流石島レース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 22:52 UTC 版)
A級ライセンス取得後、風吹のデビュー戦は瀬戸内海の孤島・流石島(架空)に新設されたサーキット場でのレースあった。沖田の形見であるディノを改造し、当時レース出場を前提としてフェラーリが製作したプロトタイプカーのディーノ・コンペツィオーネをベースとした仕様のディーノ・RS(レーシングスペシャル)で出場する風吹と、当時のポルシェのワークスカーであったポルシェRSRターボを駆る早瀬は新たな戦いに挑む。 旧来のライバルであるピーターソン (BMW3.0CSL)、土方(フォード・カプリ2000GT)、魅死魔(リジェJS2)、ハマの黒ヒョウ(カウンタック)、切替テツ(マセラティ・ボーラ)、北海の龍(ストラトス)に加え、新たなに潮来のオックス(イオタ)、フェラーリの女豹 (308GTB)、四国の獅子(パンテーラ)、ジャック・シンカー(コルベット)、鈴木サトル(ヨーロッパ)が出場する。これに触発され飛鳥のミウラも参加が急遽決定した。 スタートして間もなく早瀬、オックスらがトップグループを形成。風吹は復讐に燃えるピーターソンの攻撃で中盤に沈む。風吹は女豹とトラブルで出遅れた飛鳥と共に上位を目指し追い上げる。この中で風吹は幻の多角形コーナリングを開眼した。度重なるクラッシュにライバル達は次々と脱落していき、雨の予兆を感じ取った早瀬はレインタイヤにチェンジ。女豹とサトルも同時にレインに。狙い通り雨が降り出しペースダウンを強いられるスリックタイヤ勢を横目に、レインの3台は1周30キロというコースの特性を生かしてリードを築き、悠々とトップ3を形成する。 一方、四国の獅子の仲間は崖からコースめがけて多数の岩を落としレースのかく乱を狙う。コースに散らばった岩でトップグループは足どめを喰らい、再びレースは振り出しに戻る。風吹の命を狙うピーターソンは30度バンクの高速域で風吹をプッシュ。しかし止めに入った女豹がはじき出され308GTBは爆発炎上し命を落とす。怒りが頂点に達した風吹はピーターソンとの死闘を繰り広げクラッシュに追い込んで女豹の敵をとった。 日が沈み、終盤にはいよいよ早瀬と風吹の一騎討ちとなったが、接触により風吹はヘッドライトを失う。早瀬は足回りに異常をきたしたがトップで走行を続ける。最終ラップとなり緊急ピットインによりライトを取り戻した風吹は、マシンの異常でペースダウンする早瀬に怒涛の追い上げを見せる。最終コーナーで並んだ2台はほぼ同時にチェッカーを受けるがわずかにリードした風吹は見事デビューウィンを飾った。しかし早瀬はゴールラインを越えピットウォールに激しく突っ込む大クラッシュを起こしてしまった。
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流石島レース
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関根英次(せきね えいじ) 「潮来のオックス」の通称を持つレーサー。愛車はランボルギーニ・イオタSVJ(ウイング付き)。 流石島レースから登場。風吹の恋人である早瀬ミキも思わず「ハンサム」と言ってしまうほどの美男子。若干ナルシストな側面もある。レース終盤に火山地帯で岩に衝突、リタイヤした。ルマン・イン・ジャパンでは6位に入り、のちに飛鳥、早瀬らと共にヨーロッパF2選手権に出場するものの、クラッシュで重傷を負い再起不能となった。 人物のモデルは潮来市に在住するセキネネオン社長・関根英輔氏。当時発売されたスーパーカーのレコードにランボルギーニ・ミウラのオーナーとして登場していた。 田原 ミカ(たはら みか) 流石島レースで登場する女性レーサー。通称「フェラーリの女豹」。 田原財閥のお嬢様で、後継者探しに躍起となっていた父親の依頼で18歳までに15回のお見合いをさせられる。しかし、自分より速い男で無ければ満足できないという理由からレーサーの道を選ぶ。流石島レースでは風吹・早瀬を苦しめるものの最終的に隼人ピーターソンの悪辣な妨害に巻き込まれクラッシュし、そのまま帰らぬ人になる。なお、彼女の生い立ちについてはスピンオフ編の「フェラーリの女豹」で描かれた設定であり、本編では名前を含め多くは明かされていない。 四国の獅子(姓名不明) 愛車はデ・トマソ・パンテーラGT4。四国地方の走り屋。流石島レース後半、トップに進出するために、部下達に火山地帯で故意に崖崩れを起こすように指示した。フェラーリの女豹の308GTBとトップ争いを演じたが、火山地帯で岩石に衝突しクラッシュした。 ジャック・シンカー 愛車はシボレー・コルベット・スティングレー。谷田部が流石島レースのために呼んだ、アメリカの新鋭トップレーサー。1周目後半のホテル街でクラッシュした。 鈴木サトル 愛車はロータス・ヨーロッパ。風吹に憧れており、アンダーパワーなロータスで流石島レースを戦い抜こうとしていた。豪雨となったレース後半、いち早くレインタイヤに交換したことで、一時3位にまで順位を上げた。ラスト1周、風吹を他車から守るためにブロック、クラッシュ死亡した。 セリカLB(リフトバック)の男 トヨタ・ニュー7の5リッター・ターボエンジンを搭載したセリカで流石島レースに出場。800馬力のパワーで30度バンクにおいて頭角を現し、ビーチラインでは国産車初のトップに躍り出た。レースラスト1周、追い抜きをかけた風吹を抑えようとした際、サバンナRX-3、フェアレディ240ZGと共に鈴木サトルのロータスと接触、クラッシュした。
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谷田部行雄が、瀬戸内海・塩飽諸島の流石島(架空の島)に計画しているレジャー施設の一つ、サーキットコースの完成を記念した耐久レース。
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流石島レース
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流石島サーキットのツーリングカーレース。出場台数は60台。出場車両はFIAグループ4及びグループ5相当。 ゼッケン17 フェラーリ・ディーノレーシングスペシャル 風吹のレースカー。沖田の形見のディノ246GTを谷田部がスタッフを手配し改造された。デザインはピニンファリーナが1967年に発表したディーノのショーモデル(ディーノ コンペティツィオーネ)を模しており、フロントスポイラーは作品オリジナル仕様。フェラーリ308GTBのV8エンジンを積む。レースでは序盤に他車のクラッシュを避けるために遅れ、すぐにトップグループに追い上げるもコースアウトでタイヤにダメージを受け徐々に後退。その後の雨ではスリックのまま健闘したもののウェットタイヤ勢には立ち向かえず、何度も進退を繰り返す。終盤でヘッドライトを破損するが、アクリルカバーを外して応急処置をしてレース復帰した。 ゼッケン3 ポルシェ911カレラRSRターボ 早瀬のレースカー。ヨーロッパのレースを戦った実績のあるワークスカー。序盤からトップグループに加わり、中盤の雨でも気候を先読みして降る前からレインタイヤにチェンジ。全てが順調だったが、四国の獅子の手下による妨害工作でリードは台無しになる。終盤に密林地帯で風吹と絡みコースアウトし、下回りにダメージを受け(早瀬いわくアンチロールバー(スタビライザー)あたり)フィニッシュ時の大クラッシュの原因となる。 ゼッケン8 フェラーリ308GTB フェラーリの女豹のレースカー。序盤は風吹と行動を共にするが、雨の気配を感じた早瀬に続き、鈴木サトルと共にウェットタイヤにスイッチ。雨が降り始めてからトップグループを形成する。その後、ピーターソンの激しい攻撃を受ける風吹を守りバンク上で激しくクラッシュ、炎上する。 ゼッケン1 ランボルギーニ・ミウラ 飛鳥ミノルのレースカー。リップスポイラーを追加している。スタートではエンジン始動に手間取り最後尾になる。レース序盤に追い上げを見せたもののイグニッションコイルの不調で再び遅れピットインし、部品交換を行い何とか復帰する。終盤はトップグループに位置していたが、油温上昇とオーバーヒート中の全開走行によりペースダウンせざるをえなくなり、トップ争いを風吹と早瀬に譲る。 ゼッケン6 ランボルギーニ・イオタ 潮来のオックスのレースカー。プライベーターながらワークスポルシェと同等の速さを持ち、早瀬からも賛辞を受ける。スタート早々にトップグループを形成し、序盤から中盤まで順調なレースを重ねる。しかしランボルギーニ社はワークス活動をしていなかったゆえにレース実績がなく、後半はマイナートラブルによる性能低下に悩ませられる。夕闇となったレース終盤で飛鳥とのバトル中に火山地帯の岩石に足をとられ、クラッシュ・リタイア。 ゼッケン12 ランボルギーニ・カウンタック ハマの黒ヒョウのレースカー。長丁場の耐久レースで室内が高温になり、体力低下に悩ませられる。つり橋でクラッシュ・リタイア ゼッケン11 マセラティ・ボーラ 切替テツのレースカー。目立った走りができず切替は「トホホ俺っていつも負けてばっかり」とこぼす。 ゼッケン7 BMW 3.0CSL ピーターソンのレースカー。早瀬と黒ヒョウめがけてプッシュを試みるも、避けられて単独クラッシュ。フロントフェンダーを損傷するが応急処置でレース復帰。風吹と激しいドッグファイトの末、火山地帯でクラッシュ、炎上しリタイア。 ゼッケン5 フォード・カプリ 土方のレースカー。豪雨の中スリックで風吹とバトル中・ピットレーン入り口でコースアウト・リタイア ゼッケン10 リジェ・JS2 魅死魔のレースカー。トップグループに加わっていたが、スリックのまま雨が降りウェットタイヤの早瀬に抜かれまいとブロックしたところ、接触し自身がコースアウト・クラッシュしリタイア。 ゼッケン15 ロータス・ヨーロッパ 鈴木サトルのレースカー。他のレースカーに比べ非力さが目立つが、ウェットコンディションとなりレインタイヤを装着。ドライタイヤ勢に一矢を報いる。 ゼッケン2 デ・トマソ・パンテーラGT4 四国の獅子のレースカー。コース外の手下に命令し崖から岩石をコースに放り込ませレースを妨害・中断させ、雨上がりでもウェットのまま走り続け一度はトップに立つ。その後、すぐに女豹に抜かれて冷静さを失い、手下に撒かせた岩石に自身が衝突しクラッシュ・リタイア。 ゼッケン9 ランチア・ストラトス 北海の龍のレースカー。30度バンクで激しいスピンをして多重クラッシュのきっかけとなる。雨の中、ホテル街手前で飛鳥を無理に抜こうとしてクラッシュ・リタイア ゼッケン4 シボレー・コルベット・スティングレー ジャック・シンカーのレースカー。ホテル街で早瀬とバトル中にコースアウトし爆発炎上。命に別条は無かったが、そのままリタイア。 ゼッケン77 セリカ・リフトバック トヨタ7のエンジンを積むモンスターマシン。5リッター800馬力のターボエンジンを搭載。一瞬トップへ立つが風吹に抜かれ「幻の多角形コーナリング」と叫び、風吹自身がそのテクニックを知るきっかけとなる。終盤まで上位を争い、国産勢と風吹をブロックするが、それを助けようとした鈴木サトルと絡みクラッシュ・リタイア。 ゼッケン23 ニッサン・フェアレディ240ZG 序盤、ピーターソンのテールに弾かれクラッシュ。 ゼッケン13 フェラーリ・デイトナ 予選で200キロ走行中の風吹たちをバンクの上段からブチ抜く。しかし決勝ではバンクで風吹の後ろに付いたまま全開し、限界を超えてクラッシュ。 ゼッケン56 マセラティ・メラク 序盤では鈴木サトルらとセカンドグループを形成し、北海の龍と激しくバトル。 ゼッケン71 トヨタ・スターレット ゼッケン80 ニッサン・サニー 1200cccTS仕様。スターレット、サニーと行動を共にする。飛鳥いわく、2台とも「ツーリングカーレースではピカイチのプロドライバー」 ゼッケン14 ランボルギーニ・ウラッコ ウェットタイヤに交換した早瀬を易々とパスするが、その後の雨ですぐに逆転される。 ゼッケン21 ポルシェ914/6 ウラッコと行動を共にする。筑波模擬レースの男と同一車・同一人物かは不明。 ゼッケン50 ニッサン・フェアレディ240ZG ゼッケン32 マツダ・サバンナRX3 終盤、セリカLBと共に風吹をブロックするが、鈴木サトルのアタックによりクラッシュ・リタイア。
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