建築の特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 05:40 UTC 版)
「浜松市秋野不矩美術館」の記事における「建築の特色」の解説
全体的に自然素材を生かした意匠となっており、地元の天竜杉を多く取り入れている。 敷地の入口に駐車場があり、つづく坂道が美術館までのアプローチとなっている。坂道を上った先のカーブにある擁壁は、建物部分の自然素材と一体感を出すため、コンクリートの上に水車製材の板が張られている。擁壁を背にしてカーブを曲がると、印象的な外観の美術館全景が目に入る。 建物全体はRC造で、屋根架構部分のみ木造。外壁は藁を混入した着色モルタルの上に泥水を刷毛塗りした部分とRC造の上に杉の板を張っている部分がある。美術館正面に象の鼻のように突き出している木製の雨樋はロンシャンの礼拝堂のガーゴイルをイメージしたもので、藤森の手作りである。屋根は鉄平石で葺かれている。 美術館の正面玄関の扉は、ナラ材の大きな片開きの外側開き戸と引き込み式の自動ドアの二重構造である。 この美術館のもう一つの大きな特色が「裸足になる」ことである。秋野不矩絵画の清浄な持ち味が引き出されるよう、また、画家の視点で絵を観られるように座って鑑賞することを実現するため考案された。 入口に入ってすぐ来館者は靴を脱ぐことを求められ、履き替えたスリッパで玄関ホールへと進む。 玄関ホールは、白く塗られた漆喰の壁と表面をバーナーで焼いた黒い杉の柱の梁が対比的な緊張感を持たせている。ホールの柱と机・椅子、およびテラスにある調度品は藤森と友人によって結成された素人集団「縄文建築団」の製作である。 玄関ホールから板張りの部分に進む際、来館者はスリッパも脱いで裸足となる。長方形の第1展示室は、床に籐のゴザが敷かれ、片面展示のギャラリー形式である。 主展示室となる正方形の第2展示室の床は、マケドニア産の大理石を敷き込み、天井と壁面は白い漆喰を塗ることで、四方から光の乱反射効果があり、壁面照度が均一という絵画にとって理想的な照明の状態になった。この展示室には、ざらざらして粒感のある岩絵具を用いる日本画にとって、影が消えるために作品が際立ってよく見えることに加え、裸足で見ることで靴の埃や汚れが付着しないというメンテナンス上での利点もある。第1展示室・第2展示室ともに、冬に備えて床暖房が施されている。
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建築の特色
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「聖母聖心司教座堂 (新竹市)」の記事における「建築の特色」の解説
本聖堂の外観はゴシック建築を彷彿させ、聖堂本体とそこから伸びる翼廊を俯瞰すると、巨大な十字架状を呈している。内部には屋根を支える梁がない。丸天井は船体のキールの如く、聖堂内部の空間を更に明るく、広々としたものとしている。四季を通じて太陽光がステンドグラス越しに射し込み、荘厳で輝かしい雰囲気を醸しだしている。
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建築の特色
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「玫瑰聖母聖殿司教座堂」の記事における「建築の特色」の解説
ロザリオの聖母聖堂はゴシック様式とロマネスク様式の尖塔建築であり、台湾三級古蹟に指定されている。聖堂の正面は高くそびえる尖塔で、両脇には別に小型の塔があり、正門の上には咸豊帝の敕令による「奉旨」の石碑が掛かっている。祭壇の正面中央のロザリオの聖母像は、スペインロザリオ管区から持ち込んだもので、今に到るまで140年以上の歴史がある。
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建築の特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 08:40 UTC 版)
本聖堂の建築は「鐘楼」、「洗礼堂」、「聖殿」および「聖体小堂」よりなる4隅の尖塔で構成されている。その最大の特徴は外部がアルミ板で覆われた尖塔で、円錐の頂点には「雄鶏」、「鳩」、「十字架」および「王冠」のキリスト教信仰のそれぞれ異なったシンボルが据えられており、これら空間の特別な意義と作用を示している。これら収穫の後の田畑に積まれた草のような尖塔は、また幕屋にも似て、「人の世に住まう神の幕屋」を意味している。このほか、本聖堂の真紅の木質建具や不規則模様のガラスは、地元の伝統的な赤壁・赤瓦の建築と強烈なコントラストを形成し、当地のランドマークにもなっている。 「雄鶏」の尖塔 「鳩」の尖塔 正門
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建築の特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 08:38 UTC 版)
本聖堂は中国宮廷式長方形建築を採用し、「祭天殿」と称する。聖堂内部には赤色の円柱に数々の詩句が記されている。その上方の丸天井にはキリスト教の『モーセの十戒』、『信・望・愛(英語版)』などがテーマとして描かれ、竜が珠を奪いあう図柄などの中国伝統の装飾が縁に施されている。このような装飾はまた梁の上にも見られる。 長方形建築の一短辺に祭壇が設けられ、後方のニッチには中国画風にアレンジした『最後の晩餐』が描かれ、画中の人物も中国人の顔立ちをしている。また漢服を着用し、箸を使って饅頭を食べ、爵(しゃく)で酒を飲んでいる。 『最後の晩餐」の上方には『三位一体の図』がある。古代中国のローブのような漢服に身を包んだ三つのイメージがキリスト教の三位一体を表し、その両側に描かれた漢服を着た数多くの人物は、中国の信徒も天国に昇れば神とまみえることを意味している。 祭壇の向かい側の一辺にはまた小さなニッチがあり、当地信徒の祖先を記念する位牌と香炉が置かれ、その上方には『創世記』 1 - 2章をテーマとした『天地創造』が描かれている。壁画の下部には『新約聖書』に記された聖ヨセフ、四大福音史家、聖パウロの他、フランシスコ会ゆかりの重要な聖人あるいは著名な宣教師など13名が描かれている。 長方形建築の両側、円柱の間、明かり取り窓の下には「十字架の道行き」がある。通路の上方には中華諸聖(中国語版)より選ばれた中国本土の殉教者たちが描かれ、その最も左には孔子と老子が、反対側には徐光啓、マテオ・リッチおよび呉鳳が配されている。ただし呉鳳の故事が架空であるとの疑惑が呈されてからその表題は、台湾原住民に対する宣教に取り組み、台湾最初の殉教者となった麦傑神父に改められた。
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