インラインホッケーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 方式・規則 > 主義・方式 > 競技 > 団体競技 > インラインホッケーの意味・解説 

インラインホッケー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 04:01 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
インラインホッケー

インラインホッケーInline hockey)は、ホッケー競技のひとつ。インラインスケートを履き、スティックでパックを相手ゴールに入れると得点になるローラースポーツ。氷上ではなく、乾いた路面でインラインスケートを履いておこなうアイスホッケーと理解して問題ない。

アメリカではローラーホッケーと言うと、一般的にインラインホッケーの事を指す。

概略

インラインホッケーの国際競技連盟としてはワールドスケート国際アイスホッケー連盟が存在し、それぞれルールを定めている。インラインホッケーは国際オリンピック委員会後援ワールドゲームズ正式種目だがこれはワールドスケートのものである。国際アイスホッケー連盟は2018年から2020年まで世界選手権大会を開催していない。

アイスホッケーと似た感覚でプレーが出来る為、スケートリンクが充実していない地域でアイスホッケーの代わりに普及されたり、夏期のアイスホッケーのトレーニングとしてプレーされることがある。アイスホッケー、インラインホッケー双方をプレーする選手も多い[1]

北米では一定の人気を集めており、いくつかのプロインラインホッケーリーグが存在している。[2]

日本においては、まだまだマイナースポーツではあるが、第11回全日本選手権大会(2008年度)等も行われている。関東学生インラインホッケー選手権大会(インカレ)も開催されている。参加大学は、日本体育大学筑波大学青山学院大学など。

競技概要

競技場:インラインホッケーリンク 人数:ゴールキーパー1人、プレイヤー4人

国際的なルールが二つ存在し、またリーグや地域によっては国際的なルールとは異なったルールで試合を行う(パックではなくボールを使用する等)等、国際的に統一されたルールは存在しない。

用具

プレイヤーが着用するヘルメット、グローブ、エルボーガード、ショルダーガード、レッグガード、スティックはインラインホッケー向きに最適化されたものもあるが、基本的にはアイスホッケーで使われるものと同じものである。

パンツはアイスホッケーと異なる。アイスホッケーのパンツは腰から太股(膝上)の部分までを覆うプロテクターと一体化したものだが、インラインホッケーのパンツはプロテクターは着いておらず、腰~太股の部分を防御するガードルとレッグガードを着用した上から着用する、長ズボンのようなものである。

ゴールキーパー(ゴーリー)の防具も同様にアイスホッケーと同じものを使用する。

スケートはアイスホッケーのスケートのブーツにローラーを固定するシャシーが着いている。シャシーとローラーは条件に合わせて組み替えることが可能である。アイスホッケーのスケートと同様にゴールキーパーは専用のスケートを使用する。アイスホッケーのスケートからブレード部分を外しインラインスケート用のシャシーをつけインラインスケートとする事も可能である。

インラインホッケーでは円盤状のパックを使用する。アイスホッケーのパックは陸上ではスムーズに滑らないのでインラインホッケー専用のパックが使用される。アマチュアなどではボールが使用されることもある。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 例えば、インラインホッケーの日本代表にはアイスホッケーの日本リーグやアジアリーグに在籍していた元プロ選手が多く選ばれている。
  2. ^ North American Roller Hockey League(NARH)やProfessional Inline Hockey Association(PIHA)等。

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」からインラインホッケーを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からインラインホッケーを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からインラインホッケー を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「インラインホッケー」の関連用語

インラインホッケーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



インラインホッケーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのインラインホッケー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS