リューク(が落としたシドウ)のノートおよび月がレムに渡したノート
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「DEATH NOTEの登場人物」の記事における「リューク(が落としたシドウ)のノートおよび月がレムに渡したノート」の解説
実際にはリュークが「(ノートを落としてから)たった五日でここまで殺った奴はお前(月)が初めてだ」と言うとおり、犯罪者など数多くの者が犠牲となっている。 音原田 九郎(おとはらだ くろう) 演 - 田中啓三(ドラマ版) 通り魔事件の容疑者。キラによるデスノート殺人の最初の犠牲者で顔写真と名前のみの登場。 2003年11月28日、新宿区で六人を殺傷し、保育園に乱入して保育士および園児合わせて8人を人質に捕り立て籠もるが、その状況をテレビで見ていた月に名前を書かれ、心臓麻痺で死亡。 実写映画版には未登場であり、彼の代わりに女子高生誘拐殺人犯の「顔沼 陽介(かおぬま ようすけ)」が殺される。 ドラマ版では月が幼かったころに総一郎に逮捕され、彼を恨み殺害を予告する捨て台詞を発し刑務所に入れられた。出所後にタクシー強盗殺人事件を起こし、さらに警官を殺害し拳銃を強奪、親子2人を人質にとり民家に立てこもる。人質にされていた少女と総一郎を人質交換し、総一郎を殺害しようとしたが、月に名前を書かれ、拳銃を暴発させた後に心臓麻痺で死亡した。昭和44年(1969年)4月2日生まれ。 渋井丸 拓男(しぶいまる たくお) 声 - 西村朋紘 演 - 顔田顔彦(実写映画版) 略してシブタク(自称)。仲間からは「タク」「タクさん」と呼ばれている。デスノート2人目の犠牲者。 学習塾帰りの月に目の前でデスノートに詳細な死因と状況を書くと本当にその通りになるかどうかの実験的な意味で殺害される。犯罪者ではなく、死因も心臓麻痺ではないので、彼の死はLには認知されていない。13巻のキャラ別性格判断チャートにて選ばれている。 2003年11月28日、コンビニの前で女性をナンパして逃げられ、追いかけようとしたところをダンプカーにバイクごと轢かれ、死亡。原作者大場も好きなキャラの一人に挙げている。迷惑な人間ではあったが、犯罪者ではなかったため、彼の死は月に後悔と苦悩の念を残したが、同時に「腐った人間は死んだ方がいい」という思いを芽生えさせ、自らのデスノートによる殺人を正当化していく転機ともなった。 実写映画版では薬物乱用による中毒症状のまま幼稚園に乱入し、5名の園児らを殺傷するも、裁判では心神喪失を理由に無罪判決を受ける(本来はそれで無罪となった場合、医療機関に送致されるがそのような描写は見られず、また薬物使用での罪に問われた形跡もなかった)。それを自慢げに仲間に語った挙句、被害者や遺族らを嘲笑い、さらにその場で居合わせた月にナイフを突きつけながら「誰も俺を有罪にはできない」と豪語しまったく反省のない態度を見せ、心神喪失も単なる演技であったような発言も行うなど原作とは大幅に異なり、キラの粛清対象にあてはまる残虐非道な犯罪者として描かれており、月がキラとなる直接の原因となる。容姿も原作とは大幅に異なり、原作の肥満体型とは対照的に痩せ型になっている。月に目の前でノートに名前を書かれ、踏切の前にて心臓麻痺で死亡。 アニメ版ではナンパした女性を婦女暴行しようとしており、やはりキラの粛清対象となる犯罪者として描かれている。 ドラマ版では未登場であり、彼の代わりに、月の高校時代の同級生で札付きの不良の佐古田源武が登場。ノートの力を信じていなかった月に名前を書かれ、バイクでの走行途中に心臓発作を起こし、走行中の電車に衝突し死亡。 昭和55年(1980年)12月13日生まれ(実写映画版での設定)。 リンド・L・テイラー 声 - 徳本恭敏 演 - マット・レーガン(実写映画版)/ 麻田キョウヤ(舞台版)/ イアン・ムーア(ドラマ版) 黒髪の青年。全世界の警察を動かすことのできる唯一の人物・L(エル)と名乗るが、真の正体は警察に極秘逮捕された犯罪者で死刑囚であり、本物のLが事前に用意したいわゆる影武者である。そのため世間には一切彼の存在は知られていない。 2003年12月5日、司法取引に基づいて死刑執行の時間に全世界同時特別生中継としてテレビに出演し、キラの逮捕を宣言したうえでキラを悪と批判した。挑発とも取れるこの発言に逆上した月によってデスノートに名前を書かれ、心臓麻痺で死亡。しかし、この行動が逆に直接手を下さずに殺すという手口をLのみならず多くの人々に明かされ、さらにこの生中継が実際には日本の関東地区だけで放送されており、音原田の死も相俟ってそこに潜伏していることまでLに悟られてしまう。この事件がキラとL、そしてLの次期後継者候補のニアやメロとの長き闘いの火蓋を切ることになる。 実写映画版では、壮年の白人男性。1970年生、アメリカのニュージャージー州出身。1999年にテキサス州で起こった連続婦女暴行殺人事件の容疑者として逮捕され、2005年に死刑判決を下されたという裏設定がある(テイラー死亡時の新聞に一瞬だが経歴が綴られている)。 アニメ版のみ同時通訳の説明がなく(原作ではヨシオ・アンダーソンなる人物)、自らの声で話しているかのような描写がなされている(徳本の役名は「若者B」表記でテイラー役としてはクレジットされておらず、単に通訳の描写がカットされたのみなのか、テイラー本人が話すよう設定変更されたのかは不明)。 似志田 九(いしだ きゅう) 演 - 赤屋板明(ドラマ版) 保険金殺人犯。2003年12月18日に心臓麻痺で死亡。被害者リスト上で名前のみの登場。 ドラマ版では苗字の読みが「にしだ」。2005年に海砂の両親を殺害、無期懲役判決を受ける。2015年7月2日の仮釈放当日、独房から出た直後に心臓麻痺で死亡。 白身 正亜希(しらみ まさあき) 演 - 佐藤俊介(ドラマ版) 連続放火魔。1955年8月1日生まれ。48歳。 5件もの連続放火事件を引き起こして13人の人々を犠牲にし、2003年11月15日放火未遂で現行犯逮捕される。月にレイの素性を知るための手段として、恐田を利用する前にデスノートによる死の直前の行動を操れる範囲の確認のための実験台として利用された一人。ノートの効力通り、2003年12月19日に刑務所で服役中に自分の指を切って出した血で壁に円とその中に五芒星を描いたあと、心臓麻痺を起こして死亡。 ドラマ版では五芒星ではなくリンゴの絵を描く。また苗字の読みが「しろみ」となっている。 矢田中 剣(やだなか けん) 同じく月にデスノートを使って死ぬ直前の行動を操れる範囲の確認のための実験台にされた受刑者の一人。 2003年12月19日にキラの裁きを恐れているかのような遺書を書き残したあと、心臓麻痺を起こして死亡。この遺書にダイイング・メッセージを残している。 ドラマ版では苗字の読みが「やたなか」となっている。 世田 多三吉(よだ たさよし) 同じく月にデスノートを使って死ぬ直前の行動を操れる範囲の確認のための実験台にされた受刑者の一人。 2003年12月19日に牢を抜け出して職員用トイレに駆け込んだあと、午後6時に心臓麻痺を起こし、死亡。 実写映画版では彼の代わりに戸部(とべ)という犯罪者が上記の死に方を遂げている。 ドラマ版では読みが「せただ さんきち」となっている。 中岡字 松四郎(なかおかじ まつしろう) 強盗殺人犯。1960年6月6日生まれ。43歳。 6件もの連続強盗殺人事件を引き起こして凶器のナイフでパチンコ店員1名、コンビニ店員2名、カラオケ店員2名を殺傷し、指名手配されている。前三名に同じくデスノートによる死の直前の行動を操れる範囲の確認のための実験台にされたことでノートの効力通り、2003年12月20日に自身が起こしたコンビニ強盗事件でアルバイト店員と揉みあった末、逆に持っていたナイフで腹部を刺され、失血死する(彼を刺したアルバイト店員は正当防衛と発表されている)。 実写映画版では指名手配中の犯罪者リストに登場。苗字は同じだが、下の名が「宙太(ちゅうた)」となっている。 恐田 奇一郎(おそれだ きいちろう) 声 - 宝亀克寿 演 - 皆川猿時(実写映画版)/ 外川貴博(ドラマ版) 麻薬常習者の中年男性。 銀行強盗事件を起こして3人の一般人を殺害し、逃走。2003年12月20日、その途中でバスジャック事件を引き起こし、身代金として遊園地スペースランドの昨日分の売上金を要求する。だが、これはデスノートによる月がレイの名前を知る策略のために操られ、自らノートの切れ端に触れた途端、そばにいた死神リュークに気づいてパニックに陥り、持っていた拳銃を乱射。弾切れとなり、リュークから逃れようとバスから降りた直後に乗用車に跳ねられ、死亡。死因は麻薬中毒での幻覚症状によるものとして処理された。 漫画ではリボルバー拳銃のコルト・ディテクティブスペシャルを、アニメ版・実写映画版ではオートマチック拳銃のトカレフTT-1933をそれぞれ使用している。 実写映画版では若者で、身代金として京南バスの奥川営業所の売上金を要求している。 ドラマ版ではリュークが見える描写がカットされ、バスを降りずにその場で拳銃自殺している。 盗見 米吾郎(ぬすみ よねごろう) 演 - もちろー(ドラマ版) 新宿駅地下街にある喫茶店の店員。 過去に数件もの婦女暴行事件を起こし、逮捕されながらも証拠不十分で不起訴となった。2003年12月27日午後3時5分、パチンコ店で働いているところを月がレイに自分がキラであることを証明するための見せしめとして、デスノートにより心臓麻痺で死亡。 実写映画版では「汚崎 樽人(おざき たるひと)」という名前の婦女暴行犯(逆恨みによるお礼参りを恐れた被害者が発言しなかったため、無罪となった)がレイと同じ地下鉄に乗って、やはりキラであることを証明するために殺される。 ドラマ版では盗撮の常習犯となっており、南品川駅前広場で海砂にノートに名前を書かれ心臓麻痺で死亡する。 田三 八六平(たみや ろっぺい) 赤丸商事開発企画部部長。 ヨツバの第2回死の会議にて「愛車で湾岸線を走行中、側壁に衝突して事故死」という手口でヨツバキラに殺しを依頼するも、死ぬ場所や死ぬ直前までの状況を詳細に指定したために失敗。結果、2004年6月27日にイタリアにて心臓麻痺を起こし、死亡。 青井 幸時(あおい こうじ) 青井物産システム統合部次長。 ヨツバの第3回死の会議にて癌を患い病死させるようヨツバキラに依頼するが、死亡時間まで指定したため失敗。2004年7月2日に心臓麻痺で死亡。 森矢 竹吉(もりや たけよし) 元ヨツバグループ会長。 ヨツバの第7回死の会議にて病死させるようヨツバキラに依頼するが、青井と同じく死亡時間まで指定したため失敗。彼もまた2004年7月30日に心臓麻痺で死亡。 矢位部 巡一(やいべ じゅんいち) 大友銀行飯田橋支店長。 ヨツバの第13回死の会議で決まった殺人内容の依頼を受けたヨツバキラにより、2004年9月10日に自宅階段で足を滑らせて転落。打ち所が悪かったので、死亡。 山込田 時男(やこだ ときお) 大友銀行取締役。 ヨツバの第15回死の会議で決まった殺人内容の依頼を受けたヨツバキラにより、2004年9月7日に贈賄容疑で警察に事情聴取を受けたあと、2004年10月1日に自殺する。 白場 維人(しろば いと) 演 - 西村雄正(ドラマ版) 白バイ隊員。 さくらTVに向かう火口をスピード違反で捕まえたが、隙を突いた火口に名前を書かれ事故死した。映画版では彼に相当する「志度原 厳太(しどはら げんた)」という白バイ隊員が高田清美に名前を書かれ心臓麻痺で死亡している。 名は「白バイ」の言葉遊び。
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