クライシス・オン・インフィニット・アース以前のアース
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「アローバース」の記事における「クライシス・オン・インフィニット・アース以前のアース」の解説
マルチバースについて初めて言及された『THE FLASH/フラッシュ』シーズン2で52個のアースの存在が明らかとなり、クロスオーバー・イベント『クライシス・オン・アースX』で53個目のアースが、その後100個を超えるアースが確認された。 アース名概要最初の出現・示唆アース1 マルチバースの中心的なアース。詳細は後述。 アロー〈シーズン1〉第1話 アース2 アース1とは色々なものが逆転した世界。詳細は後述。 フラッシュ〈シーズン2〉 アース3 ジェイ・ギャリック版フラッシュが活躍する世界。詳細は後述。 フラッシュ〈シーズン2〉 アース9 2018年開始の実写テレビシリーズ『タイタンズ』(TITANS)の世界。詳細は後述。 クライシス・オン・インフィニット・アース アース12 ハリソン・ウォルフガング・ウェルズの故郷。2011年公開の実写映画『グリーン・ランタン』(GREEN LANTERN)の世界。 フラッシュ〈シーズン4〉 アース13 灰色のウェルズの故郷。魔法に満ちた世界。ナッシュの養子のマヤが事故で命を落とした。 フラッシュ〈シーズン4〉 アース15 1986年に滅亡したとされる世界。詳細は後述。 フラッシュ〈シーズン4〉 アース16 デスストロークがスター・シティを支配した世界。詳細は後述。 レジェンド・オブ・トゥモロー〈シーズン1〉第6話 アース17 スチームパンク風のゴーグルの付いたシルクハットを被ったウェルズの故郷。 フラッシュ〈シーズン3〉 アース18 クライシス・オン・インフィニット・アースが起きた時点で使用できるラザラス・ピットがあった世界。 クライシス・オン・インフィニット・アース アース19 次元間の移動をコレクターズが取り締まっている世界。詳細は後述。 フラッシュ〈シーズン3〉 アース22 ウェルズ2.0の故郷。人類がサイボーグ化している過酷な世界。 フラッシュ〈シーズン4〉 アース24 サニー・ウェルズの故郷。 フラッシュ〈シーズン4〉 アース25 H.P.ウェルズの故郷。 フラッシュ〈シーズン4〉 アース38 『SUPERGIRL/スーパーガール』の主な舞台。詳細は後述。 スーパーガール〈シーズン1〉第1話 アース47 H・ロザリオ・ウェルズの故郷。ドラゴンの牧場がある。 フラッシュ〈シーズン4〉 アース66 実写テレビシリーズ『怪鳥人間バットマン』(BATMAN)の世界。 スーパーガール〈シーズン5〉第9話 アース74 レジェンズが解散した世界。 クライシス・オン・インフィニット・アース アース75 スーパーマンをアース38のレックスに殺された世界。 クライシス・オン・インフィニット・アース アース76 1976年開始の実写テレビシリーズ『ワンダーウーマン』(Wonder Woman)の世界。 Paragons Rising アース85 3人のスーパーマンやキャプテン・マーベルなど、大勢のヒーローがアンチモニターと戦った世界。 Paragons Rising アース89 1989年公開の実写映画『バットマン』(BATMAN)の世界。詳細は後述。 スーパーガール〈シーズン5〉第9話 アース90 1990年開始の実写テレビシリーズ『超音速ヒーロー ザ・フラッシュ』(THE FLASH)の世界。詳細は後述。 フラッシュ〈シーズン2〉第13話 アース96 2006年公開の実写映画『スーパーマン リターンズ』(SUPERMAN RETURNS)の世界。詳細は後述。 クライシス・オン・インフィニット・アース アース99 ブルース・ウェインが希望を失い、暴力による正義の道を選んだ世界。 クライシス・オン・インフィニット・アース アース167 2001年開始の実写テレビシリーズ『SMALLVILLE/ヤング・スーパーマン』(SMALLVILLE)の世界。 クライシス・オン・インフィニット・アース アース203 2002年開始の実写テレビシリーズ『ゴッサム・シティ・エンジェル』(Birds of Prey)の世界。 クライシス・オン・インフィニット・アース アース221 シャーローク・ウェルズの故郷。感謝祭が存在しない。 フラッシュ〈シーズン5〉 アース666 2016年開始の実写テレビシリーズ『LUCIFER/ルシファー』(LUCIFER)の世界。 クライシス・オン・インフィニット・アース アース719 ナッシュの養子のマヤの故郷。 フラッシュ〈シーズン6〉 アースD 民族的多様性に富んだヒーローチーム〈ジャスティス・アライアンス〉が活躍する世界。 Paragons Rising アースF 1941年開始のアニメ映画シリーズ『スーパーマン』(SUPERMAN)の世界。 Paragons Rising アースN52 原作コミックスの「The New 52」期風のヒーローたちが活躍する世界。 Paragons Rising アースX ナチスに支配された世界。詳細は後述。 クライシス・オン・アースX 名称不明 2013年開始のシェアード・ユニバース『DCエクステンデッド・ユニバース』の世界。 クライシス・オン・インフィニット・アース 名称不明 ブラックライトニングの故郷。詳細は後述。 ブラックライトニング〈シーズン1〉第1話 名称不明 ストレンジャーの故郷。詳細は後述。 スーパーマン&ロイス〈シーズン1〉 アース1 『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』『レジェンド・オブ・トゥモロー』『BATWOMAN/バットウーマン』『VIXEN/ビクセン』の主な舞台。 マルチバースの中心的なアース。スーパーヒーローたちの台頭とともに、メタヒューマンの誕生や宇宙人の襲来など、様相の急速な変化を見せている。フラッシュポイント バリー・アレンが時間を遡り、母親がイオバード・ソーンに殺されるのを食い止めたことで生じた別の時間軸。 キッド・フラッシュを始めとする本来の時間軸には存在しないメタヒューマンが複数存在している。チームフラッシュは全員とも異なる人生を送っており、お互いの接点を殆ど持っていない。 過ちに気づいたバリーが元の時間軸に戻そうとイオバード・ソーンに母親を殺し直させたが、完全には戻らず、バリーにジュリアン・アルバートという嫌味な同僚ができ、ジョーとアイリスが絶縁状態になり、シスコの兄が交通事故で他界し、ケイトリンがキラーフロストの力を手に入れ、サラ・ディグルの存在が消え、ジョン・ディグルに息子 JJができた。 ドゥームワールド リージョン・オブ・ドゥームが「運命の槍」の力で現実を歪めて創り出した世界。 イオバード・ソーンは世界的に高名な科学者兼事業家となり、ダミアン・ダークはスター・シティの市長の座につき、マルコム・マーリンは本来の地位と家庭を取り戻している。一方、レジェンズはイオバードの部下やダミアンの手先といった以前とまったく異なる人生を送り、レジェンズ以外のヒーローたちはヒーローとしてリージョンに殺害されている。 エルスワールド 「運命の書」によって現実を創り変えられた世界。 クロスオーバー・イベント『エルスワールド』では、ジョン・ディーガンの手でアース1の現実が二度書き換えられ、一度目はオリバー・クイーンとバリー・アレンの人生が入れ替わり、二度目はジョン・ディーガン自身がスーパーマンに生まれ変わった。 アース2 ハリー・ウェルズの故郷。 アース1ではヒーローの人物がヴィランであったり、アース1では亡くなっている人物が生きていたりと、所々がアース1と逆転している。その一方で、ゴリラ・シティやアトランティスが存在するなど、アース1以上に原作コミックスの正史世界と似た部分を備えている。 そのほか、特徴には「科学文明が進んでいて、S.T.A.R.ラボが正常に稼働している」「テレビやPCのモニターが基本的に横長ではなく縦長である」「交際相手に別れを伝える際に『さよならキューブ』なる物を使う文化がある」「アメリカ大陸戦争という戦争が勃発した」などがある。 アース3 アース1のヘンリー・アレンのドッペルゲンガーであるジェイ・ギャリックのフラッシュが活躍する世界。 余談だが、原作コミックスではジェイ・ギャリックの活躍する世界の方がアース2であり、アース3は逆転世界の方である。 アース9 2018年開始のDC Universe/HBO Maxの実写テレビシリーズ『タイタンズ』(TITANS)の世界。 クロスオーバー・イベント『クライシス・オン・インフィニット・アース』では、世界の消滅とともに眩い光に包まれるジェイソン・トッド/ロビン(演:カラン・ウォルターズ)とハンク・ホール/ホーク(演:アラン・リッチソン)の姿が描かれた。なお、該当シーンは新規撮影したものではなく、元々はシーズン1 最終話として作られていたが最終的にシーズン2 第1話に作り変えられた『タイタンズ』のエピソード「トライゴン」の未使用シーン(本編のどの場面にも適合しない)を流用している。 アース15 1986年に滅亡したとされる世界。 チームフラッシュがニール・ボーマン/フォールアウトの放出する大量の放射線を処理する際に利用した。 余談だが、原作コミックスのアース15はスーパーボーイ・プライムの手によって滅亡した世界である。 アース16 デスストロークを継いだグラント・ウィルソンがグリーンアローを倒し、スター・シティを支配した世界。 アース1とよく似ているが、コナー・ホークの本名がジョン・ディグル・ジュニアであったり、グラント・ウィルソンの年齢がかなり若かったりと、明らかな相違点がある。 『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン1 第6話「Star City 2046」で偶然にもこのアースに訪れたレジェンズは、このアースを未来のアース1であると誤認した。 アース番号「16」は、上述の「Star City 2046」が第1シーズンの6番目のエピソードであったことと、2016年に放送されたことに因む。 アース19 H.R.ウェルズの故郷。 過去に他のアースに攻撃された歴史から次元間の移動が違法となっており、次元間の移動をアクセラレイテッドマンという赤いスピードスターやバイブ能力者たちの所属する組織〈コレクターズ〉が厳しく取り締まっている。 そのほか、特徴には「ワールド・ウォーMと呼ばれる、アース19のフラッシュとメタヒューマンたちとの最終決戦があった」「アル・カポネが副大統領になったことがあり、彼にまつわる不幸な出来事を機に賭け事が禁じられている」「プラストイドなる存在との戦いでコーヒー豆が絶滅し、ゼラチン質の食品がプラストイドに似ているという理由で禁止となっている」「ヘルビンクという三角形の硬貨が流通している」「100ドルにあたる単位に『エイブ・リンカーン』が用いられている」「『さよならキューブ』に似た『ごめんねキューブ』がある」「1・1・1デーという祭日がある」などがある。 アース38 『SUPERGIRL/スーパーガール』の主な舞台。 アース番号「38」は、原作コミックスでスーパーマンが初登場した年「1938」に因む。 この世界のアメリカ合衆国は、地球上に宇宙からの移民を数多く受け入れているが、同時に宇宙人に対するヘイトクライムなどの社会問題を抱えている。 アース89 1989年公開の実写映画『バットマン』(BATMAN)の世界。 アース番号「89」は、同作の公開年「1989」に因む。 クロスオーバー・イベント『クライシス・オン・インフィニット・アース』では、アレクサンダー・ノックス(演:ロバート・ウール)の持つ新聞紙から、死亡したはずのジョーカーが復活しているらしいことが示唆された。 なお、実写映画『バットマン』には複数の続編・関連作(1992年公開の実写映画『バットマン リターンズ』、1995年公開の実写映画『バットマン フォーエヴァー』、1997年公開の実写映画『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』、2002年開始の実写テレビシリーズ『ゴッサム・シティ・エンジェル』、2004年公開の実写映画『キャットウーマン』)があるが、『ゴッサム・シティ・エンジェル』の世界は公式に「アース203」と設定されていて、『バットマン フォーエヴァー』と『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』の世界は『バットマン』と『バットマン リターンズ』の原案を手掛けたサム・ハムからは「アース97」と見なされているため、『バットマン』と世界観を厳密に同じくしているのは『バットマン リターンズ』のみとされる。 クロスオーバー・イベント『クライシス・オン・インフィニット・アース』の放送が終わった後には、サム・ハムが『バットマン リターンズ』の正統続編として脚本を手掛けるコミック『BATMAN '89』が刊行されることと、実写映画『ザ・フラッシュ』に『バットマン』及び『バットマン リターンズ』と同じくマイケル・キートンが演じるブルース・ウェイン/バットマンが登場することが発表された。 アース90 1990年開始のCBSの実写テレビシリーズ『超音速ヒーロー ザ・フラッシュ』(THE FLASH)の世界。 アース番号「90」は、同作の放送開始年「1990」に因む。 アース1のヘンリー・アレンやアース3のジェイ・ギャリックと瓜二つの外見のバリー・アレン/フラッシュが活躍している。 この世界のジョン・ディグルは「指輪」を身につけていたらしい。 アース96 1978年公開の実写映画『スーパーマン』及び1980年公開の実写映画『スーパーマンII』から続く物語である、2006年公開の実写映画『スーパーマン リターンズ』(SUPERMAN RETURNS)の世界。 クラーク・ケント/スーパーマンがコミック『キングダム・カム』と類似した出来事を経験しており、スーパーマンの紋章の背景色が黒色に変わっている。 アース番号「96」は、コミック『キングダム・カム』の出版年「1996」に因む。 『スーパーマン リターンズ』は1983年公開の実写映画『スーパーマンIII』、1984年公開の実写映画『スーパーガール』、1987年公開の実写映画『スーパーマンIV』とは繋がっていないはずの作品だが、クロスオーバー・イベント『クライシス・オン・インフィニット・アース』の際、クラークは正気を失い自分の分身と戦うという『スーパーマンIII』のような体験を過去にしたことがあると話していた。 アースX クロスオーバー・イベント『クライシス・オン・アースX』と『フリーダム・ファイターズ:ザ・レイ』の物語に大きく関わる53個目のアース。 原子爆弾をどこよりも先に完成させ、躊躇わずに使用し、第二次世界大戦に勝利したナチスによって支配された世界で、その悲惨さから誰も近寄らないために数に含められていない。この世界のアローとスーパーガールはナチスの圧制者である。アドルフ・ヒトラーは1994年に自然死した模様。 余談だが、原作コミックスではアースXは10番目のアースであり、既知の52個に含まれないアースというのは『バットマン:メタル』(Dark Nights: Metal)に登場した悪のヒーローたちの出身アースに用いられている設定である。 ブラックライトニングのホーム・ユニバース 正式なアース名は不明。ブラックライトニングの故郷。 グリーンライトという薬物によって、若者がメタヒューマンと化す事件が発生している。 ストレンジャーのホーム・ユニバース 正式なアース名は不明。ストレンジャーの故郷。 黒いスーツの邪悪なスーパーマンによって人々が蹂躙されている。
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