さんぼう‐こうじん〔‐クワウジン〕【三宝荒神】
三宝荒神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 13:56 UTC 版)
三宝荒神(さんぼうこうじん、さんぽうこうじん)は、日本特有の仏教における信仰対象の1つ。仏法僧の三宝を守護し、不浄を厭離(おんり)する佛神である。
- ^ 法華宗(陣門流)のホームページ
- ^ 日蓮宗 角田山妙光寺のホームページ
- ^ 日蓮宗 不変山延寿院のホームページ
- ^ “朱皺漆六枚胴具足 三宝荒神形兜付(伝上杉謙信所用) - 仙台市の指定・登録文化財”. www.sendai-c.ed.jp. 2021年3月15日閲覧。
- ^ 小瀧宥瑞『すごい真言』2023年 フォレスト出版 140頁
- ^ a b 真言三宝宗 清荒神清澄寺|ご家庭での祀り方
三宝荒神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 08:08 UTC 版)
三宝荒神は『无障礙経』(むしょうげきょう)の説くところでは、如来荒神(にょらいこうじん)、麁乱荒神(そらんこうじん)、忿怒荒神(ふんぬこうじん)の三身を指す(ただし『无障礙経』は中国で作成された偽経)。後世、下級僧や陰陽師の類が、財産をもたない出家者の生活の援助をうけやすくするため、三宝荒神に帰依するように説いたことに由来している。像容としての荒神は、インド由来の仏教尊像ではなく、日本仏教の信仰の中で独自に発展した尊像であり、三宝荒神はその代表的な物である。不浄や災難を除去する火の神ともされ、最も清浄な場所である竈の神(台所の神)として祭られる。俗間の信仰である。 竈荒神の験力によると、生まれたての幼児の額に荒神墨を塗る、あるいは「あやつこ」と書いておけば悪魔を祓えると信ずる考え方がある。また荒神墨を塗ったおかげで河童(かっぱ)の難をのがれたという話も九州北西部には多い。荒神の神棚を荒神棚、毎月晦日(みそか)の祭りを荒神祓(はらい)、その時に供える松の小枝に胡粉(ごふん)をまぶしたものを荒神松、また竈を祓う箒(ほうき)を荒神箒とよんで、不浄の箒とは別に扱う。
※この「三宝荒神」の解説は、「荒神」の解説の一部です。
「三宝荒神」を含む「荒神」の記事については、「荒神」の概要を参照ください。
「三宝荒神」の例文・使い方・用例・文例
- 三宝荒神という鞍
三宝荒神と同じ種類の言葉
- 三宝荒神のページへのリンク