第二次世界大戦後から現在とは? わかりやすく解説

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第二次世界大戦後から現在

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 13:07 UTC 版)

フランス海軍」の記事における「第二次世界大戦後から現在」の解説

第二次世界大戦後戦勝国として扱われたものの、国土戦場になった事でフランス国力消耗していた。フランス19世紀イギリスと並ぶ艦艇製造技術持っており、日本江戸幕府幕末初めての砲艦発注したのもフランスであった。しかし普仏戦争から第一次及び第二次世界大戦にかけて幾度となく国土大戦争舞台となり、陸軍力編成優先せざるを得なかった事もあり、独自の造船技術会得した上でいち早く空母有効性着目した日本海軍や、日英同盟下で日本の手となったイギリスのように戦間期にかけて海軍整備は遅れ、特に太平洋地域におけるフランス海軍活動極めて限定された。例外的に目立った活動としては、仏領インドシナ政府所属していた艦艇が、現在のカンボジア地域領有権巡ってタイ王国海軍交戦した事件挙げられる。この泰仏国紛争は、タイ同盟結んでいた日本仲介により停戦した為、結局第二次世界大戦終結まで日仏両国の間で海戦が行われることはなかった。 詳細は「タイ・フランス領インドシナ紛争#紛争」および「コーチャン島沖海戦#両軍戦力」を参照 第二次大戦後のフランスは、長年宿敵であった隣国ドイツ東西分裂したとはいえソビエト連邦東欧支配し東側諸国)、東西冷戦の中で自国安全保障考えざるを得なくなった1950年代西ドイツ再軍備して北大西洋条約機構NATO)に加盟するまでは、フランスミサイル時代入った水上艦艇独自開発する時間もなく、当初アメリカイギリス戦時急造艦を中心に供与を受け海軍再建された。 1960年代入り国産艦艇代替開始クレマンソー級航空母艦シュフラン級駆逐艦などを建造し搭載する艦載機ミサイルなども国産化進められエタンダールIV攻撃機マズルカ艦対空ミサイルなどが開発された。 核武装行われ原子力潜水艦とそれに搭載する潜水艦発射弾道ミサイル国産化され、アメリカとイギリス主導するNATOとは距離を置き、フランス独自の防衛政策進めた(「ド・ゴール主義#外交参照)。独自路線今でも続いているが、他方では他のヨーロッパ諸国との共同開発にも熱心である。 現在行われている共同開発としては、イタリア共同開発中のホライズン計画によるフォルバン級駆逐艦イギリス及びイタリア開発したPAAMSなどがある。ユーロファイター共同開発決裂して独自に開発した戦闘機が、空母シャルル・ド・ゴール」の艦載機ラファールである。 戦略原潜は6隻から4隻に削減されたものの、空母は、原子力空母シャルル・ド・ゴールに次ぐ2隻目をイギリス海軍提案したクイーン・エリザベス級航空母艦準同型艦として建造する案が進められている。但し、空母については建造決定しておらず、フランスの大統領選挙の結果によっては、計画変更される可能性存在している。 更新時期迫っている対潜任務を担う水上戦闘艦は、ほぼ同数による更新計画進行している。FREMM計画によって、2017年までトゥールヴィル級駆逐艦ジョルジュ・レイグ級駆逐艦デチエンヌ・ドルヴ級通報艦合わせて18隻中17隻を更新する予定であったが、予算不足により11隻へ削減されている。

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第二次世界大戦後から現在

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:35 UTC 版)

戦艦」の記事における「第二次世界大戦後から現在」の解説

イギリス1946年に「ヴァンガード」を、フランス1950年に「ジャン・バール」を完成させ(既に戦前から起工されており、ジャン・パールは艤装中にもかかわらずカサブランカ沖海戦では砲台として戦闘参加している)、戦後も国の威信象徴を示すものであり続けた。しかし実用艦としては既に時代遅れになっており、就役期間の大半予備艦として使われ退役した前記例外として、第二次世界大戦以降そもそも大規模な海戦それ自体が行われなくなったこともあり、戦艦建造行われなくなった戦後ソビエト連邦台頭により冷戦始まった頃には、ミサイル実用化がなされ、主砲による艦隊戦有効性失ってしまった。旧ソ連ミサイル主武装とする艦を大量に建造して、空母主力とするアメリカ対抗しミサイル巡洋戦艦といえるキーロフ級ミサイル巡洋艦実際ジェーン海軍年鑑には巡洋戦艦として掲載)を就役させるに至るが、巨砲主武装とする戦艦とは性格異なる艦である。 また、チリブラジルアルゼンチンの3国は自国戦艦退役させた後、代艦としてブルックリン級軽巡洋艦購入している。国の威信象徴を表す艦としても戦艦不経済考えられ巡洋艦でも十分であると考えられのである。 しかし陸軍及び海兵隊が行う、水際上陸作戦支援には戦艦砲撃力は依然有効であり、また、第二次世界大戦後著しく発達したミサイルは、徹甲弾対す防御前提とした重装甲を持つ戦艦に対して決定的なダメージ与えられないとされ、戦艦再評価され場面もあった。アメリカ第二次大戦以降朝鮮戦争ではアイオワ級の4隻すべてを、ベトナム戦争では「ニュージャージー」を現役復帰させ上陸作戦支援使用したその後アイオワ級予備役として保管モスボール)されていた。1980年代レーガン政権下で、「強いアメリカ」の象徴として三度、4隻とも現役一時的に役し、「ミズーリ」と「ウィスコンシン」は湾岸戦争出動した。これらは最後現役戦艦であり、トマホーク巡航ミサイル搭載するなど近代化改装施されていた。しかしあくまで大戦期の旧式艦の再利用であることが、戦艦価値使用法限定的なことを示している。1990年代初頭には全ての戦艦退役し2006年まで全ての艦が除籍された。最後戦艦であったアイオワ」も現在はロサンゼルスの港にて記念艦として、余生送っている。 純粋な戦艦とは異なるが、1990年代後半アメリカ海軍でアーセナル・シップ呼ばれる艦の開発計画があった。アーセナル・シップ大量ミサイル搭載し対地攻撃活躍する艦となる予定だったため、アメリカ海軍はこれを『21世紀戦艦』と銘打っていた。しかし、予算世界事情変化などで計画はほぼ立ち消え態となっている。

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