個艦戦闘機能とは? わかりやすく解説

個艦戦闘機能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 13:51 UTC 版)

LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇」の記事における「個艦戦闘機能」の解説

自衛用として3ヶ所の銃座設置されており、1ヶ所はM60 7.62mm汎用機関銃、また残り2ヶ所はM60のほかにM2 12.7mm重機関銃やMk.19 40mm自動擲弾銃などを搭載することができる。 またこの他火力支援用として、GAU-13 30mmガトリング砲搭載試みられた。これはコンテナ上に設置したMAU-12爆弾を介してGPU-5/Aガンポッド搭載したもので、1995年秋に試験が行われた。海兵隊では、この火力支援LCACGPACGun platform air cushion)と称しており、将来的には、30mmガトリング砲4門に加えて5インチロケット弾とヘルファイア対戦車ミサイル搭載検討されていた。 このうちロケット弾については、M58地雷原爆破装置一環として搭載が行われるようになっており、搭載パッケージ16基が調達されている。またこれらのパッケージ対機雷戦用にも用いられており、ロケット弾加えてMH-53E掃海ヘリコプター使用される曳航掃海具曳航にも対応できる。このパッケージ搭載したLCACはMCAC(multi-purpose air-cushion vehicle)と呼称され、25ノット掃海具曳航できるほか、AQS-14機雷探知ソナー搭載にも対応できる

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個艦戦闘機能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 06:17 UTC 版)

フォレスタル級航空母艦」の記事における「個艦戦闘機能」の解説

艦砲として、竣工時には54口径127mm単装速射砲(Mk.42 5インチ砲)8基を備えていた。砲射撃指揮装置としては、Mk.69を2基とGUNARを4基備えていたが、Mk.69は不満足であり、後にMk.56 砲射撃指揮装置換装された。更にMk.68 砲射撃指揮装置への換装検討されたが、こちらは実現しなかった。 これらの砲はいずれも両舷に張り出したスポンソン上に設置されていたが、特に前部両舷のスポンソンについては、荒天時航洋性への悪影響指摘されていた。1961年、「サラトガ」が火災事故からの復旧工事の際にこの前部両舷のスポンソン撤去したのを皮切りに順次撤去進められた。ただし「レンジャー」のみ、砲は撤去したもののスポンソン残されたが、これは同艦が比較海況穏やかな太平洋側配備されていたためとする資料もある。 その後1967年の「フォレスタル」を皮切りにシースパローBPDMS(個艦防空ミサイル)の装備が始まると、後部両舷のスポンソン上に設置された砲も順次撤去されていき、1977年の「レンジャー」を最後に装備終了した。また1980年代耐用年数延伸計画 (SLEP) の際にシースパロー改良型のIBPDMS(Mk.29発射機)に更新するとともにファランクスCIWS搭載された。 レーダーとしては、竣工時は高角測定用のAN/SPS-8(ロシア語版)と対空捜索用のAN/SPS-12備えており、後に高角測定レーダーはAN/SPS-30(ロシア語版)、対空捜索レーダーはAN/SPS-29/37A/43Aに更新された。そしてSLEP改修の際に、高角測定レーダーかわりに3次元式のAN/SPS-48C搭載され対空捜索レーダーAN/SPS-49更新された。「レンジャー」のみSLEP工事を受けなかったものの、ほぼ同内容改修受けており、またMk.23 TAS低空警戒レーダー搭載した。 なお、本級のうち3隻は一時的にレギュラス巡航ミサイル搭載したが、同ミサイルそのもの運用終了に伴い短期間装備終わった

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個艦戦闘機能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 00:26 UTC 版)

エンタープライズ (CVN-65)」の記事における「個艦戦闘機能」の解説

上記通り艦橋構造物にはSCANFARレーダー・システム電子走査アレイアンテナ固定装備された。またその上方には、「ウェブ」と称されるESMアンテナ囲まれパゴタ状の構造物設置されており、非常に特徴的な外見となった。しかしSCANFARシステムは、技術的には非常に先進的だったものの、信頼性問題があり、1968年には、バックアップとしてAN/SPS-12設置された。 対空兵器としては、設計段階ではテリア艦対空ミサイルSAM)の搭載想定されており、余地確保されたものの、予算上の都合から実際に搭載されず、非武装竣工したその後1967年改修の際に、飛行甲板後部両舷のスポンソン上にシースパローBPDMSのMk.25 8連装発射機設置された。 その後1979年から1982年にかけての改修の際に、SCANFARシステム撤去されて、艦隊標準的なAN/SPS-48 3次元レーダーおよびAN/SPS-49 2次元レーダー設置された。また同時にシースパローはIBPDMSに更新されて、発射機はMk.29に換装されたほか、シースパローのための捕捉レーダーとしてAN/SPS-65(AN/SPS-10アンテナ流用)も設置された。更にファランクス 20mmCIWS 3基も設置された。 1991年から1994年まで最後大規模改修の際に、3次元レーダーAN/SPS-48Eに、目標捕捉レーダーはMk.23 TAS改装された。また2005年には、2010年代中盤までの就役想定した改修が行われ、CIWSのうち1基を代償として、RAM近接防空ミサイル21連装発射機2基が設置された。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 09:37 UTC 版)

アドミラル・クズネツォフ (空母)」の記事における「個艦戦闘機能」の解説

本艦特徴が、極めて充実した艦戦能力であり、重航空巡洋艦(TAvKR)という艦種呼称所以ともなっている。その中核となるのが、飛行甲板前部VLS収容されP-700グラニート」(SS-N-19シップレック」)艦対艦ミサイルである。これは600キロメートルという大射程を誇り人工衛星を含むC4ISRシステムである17K114「レゲンダ」と連動することで、極めて強力な対艦火力発揮することができた。しかしこれを発射する際には艦上機発着が困難となる問題があり、冷戦終結後情勢変化伴ってこのような重厚な対艦火力必要性薄れレゲンダ・システム運用終了伴ってグラニート・システムの有効性低下したことから、これを撤去して航空母艦としての性能強化する改修計画されている。なお、グラニート・システムのVLS区画は4,500~5,000平方メートル甲板面積占めており、これをハンガー繋げることができれば搭載機数の大幅な増加見込めるが、機械室戦闘指揮所航空指揮所などで四方囲まれており、ハンガー隣接していないため、艦内配置大規模に変更する抜本的な改修となることが予測されている。 防空用としては、3K95キンジャール個艦防空ミサイルおよび「コールチク複合CIWS搭載されている。なおキンジャールについては、新型3K96「リドゥート」への換装更新検討されている。 対潜・対魚雷用の兵装として、RBU-12000「ウダフ1」対潜ロケット砲が艦尾両舷に各1基搭載されている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 03:14 UTC 版)

おおすみ型輸送艦 (2代)」の記事における「個艦戦闘機能」の解説

防衛庁での計画段階では、上甲板前端に76mm砲1基を設置することとされていた。しかしその後大蔵省との予算折衝過程で、その他の甲板装備とともに全て後日装備となり、2019年現在実現していない。 2014年11月に、陸上自衛隊西部方面隊主催する大規模島嶼奪還演習である「鎮西26」において、西部方面特科隊装備する多連装ロケット砲システムMLRS)を「しもきた甲板上に展開、艦上射撃準備訓練実施している。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 00:39 UTC 版)

キティホーク級航空母艦」の記事における「個艦戦闘機能」の解説

レーダーとしては、高角測定用のAN/SPS-8(ロシア語版)と対空捜索用のAN/SPS-37Aに加えてテリア艦対空ミサイルのために3次元式のAN/SPS-39搭載された。また「アメリカ」では高角測定レーダーをAN/SPS-30(ロシア語版)、対空捜索レーダーをAN/SPS-43Aに更新し前期建造艦2隻でも後に同様に換装した。一方、「ケネディ」ではAN/SPS-43Aは搭載されたが、高角測定レーダー省かれ3次元レーダーAN/SPS-48となった。また他の3隻の3次元レーダーAN/SPS-52更新されたほか、AN/SPS-43AもはAN/SPS-49更新された。 そしてSLEP改修の際に高角測定レーダー廃止され3次元レーダーAN/SPS-48E対空捜索レーダーAN/SPS-49(V)5に更新されたほか、低空警戒用にMk.23 TAS搭載された。また海軍戦術情報システムNTDS)の更新図られた。 なお上記の通り、「アメリカ」と「ケネディ」ではAN/SQS-23探信儀搭載予定されたが、コスト削減のため、「ケネディ」では実際に搭載されなかった。また「アメリカ」の装備機も1981年には撤去された。 兵装としては、当初従来どおりに艦砲搭載する方針だったが、後に、対空兵器としてテリア艦対空ミサイルSAM)を搭載するように設計変更した艦尾舷側スポンソンにMk.10 連装ミサイル発射機(右舷側はmod.3、左舷側はmod.4)が設置されそれぞれ40発のミサイル収容した艦橋構造物上にはこれらを誘導するためのAN/SPG-55追尾レーダー設置された。また「アメリカ」ではSM-1ERと共用性のあるシステム搭載された。 ただし「ケネディ」はこれを搭載せずに竣工したのち、1969年シースパローBPDMS(個艦防空ミサイル)を搭載し、同ミサイル搭載した初の米空母となった。また1970年代後半より、他の3隻も、順次テリア発射機撤去してシースパローIBPDMS(Mk.29発射機)に更新していった。また1980年の「アメリカ」を皮切りにファランクスCIWS搭載開始され、「ケネディ」も同年中に、また「キティホーク」と「コンステレーション」も1984年以降順次搭載した。 「コンステレーション」から発射されるテリアSAMケネディ」から発射されるシースパローSAM 発射機装填されるキティホーク」のシースパローケネディ」のファランクスCIWS

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 01:04 UTC 版)

ワスプ級強襲揚陸艦」の記事における「個艦戦闘機能」の解説

タラワ級では対地火力支援想定した艦砲搭載されていた(後日撤去)のに対し、本級では当初から、個艦防空重視した構成となっており、シースパロー個艦防空ミサイルの8連装発射機ファランクス 20mmCIWSが搭載された。また5番艦からはRAM近接防空ミサイル21連装発射機2基を搭載し、他の艦にも後日装備されたが、この際ファランクス1基が撤去された。 また、近距離の対水上用として75口径25mm単装機関砲や12.7mm単装機銃搭載されている。 戦術情報処理装置としてはACDSブロック0基本として、7番艦ではブロック1とした。また全艦がSSDS装備しており、特に1・7・8番艦ではSSDS Mk.2を備えている。上陸部隊のためにMTACCS(Marine Corps Tactical Command and Control System)およびAFATDS(Advanced Field Artillery TDS)を備えている。指揮統制区画には、シギント室(SSES)、旗艦司令部作戦室Flag Plot)、上陸部隊指揮所、統合情報センター支援火力調整センターsupporting arms coordination center)、戦術兵站群、ヘリコプター兵站群、航空統制センター(TACC)、ヘリコプター指揮センター、そしてヘリコプター調整室が設けられている。 「マキン・アイランド搭載シースパローバターン搭載RAM

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 05:40 UTC 版)

アメリカ級強襲揚陸艦」の記事における「個艦戦闘機能」の解説

フライト0では、兵装電装はほぼワスプ級同様になっている。艦対空ミサイルとしてはESSMの8連装発射機RAM21連装発射機を2基ずつ、また砲熕兵器としてはファランクス 20mm CIWSを2基と75口径25mm単装機関砲を3基搭載したほか、12.7mm連装機銃搭載されている。 C4IシステムとしてはSSDS Mk.2 mod.4Bを備えており、また上部隊のためにAFATDS(Advanced Field Artillery TDS)もある。レーダーとしては、3次元レーダーとしてAN/SPS-48E(V)10対空捜索用にAN/SPS-49A(V)1、低空警戒用にAN/SPQ-9B、対水上捜索用にAN/SPS-73を搭載する。また航空管制用として、AN/SPN-35C、AN/SPN-41A、AN/SPN-43CおよびAN/URN-25戦術航法装置搭載されている。 電子戦装置としては、AN/SLQ-32B(V)2 SEWIP電波探知妨害装置およびMk.53デコイ装置(Mk.137 mod.4 6連装発射機6基およびMk.137 mod.10 Nulka発射機2基)を搭載した一方フライトIでは、対空捜索レーダーエンタープライズ航空監視レーダー(EASR)に変更するなど、電測兵装変更なされるといわれており、艦橋構造物の設計変更されるといわれている。

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