戦闘艦
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戦闘艦(せんとうかん、combatant ship)は、戦闘を主な目的とする軍艦。これに対し、戦闘艦以外の軍艦は補助艦(補助艦艇)と呼ばれる[1]。
概説
主要な戦闘艦は、排水量などにより大きい順に戦艦・巡洋艦・駆逐艦・フリゲート・コルベットに分けられる。ただし、これらの区別は排水量だけで決められるものではなく、特に、これらの艦種名の意味合いは時代によって大きく異なる。
また、艦自体は戦闘を行わないが、航空母艦・強襲揚陸艦などを含めることもある。
潜水艦の多くも戦闘艦であるが、潜水艦を含まない「水上戦闘艦(surface combatant)」という言葉を使うことも多い。
出典
水上戦闘艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:53 UTC 版)
航空母艦の登場直後より、水上戦闘艦、特に大型である戦艦や重巡洋艦に航空母艦としての機能を付与することが検討されており、ワシントン海軍軍縮条約で戦艦や空母などの保有制限が課されたことで本格的な検討が着手された。 このうち航空戦艦については、日本海軍の「伊勢」、「日向」がこれに改装された。艦尾の主砲2基を撤去して、後甲板上を飛行機格納庫、その上方の甲板を飛行甲板として、彗星22機を搭載してカタパルト2基によって発進させる計画であった。「山城」「扶桑」についても同様の改装が計画されたが実現しなかった。 一方、航空巡洋艦 (Aircraft cruiser) については、当初はアメリカ海軍が熱心に研究しており、ロンドン軍縮条約では、アメリカの働きかけにより、巡洋艦の合計保有量のうち25パーセントには飛行甲板を装着してよいという規定が盛り込まれた。アメリカ海軍では、1935年には飛行甲板巡洋艦 (FL) なる新艦種も制定されたものの、結局は小型に過ぎて実用性に乏しいとして断念された。ただし航空巡洋艦については、航空母艦とは別に、水上機母艦の系譜としての検討も行われており、日本では利根型重巡洋艦および軽巡洋艦「大淀」、またスウェーデン海軍の巡洋艦「ゴトランド」が建造された。 なお戦後のヘリ空母・軽空母は、しばしば巡洋艦としての記号・呼称を付与されている。イギリス海軍のインヴィンシブル級は計画段階では全通甲板巡洋艦(Through Deck Cruiser, TDC)と称されていたほか、イタリア海軍の軽空母「ジュゼッペ・ガリバルディ」および「カヴール」も巡洋艦を表す「C」の船体分類記号を付与されている。またソ連海軍のキエフ級は航空巡洋艦、「アドミラル・クズネツォフ」は重航空巡洋艦と称される。 またこのほか、日本海軍の伊四百型潜水艦は特殊攻撃機「晴嵐」3機を搭載できたこともあり、潜水空母と俗称されることもある。
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