そうきょくせい‐しょうがい〔サウキヨクセイシヤウガイ〕【双極性障害】
双極性障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/15 15:23 UTC 版)
双極性障害(そうきょくせいしょうがい、英: bipolar disorder、ドイツ語: bipolare Störung)は、通常の気分をはさんで躁病(そうびょう)と抑うつの病相(エピソード)を呈する精神障害である[1][2][3][4]。ICD-10と以前のDSM-IV(1994年)では、うつ病とともに気分障害に分類されている[5]。ICD-10における診断名は双極性感情障害であり[6]、古くは躁うつ病(そううつびょう、躁鬱病)と呼称された。
- 1 双極性障害とは
- 2 双極性障害の概要
双極性障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 16:16 UTC 版)
適応外使用であるが、精神科領域で双極性障害に対して気分安定剤として用いられる。
※この「双極性障害」の解説は、「ゾニサミド」の解説の一部です。
「双極性障害」を含む「ゾニサミド」の記事については、「ゾニサミド」の概要を参照ください。
双極性障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 23:26 UTC 版)
双極性障害における気分エピソードの再発・再燃抑制 海外では、双極性障害に対して一時は第一選択薬であったが、2008年の出版バイアスの調査により、急性のエピソードやラピッド・サイクルに有効性が見られなかった。急性期に対する有効性や安全性は確立されていない。 日本での使用上の注意には、双極性障害の急性期の有効性と安全性は確立されていないと記載されている。日本うつ病学会による双極性障害の診療ガイドラインは、スティーブンス・ジョンソン症候群など皮膚症候群に注意し、少量からの漸増の推奨に言及している。うつ病エピソードでは、リチウム、クエチアピン、オランザピンと同じく「推奨される」に分類され、ラモトリギンには有効と無効の報告があり、無効の報告を解析すると重症では有効であった。維持期では「最も推奨される」リチウムに続いて、いくつかの「推奨される」薬剤の1つである。双極II型障害の維持期では証拠が少なく、薬物療法が考慮されるのは頻回かつ重症のうつ病やI型の家族歴などが考えられケースによる。
※この「双極性障害」の解説は、「ラモトリギン」の解説の一部です。
「双極性障害」を含む「ラモトリギン」の記事については、「ラモトリギン」の概要を参照ください。
双極性障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 05:51 UTC 版)
ベンラファキシンは双極性障害の大うつ病エピソードには推奨されておらず、承認もされていない。ベンラファキシンが躁病または混合エピソード(英語版)を誘発する危険がある。ベンラファキシンはSSRIやブプロピオンよりも、双極性障害患者の躁病または混合エピソードを誘発し易い。
※この「双極性障害」の解説は、「ベンラファキシン」の解説の一部です。
「双極性障害」を含む「ベンラファキシン」の記事については、「ベンラファキシン」の概要を参照ください。
双極性障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 14:15 UTC 版)
「バルプロ酸ナトリウム」の記事における「双極性障害」の解説
世界保健機関によるガイドラインでは、双極性障害の急性躁エピソードの管理として、リチウム、カルバマゼピン、抗精神病薬などと共に選択肢の1つとしてバルプロ酸ナトリウムも推奨されている。日本においては、躁病および双極性障害の躁状態の治療として認可されている。 ただし、英国国立医療技術評価機構(NICE)は、双極性障害の躁エピソード治療に用いられるリチウムに代わる薬物ではあるものの、第1選択薬がバルプロ酸ナトリウムであってはならないとしている。 また、日本うつ病学会による双極性障害の診療ガイドラインによれば、躁病エピソードと維持期に際して「最も推奨される」リチウムに続いて、幾つかの「推奨される」薬剤の1つであるとしている:16-18。ただし、双極性障害II型の維持期ではバルプロ酸を積極的に推奨できるような証拠が少なく、薬物療法が考慮されるのは、頻回かつ重症の躁病やI型の家族歴などが考えられケースによる:14。
※この「双極性障害」の解説は、「バルプロ酸ナトリウム」の解説の一部です。
「双極性障害」を含む「バルプロ酸ナトリウム」の記事については、「バルプロ酸ナトリウム」の概要を参照ください。
双極性障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 09:58 UTC 版)
「境界性パーソナリティ障害」の記事における「双極性障害」の解説
「双極性障害」も参照 BPDは双極性障害との併存率が高い。特に双極 I 型障害に関しては約30%ほどと見られている。双極性障害(躁うつ病)の軽躁ないし躁状態の時は行動化が激しく、衝動性、気分の易変性、自殺企図の繰り返し、対人障害など症状も類似する。双極 II 型障害の場合はさらに鑑別がつきにくい。双極性障害の研究者アキスカルは、双極性障害の患者がしばしば境界性パーソナリティ障害と誤診されていると指摘した。近年BPDとの鑑別が困難な非定型の双極性障害が増加傾向にあり、それらの鑑別方法についても議論される処となっている。 併存している場合でも、現在の状態が双極性障害に傾いているか、パーソナリティ障害に傾いているのか十分認識しておく必要がある。またアメリカの双極性障害研究者・臨床家達の間では、BPDを人格の問題ととらえ精神療法のみを行うべきではなく、気分障害ととらえ、精神療法と合わせ気分安定薬を使うべきという意見が大半をしめている。
※この「双極性障害」の解説は、「境界性パーソナリティ障害」の解説の一部です。
「双極性障害」を含む「境界性パーソナリティ障害」の記事については、「境界性パーソナリティ障害」の概要を参照ください。
双極性障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 09:55 UTC 版)
日本うつ病学会の双極性障害のガイドラインによる推奨躁病エピソード大うつ病エピソード(I型II型区別なし)維持療法最も推奨リチウムと非定型抗精神病薬の併用(中等度以上)リチウム(軽度) リチウム 推奨バルプロ酸非定型抗精神病薬バルプロ酸と非定型抗精神病薬の併用 クエチアピンリチウムオランザピンラモトリギン ラモトリギンオランザピンクエチアピンリチウムまたはバルプロ酸とクエチアピンの併用リチウムとラモトリギンの併用アリピプラゾールリチウムとアリピプラゾールの併用リチウムとバルプロ酸の併用バルプロ酸 推奨されうる気分安定薬2剤以上の併用気分安定薬と非定型抗精神病薬の併用電気痙攣療法 リチウムとラモトリギンの併用電気痙攣療法 ガルバマゼピンリスペンドン特効性注射剤(十分な心理教育を行ってもなお服薬不遵守の患者)上記以外の気分安定薬同士、あるいは気分安定薬と非定型抗精神病薬の組み合わせ甲状腺ホルモン剤 非推奨ラモトリギントピラマートベラパミルなど 三環系抗うつ薬の使用抗うつ薬による単独治療など 抗うつ薬(特に三環系抗うつ薬)の使用抗うつ薬単剤での治療など 上記ガイドラインの双極性II型の薬物療法による維持療法は証拠に乏しく、薬物療法を行う目安は事例によるものの、重度のうつが頻出している場合や、I型の家族歴である。 生物学的精神医学会世界連合(WFSBP)の躁病急性期のガイドラインは、証拠が双極性I型に集中していることを報告している。
※この「双極性障害」の解説は、「気分安定薬」の解説の一部です。
「双極性障害」を含む「気分安定薬」の記事については、「気分安定薬」の概要を参照ください。
双極性障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 21:10 UTC 版)
DNMT1と共同の上方調節によるRELNの発現量の減少は、精神病を伴う双極性障害に典型的な特徴であるが、精神病を伴わないうつでは見られず、精神病に特異的な変化と言うことができる。統合失調症とは異なり、この変化は皮質だけで見られ、大脳基底核等の深部ではDNMT1濃度は平常で、リーリンとGAD67の濃度も通常の範囲に収まっている。
※この「双極性障害」の解説は、「リーリン」の解説の一部です。
「双極性障害」を含む「リーリン」の記事については、「リーリン」の概要を参照ください。
双極性障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 11:13 UTC 版)
「双極性障害#薬物療法」も参照 WHOガイドラインでは、双極性障害の急性躁エピソードの治療選択肢のひとつとして抗精神病薬が挙げられている。抗精神病薬の処方を中断する場合は、最低4週間かけ徐々に減薬する必要がある。
※この「双極性障害」の解説は、「抗精神病薬」の解説の一部です。
「双極性障害」を含む「抗精神病薬」の記事については、「抗精神病薬」の概要を参照ください。
「双極性障害」の例文・使い方・用例・文例
双極性障害と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 双極性障害のページへのリンク