徳倫理学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/01 03:15 UTC 版)
徳倫理学(とくりんりがく、英: virtue ethics)は、規範倫理学の学派の一つである。義務や規則(義務論)や行為の帰結(帰結主義、功利主義)を強調する他の規範倫理学の理論と対比され、徳や性格を強調するものとみなされている。この理論の起源は、少なくともプラトンやアリストテレスに遡る(それがより古くは中国哲学に起源があるかは議論がある)。近代の徳倫理学は、必ずしもアリストテレス的な伝統を引き継いでいるわけではない。だが、多くのタイプが古代ギリシャ哲学に由来する三つの概念を利用している。これらの概念は、アレテー(卓越性や徳)、フロネーシス(実践的もしくは道徳的知慮)、エウダイモニア(普通は「幸福」と訳される)である。
- ^ 加藤尚武、児玉聡 編・監訳『徳倫理学基本論文集』勁草書房、2015年
- 1 徳倫理学とは
- 2 徳倫理学の概要
- 3 他の倫理学体系との対比
- 4 外部リンク
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