ドラゴニア帝国
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「シャイニング・ブレイド」の記事における「ドラゴニア帝国」の解説
ダークドラゴンの復活を目論む「闇の勢力」。 バルドル 声 - 桐本琢也 「暗黒司祭」。常に仮面で顔を隠している男。黒竜教団の司祭であり、事実上ドラゴニア帝国のトップ。封印されたダークドラゴンの魂と会話できる。ダークドラゴンの命に従い復活を果たすべく先兵となる。 黒竜教団は帝国の実権を把握しているが、態度が大きい割には無能であるため他の将軍たちからは「自分では何もできない雑魚」と疎まれている。 手始めに冒頭でクラントールを占領するとローゼリンデを手中に収め、レイジを崖に追い詰めて突き落とした。以後は将軍たちを動かして各国に対する侵略戦争を続けさせ、封印されていたダークドラゴンの肉体を回収。更には精霊王たちまで抹殺した。 終盤にてついにダークドラゴンを復活させるが、蘇ったダークドラゴンのエサにされ喰らわれてしまい死亡。「なぜ自分まで……」と最後まで利用されていたに過ぎないことも気づかず、復活のために幾多の魂を捧げたのと同様に自身も生贄となってしまった。 このため敵陣営の中では一切戦闘がない。 スレイプニル 声 - 神奈延年 「暗黒騎将」。帝国によって甦った、仮面をつけたケンタウロスの亡霊騎士で、暗黒騎士団の長。遊撃軍指揮官でフォンティーナを襲撃している。フォンティーナの首都に攻め入り間接的にだがアルティナの両親を殺害した。騎士としての忠実さは失っていないが、復活した代償に高潔な心を失っている。そのため目的のために手段を選ばない人物となってしまった。 序盤でエルミナを追って銀の森に立ち入った際、アルティナたちに敗れ追い返された。しかし、邪魔さえしなければ二人に手を上げようとしないなど一応は騎士らしさを見せている。しかし中盤ではフォンティーナ王国の議長の孫を拉致しようとして、レイジから卑怯だと責められた。 終盤付近のナルガ砂漠にて、精霊王の卵を捜索中にレイジたちと遭遇。自身の誇りにかけて最後まで戦い抜き、無念の内に死亡した。しかしその最後を見たレイジからは「まだ騎士としての心が残っていた」と評された。 スルト 声 - 川津泰彦 「魔獣将」。戦場での殺戮を楽しむ狂戦士で、東部方面軍指揮官。常に最前線で戦いを楽しむ戦闘狂で、血に飢えた黒い野獣。将軍たちの中で唯一仮面をかぶっていない。将軍の中では最後に戦うことになる。 かつてはフェンリルと共に師の下で修練に励んでいた兄弟弟子であったが、自己研鑽で得られる力では満足できず闇の力に魅入られるようになってしまう。それを見咎めた師を殺害したためフェンリルと袂を分かち、互いに憎むべき敵として認識している。今では闇の力を手にしたことで大幅なパワーアップを遂げている。 クラントールを目前にしたレイジたちと最期の一戦を繰り広げた。その際に自分の上を行くフェンリルが憎かったことや、手に入れた力で殺戮欲求を満たしていたことを口にする。激戦の末敗北し、どうしてフェンリルに勝てないのかわからないまま最期を迎え、フェンリルから「あの世で師匠に聞いてみろ」と言い渡された。 アルベリッヒ 声 - 緑川光 「妖魔将」。ダークエルフの将軍で、北部方面軍指揮官。仮面で目元を隠し、ローブを羽織った魔術師風の男性。残忍な性格の野心家で、目的の為には手段を問わず、犠牲も厭わない。自分の手は汚さず、様々な策を講じて戦場をもてあそぶ知性派将軍。卑劣な罠を張り巡らしてくる強敵。 リックとアミルたちの故郷を滅ぼした張本人であり、ただ目の前にあったからというだけで住民たちを蹂躙し、命乞いされても「無力な者たちが殺されるのは面白い」と虐殺した。アミル、エアリィ達を殺したことでリックから怨まれ追われている。また後にネリスを殺していたことが発覚した。 スレイプニル撃破後、クラントールに進行したレイジたちの前に立ちふさがる。リックを殺すために罠を仕掛けレイジたちを追い詰めるが、危険を見越したフェンリルが援軍を連れて来たこと、ローゼリンデが不安定になったのでファフナーが撤退したため逆に追い詰められてしまう。敗色が濃くなると「村を滅ぼしたのは自分じゃない」と命乞いするが、聞き入れてもらえるわけがなく討ち滅ぼされた。 ダークドラゴン 声 - 大友龍三郎 「暗黒の化身」。本作の黒幕で最終ボス。かつて世界を恐怖に陥れた闇の化身で、光の軍勢「シャイニングフォース」によって倒され封印されていた。しかし、現代において黒竜教団及びドラゴニア帝国の活動によって力を取り戻して復活しつつある。ドラゴンとは名ばかりで、その実体は巨大な肉の塊を削ったような巨躯と眼球のない顔と言う形状の化け物。ドラゴンらしく巨大な双翼によって飛行が可能。 終盤にて、クラントールの大聖堂地下でついに復活を果たし、手始めにバルドルを喰らい飢えを満たしてからレイジたちに襲い掛かってくる。初めは下半身が球体になっている不気味な姿だったが、やがて下半身部分が変異した第二形態へと移行する。激戦の末、倒されたかに思われたが最終形態となって復活。封印された当時を超える力によってレイジたちを追い詰めるが、ユキヒメがシャイニング・ブレイドとして覚醒したことで逆転される。レイジとの一騎討ちとなり、仲間たちの声援と共に必殺技を打ち込まれ、狼狽を露にしていく。最後は「S(シャイニング)・ブレイド」の一閃によって切り裂かれ敗北。たった一人の人間と一本の刀に負けたことに驚愕しながら、この世界から完全に消え去り二度と復活することはなかった。 伯爵(アイザック) 声 - 稲田徹 通称「伯爵」。眼帯をつけた白髪の男性。フルネームはアイザック・サン・ジェルマン。帝国に協力し、膨大な戦力と復活させた古代兵器を帝国に提供している。バルドルには従順を装っているが、基本的に他者を下に見ており、自分が神であるかのように振舞っている。本人は戦闘には参加せず、古代兵器を操るだけなので当人との戦闘イベントはない。 ファフナーを重用しローゼリンデの守護者に推薦した張本人だが、その一方では彼を監視し、裏切りが露見すると魔竜ニーズヘッグをけしかけるなど狡猾な一面を持つ。 終盤ではスルトが倒れた後、古代兵器を率いてレイジたちの行く手を阻む最後の障害として立ちはだかる。本拠地を襲撃され、兵器をことごとく破壊されたため「自分にできることはなくなった」と忌々しそうに睨みながら撤退していった。 本作における真の黒幕であり、ドラゴニア帝国を炊きつけた張本人。バルドルの協力者を装い、ダークドラゴンに世界を滅ぼさせようと企んでいた。そして一度破壊した世界を作り直し、自らが「神」となろうとしていた。サクヤによれば伯爵の目的は複雑で一言では語れず、結果として世界が滅びるということだけが説明されている。 しかしダークドラゴンが倒されたため、古代エンフィールド遺跡に封印されていた「失敗作」こと「EF-0 トール」を起動させ、この世界を破壊し尽くそうと行動する。あくまで本当に奥の手だったため、ダークドラゴン復活のほうに力を入れていたため今まで封印を解こうとはしなかった(起動の手間や、起動後のリスクなども考慮して)。最後の切り札もレイジたちに破られ、今度こそ手の出しようがなくなったため撤退していった。 サクヤとは因縁があり、互いに敵視している。サクヤからはたびたび「顔も合わせたくない」「厄介(面倒)な奴」「二度と会いたくない」と言われ完全に忌み嫌われているが、伯爵はそれほど嫌ってはおらず、サクヤを説得しようとする姿勢を見せており仲間に引き入れようとしていた。 『シャイニング・ハーツ』にも登場している。『ブレードアークス from シャイニング』にも登場し、「世界のバランスを崩すため」に暗躍する。そちらではプレイヤーキャラクターとして参戦するため彼自身が戦うことになる。ナイトギア 中盤にて戦力を消費した帝国に伯爵が授けた手駒の一つ。巨大な剣と盾を手にした騎士風の巨人であり、アルベリッヒの指揮の下レイジたちをたびたび追い詰め劣勢に立たせた。ついに後一歩というところまで追い込んだが、各地から終結した仲間たちによって形勢逆転され、レイジたちの総力によってナイトギアは撃破された。 キングギア 伯爵の手駒の一つ。細部はほぼナイトギアと同じだが、性能は完全にこちらのほうが上。伯爵が放つ古代兵器群の本拠地を守護していたが、レイジたちによって完全に破壊されてしまい、伯爵は撤退を意義なくされた。 EF-0 トール 古代エンフィールド遺跡に封印されていた「失敗作」にして伯爵の最後の切り札。本作における真の最終ボス。本編クリア後の後日談にて戦うこととなる。巨大な人型の機械であり、その姿は「神」を想起させる。かの遺跡は古代人たちのゴミ捨て場であり、使い物にならなくなった兵器類などが捨てられていた。中でもEF-0 トールは制御不能の危険性がある破壊兵器だったため、三重にも及ぶ封印が掛けられ厳重に保管されていた。 しかしその力に目をつけた伯爵によって封印を解かれ、レイジたちの前に立ちふさがる。補助ビットして「メギンギョルズ」「ミョルニル」が展開され、HP回復などの様々な支援効果をかけるため優先的に破壊しないと手間取ることになる。 最後の切り札も破られ、去り際に伯爵からは「ダークドラゴンの代わりにはならなかった」と評された。
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