アクラシアとは? わかりやすく解説

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アクラシア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 08:51 UTC 版)

アクラシアまたはアクラシアー古代ギリシア語: ἀκρασία, 英語: akrasia, acrasia)とは、古代ギリシア語で「自制心のなさ」「意志の弱さ」「い行為だと自覚しているのに手を染めてしまう心の傾向」を意味する単語。主に古代ギリシア哲学現代哲学倫理学用語アクラシア問題ともいう[1]


注釈

  1. ^ 新共同訳聖書では、前者は「放縦」、後者は「自分を抑制する力がない」と訳されている。

出典

  1. ^ a b 立花 2007, p. 91f.
  2. ^ AKRASIA”. plaza.umin.ac.jp. 児玉聡. 2020年8月2日閲覧。
  3. ^ a b 浅野 2012, p. 178.
  4. ^ a b 山口尚 (2020年6月29日). “意志の弱さとの付き合い方――浅野光紀の『非合理性の哲学』(新曜社、2012年)再訪”. note(ノート). 2020年8月2日閲覧。
  5. ^ 津田 2002, p. 117.
  6. ^ 浅野 2008, p. 17.
  7. ^ a b 山本 2008, p. 45.
  8. ^ 相澤 2018, p. 121.
  9. ^ 金澤修「アショーカ王カンダハル碑文におけるアクラシア概念 ――翻訳語としてのギリシア語を巡って――」『比較思想研究』45号、比較思想学会、2018年。NAID 40022309183
  10. ^ 松根伸治「トマス・アクィナスの無抑制(incontinentia)論」、京都大学 博士論文、2002年。 
  11. ^ a b 北村紗衣雅にして強かなる罠――『アントニーとクレオパトラ』における紳士の形成の危機」『比較文学・文化論集』第25巻、東京大学比較文学・文化研究会、2008年、p.9f。 
  12. ^ Œuvre « Acrasia. The Faerie Queen » – Musées royaux des Beaux-Arts de Belgique” (フランス語). www.fine-arts-museum.be. ベルギー王立美術館. 2020年9月5日閲覧。
  13. ^ S. グリーンブラット 著、高田茂樹 訳『ルネサンスの自己成型 モアからシェイクスピアまで』みすず書房、1992年。ISBN 9784622046882  (第4章「紳士を成型する—スペンサーと至福の宮の破壊」)
  14. ^ 山本 2006.


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