情報の入手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/15 03:18 UTC 版)
常設の施設を使用する場合、仕込み用の図面・電源や舞台機構操作盤の位置・実際に操作する時の制限・搬入口の位置や条件・備品など、必要な情報を入手・手配する。場面転換や幕などの吊り物の位置関係を知るために重要なものであり、特に各地を移動しての公演の場合、施設により諸条件が違うため、大道具、照明などの仕込みの条件が異なるため、通常の仕込みが止むを得ず出来ない場合、カットする大道具の優先順位、又、道具の仕込みが出来ないため発生する、出演者のミザンスなども違ってくるため、演出の変更に関わる部分において、演出家、美術プランナー、振付師などと協議し、稽古場での段階から地方公演を想定した稽古の設定、対策、又は変更点の確認作業が発生する。又、搬出入などに障害が予想される場合、現地での搬出・搬入のお手伝いスタッフの人数の増減他、大道具の仕込みにおいて現地で手配する大道具スタッフの人数の調整、手配など、制作費に関わる事項が発生するため、プロデューサーとの確認作業が重要になる。又、各公演施設での仕込みバラシ作業を前提とした合理的な道具割りであるのか、大道具をはじめとした機材などの運搬手段、必要なトランポの確保(大型トラック・中型トラック等の台数&選定他積み込みプラン)などの段取りが重要になる。情報を得るのは容易であるが、それをどのように現場に即した合理的対応が出来るかが舞台監督に課せられる職務であり、またその手腕が試される。
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