華屋敷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:10 UTC 版)
大阪府心斎橋にある創業60年の老舗料理店。マキトが佐久間鋭司の手がかりを見つけるため、ガネーシャを去って大阪に来た数ヵ月後に、食い逃げをした洋食屋。初めはマキトを、食い逃げ代を払わすため、時給100円で働かせていたが、マキトの料理の腕を認めて正式に雇う。エディブルファイトにはマキトは七瀬、甲斐谷とこの店のチームの一員として出場したが、関西大会地区予選の準決勝の相手・土門海に敗れてしまい、本戦大会出場権を逃したが、地区予選2位の「アジメール」の不正により行われた3位決定戦で「キェーン」に勝利して、地区代表枠として本戦大会に出場するが、マキトが華屋敷を辞めてしまったために、本戦メンバーにマキトは含まれていない。 七瀬眞尋(ななせ まひろ) 大阪編のヒロイン。華屋敷でシェフを務める女の子で、初登場時は20歳。小さい頃から母親と一緒に食べていた華屋敷のカツカレーが大好きで、自分の作ったカツカレーを母に食べさせてあげたいという思いから、華屋敷のシェフになる。そのためカレーに対する思い入れは人一倍強い。マキトに「食い逃げクン」という愛称を付けたが、マキトからはその巨乳により「Fカップちゃん」という愛称を付けられた。 家族は母親と弟。母親に「彼氏ができない」と言われることを気にしている。 正式な名前の表記は「眞尋」だが、作中では「真尋」と表記される事が多い。 華屋敷ではミニスカートで、オーバーニーソックスかサイハイソックス(いずれも色は黒)を穿いている。靴はスニーカー。 髪の長さは肩より少し上の長さ。華屋敷では左側をゴムリボンで左肩に寄せて縛り、右側は縛らずそのまま長く伸ばして垂らす髪型をすることが多い。右側を縛らないのは「両方縛るとダサすぎる」から。ビッフィーくん(ヤクザっぽい凶暴な風貌や河内弁を使うミッフィー風のウサギのキャラクター)を集めるのが好き。趣味はカレー作りと酒集めと競馬。 誕生日:1983年6月12日 身長:168cm スリーサイズ:B95/W61/H96→ B95/W61/H90(33巻)血液型:O型 コミックス10巻のカバー裏・表紙・裏表紙担当。13巻の表紙担当。21巻、33巻の裏表紙担当(21巻は幼少時)。 甲斐谷晃(かいたに あきら) 華屋敷のチーフの長髪の男性。東京出身で、以前は「ホテルグランディア東京」という一流ホテルのシェフ。料理を始め様々な分野の知識を持ち、それを駆使して料理を作る。フランス料理にも精通している。最初は経営・売上を重視しマキトと反発していたが、彼との勝負に敗れ「客を喜ばせる心」に気付き、その後は華屋敷の良きリーダーとして店をまとめている。敬という天才肌の兄を持つ。幼少の頃から「天才、敬の弟」と周りから比較され、劣等感に苦しみながら育ち、両親から料理の腕を褒められたが、天才の兄にはかなわず、自分が料理を作る意味はエゴのためだったと気が付いてしまう。それでも自分には料理の道しかないと思っていたため、兄と一生比較され続けるかもしれない料理の道を選んだ。調理師学校、ホテルグランディア東京時代も兄と比較され続けていたが、自分のことを唯一見つめてくれていた相田香緒理に対して初めて「人のために料理を作り想いを伝えたい」と思うようになる。 コミックス15巻の表紙担当。 姫野小雪(ひめの こゆき) 華屋敷の支配人の孫娘で、バイトで華屋敷のフロアの手伝いをしている。華屋敷のみんなから「姫」と呼ばれ、口がうるさく、わがままな支配人でも彼女の前では頭が上がらない。仕事中毒の両親のもとで育ったため非常に寂しがり屋で、自分を「必要ない子」だと思っている。マキトに興味をもち、何度も誘惑しようとするが、ことごとく失敗している。20歳以上の女性はオバちゃんだと思っており、そのことで七瀬を馬鹿にして怒らせている。マキトの事は「マッピー」と呼んでいる。マキトや光生に子供の頃の数少ない思い出の「パイナップル入りカレー」をオネダリした。 後に光生の子供を身ごもる。趣味はカラオケ。:誕生日:7月25日 身長:162cm スリーサイズ:B83/W58/H88 血液型:B型 コミックス11巻のカバー裏・裏表紙担当。 松前(まさき) 華屋敷の料理長。髭面で男前。洋食に限らず、他の料理にもかなりの知識がある。マキトの持っていた刃物をすぐに包丁だと気付いた人物。マキトの実力に目をつけ華屋敷の正社員に勧誘した。よく眞尋に逆セクハラされている。エディブルファイト決勝トーナメントで華屋敷の面々の成長を見届け、後を託して退職し自立することを決意。直後に眞尋の告白を受けて彼女と共に東京で小さなレストランをオープンする。 二ノ宮光生(にのみや こうせい) 元華屋敷調理部チーフ補佐。見た目はヤンキー。細かいスパイスの調合を判別できるほどの鋭敏な舌を持ち、レシピのない華屋敷のカレーの味の絶対的決定権を持っていた。小雪と関係を持ったために華屋敷をクビになる。 マキトとの因縁のため、エディブルファイトに一般部門で出場する。関一大の首席・苅田勉を一次予選突破のためだけに代表として出場させる。一次予選は苅田の知識のおかげで2位突破。順当に二次予選もこなし、Aブロック一回戦第7試合でメナムと戦い、苦戦するも勝利。続く二回戦第4試合で試合前に車に轢き逃げされてしまうが、気合いと根性でホットランドに快勝する。関西予選準々決勝第2試合で華屋敷とテーマドライカレーで対戦する。両者ほぼ互角の戦いを繰り広げるも、ドライカレーのくくりの差で負けを認め、準々決勝敗退。その後華屋敷に復帰し、松前・甲斐谷・七瀬が店を去った後、華屋敷の料理長に就任した。 コミックス14巻の表紙担当。 支配人 本名不明。華屋敷の支配人をしている。姫野小雪の祖父。小柄で禿頭の老人。性格はケチで守銭奴で、よく職員の給料を減給にする。日本酒(志電戒)が大好物でいつも片手に持っている。料理の知識はかなりのもの。小雪を溺愛し、かなり甘やかしている。小雪と関係を持った二ノ宮光生をクビにした。マキトが北海道へ旅立ったのを理由に休職を認めず、マキトをクビにする。 フロアマネージャー 本名不明。華屋敷のフロアのマネージャーで、眼鏡をかけている人のいい男性。間が悪い。 丸山(まるやま) 華屋敷のキッチンで働いている丸く太った男性。浅学で仕事もあまり真面目にやっていない様子。マキトがいない間は皿洗いを担当しているところから、華屋敷では立場は低い。 大林(おおばやし) 華屋敷のフロアリーダーの顔の大きい女性。熱が40度になるまで働き続けようとするほど仕事熱心。
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