日本における直通運転の年表
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「直通運転」の記事における「日本における直通運転の年表」の解説
1904年(明治37年)4月5日:東武亀戸線が開業。亀戸駅を介して総武鉄道線(現・JR総武本線)両国橋駅(現・両国駅)まで直通運転を開始。 1910年(明治43年)3月27日:東武亀戸線 - 総武本線の直通運転を廃止。 1925年(大正14年)3月11日:京浜電鉄と東京市電の相互直通運転を開始。京浜は北品川駅北方より市電品川線を経由して分岐し(京浜)高輪駅へ、市電は北品川駅へ乗り入れた。 1926年(大正15年)4月1日:愛知電気鉄道豊橋線(後の名鉄名古屋本線・名鉄小坂井支線)が部分開業。小坂井駅を介して豊川鉄道豊川駅まで直通運転を開始。 9月1日:黒野駅を介して谷汲鉄道が美濃電気軌道北方線(後の名鉄揖斐線)忠節駅まで直通運転を開始。 1928年(昭和3年)10月1日:碧海電気鉄道(現・名鉄西尾線西尾以北)が全線開業。西尾駅を介して愛知電気鉄道西尾線(現・名鉄西尾線西尾以南)吉良吉田駅まで相互直通運転を開始。 1929年(昭和4年)10月27日:参宮急行電鉄本線(現・近鉄大阪線)が部分開業。桜井駅を介して大阪電気軌道桜井線と直通運転を開始。 1931年(昭和6年)4月1日:知多鉄道(現・名鉄河和線)が部分開業。太田川駅を介して愛知電気鉄道常滑線神宮前駅まで直通運転を開始。 1933年(昭和8年)4月1日:京浜電鉄 - 東京市電の相互直通運転を廃止。京浜電鉄は自社路線を敷設し省線品川駅に接続した。 1939年(昭和14年)9月16日:新橋駅を介して東京地下鉄道と東京高速鉄道の直通運転を開始。地下鉄間で初めての直通運転となったが、後に帝都高速度交通営団に統合され、営団地下鉄銀座線(現・東京メトロ銀座線)となる。 1945年(昭和20年)12月21日:丹波橋駅を介して京阪神急行京阪線(現・京阪本線) - 奈良電気鉄道線(現・近鉄京都線)と直通運転を開始。 1954年(昭和29年)12月25日:名鉄小坂井支線が廃止され飯田線豊川方面への直通運転廃止。 1960年(昭和35年)12月4日:都営地下鉄浅草線が部分開業。押上駅を介して京成押上線・京成本線と直通運転を開始。地下鉄と郊外の民鉄事業者による初の直通運転となる。 1961年(昭和36年)12月10日:伊豆急行線が全線開業。伊東駅を介して国鉄伊東線(現・JR伊東線)と直通運転を開始。 1962年(昭和37年)5月31日:営団地下鉄日比谷線(現・東京メトロ日比谷線)が北千住駅まで延伸開業。同駅を介して東武伊勢崎線と直通運転を開始。 1964年(昭和39年)8月29日:営団地下鉄日比谷線が全線開業。中目黒駅を介して東急東横線と直通運転を開始。 1966年(昭和41年)4月28日:中野駅を介して国鉄中央本線(現・JR中央・総武緩行線) - 営団地下鉄東西線(現・東京メトロ東西線)と相互直通運転を開始。 1968年(昭和43年)4月7日神戸高速鉄道東西線が開業。阪急神戸本線・阪神本線・山陽電気鉄道本線と相互直通運転を開始。 神戸高速鉄道南北線が開業。湊川駅を介して神戸電鉄有馬線と相互直通運転を開始。 6月21日:京急本線・都営地下鉄浅草線が泉岳寺駅まで延伸開業。同駅を介し相互直通運転を開始。 12月20日:京阪本線・宇治線 - 近鉄京都線・奈良線の相互直通運転を廃止。 1969年(昭和44年)4月8日:西船橋駅を介して国鉄総武本線 - 営団地下鉄東西線と相互直通運転を開始。 12月6日:大阪市営地下鉄堺筋線が部分開業。天神橋筋六丁目駅を介して阪急千里線・阪急京都本線と相互直通運転を開始。 1970年(昭和45年)2月24日:北大阪急行電鉄南北線が開業。江坂駅を介して大阪市営地下鉄御堂筋線と相互直通運転を開始。 1971年(昭和46年)4月1日:大阪府都市開発泉北高速鉄道線(現・泉北高速鉄道泉北高速鉄道線)が部分開業。中百舌鳥駅を介して南海高野線と相互直通運転を開始。 4月20日:営団地下鉄千代田線(現・東京メトロ千代田線)が綾瀬駅まで部分開業。同駅を介して国鉄常磐緩行線(現・JR常磐緩行線)と相互直通運転を開始。 1978年(昭和53年)3月31日:営団地下鉄千代田線が全線開業。代々木上原駅を介して小田急小田原線と相互直通運転を開始。 8月1日:営団地下鉄半蔵門線(現・東京メトロ半蔵門線)が部分開業。渋谷駅を介して東急新玉川線(現・東急田園都市線)と相互直通運転を開始。 1979年(昭和54年)3月9日:北総鉄道北総線が部分開業。北初富駅を介して新京成電鉄新京成線と直通運転を開始。 7月29日:名鉄豊田新線(現・名鉄豊田線)が全線開業。赤池駅を介して名古屋市営地下鉄鶴舞線と相互直通運転を開始。 1980年(昭和55年)3月16日:都営地下鉄新宿線が新宿駅まで延伸開業。同駅を介して京王新線と相互直通運転を開始。 1983年(昭和58年)3月22日:福岡市地下鉄1号線(現・福岡市地下鉄空港線)が姪浜駅まで延伸開業。同駅を介して国鉄筑肥線(現・JR筑肥線)と相互直通運転を開始。 10月1日:西武有楽町線が部分開業。小竹向原駅を介して営団地下鉄有楽町線(現・東京メトロ有楽町線)と相互直通運転を開始。 1985年(昭和60年)3月14日:鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が開業。北鹿島駅(現・鹿島サッカースタジアム駅)を介して国鉄鹿島線と直通運転を開始。 1986年(昭和61年)10月1日:近鉄東大阪線(現・近鉄けいはんな線)が部分開業。長田駅を介して大阪市営地下鉄中央線と相互直通運転を開始。 10月9日:野岩鉄道会津鬼怒川線が全線開業。新藤原駅を介して東武鬼怒川線と相互直通運転を開始。 1987年(昭和62年)8月25日:営団地下鉄有楽町線が和光市駅まで延伸開業。同駅を介して東武東上本線と相互直通運転を開始。 1988年(昭和63年)4月2日:北神急行電鉄北神線が開業。新神戸駅を介して神戸市営地下鉄西神・山手線と相互直通運転を開始。 8月28日:竹田駅を介して近鉄京都線 - 京都市営地下鉄烏丸線の相互直通運転を開始。 1991年(平成3年)3月31日:北総鉄道北総線が京成高砂駅まで延伸開業。同駅を介して京成本線と相互直通運転を開始。 1992年(平成4年)3月26日:阿佐海岸鉄道阿佐東線が開業。海部駅を介してJR牟岐線と相互直通運転を開始。 7月8日:北総鉄道北総線 - 新京成電鉄新京成線の直通運転を廃止。 1993年(平成5年)8月12日:名古屋市営地下鉄鶴舞線が全線開業。上小田井駅を介して名鉄犬山線と相互直通運転を開始。 1994年(平成6年)12月3日:智頭急行智頭線が開業。上郡駅を介してJR山陽本線と、智頭駅を介してJR因美線と相互直通運転を開始。 1996年(平成8年)4月27日:東葉高速鉄道東葉高速線が開業。西船橋駅を介して営団地下鉄東西線と相互直通運転を開始。 1997年(平成9年)3月22日:北越急行ほくほく線が開業。六日町駅を介してJR上越線と、犀潟駅を介してJR信越本線と相互直通運転を開始。 10月12日:京都市営地下鉄東西線が部分開業。御陵駅を介して京阪京津線と直通運転を開始(京都市交通局50系電車は京津線に乗り入れないため、事実上片乗り入れとなる)。 11月17日:川西能勢口駅を介して阪急宝塚本線 - 能勢電鉄妙見線・日生線との直通運転を片乗り入れで開始(2014年8月1日より変則的な相互乗り入れに変更)。 12月18日:大阪港トランスポートシステムテクノポート線とニュートラムテクノポート線の営業を開始。前者は大阪港駅を介して大阪市営地下鉄中央線と近鉄東大阪線(現・近鉄けいはんな線)と、後者は中ふ頭駅を介してニュートラム南港ポートタウン線と直通運転を開始。特に後者は日本では初かつ現在に至るまで唯一である新交通システムにおける異なる鉄道事業者間での相互直通運転であった。 2000年(平成12年)9月26日:営団地下鉄南北線(現・東京メトロ南北線)・都営地下鉄三田線が全線開業。目黒駅を介して東急目黒線と相互直通運転を開始。 2001年(平成13年)3月28日:埼玉高速鉄道線が開業。赤羽岩淵駅を介して営団地下鉄南北線と相互直通運転を開始。 2002年(平成14年)7月1日:土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線が開業。後免駅を介してJR土讃線と相互直通運転を開始。 10月27日:芝山鉄道線が開業。東成田駅を介して京成東成田線と相互直通運転を開始。 12月1日:東京臨海高速鉄道りんかい線が全線開業。大崎駅を介してJR埼京線と相互直通運転を開始。 2003年(平成15年)3月19日:営団地下鉄半蔵門線が押上駅まで延伸開業。同駅を介して東武伊勢崎線と相互直通運転を開始。 3月27日:名古屋市営地下鉄上飯田線が開業。上飯田駅を介して名鉄小牧線と相互直通運転を開始。 2004年(平成16年)2月1日:横浜高速鉄道みなとみらい線が開業。横浜駅を介して東急東横線と相互直通運転を開始。 2005年(平成17年)7月1日:大阪港トランスポートシステムの運営形態変更により大阪市交通局の路線に組み込まれたため、両事業者間(および近鉄東大阪線)との相互直通運転は消滅。日本唯一の新交通システム路線での相互直通運転も終焉となった。 2006年(平成18年)3月18日:栗橋駅を介してJR宇都宮線 - 東武日光線の直通運転を特急列車に限定して開始。 12月10日:京成津田沼駅を介して新京成電鉄新京成線 - 京成千葉線の直通運転を開始。 2007年(平成19年)3月18日:仙台空港鉄道仙台空港線が開業。名取駅を介してJR東北本線と相互直通運転を開始。 2008年(平成20年)6月14日:東京メトロ副都心線が開業。小竹向原駅を介して西武有楽町線経由西武池袋線と、和光市駅を介して東武東上本線と相互直通運転を開始。 2009年(平成21年)3月20日:阪神なんば線が開業。大阪難波駅を介して近鉄難波線経由で近鉄奈良線と相互直通運転を開始。 2010年(平成22年)7月17日:京成成田空港線(成田スカイアクセス)が開業。京成高砂駅を介して相互直通運転を開始。北総鉄道北総線は全線が同線との共用区間となるが、旅客案内上は印旛日本医大駅を介して北総鉄道北総線区間と京成成田空港線との区間に分けられる。 10月1日:神戸高速鉄道の運営形態変更により阪急・阪神・神戸電鉄の路線に組み込まれ、神戸高速鉄道南北線は神戸電鉄神戸高速線に改称されたため、神戸電鉄は他事業者への直通運転が消滅。同様に神戸高速鉄道東西線は元町駅までの本線区間が阪神神戸高速線に、その支線である(阪急)三宮駅(現・<阪急>神戸三宮駅)までの東西線の支線は阪急神戸高速線にそれぞれ改称され、西代駅で接続の山陽電気鉄道本線を含めて神戸高速鉄道への相互直通運転が消滅。この関係で山陽電気鉄道の(阪急)三宮駅発着列車については阪急への直通運転が片方向直通運転の形態ながらも復活した。 2013年(平成25年)3月16日東急東横線渋谷駅が地下化。同駅を介して東京メトロ副都心線の相互直通運転を開始。 東急東横線 - 東京メトロ日比谷線の直通運転を終了。地下鉄と郊外の民鉄事業者による初の相互直通運転終了となる。 2015年(平成27年)3月14日:直江津駅を介して北越急行ほくほく線 - (JR信越本線) - えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインの直通運転を開始。 2016年(平成28年)3月26日:東京メトロ千代田線を介してJR東日本E233系電車の小田急線への、小田急4000形電車 (2代)のJR東日本常磐線への相互乗り入れを開始。それまでは3社直通の運用にはメトロ車が用いられていた。 3月27日:田原町駅を介して福井鉄道福武線 - えちぜん鉄道三国芦原線の相互直通運転を開始。 2019年(令和元年)3月16日:牟岐線 - 阿佐海岸鉄道阿佐東線の相互直通運転を終了。 11月30日:相鉄新横浜線が部分開業。羽沢横浜国大駅を介して相鉄本線 - JR埼京線(一部JR川越線)の相互直通運転を開始。 詳細は「相鉄・JR直通線」を参照 2020年(令和2年)3月14日:佐世保駅を介した松浦鉄道西九州線からJR九州佐世保線への直通運転を休止。 6月1日:北神急行電鉄の運営移譲により北神線が神戸市交通局の路線に組み込まれたため、両事業者間との相互直通運転は消滅。
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