鬼太郎と敵対した人間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:29 UTC 版)
「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「鬼太郎と敵対した人間」の解説
以下は主に鬼太郎と敵対または身勝手な行動を取ってストーリー的に大きく影響を齎した者たち(最終的には改心して和解に至った者も含む)。 にせ鬼太郎(にせきたろう) 声 - 伊倉一恵(墓場) 黄色と黒の市松模様のちゃんちゃんこを着た鬼太郎に瓜二つの少年。鬼太郎とは違い隻眼ではなく、また幽霊や妖怪でもないただの人間。日本人で国籍もあるが、本名は不明。 『ねこ屋のきょうだい』では、下宿屋「ねこや」の主人の家出した長男で、寝子の兄として登場。『雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎』では、一儲けを企んだねずみ男が、鬼太郎によく似た顔の少年・正夫をにせ鬼太郎に仕立て上げる。 初出は貸本版『墓場鬼太郎』シリーズの『鬼太郎夜話』(アニメ版第4〜7話)。詳細は「墓場鬼太郎の登場人物」を参照 禿山(はげやま) 声 - 佐藤正治(墓場) 水木の働いている血液銀行の頭取。鬼太郎親子を警察に突き出そうと目論むが、逆に車ごと崖から転落死し、生きながら霊界に流された水木に、地獄へ行く前に会社を託す。 初出は『幽霊一家』、『あう時はいつも死人』に登場。アニメ版では名前未出な会社の社長。詳細は「墓場鬼太郎の登場人物」を参照 山田秀一(やまだ しゅういち) 声 - 小宮山清(第1作)、塩屋翼(第3作)、森久保祥太郎(まんがビデオ) 『大海獣』(初アニメ化第1作第5〜6話)に登場。大海獣調査隊に参加した天才科学者。生物学をはじめあらゆる分野に長ける反面、大海獣の研究から不老不死の秘密を解明し、その名誉を得ようとする野心家。自分が大怪獣の血液を注射したことで大怪獣に変身した鬼太郎を抹殺しようとするが、最後は自分の過ちを認めて鬼太郎を元に戻す。鉄の大海獣(てつのだいかいじゅう) 原作『大海獣』(アニメ化第1作第6話)に登場。大海獣と化した鬼太郎を殺すために山田秀一が開発した大海獣そっくりの巨大なロボット。ラジコン大海獣とも呼ばれる。 眼がライトになっており、両手のハサミと鋼鉄の牙を武器としている。 怪獣にそっくりなロボット怪獣で対抗する発想は、水木の貸本漫画『怪獣ラバン』(1958年)でも登場しており、東宝映画『キングコングの逆襲』(1967年)のメカニコングより早く、作者本人も著書『続・妖怪画談』において最初に考えたのは自分であることを述べている。 鬼道衆(きどうしゅう) 声 - 大森章督、佐藤佑暉(第3作) 『鬼道衆』に登場。葛城山に住む妖怪狩りの専門家集団。原作やアニメ第3作では、女頭領以外は山伏のような服装。幹部には人魚の肉を食べて何百年も生きている者もいる。 原作では人間として育った女王人魚・山田海姫(やまだ みき)を狙い、鬼太郎一派と対立する。 アニメでは第3作第100話登場。女頭領・八百比丘尼の寿命切れが近く、延命のために半魚人と結婚した女王人魚を狙うが、最後は寿命が尽きて全滅する。 実写映画版では1000年前に悪霊退治の旅をしていた集団。村人の頼みで濡れ女を封印した。比良本楓は頭目の子孫だった。 アニメ第6作ではかつて権力者や寺社の依頼で妖怪退治をしていた組織。過去には大逆の四将の捕縛にも携わり、人間が妖怪の存在を忘れた現在では影を潜めていたが、ぬらりひょんの手引きで解放された四将の一人・玉藻前によって里を壊滅させられる。如雲斎(じょうんさい) 原作のみ登場。鬼道衆幹部で、頭領の鬼巫女に次ぐ霊能者。 鬼巫女(おにみこ) 声 - 色川京子(第3作) 鬼道衆の強力な女性霊能者、般若の面を被っている。 原作では鬼道衆の頭領。アニメ第3作第100話では八百比丘尼曰く妖怪殺しの後継者とされていたが、正体は八百比丘尼に洗脳され、妖怪への敵意を植え付けられたユメコだった。 ヒミコ 古代の日本である邪馬台国の長で実在の人物。本作では古代魔法「鬼道」を極めた霊能者として登場。時空を越えてやってきたねずみ男に井戸の神に捧げる生け贄を連れ去られたため、井守に鬼太郎達を襲わせるが、最後は鬼太郎の強さを認め、生け贄の儀をやめることを約束する。 八百比丘尼(やおびくに) 声 - 高島雅羅(第3作) 偶然に人魚の肉を食べて八百年生きたという伝説の女性の1人。人の身に合わぬ長寿と世の無常に悩んだ伝承原典の儚げな存在の女性ではなく、本作に登場した個体は冷酷な性格をしている。 アニメ第3作第100話では鬼道衆の頭領。人魚の肉による不老不死は八百年で効力が切れるため、延命するために女王人魚を狙うが、最後は寿命が尽きて白骨化する。 原作では「国盗り物語」第11話に登場。鬼婆のような風貌。ムーに雇われて鬼太郎抹殺を企むが、最後は奪われた溶解液で倒される。 ザ・マンモス 声 - はせさん治(第1作)、くじら(第6作) 吸血鬼ラ・セーヌに用心棒として雇われている殺し屋。力自慢の大男で、フランス出身の人間。最期はラ・セーヌと共に、燃え盛るホテルの部屋の中に閉じ込められ焼死する。 アニメ第6作では、ラ・セーヌに一族ぐるみで仕えている。ラ・セーヌの命令で若い女性を攫い献上していた。零によってラ・セーヌが倒された後は鬼太郎に身柄を引き渡される。 ギャング団 声 - 永井一郎(政吉)、大竹宏(豆蔵)(第1作)、徳丸完(大黒)、田中亮一(二郎)(第4作)、山野井仁(正岡)、太田真一郎(豆村)、高塚正也(吉川)(第5作) 『地獄流し』に登場。黒ずくめの服の男・政吉(まさきち)と黒眼鏡に出っ歯の男・豆蔵(まめぞう)の2人組で、原作ではそれぞれ殺し屋と前科12犯のやくざで、アニメ第1作第13話では銀行強盗犯。警察に追われて鬼太郎の家に侵入し、カラスを殺したことで鬼太郎の怒りを買い地獄に流される。 アニメ第4作35話では黒ずくめの大黒(おおぐろ)と出っ歯の二郎(じろう)の、悪質な土地転がしの2人組。警察からの逃走中に銃撃したことで鬼太郎の怒りを買い、砂漠と無人の街が広がる世界に送られる。最終的に、改心した二郎は現世に戻されて出頭し、悪辣なままの大黒はさらなる暗闇に突き落とされる。 アニメ第5作では黒ずくめの正岡、出っ歯の豆村(まめむら)、冴えない雰囲気の吉川(よしかわ)の、銀行強盗を働いた柄の悪い3人組。ねずみ男に案内された妖怪横丁で自分勝手に振る舞ったために住民から報復され、最後は鬼太郎によって地獄に落とされる。 新妖怪千物語では、兄貴分と豆蔵の2人組の強盗殺人犯。鬼太郎の渡し船で三途の川を渡る途中に、2人とも船から地獄へ落ちる。 ナンダカ族の男 月刊ガロ掲載『鬼太郎夜話』に登場。スリで得た金で遊び暮らす、サングラスをかけた男。 寝子を失って悲しみに暮れていた鬼太郎を利用してスリを働いたことによって、鬼太郎の報復で貯金通帳を失う。 貸本版『墓場鬼太郎』シリーズの『鬼太郎夜話』第2巻『地獄の散歩道』では、呼称「ビート族」でサングラスをかけていない。 詳細は「墓場鬼太郎の登場人物」を参照 青木 日和坊(あおき ひよりぼう) 『最新版』に登場したパニック評論家。顔は日和坊に似ているが人間の初老男性。妖怪の存在を信じていないが、ぬらりひょんの破壊活動やいじめ・自殺の蔓延を「ハレー彗星による集団幻覚」と断ずるなど、発想はオカルト的である。 チャラトミ 声 - 根本幸多 アニメ第6作に登場するウーチューバーの青年。主役願望を満たすために周囲の迷惑を顧みない傾向にあったが、HIKAKIN(声は本人)との出会いがきっかけで反省し、居酒屋に就職し真面目に働くようになる。 総理 声 - れいみ アニメ第6作に登場。日本の総理大臣を務める中年女性。日本国と政府至上主義者で、目的達成のために手段を選ばず、自身の感情を貫くために物事を利用する狡猾さと頑固さを持つ。第二次妖怪大戦争では首相官邸や関係者と共に爆撃に巻き込まれて死亡する。 小野崎美琴(おのざき みこと) 声 - 下地紫野 アニメ第6作に登場。まなや雅たちの同級生の少女。人体実験の副作用でおどろおどろに変貌した研究者の父を鬼太郎に倒されて以来、妖怪に憎悪を抱き、妖怪の危険性を周囲に訴える活動を行うが、それが妖対法の成立や第二次妖怪大戦争の遠因となり、最後は考えを改める。 [先頭へ戻る]
※この「鬼太郎と敵対した人間」の解説は、「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の解説の一部です。
「鬼太郎と敵対した人間」を含む「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事については、「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の概要を参照ください。
- 鬼太郎と敵対した人間のページへのリンク