型とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:44 UTC 版)
「データ型」も参照 プログラミング言語はさまざまな値を扱う。代表的かつ最も原始的なものは数値や文字列だが、一般的に有限の資源制約があるコンピュータにとって都合のよい内部表現が使われ、例えば数値には32ビットや64ビットといった固定サイズの整数型や浮動小数点数型が、文字列には特定の文字コード集合によって符号化された整数値の羅列(文字配列)が使われることが多い。文字列の表現には最後の文字(番兵)に0を使用するゼロ終端文字列(ヌル終端文字列)が使われることもあれば、長さ情報を別途整数値で保持する複合データ構造が使われることもある。三角関数は浮動小数点数を引数にとり浮動小数点数を返す。先頭の文字を大文字にする関数は文字列を引数にとり文字列を返す。ユーザーからの入力を数値として扱うためには、文字列を解釈して数値を返す関数が必要である。ここで、3.14 や "hoge" といった値について「浮動小数点数」や「文字列」といった種類に分類して扱っているが、同じ種類の値であれば同じ操作(演算)が可能である。この「値の種類」が型(データ型)である。
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