水上戦闘艦とは? わかりやすく解説

戦闘艦

(水上戦闘艦 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/28 00:57 UTC 版)

戦闘艦(せんとうかん、combatant ship)は、戦闘を主な目的とする軍艦。これに対し、戦闘艦以外の軍艦は補助艦英語版(補助艦艇)と呼ばれる[1]

概説

主要な戦闘艦は、排水量などにより大きい順に戦艦巡洋艦駆逐艦フリゲートコルベットに分けられる。ただし、これらの区別は排水量だけで決められるものではなく、特に、これらの艦種名の意味合いは時代によって大きく異なる。

また、艦自体は戦闘を行わないが、航空母艦強襲揚陸艦などを含めることもある。

潜水艦の多くも戦闘艦であるが、潜水艦を含まない「水上戦闘艦(surface combatant)」という言葉を使うことも多い。

出典


水上戦闘艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:53 UTC 版)

航空母艦」の記事における「水上戦闘艦」の解説

航空母艦登場直後より、水上戦闘艦、特に大型である戦艦重巡洋艦航空母艦としての機能付与することが検討されており、ワシントン海軍軍縮条約戦艦空母などの保有制限課されたことで本格的な検討着手された。 このうち航空戦艦については、日本海軍の「伊勢」、「日向」がこれに改装された。艦尾主砲2基を撤去して、後甲板上を飛行機格納庫、その上方の甲板飛行甲板として、彗星22機を搭載してカタパルト2基によって発進させる計画であった。「山城」「扶桑」についても同様の改装計画されたが実現しなかった。 一方航空巡洋艦 (Aircraft cruiser) については、当初アメリカ海軍熱心に研究しており、ロンドン軍縮条約では、アメリカ働きかけにより、巡洋艦合計保有量のうち25パーセントには飛行甲板装着してよいという規定盛り込まれた。アメリカ海軍では、1935年には飛行甲板巡洋艦 (FL) なる新艦種制定されたものの、結局は小型に過ぎて実用性乏しいとして断念された。ただし航空巡洋艦については、航空母艦とは別に水上機母艦系譜としての検討行われており、日本では利根型重巡洋艦および軽巡洋艦大淀」、またスウェーデン海軍巡洋艦ゴトランド」が建造された。 なお戦後ヘリ空母軽空母は、しばしば巡洋艦としての記号呼称付与されている。イギリス海軍インヴィンシブル級計画段階では全通甲板巡洋艦(Through Deck Cruiser, TDC)と称されていたほか、イタリア海軍軽空母ジュゼッペ・ガリバルディ」および「カヴール」も巡洋艦を表す「C」船体分類記号付与されている。またソ連海軍キエフ級航空巡洋艦、「アドミラル・クズネツォフ」は重航空巡洋艦称される。 またこのほか、日本海軍伊四百型潜水艦特殊攻撃機晴嵐」3機を搭載できたこともあり、潜水空母俗称されることもある。

※この「水上戦闘艦」の解説は、「航空母艦」の解説の一部です。
「水上戦闘艦」を含む「航空母艦」の記事については、「航空母艦」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「水上戦闘艦」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「水上戦闘艦」の関連用語

水上戦闘艦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



水上戦闘艦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの戦闘艦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの航空母艦 (改訂履歴)、イギリス海軍 (改訂履歴)、中国人民解放軍海軍 (改訂履歴)、フィリピン軍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS