シャアに関する知識とは? わかりやすく解説

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シャアに関する知識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 05:00 UTC 版)

シャア・アズナブル」の記事における「シャアに関する知識」の解説

キャラ設定経緯 シャア・アズナブルは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』企画が、『十五少年漂流記』元にした少年宇宙戦記物『フリーダム・ファイター』からロボットアニメ『ガンボイ』に至った際に、敵キャラクターエースとして誕生した。ライバルキャラには因縁を付ける必要があるため、仮面着けることとなり、ジオン・ズム・ダイクン遺児という設定付加された。初期には好敵手との設定があるのみで詳しい設定がなかったための仮面着用であったことを、後に安彦良和語っている。 名前の由来 仮面着けライバルといってサンライズ企画部デスクであった飯塚正夫がすぐに思い浮かべたのが、『勇者ライディーン』プリンス・シャーキンであったシャアという名は、人気キャラであったシャーキンにあやかって付けられたものである。それに富野由悠季当時ファンであったという、フランス人シャンソン歌手シャルル・アズナヴールの名前をもじって組み合わせシャア・アズナブルという名が誕生したまた、別の説として、NHKBSアニメ夜話』において、「シャー」という効果音と共に現れることから「シャア」と名付けた富野自身発言している。いずれにせよサンライズキャラクター名ダジャレのようなもじりでつけるのが慣習となっている。なお、「シャー」はペルシア語で「皇帝」を意味する言葉であり、イラン革命によるパフラヴィー朝崩壊直後関連性勘繰るファン相次いだが、『アニメック』誌などで富野松崎健一はこれとは無関係であるとの言を繰り返した左遷からの復帰 本来は最終話まで登場するライバルとして設定されていたシャア・アズナブルであったが、視聴率不振によるてこ入れにより、ガルマ・ザビ戦死し、その責を問われドズル・ザビ左遷されたことで第12話以降一切出る予定なくなっていた。しかし、サンライズ届いたガンダム最初ファンになってくれた(富野夫人の談)」女子中学生葉書と、プロデューサー関岡渉の「一番人であったシャアを殺すことなく敵役として出し続けて欲しい」という富野への直談判で、シャア第26話復活を果たすこととなる。 ララァとの出会い 原作者総監督である富野由悠季後々書き下ろした小説密会 アムロララァによればララァ初め出会ったのはガンジス川の畔に建つ売春宿である(詳しくララァ・スンの項にて)。なお、『THE ORIGIN』では一年戦争以前にすでに出会っている。 『機動戦士ガンダム』アフレコ時、シャア声優である池田秀一役作りのために監督富野シャアララァ寝たのか確認したところ、富野は「そう考えてもらって結構」と答えたという。全研が以前出していた漫画情報誌ComnaviVoL.91998年)でのガンダム特集での池田へのインタビューによれば、「富野監督ははっきりとは答えなかったけど、ララァ寝た思って演技した」とコメントしている。 テーマ曲 テレビ版の終盤では挿入歌として彼のテーマ曲シャアが来る」(作詞井荻麟富野作曲渡辺岳夫 編曲松山祐士 唄:堀光一路)が作られ、第40話の戦闘シーン使用された。 クワトロプロフィール サンライズ監修による『アニメディア』のインタビュー記事「アニメキャラリサーチ」では、生年月日身長体重血液型加え趣味に「そういう名のものにうつつを抜かす暇がない暮らしをしている」、特技に「あるといえばある、ないといえばない」、食べ物好き嫌いはしない主義愛読書は「先人に学ぶものはない」、好きな植物サボテン好きな色は赤・金色(「派手な色が好みのようだ」と告白)、好きな女性タイプは特にない、結婚に関しては「そんな時でもあるまい」と答えている。 クワトロサングラス クワトロ・バジーナ劇中戦闘以外ではサングラスをしているのが特徴であるが、2005年5月『機動戦士Ζガンダム』映画化されたことにより、「クワトロ・バジーナ サングラス」が公式に販売された。 シャア綴り シャルル・アズナヴール (Charles Aznavour) が元ネタであるため、後にシャア綴りフランス語風にChar付けられた(なお、アズナブルの綴り固まったのは90年代後半である)。しかし富野はそれを知らなかったため、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』における主役モビルスーツをHi-Sガンダム名付けようとしていた。これは「シャア超える」という意味であったが、シャア頭文字はCであると指摘されたため、この案は立ち消えとなった[要出典]。 「逆襲のシャア1984年頃、「逆襲のシャア」のタイトル富野によるファーストガンダム続編小説企画されていたが、翌年の『Ζ』制作決定により、企画そのまま『Ζ』小説版へとシフトすることとなったその後そのタイトル映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にて使用された。また『ガイア・ギア』も当初は「逆襲のシャア」のサブタイトル付けられていた。 評伝 シャア・アズナブル / 赤の肖像〜シャア、そしてフロンタルへ〜 2006年11月シャア実在人物なぞらえて著した上下分冊本『評伝 シャア・アズナブル』(皆川ゆか講談社刊)が出版された。この本では『ガンダムUC発表前の作家福井晴敏シャアについて「自意識過剰マザコン自分しか愛せなかった男」であり、反面教師とするべきとコメント寄せている。 なお、福井は後にガンダムUC関連イベント朗読劇GUNDAM LIVE ENTERTAINMENT 赤の肖像〜シャア、そしてフロンタルへ〜』の脚本執筆宇宙世紀始まりから「シャアの反乱」の最後に至るシャア心情、そしてフル・フロンタル表舞台への登場経緯とその動機池田秀一に語らせている。 スーパーロボット大戦 ゲームスーパーロボット大戦シリーズでは原作倣って味方だったり敵だったりと立場変わり方が激しく基本的に敵の場合にはシャア味方場合にはクワトロとして登場する。また『スーパーロボット大戦D』と『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』、『スーパーロボット大戦X』では第二次ネオ・ジオン抗争時のシャアとして味方となる。 クワトロとして登場する作品では、序盤1年戦争時のシャアとして登場し敵対した後に加入したり、最初からクワトロとして登場したりと、仲間になる経緯様々だ基本的に最後まで仲間のままで終わる。例外として『スーパーロボット大戦64』と『スーパーロボット大戦COMPACT2』、『スーパーロボット大戦IMPACT』ではクワトロとして登場した後、終盤仲間から離れ第二次ネオ・ジオン抗争時のシャアに姿を変え敵に回る形式がとられた。このためスーパーロボット大戦MX』や『スーパーロボット大戦Z発売前には、開発者が「今回裏切りません」と公表したシャアオマージュ・パロディ シャアへのオマージュ演出もしくは彼をパロディにしたキャラクターの創造は、他のガンダムシリーズ止まらず漫画アニメゲーム特撮などさまざまなメディアで数多く為されている。主に「赤い色」「仮面着用」「シャア著名なセリフマネセリフ」「担当声優池田秀一起用」などの共通性を持つことが多い。 シャア昇進について 『機動戦士ガンダム』ナレーションなどを務めていた永井一郎による「シャア少佐って言いづらいから何とかなりませんか?」と富野由悠季への要望があり、少佐から中佐昇進させることを決めたという。 人気投票結果 2018年3月2日4月20日投票5月5日NHK BSプレミアム発表された「全ガンダム大投票 40th」にて、シャアクワトロ・バジーナキャスバル・レム・ダイクンを含む)はキャラクター部門総合ランキングで1位であった。なお、作品別ランキングでは、『機動戦士ガンダム』シャア2位『機動戦士Ζガンダム』クワトロ・バジーナが6位、『逆襲のシャア』のシャアが8位、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のシャア88となっている。

※この「シャアに関する知識」の解説は、「シャア・アズナブル」の解説の一部です。
「シャアに関する知識」を含む「シャア・アズナブル」の記事については、「シャア・アズナブル」の概要を参照ください。

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