射撃姿勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 02:34 UTC 版)
ライフル銃競技の射撃姿勢は以下の3つに分かれている。 膝射(しっしゃ:Kneeling) 片側の足を膝立て、膝の上に肘を置き、後側の足を折り曲げてその上に座って構える射撃姿勢である。伏射の次に安定した姿勢である。この姿勢のみでの競技は国民体育大会でしか行われておらず、もっぱら3つの姿勢の混合競技で行われるのみである。 スリングと呼ばれる、革製あるいは合繊製のベルト状の姿勢保持器具の使用と、足首を安定させるための二―リングロール(枕状の器具)の使用が認められている。 伏射(ふくしゃ:Prone) 伏せて銃を構える射撃姿勢である。最も安定した姿勢である。 スリングと射撃マットの使用が認められているが、伏射競技においては射撃ズボンの着用は認められていない。 立射(りっしゃ:Standing) 立って銃を構える射撃姿勢であり、他の支えを使用することが認められていないため安定しない姿勢であることから、高得点を狙うにあたっては難易度の高い姿勢である。 スリングの使用は認めらていない。また、パームレスト(銃器の下部に取り付ける銃の保持を容易にするための器具)の使用は50mライフル競技においてのみ使用が認められている。 なお、ビームライフル競技専用だが、肘射(ちゅうしゃ:Table)という射撃姿勢も存在する。文字通り、テーブル上に両肘をつけた状態で射撃を行う姿勢であり、スリングの使用は認められない。また、両肘以外をテーブルにつけてはいけない。
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