ネルソン=マンデラとは? わかりやすく解説

ネルソン・マンデラ

別名:マンデラ氏
英語:Nelson Mandela

1918年生まれの、南アフリカ共和国政治家弁護士アパルトヘイト撤廃業績により、フレデリック・ウィレム・デクラークとともに1993年ノーベル平和賞受賞した

ネルソン・マンデラは1944年アフリカ民族会議ANC)に入党し南アフリカ共和国における人種差別政策アパルトヘイト」の撤廃向けて尽力した1962年マンデラ氏は、アフリカ民族会議非合法化に伴い逮捕され反体制活動家として無期懲役の判決を受け、獄中生活を送ることとなったマンデラ氏収監中に通信課程法学博士号を取得したほか、ネルー賞やサハロフ賞などの賞を受賞している。

1989年フレデリック・ウィレム・デクラーク大統領就任すると、国内でのアパルトヘイト反対運動高まりや、国外からの経済制裁を伴う非難受けてアパルトヘイト撤廃向けた改革断行した。その一環として、反アパルトヘイト象徴として慕われていたマンデラ氏釈放が行われ、マンデラ氏27年間の獄中生活終えることとなった

マンデラ氏は、1994年初め行われた全人参加選挙当選し、初の黒人大統領として第8代南アフリカ共和国大統領就任した。これにより、アパルトヘイトの完全撤廃実現したマンデラ氏は、大統領就任以後は、差別撤廃格差縮小向けた政策行った

マンデラ氏1999年まで大統領務めたのちに政界引退しその後人生慈善活動捧げ2013年12月95歳で死去したマンデラ氏追悼式には、世界各国指導者や一市民数万人が集まった

ネルソン・マンデラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 16:17 UTC 版)

ネルソン・ホリシャシャ・マンデラコサ語: Nelson Rolihlahla Mandela [xolíɬaɬa mandɛ̂ːla]1918年7月18日 - 2013年12月5日)は、南アフリカ共和国政治家弁護士。第8代南アフリカ共和国大統領非同盟諸国首脳会議事務総長(第20代)、南アフリカ共和国国民議会議員(1期)、アフリカ民族会議議長(第11代)、南アフリカ共産党中央委員を歴任した。


注釈

  1. ^ このときの、彼の監獄番号が「46664」であり、現在では彼の財団の活動を象徴する番号となっている。厳密には上位「466」が彼の囚人番号、下位「64」が彼の投獄された年、19「64」年の下2桁である。そのため、「46664」は一般に、four-double six-six-fourと発音する
  2. ^ 女王エリザベス2世は出席を希望したが高齢のため叶わず、代わりにウェストミンスター寺院での追悼行事を行うこととなった。ウェストミンスターで国外の人物の追悼行事を行うのは史上初めてである[27]

出典

  1. ^ The Nobel Peace Prize 1993 - ウェイバックマシン(2023年5月11日アーカイブ分) NobelPrize.org
  2. ^ “訃報:ネルソン・マンデラさん95歳=元南ア大統領”. 毎日新聞. (2013年12月6日). オリジナルの2013年12月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131212054303/http://mainichi.jp/select/news/20131206k0000e030132000c.html 2013年11月6日閲覧。 
  3. ^ 井上勝生著、2006、『シリーズ日本近現代史1 幕末・維新』、岩波書店、p.ⅱ-ⅲ
  4. ^ 峯陽一「南アフリカ 虹の国への歩み」第1刷、1996年11月20日(岩波書店)p18
  5. ^ 「南アフリカの衝撃」p129  日本経済新聞出版社 (2009/12/9) 平野克己
  6. ^ 「新書アフリカ史」第8版(宮本正興・松田素二編)、2003年2月20日(講談社現代新書)p380
  7. ^ レナード・トンプソン著、宮本 正興・峯 陽一・吉国 恒雄訳、1995、『南アフリカの歴史』、明石書店 ISBN 4750306991、p.369
  8. ^ 『ネルソン・マンデラ』 メアリー・ベンソン著
  9. ^ a b “マンデラ元大統領が退院、肺疾患の病状改善 南アフリカ”. CNN. (2013年4月7日). http://www.cnn.co.jp/world/35030509.html 2013年4月7日閲覧。 
  10. ^ 独居房、N・マンデラの足跡 ナショナルジオグラフィック 2013年12月6日
  11. ^ 「新書アフリカ史」第8版(宮本正興・松田素二編)、2003年2月20日(講談社現代新書)p388
  12. ^ 峯陽一編著、2010年4月25日初版第1刷、『南アフリカを知るための60章』p241 明石書店
  13. ^ 「世界現代史13 アフリカ現代史1 総説・南アフリカ」山川出版社 1992年8月20日2版1刷 星昭・林晃史 p298
  14. ^ 「世界現代史13 アフリカ現代史1 総説・南アフリカ」山川出版社 1992年8月20日2版1刷 星昭・林晃史 p299
  15. ^ 「世界現代史13 アフリカ現代史1 総説・南アフリカ」山川出版社 1992年8月20日2版1刷 星昭・林晃史 p302
  16. ^ 読売新聞『「民主南ア」世界にアピール 大統領就任式 列席150か国の代表祝福』1994年5月11日号(プレトリア10日)
  17. ^ 「南アフリカと民主化」p83 (1996/5/10) 勁草書房 川端正久・佐藤誠編
  18. ^ 「新書アフリカ史」第8版(宮本正興・松田素二編)、2003年2月20日(講談社現代新書)p390
  19. ^ 「南アフリカの衝撃」p143  日本経済新聞出版社 (2009/12/9) 平野克己
  20. ^ Mandela taken off US terror list BBC 2008-07-01
  21. ^ BBC NEWS | Africa | Mandela wins BBC's 'global election'
  22. ^ “マンデラ氏が肺感染症で再入院、容体深刻も安定 南ア”. CNN. (2013年6月9日). http://www.cnn.co.jp/world/35033154.html 2013年6月9日閲覧。 
  23. ^ “マンデラ氏が「危篤」、容体が悪化 南ア大統領府発表”. CNN. (2013年6月23日). http://www.cnn.co.jp/world/35033744.html 2013年6月23日閲覧。 
  24. ^ “マンデラ氏誕生日 国連で式典”. NHK. (2013年7月19日). http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130719/k10013139881000.html 2013年7月24日閲覧。 [リンク切れ]
  25. ^ 南アフリカ マンデラ元大統領が死去NHK2013年12月6日閲覧 アーカイブ 2013年12月12日 - ウェイバックマシン
  26. ^ Nelson Mandela Dead Former South African President Dies at 95(ABC News)12/6閲覧
  27. ^ チャールズ皇太子が出席へ MSN産経ニュース、2013年12月10日閲覧 アーカイブ 2015年1月6日 - ウェイバックマシン
  28. ^ NBCナイトリーニュース、Podcastにて2013年12月10日閲覧
  29. ^ https://www.afpbb.com/articles/-/3005180 「マンデラ氏、故郷に埋葬 首都では銅像公開へ」AFPBB 2013年12月16日 2015年12月6日閲覧
  30. ^ ネルソン マンデラ 幼少時代 Google Cultural Institute .
  31. ^ ウィニー夫人、N・マンデラの足跡 ナショナルジオグラフィック 2013年12月6日
  32. ^ 峯陽一編著、2010年4月25日初版第1刷、『南アフリカを知るための60章』p104 明石書店
  33. ^ 峯陽一編著、2010年4月25日初版第1刷、『南アフリカを知るための60章』p110 明石書店
  34. ^ http://www.cnn.co.jp/business/35024222.html 「南アでマンデラ氏の紙幣発行」2012.11.08 CNN 2015年12月10日閲覧
  35. ^ Nelson Madela:'Michael Jackson Was Part Of Our Family”. 2014年7月18日閲覧。


「ネルソン・マンデラ」の続きの解説一覧

「ネルソン・マンデラ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ネルソン=マンデラ」の関連用語

ネルソン=マンデラのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ネルソン=マンデラのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのネルソン・マンデラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS