エディブルガーディアン
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「華麗なる食卓」の記事における「エディブルガーディアン」の解説
「GIFC」専属のエリート料理人集団。その名の通り、エディブルファイトの守護神で、本戦大会に特別枠で出場でき、試合に勝てば勝利手当てがもらえる。数字が小さいほど料理人としての実力が高い。土門と蓮見は元々No.1とNo.2の座が決まっており、No.3~No.10までは選抜試験で決定した。 土門海(どもん かい) エディブルガーディアンNo.1。37歳。北海道出身で、割烹を主とした料理人。孤児だったため施設で育ち、そこで料理を覚える。幼い頃から活躍しており神童と呼ばれたほどだったが、16歳から36歳まで20年間消息不明となる。消息を絶った理由は舌癌になったためで、失意のどん底へ陥った時、田崎劉庵の全身で料理を感じるスタイルを身に付けるためであった。癌は現在完治している。2年後、田崎劉庵が志良堂を文字通り食すことを知り、志良堂を逃がすために共に保護されにいった。10年後再び田崎劉庵のもとへ訪れ田崎劉庵に憑りつかれるが、同時にその能力を手にする。それから約1年後福島恭子が樹里子を出産したのを境に北海道に住む。 そして再び料理界に復帰。目的はTVに出て有名になれば志良堂のほうから連絡がくる期待からである。実力はエディブルガーディアンの中でも群を抜き、No.2の蓮見響也でさえ全く相手にならないほどの実力の持ち主で、「ミスターレジェンド」と呼ばれている。本戦大会には特別枠として参戦できるのだが、GIFCがマキトの力量を計るために関西地区予選に送り込まれる。マキトとは30%の力で戦えと指示されたが、マキトの実力を目の当たりにし、80%の力を発揮し叩き潰した。料理対決をする様は恐ろしい程のプレッシャーを放ち周囲を畏縮させるほどだが、普段は穏やかで週に数回、ボランティアに近い状態で学校に給食を作りに行っている優しい一面ももつ。公式戦では120戦全勝無敗の記録を持つ。地区予選準決勝で、マキトに圧倒的な力の差を見せつけ華屋敷を敗退させるが、マキトが成長することをかげながら見守っている。食材の鮮度の違い、味の良し悪しを目で判断する才能を持っている。刃渡り400mmを越える鮭切り包丁を使用したり、投げられた焼き石を素手で受け止めたり、はさみを使わなければならないほど硬いアカサエビ殻を素手で外したりと常人では到底不可能であることができる。樹里子と北海道で暮らしている。やることがすべて終わったら福島恭子にプロポーズするらしい。 エディブルファイト本戦リーグはBブロック。全勝で決勝トーナメント進出決定。 決勝トーナメントは志良堂自ら敗北を宣言し、2回戦進出。 2回戦は蓮見に能力を強奪されて128戦目でついに敗北する。 蓮見響也(はすみ きょうや)/ マスクマン エディブルガーディアンNo.2。「リスナー」・「式庖丁の蓮見」の異名を持つ。つかみどころのない性格で、めったに公の場に姿を現さない。土門と同じように食材の鮮度、味を耳で判断する能力を持っている。また経験した事の無い技術も目視して瞬時に自分のものにする天才と思われていたが、本当の能力は強奪である。結維に一目ぼれをして彼女をさらった後、追いかけてきたマキトとハンデありの桂むき対決をし、僅差で負けはしたが、エディブルガーディアンNo.2の実力を知らしめる。人の名前を中々覚えない悪癖があり、マキトのことを「マリオ君」と呼ぶ。関西地区予選準々決勝で解説として乱入して、華屋敷を勝利に導いた。関西地区予選の準決勝で行われた「アジメール」の不正を録画した映像(最初は8mmビデオテープだったが、途中でCD-Rに変わっていた)を何故か所持しており、GIFC運営本社に送りつけた結果、三位決定戦が行われることとなり、華屋敷が勝利し本選に出場した。 実家は「蓮見流」と呼ばれる平安時代より続く古式料理術の一派で、食の神・字馬三雁命(アザマミツカリノミコト)を祀る神前儀式包丁式の刀主の家柄。字馬三雁命に選ばれ神の耳を得たのは彼であったが、自由奔放な性格が原因で実家から絶縁されている。しかし絶縁された理由は性格ではなく、祖父の技術をすべて奪ったことで「彼には悪魔が憑いている」と忌み嫌われているようになったからである。唯一、弟とは交流が続いている。しかし、そのために技術や発想に反して料理の流れや意味などをいまいち理解していない面がある。 エディブルファイト本戦リーグはFブロック。Fブロック第7戦で「札幌 ジンジャー」と対戦。テーマは「シンプル」。49対50の接戦で敗北。現在3戦2勝1敗。 決勝トーナメントでは、初戦を圭吾と対決する。テーマは「前菜」。越智、小野里、宇賀神、更には圭吾の技術の一部も奪うものの、先述の欠点が災いして完敗するものの、圭吾が怪我でトーナメントを辞退したために繰り上げで2回戦に進出する。 2回戦は前述した人の能力に加え恵那恵の技を事前に「強奪」し、対戦中に土門の能力も奪い、さらに土門ですらリミッター制御していた力を全開放して無敗の土門に勝利した。 恵那恵(えな めぐみ) エディブルガーディアンNo.3。一見刀と思しき包丁「由里柳」を扱って、No.3の座を得ており、その名を異名に持つ。大阪にある「遊々軒」で働いている。遊々軒は佐久間鋭司の実家で、マキトとは腹違いの妹。結維が大阪に来たときに家に泊めるなど本来は姉御肌で面倒見の良い性格だが、それ以上に手が先に出る。エディブルファイトには興味がなかったが、マキトと一戦を交えて引き分けた際、マキトと決着をつけるため本戦大会に参戦する。土門の娘の樹里子と仲が良い様子。趣味は空手で、初段。マキトと同じく金髪で、よく頭にバンダナや帽子などを被っている。 エディブルファイト本戦リーグはHブロック。Hブロック第1戦で「マレーシア ジョントン・レストラン」と対戦し、50対48で勝利する。現在3戦3勝で決勝トーナメント進出決定。 決勝トーナメント1回戦、カレークラブジンジャーと対戦。テーマは「ヘルシー」。49対46で勝利し2回戦進出。 2回戦は事前に蓮見に由里柳の技術を強奪され、更に父である恵那鋭司の事故死直後ということも重なり、実力を出せず敗退する。 誕生日:8月29日 身長:163cm スリーサイズ:B88/W58/H87 血液型:A型 コミックス31巻の表紙担当。コミックス13・31巻のカバー裏・裏表紙担当(31巻は高校生時)。 忰田准一(かせだ じゅんいち) エディブルガーディアンNo.4。得意料理はエスニック料理で、一粒単位でスパイスを使いこなし、香りを操る。卑劣な性格で、椎名トオルの父との勝負で裏工作を講じた挙句に死に追いやり、真犯人を婉曲的に脅迫している。また、椎名トオルとの勝負では、アレルギーが大きなテーマとなっており、裏で相手の更に細工を施すよう画策する。なお、殺人や椎名トオル戦での裏細工は、どちらも忰田自身は直接に手を汚していないが、それはもしもの時に自分が言い逃れ出来るようにしているためである。 エディブルファイト本戦リーグはCブロック。3戦3勝で決勝トーナメント進出決定。 決勝トーナメント1回戦で敗退し、後日GIFCから彼の名は完全に抹消された。 江上忠治(えがみ ちゅうじ) エディブルガーディアンNo.5。得意料理は中華料理。店を放ったらかしにして女性と行動していることが多い。大の女好きで、恵に「エロマゲリーゼント」と陰で呼ばれている。非常に体毛が濃い。派手好きで激しいパフォーマンスを度々演出する。ガーディアンでは唯一経営者としての顔を持つ。回りを冷静かつ客観的に見渡すことができ、面倒見が良く、マキトとも仲が良い。英語はさっぱりわからないが、北京語は流暢に話す。外見とは裏腹に抜け目がなく切れ者であり、マスクマンの正体から蓮見が家から絶縁された理由まで独自で調査して確信に至るほど。 エディブルファイト本戦リーグはDブロック。Dブロック第1戦で「神奈川 エスポール」と対戦し、43対50で勝利する。第7戦で「シンガポール 天星飯店」と対戦し、48対48で引分となる。現在3戦2勝1分で決勝トーナメント進出決定。 決勝トーナメント1回戦GIFCの上層部からわざと負けるように言われた(ただし、審査員と観客と中條は知らない)。しかし、ガーディアンの地位を失ったら店が潰れて従業員全員路頭に迷うと考え、応援してくれる男の子の治療費をGIFCから出してもらうために僅差で負ける技術を使って敗退した。 栫井誠(かこい まこと) エディブルガーディアンNo.6。得意料理はフランス料理。ドクターと呼ばれ、理論的に料理を分析するが、ホウレン草をビーカーで茹でる。 上記の能力から、直感型のエディブルガーディアンNo.9・中條小町と組んでエディブルファイトに出場する。エディブルファイト本戦リーグはBブロック。現在3戦3勝で決勝トーナメント進出決定。 決勝トーナメント1回戦は結果的に江上に勝たせてもらったという形で勝利し2回戦進出。 越智修明(おち しゅうめい) 元エディブルガーディアンNo.7。得意料理は中華料理で腕が炭化するまで磨いた炎を操るが如く鍋を振る技術を持つ。以前は江上と同じ店で働いていた。攻撃的で自信家。自分がわざわざエントリーした敗者復活戦を辞退したマキトにブチ切れて、マキトとエディブルガーディアンの座を賭けた勝負をするも、敗退しエディブルガーディアンNo.7の座を剥奪される。 その後、マスクマン(蓮見)に自信の源である炎を操る術を一見で奪われたショックで放心する。 小野里友之(おのさと ともゆき) エディブルガーディアンNo.8。得意料理はイタリア料理。22歳。中学卒業後、本場イタリアに渡り修行し、Principe Orientale(東洋の王子)の異名を持つ。フランス料理をイタリア料理のパクリだと言い、心底嫌っているが、その理由は過去に彼女をフランス料理人に奪われたからである。しかしフランス料理人である栫井誠とは仲が良い。普段は冷静で人を見下したような性格だが、一度切れると放送禁止用語入りの暴言を多発する子供のような性格。 エディブルファイト本戦リーグはGブロック。Gブロック第3戦で榊圭吾と対戦。テーマは「内臓を使ったカレー」で45対50で敗北する。決勝トーナメント前にマスクマンに長年の経験で培った技を奪われたショックでガーディアンもトーナメントも辞退し、料理人の引退も考えるが、江上の策略で圭吾と蓮見の試合を観戦し、料理人を続ける決意をする。 中條小町(なかじょう こまち) エディブルガーディアンNo.9。京料理を得意とする。蓮見響也とよくつるんでいる。 エディブルガーディアンNo.6・栫井誠と上からの命令で嫌々ながらも組まされている。エディブルファイト本戦リーグはBブロック。決勝トーナメント進出決定。 決勝トーナメント1回戦は結果的に江上に勝たせてもらったという形で勝利し2回戦進出。 宇賀神大(うがじん ひろし) エディブルガーディアンNo.10。うどん職人。 エディブルファイト本戦リーグはEブロック。Eブロック第2戦で「岩手 スパイスハット」と対戦。42対48で勝利。 決勝トーナメントは自分の師匠の店を手伝うべく辞退したが、マスクマンに技を奪われる。
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