アルコールしよう‐しょうがい〔‐シヤウガイ〕【アルコール使用障害】
アルコール依存症
(アルコール使用障害 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/08 21:25 UTC 版)
アルコール依存症(アルコールいそんしょう、アルコールいぞんしょう、英: alcoholism)、アルコール使用障害(アルコールしようしょうがい、alcohol use disorder、AUD)とは、主に飲酒によるアルコール摂取で引き起こされる薬物依存症の一種。飲酒によって得られる精神的、肉体的な薬理作用に強く囚われ、自らの意思で飲酒行動をコントロールできなくなり、強迫的に飲酒行為を繰り返す精神障害である[2][3]。以前は慢性アルコール中毒(まんせいアルコールちゅうどく)、略称:アル中(アルちゅう)、慢性酒精中毒(まんせいしゅせいちゅうどく)などと呼ばれていたこともある[4]が、振戦譫妄のような中毒症状が出てから診断が付いたのでは手遅れであり、かといって中毒症状が出ていない段階で「アルコール中毒」と診断が付いたのでは患者の反感を買う、という理由で「アルコール依存症」という名称に変更されたという歴史がある[5]。人体に対するアルコールの影響について最初に体系化されたのは1849年で、スウェーデンの医師マグヌス・フスによる。
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- 2 アルコール依存症の概要
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