205
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 16:38 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動204 ← 205 → 206 | |
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素因数分解 | 5×41 |
二進法 | 11001101 |
六進法 | 541 |
八進法 | 315 |
十二進法 | 151 |
十六進法 | CD |
二十進法 | A5 |
ローマ数字 | CCV |
漢数字 | 二百五 |
大字 | 弐百五 |
算木 |
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205(二百五、にひゃくご)は自然数、また整数において、204の次で206の前の数である。
性質
- 205 は合成数であり、約数は 1, 5, 41 と 205 である。
- 66番目の半素数である。1つ前は203、次は206。
- 各位の和が7になる16番目の数である。1つ前は160、次は214。
- 205 = 32 + 142 = 62 + 132
- 205 = 52 + 62 + 122
- 3つの平方数の和1通りで表せる71番目の数である。1つ前は202、次は212。(オンライン整数列大辞典の数列 A025321)
- 異なる3つの平方数の和1通りで表せる63番目の数である。1つ前は202、次は211。(オンライン整数列大辞典の数列 A025339)
- 205 = 23 + 23 + 43 + 53
- 4つの正の数の立方数の和で表せる45番目の数である。1つ前は200、次は206。(オンライン整数列大辞典の数列 A003327)
- 205 = 28 − 26 + 24 − 22 + 20
- n = 2 のときの n8 − n6 + n4 − n2 + 1 の値とみたとき1つ前は1、次は5905。(オンライン整数列大辞典の数列 A060892)
- 205 = 44 − 43 + 42 − 41 + 40
- n = 4 のときの n4 − n3 + n2 − n1 + 1 の値とみたとき1つ前は61、次は521。(オンライン整数列大辞典の数列 A060884)
- 205 = 1 − 4 + 42 − 43 + 44
- 初項 1、公比 −4 の等比数列の和とみたとき1つ前は−51、次は−819。(オンライン整数列大辞典の数列 A014985)
- 205 = 45 + 1/4 + 1
その他 205 に関連すること
- 西暦205年
- 日本の国道205号 (長崎県佐世保市~長崎県東彼杵郡東彼杵町)
- 国鉄205系電車 - 1980年代に製造開始された国鉄末期の鉄道車両。
- プジョー・205 - プジョーが製造していた小型のハッチバック型自動車。
- 第205代ローマ教皇はグレゴリウス12世(在位:1406年11月30日〜1415年7月4日)である。
- 「205」は、mudy on the 昨晩の楽曲。ミニアルバム「VOI」に収録。
関連項目
エイコサペンタエン酸
エイコサペンタエン酸 | |
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(5Z,8Z,11Z,14Z,17Z)-イコサ- 5,8,11,14,17-ペンタエン酸 | |
略称 | EPA 20:5(n-3) |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 10417-94-4 |
KEGG | C06428 |
| |
特性 | |
化学式 | C20H30O2 |
モル質量 | 302.45 g mol−1 |
示性式 | CH3CH2(CH=CHCH2)5(CH2)2COOH |
融点 |
-54から-53 ℃ |
薬理学 | |
消失半減期 | 39-67時間[1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
エイコサペンタエン酸(エイコサペンタエンさん、eicosapentaenoic acid、EPA)またはイコサペンタエン酸(icosapentaenoic acid)は、ω-3脂肪酸の一つ。必須脂肪酸。ごく稀にチムノドン酸(timnodonic acid)とも呼ばれる。5つのシス型二重結合をもつ20炭素のカルボン酸である。
機能
EPAは、プロスタグランジン、トロンボキサン-3、ロイコトリエン-5(すべてエイコサノイド)の前駆体であるω-3脂肪酸の多価不飽和脂肪酸の一つである。ω3系統もω6系統と同様にロイコトリエンなどの生理活性物質に変換される。しかしながら、ω6系統を材料にしたものに比較して生理活性が低い、あるいはないという特徴がある。生理活性が低いということで、過去、食用油脂から不要として除去されたこともある。しかし、生理活性の強いω6系統と競合することで、免疫や凝血反応、炎症などにおいて過剰な反応を抑えるということが明らかになった。いわばω6系統のブレーキ役であるといえる。実際にω3系統の脂肪酸の1つであるEPAで血小板凝集抑制作用があることが知られている。その裏返しとして、EPAの過剰な摂取により出血傾向が現れることが指摘されている。
ヒトを含む後生動物では、ω6不飽和脂肪酸及びω3不飽和脂肪酸は合成できない。後生動物ではΔ12-脂肪酸デサチュラーゼの経路が欠失したものと推測される[2]。後生動物では植物・細菌により合成されたα-リノレン酸を摂取してΔ6-脂肪酸デサチュラーゼによりα-リノレン酸(ALA)のΔ6の位置に不飽和結合を作りエロンガーゼにより炭素2個伸張して20:4(n-3)のエイコサテトラエン酸を生成しΔ5-脂肪酸デサチュラーゼにより不飽和結合を増やして体内でEPAを合成するか、EPAを摂取するしかない。そのため、広義では後生動物にとってEPAはω-3脂肪酸の必須脂肪酸となる。
多くの動物は体内でα-リノレン酸を原料としてEPAやドコサヘキサエン酸 (DHA) を生産することができるが、α-リノレン酸からEPAやDHAに変換される割合は10%–15%程度である[3]。

利用
医療用医薬品としては閉塞性動脈硬化症、高脂血症治療薬である。商品名としてはエパデール(持田製薬製造販売)・イコサペント酸エチル Ethyl eicosapentaenoic acid 粒状カプセルなどとして販売されている。ロトリガ(武田薬品工業製造販売)はEPAとDHAの合剤である。また健康食品にもDHAとともにサプリメントとして用いられている。
研究
基礎研究で脂質代謝、血液凝固異常の改善が認められた[注釈 1]。1日4グラム以下のEPA、DHAの摂取により、LDLコレステロール値5%–10%、中性脂肪値が25%–30%低下した[要出典]。神戸大学の研究では、1日2700ミリグラムのEPAを8週間投与することにより本態性高血圧患者の収縮期血圧が低下した[要出典]。
また認知症患者への投与で認知機能の改善、手術前のアルギニンなどとの併用投与で、感染症予防、創傷の治癒促進の報告がされている[4]が、確たる再現性は認められていない[5]。
大規模臨床試験「JELIS」において、EPAは冠動脈疾患を有意に予防したと報告された[6]。
EPAはHDLの酸化を抑制する[7]。 また、EPAは機能不全なHDLを機能的なHDLへと変換する。[8]
1970年代のデンマーク本土白人とグリーンランド島原住民イヌイットを比較したダイアベルグらの疫学研究で、イヌイットの心筋梗塞死亡率が著しく低いという報告が注目された。極端な肉食(アザラシ食)であるイヌイットの血中脂質レベルが低い結果や、EPAの豊富な食生活との関連が示された。その後、イヌイット、イヌイット(本土に移住)、白人の血中脂肪酸組成の詳細な分析の結果、血液中のEPAに特異な差があり心筋梗塞の予防への関与が結論づけられた。それ以降もEPAの様々な機能が解明され、現在では治療にも応用されている[9][10][11]
存在
DHAは、脳内にもっとも豊富に存在する長鎖不飽和脂肪酸で、EPAは脳内にほとんど存在しない[12]。これは投与されたEPAは脳内に移行したのち、速やかにDPAさらにはDHAに変換されるためである[13]。他方、ラットの動物実験で脳のリン脂質においてDHAを摂食すると脳リン脂質中のDHAの割合は増加したが、DPA及びEPAは摂食しても脳のリン脂質脂肪酸組成にはほとんど影響を及ぼさなかったことから、DHAは血液脳関門を通過できるが、EPAを含めた他のω-3脂肪酸は血液脳関門を通過することができない可能性が示唆されている[14][信頼性要検証]。
また、ヒトモデル細胞実験で各種脂肪酸によるDHA取り込みに対する阻害効果を検討した結果、リノール酸、アラキドン酸及びエイコサペンタエン酸(EPA)によって阻害され、オレイン酸によって阻害されなかった。従って、DHAは何らかの脂肪酸選択的な輸送機構を介して取り込まれることが示唆された[15][信頼性要検証]。
脂肪酸は血液脳関門を通れないため、脳は通常、脳関門を通過できるグルコースをエネルギー源としている[16]。グルコースが枯渇した場合、アセチルCoAから生成されたケトン体も例外的に血液脳関門を通過でき[17][信頼性要検証]、血液脳関門通過後に再度アセチルCoAに戻されて、脳細胞のミトコンドリアのTCAサイクルでエネルギーとして利用される[16]。
食品中での存在
EPAは、魚油食品、肝油、ニシン、サバ、サケ、イワシ、ナンキョクオキアミから得られる。魚介類100g中の主な脂肪酸については、魚介類の脂肪酸を参照のこと。また、母乳にも含まれている。
EPAは、マイクロアルジェに存在し商業用に開発されている[18]。EPAは、ふつう高等植物では見られないが、スベリヒユで微量確認された[19]。
商業ベースでは、「イマーク」(日本水産)や「エパデールT」(大正製薬)が健康食品・スイッチOTCとして発売されている。「エパデールS」(持田製薬)やその後発医薬品は医薬品であり、食品ではない。
エゴマ油、アマニ油などにはEPAではなくα-リノレン酸が含まれている。α-リノレン酸は、摂取後体内でEPAに変換される。上記の魚油がEPA製剤に用いられているが、魚類はEPAを体内で合成することはできず、魚油のEPAも元は植物プランクトン由来である。
脚注
注釈
- ^ 糖代謝異常の改善にも効果があることが明らかとなった。
及川眞一 (JELIS Investigators)、セッション Late Breaking Clinical Trials II、第72回日本循環器学会総会、2008年3月29日。 - 水田吉彦「糖代謝異常の主要冠動脈イベントリスクもEPAで2割減」JCS2008『日経メディカル』、2008-04-01。
出典
- ^ Drug Bank
- ^ 脂肪酸の不飽和化と鎖長延長、木村 修一、油化学、1971年 20巻 10号 p. 670-677, doi:10.5650/jos1956.20.670
- ^ 岡田斉、萩谷久美子、石原俊一ほか「Omega-3多価不飽和脂肪酸の摂取とうつを中心とした精神的健康との関連性について探索的検討 : 最近の研究動向のレビューを中心に」『人間科学研究』第30巻、文教大学、2008年、87–96頁、NAID 120001859287。
- ^ 蒲原聖可『サプリメント事典』平凡社、2004年、194–195頁。ISBN 978-4582127263。
- ^ “DHA・EPA - 疑似科学とされるものの科学性評定サイト”. 明治大学科学コミュニケーション研究所. 2017年9月2日閲覧。
- ^ Yokoyama, M.; Origasa, H.; Matsuzaki, M. et al. (2007). “Effects of eicosapentaenoic acid on major coronary events in hypercholesterolaemic patients (JELIS): a randomised open-label, blinded endpoint analysis”. Lancet 369 (9567): 1090–1098. doi:10.1016/S0140-6736(07)60527-3. PMID 17398308.
- ^ “Eicosapentaenoic acid inhibits oxidation of high density lipoprotein particles in a manner distinct from docosahexaenoic acid”. Biochemical and Biophysical Research Communications 496 (2). (2018). doi:10.1016/j.bbrc.2018.01.062.
- ^ “Administration of high dose eicosapentaenoic acid enhances anti-inflammatory properties of high-density lipoprotein in Japanese patients with dyslipidemia”. Atherosclerosis 237 (4). (2014). doi:10.1016/j.atherosclerosis.2014.10.011. PMID 25463091.
- ^ 「DHA・EPA」- 疑似科学とされるものの科学性評定サイト
- ^ 「EPAが注目された理由」 - 持田製薬「エパデール」
- ^ グリーンランド人の急性心筋梗塞の発症に関する仮説
- ^ Quinn, J. F.; Raman, R.; Thomas, R. G. et al. (November 2010). “Docosahexaenoic acid supplementation and cognitive decline in Alzheimer disease: a randomized trial”. JAMA 304 (17): 1903–1911. doi:10.1001/jama.2010.1510. PMC 3259852. PMID 21045096 .
- ^ Ishiguro, J.; Tada, T.; Ogihara, T.; Ohzawa, N.; Murakami, K.; Kosuzume, H. (1988). “Metabolic Disposition of Ethyl Eicosapentaenoate and Its Metabolites in Rats and Dogs”. Journal of pharmacobio-dynamics 11 (4): 251–261. NAID 110003636862 .
- ^ 高橋尚子、ラットにおけるn-3 およびn-6 系多価不飽和脂肪酸の生理作用に関する研究、東北大学 農学((修士論文) 2008年
- ^ 「健全な神経発達の為に新生児の血液脳関門がもつ機能性脂質供給ルート解明と投与設計」 研究期間2008年度~2009年度 (科学研究費助成事業データベース)
- ^ a b “ケトン体合成”. 講義資料. 福岡大学機能生物化学研究室. 2011年10月18日閲覧。
- ^ 太田成男 「体が若くなる技術」Q&A Q4
- ^ Jess Halliday (12/01/2007). Water 4 to introduce algae DHA/EPA as food ingredient. Retrieved on 2007-02-09.
- ^ Simopoulos, Artemis P (2002). “Omega-3 fatty acids in wild plants, nuts and seeds”. Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition 11 (s6): S163–S173. doi:10.1046/j.1440-6047.11.s.6.5.x. ISSN 0964-7058.
関連項目
外部リンク
- EPA(エイコサペンタエン酸) - 国立健康・栄養研究所
- 専門家コラム【第19回】魚油 - 国立健康・栄養研究所
- DHA・EPA | 疑似科学を科学的に考える - Gijika.com
- オメガ3系脂肪酸 - 厚生労働省 eJIM
- オメガ-3脂肪酸と心臓病の関係について知っておくべき5つのこと - 厚生労働省 eJIM
「205」の例文・使い方・用例・文例
- 2050年までには人工衛星の数は数千に達するだろう
- 西暦 2050 年になると世界の人口は今よりずっと多くなっている.
- この種のプラスチックはセ氏 205 度以下では溶けない.
- ペルーにあるアンデス山脈中の山(標高22,205フィート)
- ローマの哲学者(エジプト生まれ)で、ネオプラトン派の主要な代表(205年−270年)
- 2054年,犯罪予防局(プリ・クライム)のおかげでワシントンD.C.に殺人はない。
- 全体で約2205万人が2005年日本国際博覧会(愛知万博)を訪れた。
- しかし2050年までに,インドは中国に代わり,16億人で最も人口の多い国になる見込みだ。
- 現在,日本はおよそ1億3000万人で世界第10位の人口を持つが,2050年までに1億人を割り込むかもしれない。
- 日本で最も背の高い選手は身長205センチの竹内兄弟,公(こう)輔(すけ)選手と譲(じょう)次(じ)選手だ。
- フリーでは132.41点を獲得し,合計205.33点で総合優勝した。
- 「たかなみ」と「はまぎり」は11月7日に任務を引き継ぎ,26回の活動で205隻の船を護衛している。
- 浅田選手は131.72点をあげて合計205.50点となったが,キム選手を上回ることはできなかった。
- 14歳から18歳までの若手選手およそ3600人が205の国と地域から集まり,26競技で競い合った。
- この報告書には,世界の9人に1人が60歳以上であり,2050年までにその比率は5人に1人になると記載されている。
- 彼は「現在,日本だけが高齢者人口が3割を超えているが,2050年までに64か国がその点において日本と同じ立場になるだろう。」と述べた。
- その数は10年以内に10億人を突破し,2050年までに20億人に達する見込みだ。
- 浅田真(ま)央(お)選手は,女子選手の今季最高得点となる合計205.45点で優勝し,3月にカナダで開催される世界フィギュアスケート選手権でのタイトル奪回に向けて大きな一歩を踏み出した。
- 受章について,高倉さんは「映画俳優として58年間働いてきて,205本の映画に出演させていただきました。俳優養成所で俳優の仕事を始めたとき,私はどうしようもない落ちこぼれでした。母は私に辛(しん)抱(ぼう)するように言い,私は母の言葉を一度も忘れたことはありません。さまざまな役の人生を演じることを通して,私は世界について学びました。」というコメントを発表した。
- 以前の彼女の最高点は2010年バンクーバー五輪で出した205.50点だった。
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