オマージュ・パロディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 10:17 UTC 版)
本作品の演出上の特色の一つとして、現実世界のタレント・歌手が台詞の中に実名で多数登場するほか、過去のアイドルやテレビ番組、ヒット曲などからの引用、オマージュ、パロディが多数盛り込まれていることが挙げられる。下記はその一例。 番組 第15話(4月17日放送)及び第139話(9月9日放送)の観光協会で行われる会議において、ホワイトボードの板書を消そうとすると弥生が慌てるシーン(弥生を演じる渡辺えりは、ドラマ「ビートたけしの学問ノススメ」において、馬場志づ子役で同様のシーンを演じている)。 漁協の建物を海女カフェにリフォームするシーンにテレビ朝日系『大改造!!劇的ビフォーアフター』のBGMである「Inscrutable Battle」「TAKUMI/匠」(松谷卓)を使用し、夏によるナレーションも本家を忠実に再現する。 アキとユイの東京行きを話し合うシーンで、最後に夏が「おめえらの気持ちはよーくわかった」(フジテレビ系『ねるとん紅鯨団』における石橋貴明の決めぜりふ)と話す。 春子が18歳時(回想)において、出場した歌手オーディションの番組タイトルが「君でもスターだよ!」。 第105話(7月31日放送)で荒巻がアキのことを「あの薄汚ねえシンデレラの娘」と言う(元ネタは小泉が主演したドラマ『少女に何が起ったか』(TBS)で石立鉄男演じる川村刑事の名セリフ)。 第107話(8月2日放送)で荒巻を密着取材するドキュメンタリー番組のタイトルが「プロダクトA」。 その他 ヒロシが落ち込んでスナック梨明日に入る際のBGMとして、お笑い芸人ヒロシがネタで用いる「ガラスの部屋」(ペピーノ・ガリアルディ)を使用する。 第55話(6月3日放送)の観光協会で海女クラブの陰口をたたくシーンで、弥生が「んだんだんだ」と相づちを繰り返すところで吉田が「1の2面でコイン集めてんのか!」と突っ込みを入れる。 第87話(7月10日放送)における三又又三が登場するシーンのBGMが、三又のネタ「三又ダンス」で使用されている「狙いうち」(山本リンダ)。 鈴鹿がアキの「じぇじぇ」を真似するも言い間違えて「じょじょ」と言った後にセルフ突っ込みで「“じょじょ”は奇妙な冒険よね」と言い、梅頭がジョジョ立ちの真似をする。 ユイの非行が書き込まれたネット掲示板に「夜中にバールのようなもので自販機をこじ開け」という表現(元ネタは清水義範の同名小説 または同小説を元にした立川志の輔の創作落語)。 第108話(8月3日放送)で水口がスカウトマンになる前に「バースデイ・オブ・エレファント」というロックバンドでベースを担当していたと語るシーンがあるが、演者の松田は映画『NANA』でベーシストを演じている。ライターの木俣冬は音楽業界を舞台とし少女2人の関係を描いているということに本作との共通性を指摘している。 このような演出技法については元々宮藤の手がけた作品の脚本に「1シーンに面白要素を詰め込みすぎる」傾向があることと、演出担当が「今までやったことないことにいろいろチャレンジ」した結果であり、古田も「宮藤くんにはこの15分という“朝ドラ”が合っているような気がします」と語っている。
※この「オマージュ・パロディ」の解説は、「あまちゃん」の解説の一部です。
「オマージュ・パロディ」を含む「あまちゃん」の記事については、「あまちゃん」の概要を参照ください。
オマージュ・パロディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 21:02 UTC 版)
「太陽にほえろ!」の記事における「オマージュ・パロディ」の解説
人気作品であるだけに、オマージュやパロディも多い。以下はその例である。 『大都会 闘いの日々』(日本テレビ)第4話「協力者」で、丸山刑事(高品格)が目撃者の証言として「午後8時3分、ちょうどテレビの『太陽にほえろ!』が始まった時間」と報告する。 『大追跡』(日本テレビ)第14話「大逆転」で、矢吹刑事(沖雅也)が女優の清水美和(テレサ野田)宅で『太陽にほえろ!』の台本を見つけ、それをめくりながら「スコッチ刑事って最高でしたよね」と上機嫌で話し掛けると美和は「私はジーパンが好き」と答え、矢吹が落胆の表情を浮かべる。 『探偵物語』(日本テレビ)第24話「ダイヤモンド・パニック」で、工藤探偵(松田優作)が、調査に協力させた組員3人組に「ゴリ・殿下・ロッキー、出動だ!行けー!!」と叫ぶシーンがある。このシーンが撮影されたのは「ジーパン刑事」としてたびたび疾走した西新宿の高層ビル群の中であった。 『翔んだカップル』(フジテレビ)で、パロディシーン「太陽にまねろ!」があった。柳沢慎吾が山村に扮し、長身のADが柴田を演じていた。ジーパン刑事のコスプレ衣装は柳沢自身のコレクションを利用しており、柴田の衣装バリエーションを克明に再現していた。 『あぶない刑事』(日本テレビ)第23話「策略」で、大下(柴田恭兵)が鈴江(御木裕)に歩道橋上から下を走るバスに飛び降りるようそそのかし「『ダーティハリー』や『太陽にほえろ!』だってやってたじゃないか!!」と説得する。 『NEWジャングル』(日本テレビ)では、第55話「どぶねずみ」が第2話「浩平が泣いた」に、第102話「愛が終わった朝」が第7話「婦警の恋」にリメイクされた。 『刑事貴族』(日本テレビ)では、第32話「ボスを殺しに来た女」が第26話「宮本課長の災難」に、第36話「危険な約束」が第31話「刑事たちの忙しい夜」に、第402話「島刑事よ、安らかに」が第36話「殺人ビデオへの招待」にリメイクされた。 東映Vシネマ第一作として大川俊道脚本・監督で『クライムハンター』シリーズが製作された。世良公則、又野誠治、竹内力らが出演したガン・アクションの秀作。又野は「ブルース澤村」という殺し屋役で、実現しなかった「殉職シーン」(?)を披露している。 『あいつがトラブル』(フジテレビ)で萩原健一の役名は「沖田淳一」で、早見淳に由来している。設定も、もし早見が生きていたらなっていたであろう中年刑事像である。 『鳥人戦隊ジェットマン』(テレビ朝日)の最終回で主人公の一人・結城凱が引ったくり犯に刺殺された。これは「マカロニの殉職をイメージして執筆した」と脚本家・井上敏樹が誌上で答えている。 『特警ウインスペクター』(テレビ朝日)では、第157話「対決!6対6」が第10話「大人をやっつけろ」としてリメイクされた。 『はみだし刑事情熱系』PART4(テレビ朝日)では、第452話「山さんがボスを撃つ!?」が第3話「愛と涙の追跡!! 一発の銃弾に命を賭けて」としてリメイクされた。 『ケイゾク』(TBSテレビ)で野々村係長(竜雷太)には“これでも昔はゴリ押しのゴリさんなんて呼ばれたこともある”というセリフがある。さらに劇場版では「殿下やマカロニと後楽園に犯人を追い詰めて…」というセリフも。主人公「柴田純」(中谷美紀)の役名はジーパン刑事と同じでそのまま拝借したばかりでなく、犯人に刺された際に「なんじゃあ、こりゃあ」とも言わせている。 『ケイゾク』の続編『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(TBSテレビ)でも引き続き野々村係長役で出演した竜雷太であるが、その野々村が倒されるシーンでは石塚の殉職シーンを彷彿させるアングルで撮影され、野々村が構える拳銃も当時使用していたモデルと同型(コルト・トルーパー4インチ)を使用するなど、凝ったパロディとなっている。竜自身も当時と変わりない独特な射撃姿勢を再現していた。その他にも随所に「ゴリさん」を意識したパロディ的なシーンが存在する。 『ケータイ刑事 銭形愛』(BS-i)で山下真司は「五代潤」で出演、以後も、『銭形舞』、『銭形泪』、『銭形零』、『銭形海』とケータイ刑事 銭形シリーズに登場した。さらに、『銭形愛』の第1話では下川辰平も「野崎太郎」で出演し、最後の「長さん」を演じた。また、ケータイ刑事シリーズ内ではところどころで本作に関連する小ネタが登場する。 『情報プレゼンター とくダネ!』 (フジテレビ)で、かつて放送されていた「走れ!三面刑事」では、このドラマに出演していた山下真司が案内役を務めており、BGMも当番組のテーマが使われていた。 『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ)で勝野洋が旅人を務める回では、場面に応じて「テキサス刑事のテーマ」をはじめとする当番組の楽曲がBGMで使用された。 『おじいちゃんは25歳』(TBSテレビ)第5話で小野寺昭と木之元亮が刑事風の出で立ち(最初、刑事と間違われるという設定)の銀行員役でゲスト出演。それぞれの役名も「島公之」、「岩城創」と完全なパロディとなっているが「岩城創」の苗字の読み方が「いわしろ」とちょっと捩っている。『ハッピーバースデー!』(フジテレビ)で渡辺徹の生い立ちを紹介するVTRで、下川辰平(長さん)、木之元亮(ロッキー)、石原良純(マイコン)が捜査報告風に紹介するシーンがあった。また電話の声のみの出番で三田村邦彦(ジプシー)も登場した。
※この「オマージュ・パロディ」の解説は、「太陽にほえろ!」の解説の一部です。
「オマージュ・パロディ」を含む「太陽にほえろ!」の記事については、「太陽にほえろ!」の概要を参照ください。
オマージュ、パロディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 21:49 UTC 版)
「火星シリーズ」の記事における「オマージュ、パロディ」の解説
リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン 原作アラン・ムーア、作画ケヴィン・オニールによるアメリカン・コミックス。第一篇に併録されている小説ではH.P.ラヴクラフトの『未知なるカダスを夢に求めて』の主人公ランドルフ・カーターとジョン・カーターが親戚であることが語られる。また第二篇の冒頭において火星が登場、ジョン・カーター等が異星人(『宇宙戦争』の)と戦っている。 ヴァーニスの剣士 クライヴ・ジャクスンのショートショート(パロディ)。フレドリック・ブラウン、マック・レナルズ共編 『SFカーニバル』 東京創元社〈創元推理文庫〉収録。
※この「オマージュ、パロディ」の解説は、「火星シリーズ」の解説の一部です。
「オマージュ、パロディ」を含む「火星シリーズ」の記事については、「火星シリーズ」の概要を参照ください。
- オマージュ・パロディのページへのリンク