ゾニサミド
分子式: | C8H8N2O3S |
その他の名称: | ゾニサミド、AD-810、Zonisamide、(1,2-Benzisoxazol-3-yl)methanesulfonamide、1,2-Benzisoxazole-3-methanesulfonamide、エクセグラン、エクセミド、Excemide、Excegran、トレリーフ |
体系名: | (1,2-ベンゾイソオキサゾール-3-イル)メタンスルホンアミド、1,2-ベンゾイソオキサゾール-3-メタンスルホンアミド |
ゾニサミド
ゾニサミド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 15:47 UTC 版)
元来は日本で開発された抗てんかん薬である。てんかんを合併したパーキンソン病患者の治療過程で、偶然にパーキンソン病の運動症状に対する効果のあることが示唆された。その後の大規模二重盲検試験では進行期パーキンソン病の運動症状を改善し、特に進行期のウェアリングオフ現象のオフ時間を短縮する効果が明らかにされた。その作用機序は、線条体でのチロシン水酸化酵素 (チロシンからドパミンを生成する反応の律速酵素) 産生を高めてドパミン合成量を増やすこと、ある程度のMAO-B阻害作用を持つことなどが考えられている。
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ゾニサミド(ZNS)(商品名エクセグラン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 07:25 UTC 版)
「抗てんかん薬」の記事における「ゾニサミド(ZNS)(商品名エクセグラン)」の解説
局在関連てんかんの場合は第一選択薬として用いることができる。また症候性・潜在性局在関連てんかんで補助剤として、ミオクローヌスてんかんでも用いることもある。開始量は成人で100~200mg、維持量は200~400mgである。パーキンソン病治療薬として用いられることもあるが、開発の経緯および診療報酬(類似薬効比較方式)の面から別の商品名「トレリーフ」とされ、流用なきよう指導されている。食思不振、体重減少の副作用が有名である。
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