ヴァレリア解放戦線/シャイニング・フォース
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「シャイニング・ブレイド」の記事における「ヴァレリア解放戦線/シャイニング・フォース」の解説
帝国に故郷を追われ、都市国家シルディアのアルゴ砦に集った義勇兵たち。帝国の進行を防ぐべく抵抗している。 後に勢力が拡大したのを機にレイジを中心に再編成され、種族と国家を超えた光の勢力「シャイニング・フォース」に改める。 フェンリル 声 - 稲田徹 「白夜の銀狼」。年齢28歳。ヴァレリア解放戦線の副隊長。狼の姿をした亜人であり、暗殺拳の使い手。隊員たちからの信頼も厚く、個性的な面々を統率し帝国に抵抗する。実は猫好きで、自分がもしものことがあったら、猫達の面倒を見てやってくれとレイジに伝えてある(戦闘ではリンリンが側にいると能力が上昇する)。戦闘では軽快なフットワークを用い、鉤爪を装着して暗殺拳の冴えを見せる。 ドラゴニア帝国の将軍・スルトとはかつて師の下で暗殺拳を学んだ親友同士だったが、彼は教えに反して無益な殺戮を繰り広げていた。ついには師から破門を言い渡されしまい、逆上して師を殺害。既にスルトの実力は師とフェンリルを超えていた。恐怖のあまり何もできなかったフェンリルはスルトに見逃されたことで生還するが、その悔しさから修行に打ち込むようになり、師の敵討ちと傷つけられた矜持のため復讐を誓う。暗殺拳と言っても師匠は悪人ではなく、無益な殺生や戦闘は弟子たちに禁止していた。 一方で目的のために命を奪っている自分はスルトと同じではないのかと苦悩しており、後にレイジに心境を打ち明ける。レイジからは「そうやって悩んでいる限りスルトのようにはならない」と告げられ、守るべき者のために力を振るうことと、殺戮欲求を満たすために力を振るうのは違うと割り切るようになった。 終盤にてついにスルトと決着をつけることになる。スルトに対しては挑発的な言動を見せていたが、決着をつけた際にスルトから「なぜフェンリルに勝てないのか」と問われ、最期まで自分の過ちに気づけなかった元親友に「あの世で師匠に聞いてみろ」と心苦しそうに言い渡した。 『ブレードアークス from シャイニング』にもプレイヤーキャラクターとして登場する。 リンリン 声 - 斎藤千和 「賢者の黒猫」。年齢不明。本名は「リン・シャオメイ」。サクヤの相棒で、人の言葉を話し、世界の成り立ちについて深い知識を持つ猫の妖精ケット・シー。一人称は「あたし」。勇者の素質を持つ人間を探し、監視・保護・助言・育成を行っている。シャオメイという人間の女性の姿に化身する(作中では人間の姿であっても「リンリン」を名乗っている)。戦闘では軽快なフットワークと徒手空拳による攻撃を行う。 レイジがこの世界に召喚されてからいち早く駆けつけ、当初は黒猫として振る舞い監視していた。レイジがバルドルに崖から突き落とされ海辺に漂着した際、通りかかったアルティナに助けを求め、以後は彼らと行動を共にする。サクヤと合流した際には人の姿となって戦線に加わった。 サブイベントでは好感度をあげるたびに自身の正体について語ってくれる。黒猫のほうが本来の姿であるらしく、二足歩行だとなれないため大分意識を集中するらしく、疲れるらしい。また黒猫の姿の時は物静かでクールな語り口だが、人間の姿になるとテンションが上がり口調が180度一変する。 『シャイニング・ハーツ』のヒロインであり、その前日譚にあたる『シャイニング・ブレイド』ではシャオメイEDは存在しない。『ブレードアークス from シャイニング』にもプレイヤーキャラクターとして登場している。 龍那(リュウナ) 声 - 神田朱未 「白龍の巫女」。年齢18歳。白龍教団の聖なる巫女。黒龍教団から人々を守るため立ち上がる。この世界の成り立ちや仕組みについて造詣が深く、光の戦士たちに助言を与える。戦闘では回復役として強力な神聖魔法で仲間を支える。 『シャイニング・ティアーズ』に登場するリュウナと同一人物。 剛龍鬼(ごうりゅうき) 声 - 石塚運昇 「竜鱗の守護騎士」。年齢18歳。強靭な肉体を誇る竜人族の重騎士。白龍教団のガーディアンとして、龍那と人々を守る。見た目はいかついが、弱きものを守る事を信念とした優しい男。戦闘でも強力な防御力を誇る盾役として活躍する。 『シャイニング・ティアーズ』に登場するラザラスと同一人物。 ケルベロス 声 - 橘田いずみ 「機動戦姫」。年齢不明。古代文明の血に反応して目覚めた、少女の姿をした強力な戦闘用オルガロイド。感情に希薄で常にクール。 二丁の銃を自在に操り、中遠距離の戦闘を得意とし、武装モードを「アサルト」「ローレライ」「エア」「アーミー」「ライトニング」「ソナー」「フォトン」「アイドル」「ネイビー」の9つより、変更することも可能。 サクヤをマスターとして認識しているため彼女に付き従う。彼女からの命令でレイジを司令官と認識している。 ダークドラゴンを倒した後の後日談では古代遺跡から手にしたディスクを読み込むことで「感情」が芽生え、やんちゃで幼い子供のような人格になる。ただしイベントのみであり、戦闘中のボイスに変化はない。以後は子供らしく暴れ回りサクヤを困らせる。 アイラ 声 - 川澄綾子 「氷晶の魔女姫」。年齢18歳。フルネームは「アイラ・ブランネージュ・ガルディニアス」。聖王国ルーンベールの王女で、敵からは「氷刃の魔女」と恐れられている。ドラゴニア帝国の王宮襲撃後はエルミナをヴァレリア解放戦線に派遣し、自身は残存した兵力を集め抵抗中。過去の文献を調べているうちにエルミナが歌姫であることを知る。そこで歌姫となる試練としてレイジと接触させるべく彼女をシルディアへ派遣した。 エルミナを実の妹同然に溺愛しており、彼女のこととなるとやや冷静さを欠く。ルーンベールの第一王女ラナとは友人であり、何度も一緒に旅をしている仲。 普段は毅然とした軍人のような喋り方だが、エルミナや親しい人の前では本来の女性的な口調が出てしまう模様。傾向的にはユキヒメに近いが、レイジの人柄を信用しており怒ることはあっても突き放した言動は取らない。エルミナから内気な自分を変えたいと申し出を受け、彼女の幸せな結婚のためレイジに協力を求める。 『シャイニング・ティアーズ』に初登場するブランネージュと同一人物。 ラナ 声 - 広橋涼 「闇を射抜く神弓の射手」。年齢118歳。フルネームはエルウィン・ラナ・シルフィス。アルティナの実姉。フォンティーナの王女で、閉鎖的なエルフの古い因習に反発して、森を出奔していたが、異変を感じ舞い戻ってきた。前向きで明るく、天真爛漫な性格で弓の名手。彼女なりにエルフの行く末を案じている。 故郷を救った後は、伯父であるアルフェウスに認められ新女王となる。しかし行動は何も変わっておらず当然のようにレイジたちの一行に加わるが、実は女王として何をしたらいいのかわからないと思い悩んでいる。アルティナのことは「自分なんよりしっかりしている」と考えており、そのためか放任主義なところが目立つ。しかし誰よりもアルティナのことを理解しており、妹もそんな風に自分を見てくれているのに気づいているため仲のいい姉妹となっている。 『シャイニング・ティアーズ』に初登場するエルウィンと同一人物。『シャイニング・ハーツ』より公式の呼称がラナに変更されている。また今作ではアルティナの姉になっている。 ガデム 声 - 寺本勲 「漆黒の魔剣獣士」。年齢27歳。ミスティに忠誠を誓う黒豹の獣人。日本刀を自在に扱う剣豪で、強敵と戦う事、己を磨く事を無上の喜びとしており、戦場では二刀流で敵を圧倒する武人。レイジが勇者と知ると手合わせをしたいと申し出、仲間になった後もサブイベントで幾度も勝負を挑んでくる。しかし仲間と戦うことはできないと拒否され、そんなレイジを戦友として認め始めている。最終的にリンリンが審判を勤める中、自分とレイジでどちらが多くのモンスターを倒せるか競うことに(誰が多く敵を倒しても結果は語られない)。以後は「レイジから勝負を挑みたくなるような素晴らしい剣士になる」と誓い、彼と戦うことを諦めず精進を続けている。 ミスティに従っている理由として、傭兵時代に沈没した船から救助され、これを一生の恩と考えているため。ミスティとしては「猫が溺れていたから助けた」という動物愛護の精神から来るもので、レイジには「ペットとしてみている」と解釈された。 『シャイニング・ハーツ』にも登場している。 カノン 声 - 水樹奈々 「炎の心を持つ女勇者」。年齢18歳。フルネームは「シーナ・カノン(椎名夏音)」トウカ達を引き連れエンディアスに降臨した異世界人のリーダーで、レイジの実姉。世界の平和を守るため何度も異世界に来る女勇者で、持ち前のポジティブさと元気な性格で周りを引っ張っていく。戦闘には剣士として参加し、炎を纏った剣技で活躍する。弟思いの姉ではあるが、ビンタによる気合注入など手荒な愛情表現を好むため、レイジには恐れられている。そんなレイジを情けない弟と考えており、自分がついていけないと見ているところもあり、何かとつけて彼に口出ししている。ただしお互いに嫌い合っているわけではない。サブイベントでは弟の成長を認め喜んでいた。 『シャイニング・ウィンド』に登場するシーナ・カノン(椎名夏音)と同一人物。 アイン 声 - 桑島法子 「輝く風の戦闘妖精」。年齢1歳。フルネームは「ゼクティ・アイン」。エンディアス出身で、カノンの保護下でエルデに留学していた。カノンの妹分で彼女に絶大な信頼を置いている。古代兵器オルガロイドとエルフ族の遺伝子をかけ合わせて生み出された戦闘用ホムンクルスで、戦闘力は高いが、誕生して1年ほどなので、見た目と違い精神は幼い。 『シャイニング・ウィンド』に登場するゼクティ・アインと同一人物だが、原典よりも性格設定はやや幼くなっている。 クララクラン 声 - 川澄綾子 「聖なる盾の姫騎士」。年齢19歳。フルネームは「クララクラン・フィリアス」。リーベリア地方の国家、聖フィリアス王国の第一王女で、ヴァレリア地方の危機を知り援軍に駆け付けた。王家伝来の武具「聖女ミナスの盾」を受け継ぐ姫騎士で、絶大な防御力と神聖魔法で仲間たちを守る。礼儀正しく美しい女性だが、実はかなりの勇者マニアでレイジに興味津々。レイジについては何でも知りたいようで彼のことになると目の色が変わる。自ら援軍に来たのも勇者に会うためであった。彼女とのインベントでは選択肢次第でレイジがスケベ根性を見せる。 『シャイニング・ウィンド』に登場するクララクラン・フィリアスと同一人物。 刃九郎 声 - 江川央生 「鋼翼の渡り鳥」。年齢39歳。鋼の片翼をもつ白いカラスの鳥人。様々な国家を渡り歩く歴戦の忍だったが、故郷の百獣連合王国ベスティアの未曾有の危機の知らせに舞い戻った。人々を守るため全てを投げ打ち奮戦する仁義に厚い男で、風の精霊魔法を操る。かつて窮地に陥ったところをクララクランに救われ、彼女を今でも恩人としてみている。 『シャイニング・ウィンド』に登場するジンクロウと同一人物。 ディラン 声 - 中井和哉 「双剣の海狼」。年齢35歳。フルネームは「ディラン・ローエン」。時空を超えて活躍する海賊騎士団アークバッカニアを率いる団長で、双剣のディランと呼ばれ周りから一目置かれる存在。海を旅する男のロマンの持ち主で、財宝探しにレイジを何度も誘ってくる。 『シャイニング・ハーツ』にも登場。『ブレードアークス from シャイニング』にもプレイヤーキャラクターとして登場する。 イサリ 声 - 石田彰 「魔獣ハンター」。年齢17歳。フルネームは「イサリ・シェラード」。魔物やドラゴン狩りを生業とする、変わり者の賞金稼ぎ兼釣り師。海賊騎士団アークバッカニアに所属しており、彼を船長と呼んでいる。人とのコミュニケーションが苦手で、狩りと釣り以外に興味を示さないが、魔物狩りの腕は超一級。特にドラゴンが好きで倒すのはもっと好き。武器は重火器を使用。射程距離は長く攻撃範囲も広いが、命中率が低いのが難点。 『シャイニング・ハーツ』にも登場している。
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