へろへろ一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:37 UTC 版)
へろへろ 声 - 川合千春 この物語の主人公で、ウキウキ小学校に通っている。誕生日は4月1日。血液型はAB型。趣味はぼ〜っとすることである。 好物はあんぱん。チャームポイントは目で、嫌いな所は鼻である。常に萩本欽一の欽ちゃん走りのような「へら〜ん へろ〜ん走り」という独特な走り方をする。祖母のへろへろババがやっている描写はないが、一家揃って「へら〜ん へろ〜ん走り」をする。後にへろへろ独自で逆立ちして髪の毛を揺らしながら進む「カミノケアルキーン」(ジョジョ命名)という独特な歩き方を編み出す。 とぼけた性格であり、他人の言葉を聞き違えたり、おかしな解釈をしてトラブルを引き起こし、周囲の人々をへろへろな状態にして「う〜ん、とってもへろへろ〜」と言わせている。また、常識では考えられない不条理な行動も起こす。勉強に関しても、おかしな解釈のために全教科のテストで0点を取っている。0点を取ったという自覚はあるらしい。一方で、寝ぼけたときなどは頭の回転が速くなったり、予測のつかない行動で常に友達や周囲の人間を翻弄する。エイプリルフールでは、本人は嘘を付いたつもりで、いつもの彼からは考えられないくらい真面目で(勉強でおかしな解釈をせず、ちゃんと問題に正解していた)、ニコニコ先生やクラスメイトを驚かせていた。 社交的だが、年上にもタメ口で話すなど目上の人への正しい言葉使いは出来ていない(アニメ版では敬語で話す事もある)。便意を催した時はトイレに行く際に、排便をしていた犬を「人が苦しんでんのに気持ち良さそうに垂れてんじゃねぇよ」と犬を殴り付けたり等、凶暴な面を持つ。その反面とても純真で友達思い。しょっちゅうトラブルを引き起こしてはいるものの本人に悪意はないこと(とぼけた性格に由来する)から、へろへろを嫌う人間はほとんどいない。そのため友達が多く、交友関係はバリバリ、キラキラ、ゲロゲロをはじめとしたクラスメートほぼ全員。また、似たところのあるヘロボロボロットとは意気投合している。家庭内ではパパと仲良しで、食べ物や商品が出るとやる気になる所などがそっくりな似た者同士で、休みの日には一緒に出掛けることが多い。 バ仮面ヘロイダーに変装して、日夜 (?) 悪と戦っている。『へろへろな狼たち』のへろへろ 裏社会に生きる、金のためならばどんな危険な仕事も請け負う男。普段とは比べ物にならない高い頭身とリアルな顔、そしてハードボイルドな性格だが、頭の弱さは相変わらずで仕事を成功させた試しは無い。「俺達は闇に生きる狼。金の為ならばどんな危険な仕事も引き受ける」の台詞から始まるが、途中から最後は「俺達は闇に生きる狼。だから頭の中も真っ暗」で終わるようになった。拾った千円札をネコババした事がある。 『屁狼伝』のへろへろ 屁狼老師に学んだ絶対魔拳法の継承者。鍛えられた筋肉質の肉体を持つが、やはり頭は弱い。語尾に「ん」を付けることが多い。その肉体とは裏腹に顔のタッチは元のままである。 『ヘロボットX』のへろへろ 父親の作り上げたスーパーロボット・ヘロボットXのパイロット。正義感の強い熱血漢。初期の一部を除いて特に頭が弱いことを示す描写はなく、むしろ常識人。ヘロボロボロットを蹴るなど、乱暴なところがある。特にヘロボロボロットが同コーナーの主役になると出番が少なくなる為に性格が悪くなっていった。 『TOPアイドル』のへろへろ トップアイドルを夢見る女子高生である「屁呂へろ子」として登場。頭身が挙がり、スタイルは非常に良いが、顔はへろへろのままな上に髪が長くなって唇も厚くなったので、ただ不気味な存在になっている。頭の弱さを示す描写はあまり無いが、自惚れ屋かつ自信過剰な性格であり、容姿や才能では遠く及ばないキラリを一方的にライバル視している。 ソヨソヨ、サワサワ へろへろの鼻毛である。ソヨソヨは男の鼻毛で、サワサワは女の鼻毛である。漫画では相思相愛の仲であり、結婚もする(鼻毛なので結根)。 へろへろパパ 声 - 松本保典 へろへろの父親でへろへろジジ、ババの息子。へろへろとは仲良しで、休日には二人で出掛けることが多い。また息子と同様に「へらーん へろーん走り」をしたり、同じような間違いを犯す。しかしながら、へろへろの間違いを指摘する場面も見受けられるのでへろへろより多少は常識があるようであるが、時に変な指摘をする事もしばしば。(一例)へろへろと乗った旅客機の機長に対して「(本物の旅客機なのに)おもちゃは仲良く遊ばなきゃいけないんだぞ」と指摘する。 趣味は、のびた髭をチリ毛にすること(原作1巻)、流しに栓をして水を溜めた栓を抜いて一気に流すこと(水が流れ終わったときの「きゅ〜」という音が聞きたいから。アニメ版)。また、へろへろとテレビで朝7時の時報の時計をドキドキしながら見るのも好きで、ドキドキする理由は、7時になった途端に針が戻ってしまうと思うかららしいが、ママに正しく否定されているも懲りていない様子。 へろへろに珍行動を起こした際に「全く、へろへろはあわてんぼうだなぁ」などと言っているが、結局のところ2人は似た者同士。『へろへろな狼たち』のへろへろパパ 息子と同様に裏社会で生きる男。頭は弱い。へろへろからは「ファザー」と呼ばれる。 『ヘロボットX』のへろへろパパ スーパーロボット・ヘロボットXや、ヘロボロボロット、スコッティーナなどのロボットを開発した科学者。しかし、なぜダンボール製のヘロボロボロットが動くのかは、本人も解っていない。前述のロボット開発や、ガラクタを組み合わせて新しい道具を発明するなど科学者としては優秀であると言えるが、へロボットXの兵装に「剣」ならぬ「券」を使うなど本家と同様の勘違いをしたり、道具の効力を打ち消す方法がわからないなど詰めの甘い傾向がある。 へろへろママ 声 - 堀越真己 へろへろの母親。一児の母とは思えないほどスタイルがよく、家ではいつもボディコンを着ている上、夏期の海水浴もビキニスタイルである。怒るとちょっぴり恐い。息子や夫同様「へろ〜ん へら〜ん走り」をする。 一家では姑のへろへろババに次ぐ常識人で、夫や息子の不始末を叱ることもある。しかし、へろへろがテストの点数を30000点に捏造した際に全く疑問に思わず「額に入れて飾っておきましょう」と言ったり、運動会に弁当を忘れて周囲の人に分けてもらったなど、抜けたところや天然なところも見受けられる。 仕事は、ヤスヤススーパーでレジ係のパートで、遅刻していないことが自慢である。へろへろくんとへろへろジジのせいで一度クビになったこともある。 両親は未登場で、兄弟或いは姉妹がいるかは不明。 化粧中にパフで顔を叩く時は、勢い良く叩くので粉が火事で煙が揚がっている状態になるため、へろへろとパパは防塵マスクを装着する。また、外からも立ち昇っているのが分かるため、その様子を見た他人からは火事が起きたかと思われてしまう。 フライパンから目玉焼きをへろへろとパパに口に上手く投げ入れる事が出来る。なお、へろへろ家の朝食は時間がない時は目玉焼きのみで、食パンもごはんも出ない。しかし、ジジとババが来てからはちゃんと作っている。 へろへろジジ 声 - 佐藤正治 へろへろの祖父で、へろへろパパの父親。息子や孫と同様に珍行動を起こす、へろへろ家一のトラブルメーカー。ジジが係るとへろへろやパパの聞き間違い等でややこくした事が更にややこしくなってしまう。 へろへろやパパと同様の間違いをし、2人以上にとぼけている。ジジのおかしな解釈に2人が納得している事からも、どれだけ2人以上にとぼけているかが伺える。 若い女性が好きで、宝くじが当たった際に引っ越す予定にあった南の島のビーチでは若い女性が沢山見られるため、想像して「ピチピチねーちゃんみほーだい」と興奮するなどの面もある。 特技は、鼻水で時計が作れることである。また、あるときから鼻血を出して秒針としている。 以前は田舎暮らしをしていたが、今は妻と共に息子の家に同居している。へろへろ家の二階に住むことになるが、実際へろへろ家は一階建てなので増築する二階のデザインを読者から募集していたが、それらはいずれもジジを散々な目に遭わせるだけに終わる。田舎で住んでいた家は鶏、牛、ウサギにあげた。 へろへろはジジにとって初孫。『へろへろな狼たち』のへろへろジジ 暗黒街のボスの「ジジー」として一度登場。へろへろ親子の抹殺対象となるが、へろへろ親子が「暗殺」を完全に勘違いしていたので結局依頼は達成されず。 『屁狼伝』のへろへろジジ(屁狼老師) へろへろを見出し、絶対魔拳法を伝授した。へろへろ同様に頭は弱いが、「拳の心」を伝えるためなぞの主催者として拳法大会を開いた。偉大な老師には違い無いが、大会の最後にて参加者達に拳の心を伝えた途端に崖から足を踏み外したり、恐恐一家に拉致された際は戦いの後も放置されたりと散々な目に遭っている。 『ヘロボットX』のへろへろジジ(ボケジィ) ウキウキ星征服をもくろみ、様々な手先を繰り出す悪役として登場。自身が出動することは無く、出番も少ない。 へろへろババ 声 - 水原リン へろへろの祖母で、へろへろパパの母親。いつも夫の起こす珍行動に呆れている。 いつもお茶を飲んでいる物静かな人間であり、家族の中で最も達観している。へろへろ一家一の常識人。 パブパブ 声 - 水田わさび 「パブパブ」という鳴き声で鳴く、ゾウとブタをかけあわせたかのような動物(実際に、初期の頃ゾウとブタのハーフと紹介されていた)。へろへろ家のペットだが、よく忘れられる。そのため、特上からだんだん出番が減っていき、めっちゃワールドでは、ほとんど登場しなくなった。木の板などを上手く使い、上に乗って家のインターホンを押して餌を要求したりする。原作、アニメ共に一話から登場している。パパがへろへろにパプパブの散歩を頼むもパプパプに首輪付けないで首輪だけを引きずって散歩をしており、パパに「パブパブを忘れてるぞー」と指摘されるも今度はパパに首輪をして引きずって散歩しようとしており、最初から忘れられている。 へろへろ家の親戚達 親戚の結婚式の写真で見ることができる。顔がへろへろとそっくりで、写真を見たバリバリやキラキラが驚いていた(アニメにおいて)。
※この「へろへろ一家」の解説は、「へろへろくん」の解説の一部です。
「へろへろ一家」を含む「へろへろくん」の記事については、「へろへろくん」の概要を参照ください。
- へろへろ一家のページへのリンク