無知に訴える論証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 08:08 UTC 版)
無知に訴える論証(むちにうったえるろんしょう、羅: argumentum ad ignorantiam[1])または無知に基づいた論証(英: argument from ignorance)とは、前提がこれまで偽と証明されていないことを根拠に真であることを主張する、あるいは前提が真と証明されていないことを根拠に偽であることを主張する誤謬である。他にも英語では、argument by lack of imagination、appeal to ignorance、negative evidence(消極的証拠)などともいう。
- ^ “Argumentum ad Ignorantiam”. Philosophy 103: Introduction to Logic. Lander University (2004年). 2009年4月29日閲覧。
- ^ 「古代ローマの法廷ルールにおいては、(今日同様)立証責任は民事訴訟では原告に、刑事訴訟では(代理原告としての)国家にあったという。つまり、全体にわたって「立証責任」は申し立てをするときに積極的な方に置かれた。「立証の必要性は主張をする側にあるのであって、否定する方ではない」。この大原則が、のちの英米法における無罪推定の原則の概念をささえている」(吉永潤 1995, p. PDF-P.8)
- 1 無知に訴える論証とは
- 2 無知に訴える論証の概要
- 3 例
- 4 参考文献
- 5 関連項目
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