ワールドラグビー殿堂とは? わかりやすく解説

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ワールドラグビー殿堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/22 08:14 UTC 版)

ワールドラグビー殿堂(World Rugby Hall of Fame)は、ラグビーユニオンに対し功績のある人物および貢献をした人物を表彰する。選手、コーチ、管理者、試合審判員、機関、その他の個人を対象としている。

概要

ラグビーユニオンの国際統括団体であるワールドラグビーが選出する。2010年を除いて毎年、殿堂入り式典が開催されている。

歴史

2006年、IRB(国際ラグビー評議会、現・ワールドラグビー)の表彰式で初めて「IRB Hall of Fame(IRB殿堂)」が設けられた。初代殿堂入りしたのは、フットボールの試合中にボールをキャッチして走り去ったという伝説を持つウィリアム・ウェブ・エリスと、さまざまな形でラグビーに大きな功績を残したラグビー校である[1]

2009年は、その年に行われたブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズの南アフリカ遠征にちなんで行われ、受賞者はブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズと南アフリカの関係者9名だった[2]

2014年11月19日、IRBがワールドラグビーに名称変更したことに伴い、IRB殿堂はワールドラグビー殿堂へと改称。さらに、「国際ラグビー殿堂(International Rugby Hall of Fame)」をワールドラグビー殿堂へ統合した。国際ラグビー殿堂は、1997年にニュージーランドで創設され運営されていたものである[3]

殿堂入りした人物・団体

No. 選出者 リンク
2006 イングランド ウィリアム・ウェッブ・エリス [1]
イングランド ラグビースクール [2]
2007 南アフリカ共和国 ダニー・クレイブン [3]
フランス ピエール・ド・クーベルタン [4]
オーストラリア ジョン・イールズ [5]
ウェールズ ガレス・エドワーズ [6]
ニュージーランド ウィルソン・ウィネレイ [7]
2008 ニュージーランド 1888–89年のニュージーランド・ネイティブ・フットボールチーム [8]
スコットランド ネド・ヘイグ [9]
 アイルランド ジャック・カイル [10]
スコットランド メルローズ・ラグビーフットボールクラブ [11]
アルゼンチン ウーゴ・ポルタ [12]
フランス フィリップ・セラ [13]
ニュージーランド ジョー・ウォーブリック [14]
2009 南アフリカ共和国
アルゼンチン
バリー・ヒートリー [15]
スコットランド ビル・マクラガン [16]
 アイルランド ウィリー・ジョン・マクブライド [17]
スコットランド イアン・マクギーチャン [18]
 アイルランド シド・ミラー [19]
ウェールズ クリフ・モーガン [20]
 アイルランド トニー・オライリー [21]
南アフリカ共和国 ベニー・オスラー [22]
南アフリカ共和国 フリック・デュプリーズ [23]
2011 イギリス バーバリアン・フットボール・クラブ [24]
フランス セルジュ・ブランコ [25]
フランス アンドレ・ボニファス [26]
ウェールズ カーディフ・ラグビーフットボールクラブ [27]
イングランド ウィリアム・パーシー・カープメイル [28]
ニュージーランド デイブ・ギャラハー [29]
 アイルランド マイク・ギブソン [30]
ウェールズ フランク・ハンコック [31]
フランス ルシアン・ミアス [32]
フランス ジャン・プラット [33]
イングランド アラン・ロザーハム [34]
イングランド ハリー・バッサル [35]
南アフリカ共和国 キッチ・クリスティ [36]
オーストラリア ボブ・ドワイヤー [37]
オーストラリア ニック・ファー・ジョーンズ [38]
イングランド マーティン・ジョンソン [39]
イングランド ジョン・ケンドール・カーペンター [40]
ニュージーランド デイヴィッド・カーク [41]
サモア ブライアン・リマ [42]
ニュージーランド リチャード・リトルジョン [43]
ニュージーランド ブライアン・ロホア [44]
ニュージーランド ジョナ・ロムー [45]
オーストラリア ロッド・マックイーン [46]
南アフリカ共和国 フランソワ・ピナール [47]
アルゼンチン アグスティン・ピチョット [48]
カナダ ガレス・リース [49]
オーストラリア ニコラス・シェハディ [50]
南アフリカ共和国 ジョン スミット [51]
オーストラリア IR・ヴァンダーフィールド [52]
南アフリカ共和国 ジェイク・ホワイト [53]
イングランド クライブ・ウッドワード [54]
2012 アメリカ合衆国 1920年と1924年オリンピックにおけるラグビー競技のアメリカ合衆国代表 [55]
 ルーマニア 1924年オリンピックにおけるラグビー競技のルーマニア代表 [56]
 チリ ドナルド・キャンベル [57]
 チリ イアン・キャンベル [58]
日本 坂田好弘 [59]
ニュージーランド ゴードン・ティージェンス [60]
ジンバブエ ケネディー・ツシンバ [61]
ジンバブエ リチャード・ツシンバ [62]
2013 スコットランド デイビット・ベデル・シヴライト [63]
オーストラリア デイヴィッド・キャンピージ [64]
オーストラリア ケン・キャッチポール [65]
 アイルランド ロニー・ドーソン [66]
オーストラリア マーク・エラ [67]
オーストラリア ジョージ・グレーガン [68]
イングランド アルフレッド・セント・ジョージ・ハマースリー [69]
スコットランド ギャビン・ヘイスティングス [70]
ソビエト連邦 ウラジーミル・イリューシン [71]
オーストラリア トーマス・ロートン・シニア [72]
ウェールズ ジャック・マシューズ [73]
イギリス ロバート・セダン [74]
イギリス 1888年のブリティッシュ・ライオンズ [75]
フィジー ワイサレ・セレヴィ [76]
オーストラリア ジョン・ソーネット [77]
ウェールズ ブレディン・ウィリアムズ [78]
2014 ニュージーランド フレッド・アレン [79]
ニュージーランド ドン・クラーク [80]
ニュージーランド グラント・フォックス [81]
ニュージーランド ショーン・フィッツパトリック [82]
ニュージーランド マイケル・ジョーンズ [83]
ニュージーランド イアン・カークパトリック [84]
ニュージーランド ジョン・カーワン [85]
ニュージーランド テリー・マクリーン [86]
ニュージーランド コリン・ミーズ [87]
ニュージーランド グラハム・ムーリー [88]
ニュージーランド ジョージ・ネピア [89]
フランス ナタリー・アミエル [90]
イングランド ギリアン・バーンズ [91]
アメリカ合衆国 パティ・ジャーヴェイ [92]
イングランド キャロル・イシャウッド [93]
ニュージーランド アンナ・リチャーズ [94]
ニュージーランド ファラー・パーマー [95]
ウェールズ キース・ローランズ [96]
スコットランド ジェイムズ・グリーンウッド [97]
ウェールズ J・P・R・ウィリアムス [98]
オーストラリア マイケル・ライナー [99]
フランス ジョ・マソ [100]
 アイルランド キース・ウッド [101]
ウェールズ イユアン・エバンス [102]
イングランド ジェイソン・レオナルド [103]
イングランド ジョニー・ウィルキンソン [104]
イングランド ビル・ボーモント [105]
2015 オーストラリア ティム・ホラン [106]
オーストラリア トム・リチャーズ [107]
イングランド エドガー・モブス [108]
イングランド ロナルド・ポールトン・パルマー [109]
イングランド ウェーヴェル・ウェークフィールド [110]
フランス ジャン・ピエール・リーヴ [111]
フランス マルセル・コミュノー [112]
 アイルランド バジル・マクレア [113]
 アイルランド ファーガス・スラッテリー [114]
 アイルランド トム・キアーナン [115]
スコットランド アンディ・アーヴァイン [116]
スコットランド ビル・マクラーレン [117]
スコットランド ゴードン・ブラウン [118]
南アフリカ共和国 ダニー・ガーバー [119]
南アフリカ共和国 ヘンニー・ミュラー [120]
南アフリカ共和国 ユースト・ファン・デル・ヴェストハイゼン [121]
南アフリカ共和国 モーネ・デュ・プレシス [122]
南アフリカ共和国 ナース・ボタ [123]
南アフリカ共和国 ネルソン・マンデラ [124]
ウェールズ バリー・ジョン [125]
ウェールズ カーウィン・ジェームズ [126]
ウェールズ ジェラルド・デイヴィス [127]
ウェールズ グウィン・ニコルズ [128]
ウェールズ マービン・デイヴィス [129]
ウェールズ フィル・ベネット [130]
ウェールズ ジョニー・ウィリアムズ [131]
2016 オーストラリア
アメリカ合衆国
ダニエル・キャロル [132]
カナダ ヘザー・モイズ [133]
イングランド マギー・アルフォンシ [134]
イングランド ローレンス・ダラーリオ [135]
イングランド ジェレミー・ガスコット [136]
 アイルランド ブライアン・オドリスコル [137]
日本 大畑大介 [138]
スコットランド GPS・マクファーソン [139]
ウェールズ ジョン・ドーズ [140]
ウェールズ アーサー・ゴールド [141]
ウェールズ シェーン・ウィリアムス [142]
2017 133  アルゼンチン フェリペ・コンテポーミ [143]
134  カナダ アル・シャロン [144]
135  フランス ファビアン・プルー [145]
136  イングランド ロブ・アンドリュー [146]
137  アメリカ ファイドラ・ナイト [147]
2018 138  オーストラリア スティーブン・ラーカム [148]
139  アイルランド ローナン・オガーラ [149]
140  フランス ピエール・ヴィルプルー [150]
141  ニュージーランド ブライアン・ウィリアムズ [151]
142  ウェールズ リザ・バージェス [152]
2019 143  ニュージーランド リッチー・マコウ [153]
144  日本 金野滋 [154]
145  南アフリカ オス・デュラント [155]
146  サモア ピーター・ファティアロファ [156]
147  ニュージーランド グラハム・ヘンリー [157]
148  ウルグアイ ディエゴ・オルマエチェア [158]
2021 149  フィジー オセア・コリニサウ [159]
150  ケニア ハンフリー・カヤンゲ [160]
151  ニュージーランド フリアナ・マヌエル・カーペンター [161]
152  オーストラリア シェリル・マカフィー [162]
153  イングランド ウィル・カーリング [163]
154  スコットランド ジム・テルファー [164]
2022 155  イングランド デボラ・グリフィン [165]
156  イングランド スー・ドリントン [166]
157  イングランド アリス・D・クーパー [167]
158  イングランド メアリー・フォーサイス [168]
159  アメリカ キャシー・フローレス [169]
160  ニュージーランド フィアオオ・ファアマウシリ [170]
2023 161  イングランド ザ・バーシティマッチ [171]
162  ニュージーランド ダン・カーター [172]
163  フランス ティエリー・デュソトワール [173]
164  オーストラリア ジョージ・スミス [174]
165  アルゼンチン フアン・マルティン・エルナンデス [175]
166  南アフリカ ブライアン・ハバナ [176]
2024 167  オーストラリア エミリー・チェリー [177]
168  ニュージーランド DJ・フォーブス [178]
169  イタリア セルジオ・パリセ [179]
170  スコットランド ドナ・ケネディ [180]
171  ニュージーランド クリス・レイドロー [181]

関連項目

脚注

  1. ^ World Rugby - Hall of Fame” (英語). www.world.rugby. 2024年11月22日閲覧。
  2. ^ International Rugby Board - IRB Hall of Fame”. web.archive.org (2009年10月26日). 2024年11月22日閲覧。
  3. ^ International Rugby Board - IRB Hall of Fame”. web.archive.org (2014年8月12日). 2024年11月22日閲覧。

外部リンク




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