個艦戦闘機能
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「LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇」の記事における「個艦戦闘機能」の解説
自衛用として3ヶ所の銃座が設置されており、1ヶ所はM60 7.62mm汎用機関銃、また残り2ヶ所はM60のほかにM2 12.7mm重機関銃やMk.19 40mm自動擲弾銃などを搭載することができる。 またこの他、火力支援用として、GAU-13 30mmガトリング砲の搭載も試みられた。これはコンテナ上に設置したMAU-12爆弾架を介してGPU-5/Aガンポッドを搭載したもので、1995年秋に試験が行われた。海兵隊では、この火力支援型LCACをGPAC(Gun platform air cushion)と称しており、将来的には、30mmガトリング砲4門に加えて5インチロケット弾とヘルファイア対戦車ミサイルの搭載も検討されていた。 このうち、ロケット弾については、M58地雷原爆破装置の一環としての搭載が行われるようになっており、搭載用パッケージ16基が調達されている。またこれらのパッケージは対機雷戦用にも用いられており、ロケット弾に加えて、MH-53E掃海ヘリコプターで使用される曳航式掃海具の曳航にも対応できる。このパッケージを搭載したLCACはMCAC(multi-purpose air-cushion vehicle)と呼称され、25ノットで掃海具を曳航できるほか、AQS-14機雷探知ソナーの搭載にも対応できる。
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個艦戦闘機能
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「フォレスタル級航空母艦」の記事における「個艦戦闘機能」の解説
艦砲として、竣工時には54口径127mm単装速射砲(Mk.42 5インチ砲)8基を備えていた。砲射撃指揮装置としては、Mk.69を2基とGUNARを4基備えていたが、Mk.69は不満足であり、後にMk.56 砲射撃指揮装置に換装された。更にMk.68 砲射撃指揮装置への換装も検討されたが、こちらは実現しなかった。 これらの砲はいずれも両舷に張り出したスポンソン上に設置されていたが、特に前部両舷のスポンソンについては、荒天時の航洋性への悪影響が指摘されていた。1961年、「サラトガ」が火災事故からの復旧工事の際にこの前部両舷のスポンソンを撤去したのを皮切りに、順次に撤去が進められた。ただし「レンジャー」のみ、砲は撤去したもののスポンソンは残されたが、これは同艦が比較的海況が穏やかな太平洋側に配備されていたためとする資料もある。 その後、1967年の「フォレスタル」を皮切りにシースパローBPDMS(個艦防空ミサイル)の装備が始まると、後部両舷のスポンソン上に設置された砲も順次に撤去されていき、1977年の「レンジャー」を最後に装備を終了した。また1980年代の耐用年数延伸計画 (SLEP) の際にシースパローを改良型のIBPDMS(Mk.29発射機)に更新するとともに、ファランクスCIWSも搭載された。 レーダーとしては、竣工時は高角測定用のAN/SPS-8(ロシア語版)と対空捜索用のAN/SPS-12を備えており、後に高角測定レーダーはAN/SPS-30(ロシア語版)、対空捜索レーダーはAN/SPS-29/37A/43Aに更新された。そしてSLEP改修の際に、高角測定レーダーのかわりに3次元式のAN/SPS-48Cが搭載され、対空捜索レーダーもAN/SPS-49に更新された。「レンジャー」のみSLEP工事を受けなかったものの、ほぼ同内容の改修を受けており、またMk.23 TAS低空警戒レーダーも搭載した。 なお、本級のうち3隻は一時的にレギュラス巡航ミサイルを搭載したが、同ミサイルそのものの運用終了に伴い、短期間の装備に終わった。
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「エンタープライズ (CVN-65)」の記事における「個艦戦闘機能」の解説
上記の通り、艦橋構造物にはSCANFARレーダー・システムの電子走査アレイアンテナが固定装備された。またその上方には、「ウェブ」と称されるESMアンテナに囲まれたパゴタ状の構造物が設置されており、非常に特徴的な外見となった。しかしSCANFARシステムは、技術的には非常に先進的だったものの、信頼性に問題があり、1968年には、バックアップとしてAN/SPS-12が設置された。 対空兵器としては、設計段階ではテリア艦対空ミサイル(SAM)の搭載が想定されており、余地も確保されたものの、予算上の都合から実際には搭載されず、非武装で竣工した。その後、1967年の改修の際に、飛行甲板後部両舷のスポンソン上にシースパローBPDMSのMk.25 8連装発射機が設置された。 その後、1979年から1982年にかけての改修の際に、SCANFARシステムは撤去されて、艦隊で標準的なAN/SPS-48 3次元レーダーおよびAN/SPS-49 2次元レーダーが設置された。また同時に、シースパローはIBPDMSに更新されて、発射機はMk.29に換装されたほか、シースパローのための捕捉レーダーとしてAN/SPS-65(AN/SPS-10のアンテナを流用)も設置された。更にファランクス 20mmCIWS 3基も設置された。 1991年から1994年までの最後の大規模改修の際に、3次元レーダーはAN/SPS-48Eに、目標捕捉レーダーはMk.23 TASに改装された。また2005年には、2010年代中盤までの就役を想定した改修が行われ、CIWSのうち1基を代償として、RAM近接防空ミサイルの21連装発射機2基が設置された。
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「アドミラル・クズネツォフ (空母)」の記事における「個艦戦闘機能」の解説
本艦の特徴が、極めて充実した個艦戦闘能力であり、重航空巡洋艦(TAvKR)という艦種呼称の所以ともなっている。その中核となるのが、飛行甲板前部のVLSに収容されたP-700「グラニート」(SS-N-19「シップレック」)艦対艦ミサイルである。これは600キロメートルという大射程を誇り、人工衛星を含むC4ISRシステムである17K114「レゲンダ」と連動することで、極めて強力な対艦火力を発揮することができた。しかしこれを発射する際には艦上機の発着が困難となる問題があり、冷戦終結後の情勢変化に伴ってこのような重厚な対艦火力の必要性が薄れ、レゲンダ・システムの運用終了に伴ってグラニート・システムの有効性も低下したことから、これを撤去して、航空母艦としての性能を強化する改修も計画されている。なお、グラニート・システムのVLS区画は4,500~5,000平方メートルの甲板面積を占めており、これをハンガーと繋げることができれば搭載機数の大幅な増加が見込めるが、機械室、戦闘指揮所、航空指揮所などで四方を囲まれており、ハンガーと隣接していないため、艦内配置を大規模に変更する抜本的な改修となることが予測されている。 防空用としては、3K95「キンジャール」個艦防空ミサイルおよび「コールチク」複合CIWSが搭載されている。なおキンジャールについては、新型の3K96「リドゥート」への換装・更新も検討されている。 対潜・対魚雷用の兵装として、RBU-12000「ウダフ1」対潜ロケット砲が艦尾両舷に各1基搭載されている。
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「おおすみ型輸送艦 (2代)」の記事における「個艦戦闘機能」の解説
防衛庁での計画段階では、上甲板前端に76mm砲1基を設置することとされていた。しかしその後、大蔵省との予算折衝の過程で、その他の前甲板装備とともに全て後日装備となり、2019年現在、実現していない。 2014年11月に、陸上自衛隊西部方面隊の主催する大規模島嶼奪還演習である「鎮西26」において、西部方面特科隊の装備する多連装ロケット砲システム(MLRS)を「しもきた」甲板上に展開、艦上射撃準備訓練を実施している。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 00:39 UTC 版)
「キティホーク級航空母艦」の記事における「個艦戦闘機能」の解説
レーダーとしては、高角測定用のAN/SPS-8(ロシア語版)と対空捜索用のAN/SPS-37Aに加えて、テリア艦対空ミサイルのために3次元式のAN/SPS-39も搭載された。また「アメリカ」では高角測定レーダーをAN/SPS-30(ロシア語版)、対空捜索レーダーをAN/SPS-43Aに更新し、前期建造艦2隻でも後に同様に換装した。一方、「ケネディ」ではAN/SPS-43Aは搭載されたが、高角測定レーダーは省かれ、3次元レーダーはAN/SPS-48となった。また他の3隻の3次元レーダーはAN/SPS-52に更新されたほか、AN/SPS-43AもはAN/SPS-49に更新された。 そしてSLEP改修の際に高角測定レーダーは廃止され、3次元レーダーはAN/SPS-48E、対空捜索レーダーはAN/SPS-49(V)5に更新されたほか、低空警戒用にMk.23 TASも搭載された。また海軍戦術情報システム(NTDS)の更新も図られた。 なお上記の通り、「アメリカ」と「ケネディ」ではAN/SQS-23探信儀の搭載が予定されたが、コスト削減のため、「ケネディ」では実際には搭載されなかった。また「アメリカ」の装備機も1981年には撤去された。 兵装としては、当初は従来どおりに艦砲を搭載する方針だったが、後に、対空兵器としてテリア艦対空ミサイル(SAM)を搭載するように設計を変更した。艦尾両舷側のスポンソンにMk.10 連装ミサイル発射機(右舷側はmod.3、左舷側はmod.4)が設置され、それぞれ40発のミサイルを収容した。艦橋構造物上にはこれらを誘導するためのAN/SPG-55追尾レーダーが設置された。また「アメリカ」ではSM-1ERと共用性のあるシステムが搭載された。 ただし「ケネディ」はこれを搭載せずに竣工したのち、1969年にシースパローBPDMS(個艦防空ミサイル)を搭載し、同ミサイルを搭載した初の米空母となった。また1970年代後半より、他の3隻も、順次にテリア発射機を撤去して、シースパローIBPDMS(Mk.29発射機)に更新していった。また1980年の「アメリカ」を皮切りにファランクスCIWSの搭載も開始され、「ケネディ」も同年中に、また「キティホーク」と「コンステレーション」も1984年以降に順次搭載した。 「コンステレーション」から発射されるテリアSAM 「ケネディ」から発射されるシースパローSAM 発射機に装填される「キティホーク」のシースパロー 「ケネディ」のファランクスCIWS
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個艦戦闘機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 01:04 UTC 版)
タラワ級では対地火力支援も想定した艦砲が搭載されていた(後日撤去)のに対し、本級では当初から、個艦防空を重視した構成となっており、シースパロー個艦防空ミサイルの8連装発射機とファランクス 20mmCIWSが搭載された。また5番艦からはRAM近接防空ミサイルの21連装発射機2基を搭載し、他の艦にも後日装備されたが、この際にファランクス1基が撤去された。 また、近距離の対水上用として75口径25mm単装機関砲や12.7mm単装機銃も搭載されている。 戦術情報処理装置としてはACDSブロック0を基本として、7番艦ではブロック1とした。また全艦がSSDSを装備しており、特に1・7・8番艦ではSSDS Mk.2を備えている。上陸部隊のためにMTACCS(Marine Corps Tactical Command and Control System)およびAFATDS(Advanced Field Artillery TDS)を備えている。指揮統制区画には、シギント室(SSES)、旗艦用司令部作戦室(Flag Plot)、上陸部隊指揮所、統合情報センター、支援火力調整センター(supporting arms coordination center)、戦術兵站群、ヘリコプター兵站群、航空統制センター(TACC)、ヘリコプター指揮センター、そしてヘリコプター調整室が設けられている。 「マキン・アイランド」搭載のシースパロー 「バターン」搭載のRAM
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 05:40 UTC 版)
「アメリカ級強襲揚陸艦」の記事における「個艦戦闘機能」の解説
フライト0では、兵装・電装はほぼワスプ級と同様になっている。艦対空ミサイルとしてはESSMの8連装発射機とRAMの21連装発射機を2基ずつ、また砲熕兵器としてはファランクス 20mm CIWSを2基と75口径25mm単装機関砲を3基搭載したほか、12.7mm連装機銃も搭載されている。 C4IシステムとしてはSSDS Mk.2 mod.4Bを備えており、また上陸部隊のためにAFATDS(Advanced Field Artillery TDS)もある。レーダーとしては、3次元レーダーとしてAN/SPS-48E(V)10、対空捜索用にAN/SPS-49A(V)1、低空警戒用にAN/SPQ-9B、対水上捜索用にAN/SPS-73を搭載する。また航空管制用として、AN/SPN-35C、AN/SPN-41A、AN/SPN-43CおよびAN/URN-25戦術航法装置も搭載されている。 電子戦装置としては、AN/SLQ-32B(V)2 SEWIP電波探知妨害装置およびMk.53デコイ装置(Mk.137 mod.4 6連装発射機6基およびMk.137 mod.10 Nulka発射機2基)を搭載した。 一方、フライトIでは、対空捜索レーダーをエンタープライズ航空監視レーダー(EASR)に変更するなど、電測兵装の変更がなされるといわれており、艦橋構造物の設計も変更されるといわれている。
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