各種改造とは? わかりやすく解説

各種改造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 20:38 UTC 版)

京阪80型電車」の記事における「各種改造」の解説

1970年8月23日大津線所属する全車両は集電装置パンタグラフへの一斉変更実施されたが、この際形式車体高が低いため車体パンタグラフ台座に太い円柱状のパイプ装着して嵩上げし、パンタグラフその上に搭載された。また、前面窓下のレトリーバー台座残して本体のみ撤去された。 同年7月から1972年昭和47年1月にかけて、両運転台車である81 - 93に対して奇数車の三条運転台ならびに偶数車の浜大津運転台それぞれ撤去し貫通路新設して2両固定編成とする改造実施された。2両編成に際して818283=84といった具合車両番号車番)が続番となるよう順番固定編成化され半端となる93当初より片運転台仕様落成した94 - 96のうち94編成された。片運転台改造車新製片運転台車を比較すると、前者連結側妻面形状が丸妻のままであり、前照灯取り付け座もそのまま残されたことから両者容易に判別が可能であった片運転台化後間もなく開閉可能構造であった前面中央窓がHゴム固定支持改造された。固定窓化に際してワイパー窓下移設され、また通風口窓下新設されたことから窓の下辺左右の窓より高くなったこともあり、これらの改造によって竣功当初軽快印象損なわれたとも評されるまた、前面窓改造前後して、本来81 - 93全車浜大津側にパンタグラフ搭載していたものを、偶数車のパンタグラフ三条側に移設され、片運転台化後基準における各車運転台寄りパンタグラフ搭載するよう改められた。 1981年昭和56年4月実施され京津線石山坂本線路線浜大津駅統合伴って駅付近ルート変更となったことにより、京津線所属車両石山坂本線所属車両車両向きが逆となる事態生じた。この状態では検修等において不都合を来たすため、京津線所属する全車に対して錦織車庫仮設され転車台使用して方向転換実施された。本形式同年5月28日から6月8日にかけて順次実施されたが、この結果従来浜大津向きであった奇数車が三条向きに、従来三条向きであった偶数車が浜大津向きに、それぞれ向き入れ替わったその後標識灯部分の小改造客用扉の交換ワイパー電動化経て1989年平成元年)より冷房化改造工事開始された。当時は既に京都市営地下鉄東西線建設関連して京津線併用軌道区間廃止とそれに伴う本形式廃車決まっていたものの、東西線開業予定より遅れたことや夏季における旅客サービス観点から冷房化改造施工されることになった冷房装置搭載に際しては、本形式車内天井高が2,200mmと低くそのままでは冷風ダクトならびに補助送風機設置することが不可であったことから、先頭部除いた屋根部を全体的に嵩上げし、冷風ダクト等を設置した。そのため外観印象一変し屋根部に搭載され冷房装置冷房電源静止型インバータSIV)の存在相まって重量感のあるものに変化した冷房装置600形において採用実績有する東芝製RPU-3402集約分散型冷房機(能力11,500kcal/h)で、600形同じく1両当たり2基搭載するが、本形式においては2基の冷房装置一体型ケース覆った意匠となった点が異なる。 なお屋根嵩上げ伴ってパンタグラフ屋根上に設置され台座直接搭載するように改められた。また、前面右側窓上に6000系以降採用され京阪頭文字「K」象ったエンブレム取り付けアクセントとしている。

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各種改造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 17:10 UTC 版)

西武451系電車」の記事における「各種改造」の解説

1960年代半ば頃より、車体塗装のディープラズベリーとトニーベージュの二色塗りいわゆる赤電塗装化・ATS整備および列車無線搭載連結器部分への電気連結器新設パンタグラフ工進精工所製KP-62系への換装車内送風機扇風機化などが全車対象順次施工されている。また、前面運転台ワイパー自動化空気圧動作化)も施工され施工され車両前面窓ワイパー取り付け部分ガラス側へ凸形出っ張っていることが本系特有の形態であった。 その他、MG換装による低圧電源交流化も施工された。これは101系ならびに701系801系冷房改造によって発生した出力MG日立製作所製HG-534-Mrb、出力12kVA)ならびに天井板交流蛍光灯扇風機転用して1973年昭和48年)より実施されたものであったが、施工対象本系列のみで編成され車両ならびに後述クハ1651形と編成され車両限定されクハ1411形と編成されていた車両について対象外となったまた、流用したHG-534-Mrbは4両分給電能力有していたことから、6両編成ではサハ1471形偶数車とサハ1491形にのみMG搭載しサハ1471形奇数車はMG撤去したまた、低圧電源交流化と並行して先頭車前面窓内側行先表示幕新設する工事がこちらは全車対象実施された なお、晩年には前照灯シールドビーム2灯化も施工されているが、同工事は本系列の淘汰時期重なっていたことから、原形白熱灯1灯仕様のまま廃車となった車両多く存在する

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各種改造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 09:16 UTC 版)

総武鉄道モハ1000形電車」の記事における「各種改造」の解説

本系列の主要機器前述のように東武車両とは仕様異なっていたため、主に保守上の都合から翌1952年昭和27年)には電動車となっていた車両全車電装解除された。モハ1200形クハ220形225226、モハニ1270形はクハニ470形471 - 473それぞれ改番され、「32系」と呼ばれていたグループ編入されるとなった。なお、電装解除に際して全車片運転台化が施工されている。 本系列は東武車両比較して運転台前後寸法狭く乗務員からの苦情多く寄せられたことから、クハ225226の2両について運転室拡大施工された。内容台枠運転台寄り端部側に200mm延長し、全室運転台化した上で運転台左右両側乗務員扉を新設するもので、1963年昭和38年1月クハ226が、同年4月クハ225それぞれ竣工している。なお、後述更新時期の関係でクハニ470形については同工事は施工されなかった。

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各種改造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 06:14 UTC 版)

西武351系電車」の記事における「各種改造」の解説

1960年代半ばごろからディープラズベリーとサンドベージュ二色塗り標準塗装とされたことから、本系列も順次塗装変更が行われた。また、クモハ357 - 360の4両は1964年主電動機三菱電機MB-146Cに換装され、歯車比も2.32 (=58:25) に変更された。なお、同主電動機故障少なかったことから、後年クモハ353 - 356搭載されたほか、同一機種E31形電気機関車新製に際して絶縁強化コイル巻き直しといった出力強化改造施した上で流用されている。 その後落成後15年前後経過したころから木部中心に痛み見られたことから、1968年昭和43年)からクハサハ)1411形ともども修繕工事順次施工された。改造内容以下のとおりである。 屋根板修繕表面仕上げキャンバス張りからビニール張り変更 ベンチレーターガーランド形からグローブ形交換 木製雨樋金属化 乗務員扉の鋼製化 側窓枠アルミサッシ重量均等化のため、CPおよびMGクハサハ)へ移設 その他、車内送風機扇風機化、先頭車前面窓内側行先表示幕新設ATS整備および列車無線搭載等が実施された。

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各種改造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:57 UTC 版)

西武クハ1411形電車」の記事における「各種改造」の解説

351系クモハ351形(2代前述モハ411形改称改番)と編成されクハサハ)1411 - 1430について、1969年昭和44年以降施工されクモハ351形の更新修繕合わせて同様の工事施工された。施工内容以下の通り屋根部を中心に木部修繕ならびに屋根部の仕上げビニール張り変更 ベンチレーターグローブ型に交換 雨樋鋼製化 側窓のアルミサッシ前面窓下部鋼板溶接し運転台部分強化 乗務員扉の鋼製車内送風機扇風機クモハ351形より移設されたCPおよびMG搭載 その他、運転台機器換装整備実施されクハサハ)1411 - 1430は本形式中最も近代化され仕様有することとなったまた、運転台強化改造に際して前面ウィンドウシル下部鋼板重ね張り溶接したことから、同工事を施工され車両前面ウィンドウシルが目立たなくなったことが特徴であった451系およびモハ311形371形と編成されクハ1431 - 1450については、1965年昭和40年以降運転台機器更新車内送風機扇風機化・乗務員扉の鋼製化・側窓のアルミサッシ化が順次施工されていたが、クハサハ)1411 - 1430に施工され修繕比較する内容簡略化されており、若干見劣りするものであったまた、雨樋鋼製化についてはクハ1431 - 1450に対して後年実施されたものの、屋根部がキャンバス張りのままであった車両について前面雨樋キャンバス押さえ兼ねた太い形状のものに変更され外観上の特徴となった。 なお、上記以外の改造として、車体塗装のディープラズベリーとトニーベージュの二色塗りいわゆる赤電塗装化・ATS整備および列車無線搭載連結器部分への電気連結器新設全車対象施工されている。 さらに晩年には先頭車前面窓内側行先表示幕新設実施されたが、同工施工時期は本形式淘汰時期重なっていたことから、同工事を施工されことなく廃車となった車両存在したまた、前照灯シールドビーム2灯化は本形式に対して施工されず、前述通り他社では一般的に行われていた乗務員室の全室化改造実施されなかった。

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