總師傅,嘗集古今儲貳之事,曰《春華日覽》,教授諸皇子。詞雖弇陋,為成親王所譏,然不失師保之體。故卒後,上親謚文敬,蓋取責難於君之義也。"

三宝(サンパオ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/02 18:34 UTC 版)

天空戦士 星のメイリン」の記事における「三宝(サンパオ)」の解説

美鈴仙女時代男友達

※この「三宝(サンパオ)」の解説は、「天空戦士 星のメイリン」の解説の一部です。
「三宝(サンパオ)」を含む「天空戦士 星のメイリン」の記事については、「天空戦士 星のメイリン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「三宝」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「三宝」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



三宝と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「三宝」の関連用語

三宝のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



三宝のページの著作権

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの三宝 (改訂履歴)、三寶 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの天空戦士 星のメイリン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2026 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2026 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2026 GRAS Group, Inc.RSS