特別生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:04 UTC 版)
「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の記事における「特別生」の解説
在籍することでラノア魔法大学の売名になるとされた生徒。高名な人物や将来的に大成しそうな人物を名前だけでも在籍させることで、学園の宣伝になるという広告塔としての意味合いが強いので、学費免除だけではなく場合によっては授業も免除されて、学園の施設を自由に使えるなど、様々な面で優遇されている。 ザノバ・シーローン 声 - 鶴岡聡種族:人族 シーローン王国第三王子。面長で丸い眼鏡をかけた貧相な男性。 人形を偏愛する人形狂いで人形に関わること以外にはあまり関心がない。しかし、人形以外の芸術品の造詣も深く、必要な場面や目上に対しては礼儀正しく振る舞うなど社交性は高い。 貧弱な見た目に反し、呪いによって生まれつき怪力と頑強な体を持つ「怪力の神子」。シーローン王国の最大戦力の一つに数えられているが、力の加減に失敗し弟のジュリアスや妻の首を引き抜いて殺害した経緯から「首取り王子」と恐れられて、腫物のように扱われている。 ルーデウスが土魔術で作った人形に感銘を受け、弟のパックスに捕まっているルーデウスが人形の制作者だと知って弟子入りし、パックスの悪事を暴きルーデウスを助け出す。しかし、この一件を理由にザノバが自分に危害を加えることを恐れていた兄たちによってラノア魔法大学へ留学という形で国外追放となった。後にラノア魔法大学に入学してきたルーデウスと再会し人形作りを学ぶが、魔力が少なく無詠唱魔術も取得できず土魔術での作成ができなかったので、ジュリエットに人形作りの技術を教え込む。狂龍王カオスの作った自動人形を見つけてからは自動人形の研究に従事し、動く人形の作成とルイジェルド人形の量産販売を目標に研究を続けている。その過程でクリフと協力しザリフの義手や魔導鎧を開発した。呪い 怪力と物理防御力 原理の分からない怪力と物理防御力を発揮する呪い。純粋な力なら鬼神マルタや龍神オルステッドすら上回り、七大列強クラスでないと物理ダメージを与えられないほど頑丈。ただし、身体に負荷をかけれないので身体を鍛えることができず、体力や敏捷性などは低い。また、魔術に対する防御力は人並みなので距離をとられて魔術を使われると弱い。 クリフ・グリモル 声 - 逢坂良太種族:混血(人族3/4・小人族1/4) ミリス教団教皇の孫。前髪で目元を隠し、祖母が小人族なため小柄で背が低いのが特徴。 自らを天才と自認して憚らない自信家で、空気が読めず喧嘩っ早いが、根は誠実で困った人を見過ごせない性格。魔族融和派のミリス教徒なので、魔族に対する差別感情は持たない。 「賢者の卵」と称される極めて優れた魔術の才能の持ち主で、攻撃魔術・治癒魔術を合わせた8系統のうち、結界以外の7系統の魔術を上級まで使える。ただし、戦闘に関してはほぼ素人でラノア魔法大学でリニアとプルセナに負けるまで、強力な魔術をいくつも使えれば強い魔術師というわけではないことを理解していなかった。エリナリーゼのために呪いの研究を始めてからは魔道具作成に才能を発揮し呪いを緩和する魔道具を作成。他にもナナホシの帰還魔術の研究やザリフの義手や魔導鎧の開発の力になっている。 ミリス教団の権力闘争に巻き込まれ両親は死んだため、5歳まで孤児院で過ごし権力闘争に勝利した祖父に引き取られた。孤児院の先輩から冒険譚を聞いて育ったことから冒険者に憧れており、教団の目を盗んで冒険者登録をした際に出会ったエリスに恋をするが、ルーデウスの話を聞き失恋した。その後、教団内の権力闘争が激化して危険を感じた祖父の手によりラノア魔法大学に留学。エリスとの一件によりルーデウスとは蟠りがあったがエリナリーゼに一目ぼれしてルーデウスの紹介で付き合うようになってからは友人となる。 リニアーナ・デドルディア 種族:獣族(デドルディア族) 猫系獣族「デドルディア族」の不良少女。愛称は「リニア」。語尾に「ニャ」とつける口調が特徴。 物事を深く考えず刹那的な感情で生きる迂闊な性格。二人一緒のときはプルセナよりも先に行動することが多い。戦闘では後方のプルセナのサポートを受けながら体術や魔術で敵を撹乱する。 ギレーヌの姪でドルティア族の族長筋だが、頭の悪さを憂えた族長によって、ラノア魔法大学に留学に出される。ラノア魔法大学では攻撃魔術を専攻し火魔術上級と水魔術中級に他の基礎六種も初級は使える。 ザノバとの決闘で奪ったロキシー人形を壊したことで、ルーデウスの怒りを買い倒されて、スカッとする仕返しを思いつくまで丸一日監禁された。最終的に落書きで許され解放されて、それ以来ルーデウスを「ボス」と呼ぶようになった。 プルセナ・アドルディア 種族:獣族(アドルディア族) 犬系獣族「アドルディア族」の不良少女。語尾に「なの」とつける口調が特徴。 常に何かを食べている食いしん坊。迂闊なリニアを馬鹿にしているが、頭の出来は変わらない。戦闘ではリニアが敵を引きつける間に、ドルディア族の固有魔術「声の魔術」を使い敵を無力化する。 リニアと同じ、ドルティア族の族長筋だが、頭の悪さを憂えた族長によって、ラノア魔法大学に留学に出される。ラノア魔法大学では治癒魔術を専攻し治癒魔術上級と解毒魔術中級に攻撃魔術も4系統とも初級は使える。 ザノバとの決闘で奪ったロキシー人形を壊したことで、ルーデウスの怒りを買い倒されて、スカッとする仕返しを思いつくまで丸一日監禁された。最終的に落書きで許され解放されて、それ以来ルーデウスを「ボス」と呼ぶようになった。 バーディガーディ 種族:魔族(不死魔族) 魔大陸ビエゴヤ地方に君臨する魔王。紫の長髪に黒い肌の筋骨隆々な巨漢で6本の腕を持つ。 常に笑っている陽気な性格で、良く言えばおおらか、悪く言えば大雑把で細かいことを気にしない。魔王の中では穏健派で、強さを追い求めることよりも友人を作って酒を飲んで共に騒ぐことを好む。 漆黒の肌は剣王並の攻撃力でないと傷つかず、爆散しても肉片が集合して難なく復活できる生命力を持つことから「不死身の魔王」と呼ばれている。その不死身の肉体と6本の腕を生かした力任せな戦法を好み戦闘能力は剣帝と互角。ただし、肉体任せで技術もなにもないので、一定以上の攻撃力を持つ相手にはまるで相手にならない。また、第二次人魔大戦で飲んだ魔眼殺しの霊薬の効果で魔眼に映らない。 婚約者の魔界大帝キシリカからルーデウスの話を聞いて興味を持ち、決闘を申し込みにラノア魔法大学までやってきた。ルーデウスの岩砲弾で爆散し負けを認めた後、特別生としてラノア魔法大学に入学した。 ナナホシ・シズカ(七星静香) 声 - 若山詩音 現代日本の女子高生。ルーデウスが前世でトラックから助けようとした3人の高校生の1人。トラックに轢かれる直前にルーデウスが転生して10年目の人の世界に召喚された。 召喚されたことでフィットア領転移事件が発生し、何もない草原で途方に暮れていたところを、異変に気づき様子を見に来た龍神オルステッドに拾われて人間語を覚えた後、世界中を旅して元の世界に戻るための手段を探す。 現実味のなく倫理観が違う不便な異世界を嫌っており、また世界の異物である自分が本来の歴史を変える影響を懸念して元の世界に戻るのに必要なこと以外は関わろうとはしない。帰還魔術の研究が上手くいかないと暴れて泣き喚いたり、抜け殻のように落ち込むなど精神面は非常に弱い。魔力を一切持たないため、魔法陣の起動は魔力結晶を使っている。 赤竜の下顎で龍神オルステッドに殺されかけたルーデウスが異世界人だと何となく察し、進言してルーデウスを生き返らせてもらう。その後、龍神オルステッドの推薦を使ってラノア魔法大学に入学。魔法大学では本名からサイレント・セブンスターという偽名を名乗っている。帰還魔術の研究を始め、後から入学したルーデウスと再会し協力関係を結ぶ。
※この「特別生」の解説は、「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の解説の一部です。
「特別生」を含む「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の記事については、「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の概要を参照ください。
- 特別生のページへのリンク