インカタ‐じゆうとう〔‐ジイウタウ〕【インカタ自由党】
読み方:いんかたじゆうとう
南アフリカ共和国の政党。ズールー族を支持基盤とし、同じ黒人政党ながら保守派としてアフリカ民族会議とは一線を画す。IFP(Inkatha Freedom Party)。
インカタ自由党
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/20 08:01 UTC 版)
インカタ自由党 Inkatha Freedom Party Inkatha Vryheidsparty |
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党首 | ヴェレンコシニ・フラビサ |
成立年月日 | 1975年3月21日 |
本部所在地 | クワズール・ナタール州ダーバン |
国民議会議席数 |
17 / 400 (4%)
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全国州評議会議席数 |
2 / 90 (2%)
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政治的思想・立場 | 連邦主義 保守主義 ズールー族の少数民族の利益 経済的自由主義 右翼 |
シンボル | 赤、黄 |
国際組織 | 国際民主同盟 |
公式サイト | [1] |
インカタ自由党(インカタじゆうとう、英語: Inkatha Freedom Party, "IFP")は、南アフリカ共和国の政党。
概要

ズールー人の権利を主張する主要政党のひとつ。クワズール・ナタール州議会において第二党である。
歴史
ズールー人内の大部族・ブテレジ族の族長で当時のズールー王グッドウィル・ズウェリティニの叔父にあたるマンゴスツ・ブテレジによって1975年発足。
当初はアフリカ民族会議と共闘関係にあったが、1980年代初頭から対立するようになり、バンツースタンのクワズールー自治領の与党となり、南アフリカ防衛軍と協力してアフリカ民族会議を攻撃するようになった。これは当時のピーター・ウィレム・ボータ首相とマグナス・マラン国防相の画策した白人による分割統治に加担したと批判された[2]。
アパルトヘイト体制終結後初の総選挙では得票率10.54%、400議席中43議席を獲得して第三党となり、アフリカ民族会議(ANC)との連立政権に加わった。以後の選挙では低落傾向にあり、2019年の総選挙では得票率3.38%、14議席にとどまっている。
2024年の総選挙では3議席増となる17議席を獲得し、同選挙で大幅に議席を減らしたANCとの連立政権に民主同盟(DA)などと共に参加することとなった。
脚注
- ^ State of Parties in the NCOP(2020年5月16日閲覧)。
- ^ Berkeley, Bill (2001). The Graves are Not Yet Full.
外部リンク
- インカタ自由党のページへのリンク