アクラシア
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アクラシアまたはアクラシアー(古代ギリシア語: ἀκρασία, 英語: akrasia, acrasia)とは、古代ギリシア語で「自制心のなさ」「意志の弱さ」「悪い行為だと自覚しているのに手を染めてしまう心の傾向」を意味する単語。主に古代ギリシア哲学・現代哲学・倫理学の用語。アクラシア問題ともいう[1]。
注釈
出典
- ^ a b 立花 2007, p. 91f.
- ^ “AKRASIA”. plaza.umin.ac.jp. 児玉聡. 2020年8月2日閲覧。
- ^ a b 浅野 2012, p. 178.
- ^ a b 山口尚 (2020年6月29日). “意志の弱さとの付き合い方――浅野光紀の『非合理性の哲学』(新曜社、2012年)再訪”. note(ノート). 2020年8月2日閲覧。
- ^ 津田 2002, p. 117.
- ^ 浅野 2008, p. 17.
- ^ a b 山本 2008, p. 45.
- ^ 相澤 2018, p. 121.
- ^ 金澤修「アショーカ王カンダハル碑文におけるアクラシア概念 ――翻訳語としてのギリシア語を巡って――」『比較思想研究』45号、比較思想学会、2018年。NAID 40022309183
- ^ 松根伸治「トマス・アクィナスの無抑制(incontinentia)論」、京都大学 博士論文、2002年。
- ^ a b 北村紗衣「雅にして強かなる罠――『アントニーとクレオパトラ』における紳士の形成の危機」『比較文学・文化論集』第25巻、東京大学比較文学・文化研究会、2008年、p.9f。
- ^ “Œuvre « Acrasia. The Faerie Queen » – Musées royaux des Beaux-Arts de Belgique” (フランス語). www.fine-arts-museum.be. ベルギー王立美術館. 2020年9月5日閲覧。
- ^ S. グリーンブラット 著、高田茂樹 訳『ルネサンスの自己成型 モアからシェイクスピアまで』みすず書房、1992年。ISBN 9784622046882。 (第4章「紳士を成型する—スペンサーと至福の宮の破壊」)
- ^ 山本 2006.
- 1 アクラシアとは
- 2 アクラシアの概要
- 3 中近世
- 4 関連文献
- 5 外部リンク
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