赤瓦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 家屋 > > 赤瓦の意味・解説 

赤瓦(あか がわら)

赤い色をした瓦を赤瓦と呼んでいる。赤瓦には塩焼瓦沖縄の赤瓦の二つがある。塩焼瓦焼成最終段階食塩投入して焼く。
沖縄の赤瓦屋根は、平瓦に当たる女瓦の上丸瓦相当する男瓦載せ、その継目を白の漆喰塗り固めたのである赤と白コントラストのある屋根沖縄町並み作り出している。
しかし明治22年までは一般住宅では赤瓦屋根禁止されていたので、伝統的といって民家に赤瓦が葺かれようになったのは比較新しいことである。
沖縄の赤瓦は現在では那覇市北部西原町与那原町周辺製造されている。沖縄の瓦メーカーでは伝統的な赤瓦だけでなくS型瓦も生産されている。これはスパニッシュ瓦ベースにした本土S型瓦と違って沖縄の赤瓦の男瓦女瓦一体化させたものであるS型瓦はRC住宅などの屋根にも使われている。


赤瓦

読み方あかがーら

赤瓦は沖縄定着しているように思われがちだが、昔は灰色系の瓦が主流で、赤色系の瓦が現れるのは18世紀だという。このころ社寺役所などの建設盛んになり、瓦需要にわかに高まった。そこで経済的な理由で、各地で瓦生産可能な赤瓦が生産されるようになったという。
赤瓦は男瓦(ウーガーラ)と女瓦(ミーガーラ)から構成されている。男瓦半円筒型の一端玉縁(たまぶち)という部分ついている玉縁とは接続部のことで、これと女瓦一組となる。女瓦平板を少し反らせた形で、女瓦葺き並べた継目の上に、男瓦かぶせて葺く。瓦のジョイント部分漆喰塗り固めるため耐震耐風優れた瓦となる。
なお瓦葺き一般に認められたのは明治以降のことで、漆喰シーサー屋根に置く風習この頃から始まったようだ。

赤瓦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 01:48 UTC 版)

赤瓦(あかがわら)

  • 赤色の粘土瓦
    • 沖縄赤瓦 - 沖縄県で産する赤色の瓦。沖縄県の鉄分を多く含む土を用い、酸化焼成することにより赤に発色する。
    • 赤色の釉薬を施した釉薬瓦島根県石州瓦[1]等が有名。
    • 塩焼瓦 - 焼成の途中で食塩を投入することにより、表面に赤褐色のガラス状の皮膜が形成された瓦。愛知県三州瓦[2]等が有名。
  • 鳥取県倉吉市打吹玉川地区の建築物(白壁土蔵群)の通称。上記の瓦が用いられていることに由来する。打吹玉川を参照。
    • 店舗 - 赤瓦□号館(□は漢数字)の名称で打吹玉川地区周辺に展開される。

脚注




赤瓦と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「赤瓦」の関連用語

赤瓦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



赤瓦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
愛知県陶器瓦工業組合愛知県陶器瓦工業組合
Copyright (C) 2023 愛知県陶器瓦工業組合 All rights reserved.
ウルマックスウルマックス
©2023 Local Information Agent Co,Ltd
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの赤瓦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2023 GRAS Group, Inc.RSS