舎利弗
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舎利弗(しゃりほつ、梵: Śāriputra、Śāradvatīputra[1]、巴: Sāriputta)は仏教の開祖釈迦仏の十大弟子の一人である。
- ^ 蒋忠新, 大江平和「梵文法華経のテキストに関する若干の問題(特集 「法華経」とシルクロード)」『東洋学術研究』第38巻第1号、東洋哲学研究所、1999年5月、184-170頁、ISSN 02876086、NAID 40002651597。
- ^ 1. Sāriputta Thera - Buddhist Dictionary of Pali Proper Names
- ^ そのとき阿説示が舎利弗に語ったのが「縁起法頌」だとされる。『縁起法頌・・・諸法は因より生じる。それら諸法の因を如来は説いた。また、それら諸法の滅をも。大沙門はこのように説きたもう。(律蔵『大品』)』
- ^ a b Rūpasārī - Buddhist Dictionary of Pali Proper Names
- ^ 田上太秀 (監修)『いちばんやさしい ブッダの教え』、西東社、2014年5月、ISBN 978-4791622870、pp. 102-103
- ^ Vanganta - Buddhist Dictionary of Pali Proper Names
- ^ 3. Revata (called Khadiravaniya) - Buddhist Dictionary of Pali Proper Names
- ^ 1. Cālā Therī - Buddhist Dictionary of Pali Proper Names
- ^ 1. Upacālā - Buddhist Dictionary of Pali Proper Names
- ^ Sīsupacalā Therī - Buddhist Dictionary of Pali Proper Names
- ^ 小乗(hīnayāna)とも呼ばれるが、ヒーナ(hīna)は「打ち捨てられた、卑しい」を意味し、蔑称であることに注意。
- ^ 「紅蓮の光輝をもつ者」の意。『妙法蓮華経』では「華光如来」、『正法華経』では「蓮華光如来」と漢訳される。(坂本幸雄・岩本裕 訳注 『法華経(上)』ワイド版岩波文庫41,岩波書店,1991年6月26日,393頁)
- ^ 「堅満」は「決心を完全に成就した者」の意。「華足安行」は「紅蓮地獄を雄々しく越えて行く者」の意であり、『正法華経』では「度蓮華界」と漢訳される。(坂本・岩本『法華経(上)』,394頁)
- 1 舎利弗とは
- 2 舎利弗の概要
- 3 大乗経典の舎利弗
舎利仏(即身仏)
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「横蔵寺 (岐阜県揖斐川町)」の記事における「舎利仏(即身仏)」の解説
多くの文化財を有する寺として知られるとともに、「ミイラのある寺」として知られている。舎利堂に安置される「舎利仏(即身仏)」すなわちミイラは、妙心法師という人物の遺体である。妙心法師は横蔵寺の地元の村の出身で、俗名を古野小市郎と言った。天明元年(1781年)に生まれ、諸国を巡って仏道修行をし、文化14年(1817年)、断食修行の後、今の山梨県都留市の御正体山で満36歳で入定、即身仏となったという。遺体は何らの加工もなく自然にミイラ化したとされる。また、日本で現存する即身仏では最も若い年齢で入定したものある。当初は入定した地の山梨県都留郡鹿留村の上人堂に安置されていたが、明治の廃仏毀釈で山から降ろされ、見世物として京都の博覧会などに展示されるなどした後、明治7年(1874年)に山梨県庁が引き取り、その後は県病院で医学資料として保管されていた。明治13年(1880年)には行幸した明治天皇の目にもふれている。明治23年(1890年)、妙心法師の親族から即身仏の下付の嘆願があった。山梨県はこれを許可し、即身仏は妙心法師の出身地である横蔵村の横蔵寺に移された(参照・即身仏)。長く本堂に安置されていたが、現在は平成に入って建設された舎利堂に移されている。日本で最南端かつ最西端の即身仏は京都市左京区の古知谷阿弥陀寺の弾誓上人のものとされるが、現在は一切公開されていない。現在拝観可能な即身仏で日本で最南端かつ最西端の即身仏は当寺の妙心法師の即身仏である。
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