情報弱者とは? わかりやすく解説

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じょうほう‐じゃくしゃ〔ジヤウホウ‐〕【情報弱者】

読み方:じょうほうじゃくしゃ

マスコミ報道インターネットなどに触れ機会少なく情報の入手において不利な環境にいる人。また、情報の価値真偽判断慣れていない人。→デジタルデバイド

「情報弱者」に似た言葉

情報弱者

災害時情報送られているが、情報接することができない情報面で制約を受ける人のことを情報弱者という。 具体的には、視覚聴覚障害がある人日本語理解できない外国人は、情報面での制約がある。実際に防災行政無線広報車などは、聴覚通した情報伝達であり、聴覚障害者はそこから情報を得ることができない視覚障害者は、テレビ地図などの情報を得ることができないまた、日本語理解できない外国人も、情報弱者になりやすいと言われている。

情報格差

(情報弱者 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 14:20 UTC 版)

情報格差(じょうほうかくさ)またはデジタル・デバイド: digital divide)とは、インターネット等の情報通信技術(ICT)を利用できる者と利用できない者との間にもたらされる格差のこと[1]。国内の都市と地方などの地域間の格差を指す地域間デジタル・デバイド[1]、身体的・社会的条件から情報通信技術(ICT) を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる格差を指す個人間・集団間デジタル・デバイド[1]、インターネット等の利用可能性から国際間に生じる国際間デジタル・デバイド[1]がある。特に情報技術を使えていない、あるいは取り入れられる情報量が少ない人々または放送・通信のサービスを(都市部と同水準で)受けられない地域・集団を指して情報弱者と呼ぶ場合もある。


注釈

  1. ^ これらの統計はパソコンは2004年。インターネット、ブロードバンド、携帯電話の普及率は2007年。統計データはITUの2008年データによるもの。
  2. ^ a b 県営住宅模様替え(増築)承認書
  3. ^ 関東広域圏ではあるが、県域民放テレビ局が存在しないため。
  4. ^ アナログ放送では区域外再放送で地上波民放数の格差が是正されていたが、デジタル放送では権利上の都合や視聴者減少の防止などを理由に、区域外再放送が実施できなくなる事例が相次いでおり、再び地上波民放数の格差が広がりつつあったが、系列局のない放送局に限っては各放送局の同意や大臣裁定の結果認められる事例も相次いでいる[要出典]

出典

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  37. ^ a b c d 大竹文雄 『経済学的思考のセンス-お金がない人を助けるには』 中央公論新社〈中公新書〉、2005年、199頁。
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