その他のライバル達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:28 UTC 版)
「アタックNo.1」の記事における「その他のライバル達」の解説
三条美智留 声 - 武藤礼子→北浜晴子 / 演 - 遠野凪子(ドラマ) 旧姓・大川。横浜二中出身。中学オールジャパンの1人で背番号「3」。女王様な性格。父親を見返してやりたい一心からキャプテンの座とオールラウンド賞を狙うため、こずえやみどりとのいがみ合いがあり彼女自身はバレーを嫌悪している一方でバレーを真っ向から愛するこずえとは激しく対立していた。しかしそれだけあって真夜中に1人でトレーニングするなど実は大変な努力家。こずえや良子と同様にアタッカーとして活躍し3人の中で最も強力なスパイクを持つ。幼少期に孤児院に預けられ、その後裕福な家の養女になるという複雑な生い立ち。猪野熊大吾の妹だということを本人は世界ジュニア選手権大会後に知る。その後こずえ達とは和解。中学卒業後は名門神奈川女子高に進学し1年生でキャプテンになる。インターハイ後ベスト12に選ばれ韓国との親善試合に参加した。 吉村さとみ 声 - 増山江威子 / 演 - 加藤夏希(ドラマ) 明法学園のキャプテン。中学オールジャパンの1人で背番号「5」。正確なコントロールを持つロングトスを得意としこずえ・みどり・良子と共に行動することが多い。原作には描かれていないが富士見学園が初出場した春季全国大会では福岡中との準決勝第2試合で良子が繰り出す強力なスパイクにより、試合後に意識を失いさとみをはじめ明法学園のメンバーが次々と精神錯乱に陥ってしまい3位決定戦を棄権してしまう。こずえが富士見学園に転校するまではチームメイトとして共にバレーに励みこずえをよく知る旧知の友である。世界ジュニア選手権大会では主要選手としてこずえとの時間差攻撃など明法コンビの攻守を炸裂する。 アニメ・原作共に富士見と試合するシーンはなく中学編までで姿を消したがテレビドラマ化に至って初めて高校の舞台に登場し、こずえとの対戦や八木沢との交流などそれまで描かれていなかったエピソードもある。 垣之内良子 声 - 恵比寿まさ子 / 演 - 秋山エリサ(ドラマ) 福岡中のキャプテン。中学オールジャパンの1人で原作・アニメ共に背番号「2」。強力なスパイクが武器で回転レシーブを得意とし、こずえ達と春季・秋季の全国大会決勝戦で戦った。当初は防御型戦法を得意としていたが春季全国大会でこずえ達に敗れたことで攻撃型戦法に転向し秋季全国大会で雪辱を果たす。少々気が荒いもののこずえとみどりが中学オールジャパンに選ばれ宮崎での再会時には、こずえ・みどり・さとみとの友情をうかがわせ4人で共に健闘を誓い合い主要選手として攻守のバランスを活かした活躍を見せる。また当初いがみ合っていた三条とも和解し友情を結ぶ。高校では三条と同様に1年生でキャプテンになるも、寺堂院に完敗。とはいえチームで唯一人、2本のスパイクで寺堂院から得点し一矢報いた。その後ベスト12に選ばれ韓国との親善試合に参加した。回転レシーブを得意とする運動神経を持つ一方で世界ジュニア選手権大会1回戦の前日にアメリカ・ジュニアチームキャプテンのキャシーに招待されたパーティーではダンスは苦手という場面が描かれている。 三原由美子 声 - 野村道子 美沢学院キャプテン。瞳の色は青。自宅(豪邸)の庭に時速80キロのスピードでボールを出すマシンを設置しレシーブを鍛えた。後にこのマシーンから繰り出されるボールをダイレクトスパイクすることでスパイク力を強化する。 高校時代のこずえの地区大会でのライバル。初期では強豪なライバルとして描かれていたが、後期では富士見に破れる。 富士見に敗北後「チームは負けたものの自分自身が負けたのではない」と敗北を認めず富士見ヶ浜での1人制バレーの挑戦状をこずえに送りこずえを叩きのめそうとする。こずえが現れるまで代わりに相手となったみゆきが敗れ富士見に完全勝利したと思い込みその後現れたこずえに「卑しい根性の持ち主」「試合に勝てなかったからと1人制バレーで復讐してやろうなんて」と言われるほど復讐心によってこずえに対する闘志を募らせる。「試合なんてどうでもいい」「チームメイトが足を引っ張るから実力が出し切れない」と言い切るほどこずえ個人に対する勝利を求める執念が強い。 伊佐原加奈 声 - 恵比寿まさ子 アメリカ軍統治下の沖縄代表、魔文仁(まぶに)高校のキャプテン。アメリカ軍により恥辱を受け自殺未遂を図った姉がいる。キャシーとの対戦経験もあり空手の三角蹴りを応用した三角アタックを得意とする。空手チョップや手の甲で打つなどボールを打つ場所によってどこに飛ぶか予測ができないため、こずえ達は苦しめられるが、三角アタックは体力の消耗が激しく、長時間の試合には向かない戦術だったため敗れる。 シェレーニナ 声 - 鈴木弘子→増山江威子 原作では「シュレーニナ」。ソ連ジュニアのキャプテンでこずえの最強のライバル。ソ連ジュニアのメンバーたちと来日し富士見学園と福岡中との春季全国大会の決勝戦を会場で観戦し、こずえと直接会うことはなかったが試合終了後互いに目が合いこの時が初めての出会いとなる。こずえ達がバレー部専用の新体育館建設をかけた親善試合でこずえ達が惨敗するとこずえが何かに迷っていることで本当の力を出していないことを見抜き失望するが、本当の力を見せてほしいとこずえを励ます。東京での帰国前最後の試合にこずえを招きソ連の強さを見せると同時に再び会うことを誓い最強のライバルとなるきっかけとなる。中学時代はオールジャパンに敗れるも、数年後サーカス団仕込のジャンプスパイクで全日本を苦戦させて優勝を遂げた。アニメ版ではオールジャパンを激しいラリーの末破り、優勝を飾っている。後の世界戦ではあえて遅れるようなかたちでこずえの前に姿を現し対日本用の秘密兵器として登場する。半回転スパイクを駆使してこずえ達、実業団オールジャパンを苦しめた。金髪のロングヘアが特徴で、リメイク版コミックでは美沢学院に留学中のロシア人選手という大幅な設定変更がなされ、三原と共に富士見高校と対戦した。 ボルチンスカヤ ソ連ジュニアの一人。背番号「8」で世界ジュニア選手権大会では「2」。アニメのみのオリジナルキャラクターであり幼少期の事故の後遺症で足が不自由で全く喋らないが(世界ジュニア選手権大会決勝で交代時にシェレーニナと目が合った際に口は動かないが「シェレーニナ」と喋るのみ)、その存在感はずしりと重い。茶髪、ツインテールが特徴でシェレーニナの特訓により彼女の右腕的存在として試合を展開する。シェレーニナの十字トスからの殺人スパイクと呼ばれる空手チョップのような打ち方をする破壊力が強烈なスパイクを繰り出し、世界ジュニア選手権大会ではシェレーニナと共に強力な選手としてこずえ達にプレッシャーをかける。決勝では殺人スパイクがこずえによって編み出された2段レシーブに1発目であっけなく敗れてしまい3度目のスパイクで吉村を負傷退場させるが、猪野熊が考えた後ろ向きでスパイクをレシーブする方法により殺人スパイクがほとんど通用しなくなる。世界ジュニア選手権大会閉幕後シェレーニナと共に登場した対戦国のライバル達と再戦を誓った後物語には登場しなくなるが、99話でシェレーニナがサーカス団付属の訓練学校で猛特訓を積み重ねてきたのみならず、一回り強化された殺人スパイクのレシーブを練習をしてきたという回想シーンで一瞬のみだが登場する。 マヌンバ 声 - 北浜晴子 ケニア・ジュニアのキャプテン。黒人でパーマがかった髪型が特徴。ボルチンスカヤの殺人スパイクをレシーブするが不安定な体制でレシーブをしたことで足を負傷、しかしその後も試合に出続け、観客の感動を誘う。世界大会では決勝リーグ第1戦の対ハンガリー戦で倒れてしまいケニアの控室にこずえが全日本の宮原医師を呼び治療で意識を取り戻すが試合には出ないとこずえに告げる。ケニアチームは個人の技術はあっても団結力に欠けていることを熟知している彼女は、自身が倒れたことで団結力が強まったものの戻ったら団結力が更に乱れてしまうことを恐れ試合には戻らない決断をした。 崔(サイ) 声 - 菅谷政子→麻生みつ子 韓国ジュニアのキャプテン。トスを上げると見せかけてサイドスローのような打ち方をする弾丸スパイクが得意で、ライン際どい場所にスパイクを打ち込み第1セットを取りこずえ達を動揺させる。こずえが高校1年時に親善試合が行われ、その時にはミサイルスパイクを披露する。世界ジュニア選手権大会では2回戦でオールジャパンに敗北したものの、チェコ対ソ連との試合の客席で「ボルチンスカヤの殺人スパイクは韓国の崔の弾丸スパイクに変化を付けたようなものだ。」「彼女のようなスパイクの持ち主がうちのチームにいてくれれば練習には好都合なのだが。」というこずえと猪野熊との話を聞く。ソ連対日本との決勝が決まったこずえ達を訪ねてボルチンスカヤが繰り出す殺人スパイク攻略に協力したいと申し出る。また別れ際に同じアジアの兄弟国として叶わなかった優勝の願いをこずえ達に託し帰国の途に就いた。 順玉(ジュンギョク) 声 - 花形恵子 サイの妹で、レシーブが得意。日韓親善試合ではみどりの木の葉落としに対するレシーブを攻略する。色白で、エラが張って男っぽい顔立ちの姉とは全く似ていない。 チェシカ チェコ・ジュニアのキャプテン。スタイルが良く、けっこう細身。東京オリンピックの体操の華、チャスラフスカの従姉妹。その空中回転レシーブは彼女から授かった。全日本と対決時には、ブーメランのように曲がる『振り子スパイク』、レシーブしたボールがひとだまのように落ちる『ひとだまレシーブ』を披露する。こずえの魔球『竜巻落とし』をダイレクトスパイクで落とせることを発見するが、日本に敗れる。原作のロズ・クラチャニーに相当する。 キャシー 声 - 小原乃梨子 アメリカ・ジュニアのキャプテン。アメリカ人的な明るさで、試合は勝ち負けには拘らず、楽しければ良いというスタンスだったがこずえ達のソ連チームとの決勝戦を見た後、その考えは間違っていたと悟る。シェレーニナとの交流やこずえ達をパーティーに招待するなどフレンドリーな性格でもある。1回戦でオールジャパンと対戦時彼女をはじめメンバー全員が試合開始前から余裕とも見える笑顔を見せ、みどりのサーブが連続して決まったことでこずえ達は第1セットを難なく取る一方で、メンバー全員が表情を崩さず猪野熊が「ハドソンの流れのように悠々たるものだ」と称賛するほど冷静に試合を進める。こずえ達はストレート勝ち出来ると思い飛ばしすぎて体力が消耗している一方、彼女の余裕に満ちた表情は変わらず第2セットを取り前回大会準優勝の貫禄を見せプレッシャーをかける。その後オールジャパンがソ連との決勝を控え殺人スパイク攻略のため密かに練習場所を探していた猪野熊と遭遇して、彼女の父親が所有している練習場所の体育館を提供し崔と共にアメリカ・ジュニアメンバー全員を率いて殺人スパイク攻略に協力する。 バージニア 声 - 松島みのり アメリカ・ジュニアのメンバー。黒人選手。スポーツはお金のためにあり、勝ち負けは全く関係ないと語りこずえと対立するが、その後やはりそれは間違っていると悟る。
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