鹿之砦中学校3年B組 男子
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「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」の記事における「鹿之砦中学校3年B組 男子」の解説
男子02番 卜部秀悟 - 柴木丈瑠 弟が多い家庭の経済的な理由から、自らの意思で鹿中へ転入。鹿中ではラグビー部に所属し、部員1番のトライゲッターだったが、新たに入部してきた青井拓馬の才能を早々に見抜き、その座を譲る。以後はアシスト役に徹底し、拓馬との間には固い絆が結ばれた。 仲間意識が人一倍強く、人のために自分を押し殺すこともしばしばあり、密かに浅倉なおに想いを寄せているが、彼女の拓馬に対する想いに気づいており、そこでも自ら一歩引いた位置に立つことを良しとしている。 拓馬やなおが参加したことにより、BRIIへの参加を決意。戦艦島に上陸後、テロリストに襲撃されて重傷を負う。更にペアの池田が禁止エリアに踏み込んで死亡したことにより、助からないと悟るや、仲間の時間を稼ぐためにテロリストの元へと特攻し、拓馬になおの安全を頼みながら死亡した。 男子03番 葛西治虫 - 坂本真 鹿之砦中学校でただ一人の文芸部員。一生懸命やってもひ弱でどこかヌケているため失敗も多いが、他人からよく笑われる「憎めないキャラ」。筧今日子に密かな想いを寄せている。 父親は某私立大学文学部の教授で、その一人息子。厳格な父の方針で主に学力向上のために鹿中にいるが、その甲斐もなく成績は悪い。様々なことに詳しく、コンプレックスの裏返しで薀蓄を語るが、その殆どは聞きかじりのいい加減なもの。 混乱や錯乱を始める3年B組の生徒が多い中、意外にも冷静に事態してBRIIへの参加を決意し、拓馬らと行動を共にして成長する。彼らの重要な仲間の一人となり、七原秋也のアジトへ到着した後、七原らと共に政府サイドの兵隊相手に戦う。その後、拓馬を兵隊から逃す為に筧今日子を拓馬に託し、七原の仲間と共に兵隊相手に自分たちも巻き添えにして爆死。 男子04番 黒澤凌 - 伊藤友樹 首都近郊の一般的な中流家庭に育つが、両親と妹を先の首都崩壊クリスマステロで亡くし、身を寄せる場所もなく、鹿之砦中学に転入。鹿中では同じ境遇のワル仲間を集め、不良グループ「シュバルツ・カッツ」を結成し、七原秋也らテロリストに対する激しい復讐心を持っている。以前はラグビー部に所属していたが、一切の過去を封印し、身体を鍛え、独学で武器の扱いを学ぶ。 BRIIに巻き込まれたのは偶然だったが、BRIIへは率先して参加した。与えられたミッションには他の生徒達より遥かにやる気になり、アジト突入までの主導権を発揮。七原のアジトでついに家族の仇に対面し、テロリストに襲撃するも、返り討ちに合い眉間を撃たれ死亡。 普段はシュバルツ・カッツ以外のクラスメイトとはつるまないが、BRⅡでは仲間に煙草を薦める兄貴分的な行動を取ることもある。 男子05番 桜井晴哉 - 勝地涼 父と姉・桜井サキとの平穏な家庭で育つが、BR反対運動に身を投じた父が獄死。更にサキが「プログラム」に選ばれ、優勝後にそのまま失踪したショックから「自閉症」となった(という設定だが、現代医学において自閉症とは先天的なものである)。行政処分で鹿中へ転入した後はラグビー部の面々と馴染むことで、本来の明るさを取り戻していた。 戦艦島において拓馬たちと行動を共にし、テロリストとなったサキと複雑な状況下で再会を果たすも、地下道を経てアフガニスタンへの島からの脱出時に、島に残った姉とは最後の別れの形になった。拓馬と並んで数少ない男子生徒の生存者である。 男子06番 柴木雅実 - 藤平涼二 関西からの転校生で、鹿中に転入後はラグビー部に所属し、拓馬たちの仲間として自分の居場所を発見。貧しい家庭に育ち、孤独感から常にナイフを携帯している。一見お調子者だが、鹿中へ来る前はカツアゲの常習犯であるかなりのワルで、周囲からも恐れられていた。しかし、根は良心的な人物である。 突然の教師RIKIの「BRII」宣言に思わず手にしていたナイフを投げつけるも、逆にそのナイフで脅される。拓馬らと共にテロリストのアジトまで到達し、七原らと共に政府サイドの兵隊相手に戦うが、政府サイドの兵隊に撃たれ、拓馬達に学校での生活は楽しかったと伝え死亡した。 男子07番 志村鉄也 - 山田浩太 父親をテロで亡くし、鹿中に転入。鹿中では同じ境遇の黒澤と共鳴し、「シュバルツ・カッツ」のメンバーとつるみ、七原秋也を憎んでいる。サバイバルゲームが趣味の軍事オタクであり、中一の時に父親に連れられ、海外で実銃を撃った経験があるのが自慢。いつかテロと戦うため、軍隊に入りたいと思っていた。 それなりに武器に精通しており、仲間のアドバイザー的存在だったが、上陸後隊列を離れた汐田早苗を引きとめに行ったことで迫撃弾を浴び、重傷をおう。その後に重傷ながらも立ち上がり黒澤に七原秋也の打倒を言い、その直後に敵の攻撃を食らい爆死した。 男子08番 城直輝 - 原田健二 以前に住んでいた場所では野球部に所属しており、四番でエースだった。しかし母親をテロで亡くし、鹿中に転入。鹿中では同じ境遇の黒澤と共鳴し、不良グループ「シュバルツ・カッツ」のサブリーダー的存在。本来は暴力性ゼロのナイーブで優しい性格で、時々その葛藤が見え隠れする。 二班のポイントBからのアジトへの侵攻をリードするが、テロリストを襲撃して逆に返り討ちに合い、死亡。 男子09番 田口正勝 - 田中丈資 地元・鹿之砦町の小学校より鹿中に進学。野球部に所属し、守備位置はキャッチャー。無口な性格だが、風邪を引いても無理して練習するほど、野球を愛する頑張り屋。毎晩素振りでストレスを発散していた。線の細い女の子がタイプで、野球と同じくらい新見麗奈に好意を寄せていた。 突入ポイントBで地雷原に倒れこみ爆死。 男子10番 名波順 - 青木崇高 年の離れた兄をテロで亡くし、その後は喧嘩に明け暮れ、学校で問題を起こして鹿中に転入。鹿中では敬愛していた不良グループ「シュバルツ・カッツ」とつるんでおり、グループのメンバー同様、テロリストを深く憎んでいる。しかし、実は兄の影響で古いロックをこよなく愛するロック少年でもあり、一番好きなアーティストはジミヘン。 ポイントB経由でアジト侵入に成功するも、テロリストを襲撃して返り討ちに合い死亡。 男子11番 長谷川達彦 - 田村圭生 地元・鹿之砦町の小学校より鹿中に進学。所属するサッカー部ではエースストライカーで、後輩の女の子にモテていた。派手好きな性格で、基本的には自分の事しか考えていない利己主義者。松木志穂にラブレターを貰ったことがあるが、本人は蓮田真由をなんとかモノにしようと、よくちょっかいを出しては嫌われている。 突入ポイントBで田口正勝が地雷に引っかかって死亡し、戸塚保奈美の首輪が連動したことにより、自暴自棄になって味方に銃を向ける。田口正勝の死体が地雷原に落ちて地雷が起動し、逃げ遅れて倒れこみ爆死。 男子12番 日笠将太 - 豊永利行 地元・鹿之砦町の小学校より鹿中に進学。ツッパリに憧れているものの少々理屈っぽいところがあり、不良グループ云々以前に上手く人と馴染めない。なかなか友達ができない自分への焦燥感を、走る事で紛らわせている。 激戦の突入ポイントBを突破し、敵アジトへの侵入に成功する。テロリストを襲撃するも返り討ちに合い銃殺される。 男子13番 保坂康昭 - 池山孝明 病弱で学校を休みがちだったため、一年留年。そのせいで引きこもりになり、鹿中へ転入。根っからの理系少年で気の弱い性格が災いし、気の強い野坂真帆に強引に付き合わされているが、実はキスもまだ。自分と同じ病弱な子に共感できるので、将来は医者になろうと思っている。 真帆らと共にポイントBからアジトへの侵入に成功する。真帆がテロリストに銃を向けるのを阻止するも無理であり、プールのような水たまりから上に上がろうとするも真帆に引っ張られ戻された。その後、アジト内の銃撃戦によって巻き添えを食らい命を落とす。唯一テロリストを襲撃しなかったがアジト内の銃撃戦で命を落としてしまった人物。 男子14番 前薗健二 - 上條公太朗 テロで父親を亡くし、鹿中に転入。鹿中では不良グループ「シュバルツ・カッツ」のメンバーとつるみ、テロリストを憎んでいるが、元来は気の良い目立ちたがり屋で、人当たりの良さは滲み出てしまう。運動神経の良い格闘技オタクで、小学生の頃にプロレス技で四人の骨を折ったことがある。新藤理沙に告白するも、一蹴された経験がある。 突入ポイントBで田口正勝の死体が地雷原に落ちて地雷が起動し、逃げ遅れて倒れこみ爆死。 男子15番 槇村慎太郎 - 黄川田将也 アルコール使用障害の母親との母子家庭で育ち、母に暴力を振るい、家出同然に鹿中へ転入。弟や妹に母を預けた心配から何度も実家へ帰り、またすぐ復学を繰り返している。鹿中ではラグビー部のキャプテンで、男子のクラス委員を務めている。本村明日香と交際していて、拓馬や秀悟を弟のように思っている。統率力があって仲間からも信頼されているが、実は内面に暴力衝動を抑えこんでいる。 BR参加を最後まで拒み、特殊部隊隊長に射殺された。 男子16番 皆本清 - 遊木康剛 地元・鹿之砦町の小学校より鹿中に進学。運動能力に長け、球技大会等では助っ人としてその存在が重宝がられているが、成績の悪さは学年でも一、二を争い、未だに九九が言えないことはあまりにも有名。恥ずかしがり屋で、お人よしの性格。思い切って久瀬遥に告白するも、英語で散々なじられ、何を言っているか分からなかった。 「ワイルドセブン」が待ち受ける戦艦島へとボートで出航するも、島に辿り着く前に宮台陽介が死亡し、三船夕佳の首輪が連動したことにより、自暴自棄になって投げ出してボートから海に飛び込むも、ペアとの距離から離れたことで首輪が爆発し死亡。 男子17番 宮台陽介 - 山本一輝 地元・鹿之砦町の小学校より鹿中に進学。俊足の野球部員でセカンドを守る。が、飽きっぽい性格から現在は幽霊部員で、帰宅後はゲーム三昧。高校デビューを狙い、サーフィンを始めようと髪を伸ばしているが、近所に海がない事が悩みのタネ。蓮田真由に好意も持っている。 「ワイルドセブン」が待ち受ける戦艦島へとボートで出航するも、島に辿り着く前にボート上でテロリストに狙撃され死亡。ゲーム中最初の死亡者となる。 男子18番 向井渉 - 久保田武蔵 地元・鹿之砦町の小学校より鹿中に進学。鹿中ではラグビー部に所属し、部のムードメーカー的存在。明るく気配りする性格で、後輩にも一番慕われている。鹿之砦町一の大工の息子で、将来は跡を継ごうと思っている。慎太郎と明日香が付き合っていることを知らず、明日香に告白して玉砕した。 「ワイルドセブン」が待ち受ける戦艦島へとボートで出航するも、島に辿り着く前に三船夕佳の首輪が連動し、パニックになる仲間を落ち着かせようとするが、叶わず彼女の首輪の爆発によりボートも爆発し死亡。 男子19番 森島達郎 - 蝦名清一 地元・鹿之砦町の小学校より鹿中に進学。鹿之砦町公明寺の跡取り息子だが、クラス一目立たない、おとなしい性格。女の子に優しいので、昔からの顔なじみでもある八木綾音から何度か告白されたことがあるが断った。実は女性に興味を持てないらしい。 「ワイルドセブン」が待ち受ける戦艦島へとボートで出航するも、島に辿り着く前に無人島からテロリストに迫撃弾でボートを狙撃され死亡。
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