第二次世界大戦後から冷戦時代へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 15:37 UTC 版)
「鬼畜系」の記事における「第二次世界大戦後から冷戦時代へ」の解説
1939年(昭和14年)に勃発した第二次世界大戦では、特定民族をガス室送りにする民族浄化や武力で強制された非倫理的な人体実験も行われるなど、世界は有史以来のカオスに突入した。1945年8月には原爆投下という大量虐殺行為(ジェノサイド)が行われ、人類史上最悪の犠牲者を出した世界大戦は終結した。 全体主義(ファシズム)陣営の打倒が達成された戦後、新たな世界大戦の火種が燻る共産主義陣営との冷戦時代に突入した。このため、社会はまだ保守性が強く残り、既存の社会規範を打ち破ろうとする運動が社会全体に広がるのは、1960年代のカウンターカルチャー・ムーブメントを待つことになる。とはいえ、戦時中と比べると、前衛芸術の復興や、反抗音楽(ロックやフォークソング)の勃興、局地的カウンターカルチャー(ビートジェネレーション)、若者文化(ビート族や太陽族)の台頭などが起こり始める。また、ロカビリーミュージシャンのエルヴィス・プレスリーは、女性の髪型であった煌びやかなポンパドールスタイルと、ストリッパーのような性的腰振りダンスパフォーマンスで、これまでのタブーを破り、一躍若者の人気を博した。日本においても、ロックとリーゼントを愛好する後のヤンキー文化に大きな影響を与えた。
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