つうしん‐きやく【通信規約】
読み方:つうしんきやく
プロトコル 通信プロトコル 通信規約
通信規約
【英】protocol
通信規約とは、ネットワーク上でデータを通信するための手順や規約の集合のことである。
通信規約はしばしば言語にたとえられる。例えば、英語しか話せない人に日本語でお願い事をしても、日本語がわからないという理由で、願いは聞き入れられることがない。これと同様に、二つのコンピュータが通信を行う場合にも、互いが意思疎通できるような仕組みを持っている必要がある。
通信規約は、端末が通信する場合に際して、最初に情報を発する端末の選定、送信するデータの形式、パケットの構成、あるいは通信エラーが起こった場合の対処法などを細かく取り決めている。これによっていかなる場合にもスムーズな連携を行うことが可能となっている。
インターネットでWebページを見る場合、WebブラウザやWebサーバーは「HTTP」(Hyper Text Transfer Protocol)という通信規約を利用して通信を行っている。HTTPは、TCPと、その下で具体的な通信を行うIPという2種類の通信規約を使用している。ちなみにHTTPはRFC 2616として規格化されている。
また、ユーザーがプロバイダと電話回線によって接続される際には、ユーザーのコンピュータとプロバイダのコンピュータはPPPという通信規約を用いて通信を行っている。他方モデムは、エラー訂正やデータ圧縮に、MNPなどの通信規約を使用している。
参照リンク
Hypertext Transfer Protocol -- Network Working Group - (英文)
通信プロトコル
(通信規約 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/29 15:38 UTC 版)
通信プロトコル(つうしんプロトコル、Communication protocol)は、通信に関する規格のことである。「通信規約」や「通信手順」ともいう[1][2]。
- ^ 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, ASCII jpデジタル用語辞典,知恵蔵,パソコンで困ったときに開く本,デジタル大辞泉,栄養・生化学辞典,ホームページ制作用語集,IT用語がわかる辞典,世界大百科事典 第2版,ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版. “プロトコルとは”. コトバンク. 2021年2月23日閲覧。
- ^ Transactions: The Best Papers of 1987, Simulation of Factory Communication Protocols, in Proc. of Simulation and Artificial Intelligence in Manufacturing, ハリー・グナルト by Society of Manufacturing Engineers, Long Beach, California, October 1987, pp. 1.59 – 1.75.
- ^ a b 高橋健太郎著 「プロトコルはなぜ必要か」 日経NETWORK 2007年7月号 p.59~p.75
- 1 通信プロトコルとは
- 2 通信プロトコルの概要
- 3 概要
- 4 各種プロトコル
- 5 歴史
- 6 出典
「通信規約」の例文・使い方・用例・文例
- コンピューターネットワークにおける通信規約
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