アーチャー陣営
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「Fate/Zero」の記事における「アーチャー陣営」の解説
遠坂時臣(とおさか ときおみ) 声 - 速水奨身長:177cm、体重:68kg、血液型:O型、誕生日:6月16日 アーチャーのマスター。遠坂家当主で葵の夫、凛と間桐桜の父。聖杯に託す望みは根源に至ること。 属性は火で、宝石魔術を体得している。魔道を奉じる生粋の魔術師であり、魔道に背を向けた旧友・雁夜に対しては侮蔑を露にする。魔道の家門を継げるのは原則1人だけのため、魔術の素質を持ちながら、遠坂を継げない次女の将来を案じて、間桐に望まれたまま桜を養子に出したことが雁夜との対立を招く。 雁夜からは憎悪されながらも、かつて家督を継ぐか否かの選択肢があった自分に対し、凛と桜には魔術師としての人生以外の選択の余地が無かったことへの本人なりの哀れみや後ろめたさも抱く家庭人としての面を持つ。魔術師、父親としては立派な人物であると共に、一般人の価値観では人でなしである。綺礼からも後述するアーチャーの件を含め「骨の髄まで魔術師」と形容される。 自分の父の盟友であり、聖杯戦争の監督役である璃正と裏で繋がり、万全の準備を以って聖杯戦争に挑むが、アーチャーの規格外の能力や振る舞いに翻弄される。アーチャーに対しては臣下の礼を取っていたが、「英雄王ギルガメッシュ」は崇拝していても「アーチャーのサーヴァントとして召喚された英雄王」はあくまでも道具として見ており、根源への到達のために最終的に自決させるつもりであった。キャスター討伐後に前述の「骨の髄まで魔術師」であったその鈍重で退屈な姿勢と不忠が原因でアーチャーに見限られる。綺礼によって起こったアインツベルンとの戦いは綺礼を日本から退去させることで休戦を取り付け、決戦に臨む前に凛の後見人として綺礼を指名すると共にアゾット剣を贈呈するが、退室しようとしたところを綺礼のアゾット剣によって背中を刺されて即死した。そのあまりにもあっけない最期はアーチャーからも心底呆れられ、「間抜けた死に顔」を足で小突かれた。その後、彼の遺体は綺礼が描いた雁夜と葵の愛憎劇に舞台装置として利用される。 アーチャー(Archer) 声 - 関智一身長:182cm、体重:68kg、血液型:不明、誕生日:不明、属性:混沌・善 パラメータ: 筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:A 宝具:EX クラス別能力:対魔力:C、単独行動:A / 保有スキル:黄金率:A、カリスマ:A+、神性:B(A+) 時臣が召喚した英霊で、真名はギルガメッシュ。 遙か昔、世界の全てを有した「人類最古の英雄」「バビロニアの英雄王」とされる。聖杯に願いを託すわけでなく、自分の財を奪わんとする賊を裁くという異例の理由で聖杯戦争に参加する。宝具は、宝物庫から無数の財宝を自在に呼び出す鍵剣「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」、ドッグファイトさえ可能な飛行装置「天翔る王の御座(ヴィマーナ)」、時空切断「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」を放つ「乖離剣(エア)」のほか数多く、極めて強力な英霊として設定されている。 傲岸不遜で、自らを唯一無二の王と称してはばからず、マスターと離れても行動できる「単独行動」のスキルゆえに、時臣を意に介さず自らの望むままに行動する。魔道に忠実な時臣の性格や鈍重な作戦に退屈を感じ、屈折した精神を持つ綺礼に興味を移し、時臣殺害へと導く。 綺礼から時臣の真意を知らされたことで兼ねてから抱いていた不満が遂に不忠者の処刑を決意させ、時臣の処刑を見届けた後に綺礼と同盟や共犯という形で再契約する。ライダー戦においては、ライダーを「王」と認め、乖離剣エアによってライダーの固有結界「王の軍勢」を破り、唯一無二の朋友の名を冠した「天の鎖(エルキドゥ)」で雁字搦めにし、消えゆく彼と再戦の約束を交わした。また、ライダーのマスターではなく、臣下としてのあり方を貫く覚悟を見せたウェイバーを王の臣下の1人として認め、見逃している。姿を現した聖杯の前でセイバーと対戦し、嬲りながら求婚するも、破壊された聖杯から漏れ出た泥に飲み込まれるが、脱出して受肉し、聖杯戦争が終結した後も冬木にとどまることになる。 彼の召喚には、生前彼が求めた「不老不死の薬草を食べて彼の目の前で脱皮した蛇の抜け殻の化石」が触媒として用いられた。 前述の経緯から、『Fate/stay night』には存在しないはずの8人目のサーヴァントとして登場している。 遠坂葵(とおさか あおい) 声 - 伊藤葉純身長:160cm、体重:50kg、スリーサイズ:B78/W57/H82、血液型:O型、誕生日:9月5日 時臣の妻で、凛と間桐桜の実母。旧姓は「禅城(ぜんじょう)」。 時臣の指示で聖杯戦争が始まる直前に凛と共に冬木から鉄道で二駅先にある実家に避難していた。 魔術回路こそ持たないが、かつては魔術師の家系であった禅城家の娘で、才能ある子供を産む体質を持つ。間桐雁夜とは幼馴染の友人同士で、雁夜より3歳年上。雁夜からは好意を寄せられているが、彼の気持ちには全く気付いていなかった。夫に従う控えめな性格で、時臣の決定通り桜を間桐に養子に出したことが雁夜参戦の発端となった。魔術師に嫁ぐ以上は人並みの幸せを望めないと言いつつ、内心では間桐家に桜を奪われたと思っていた。 時臣を裏切った綺礼の策謀により、時臣の死体の傍らに立ち尽くす雁夜に引き合わされ、雁夜が夫を殺害したと思い込んで激昂し、娘に続いて夫を奪った間桐の人間である雁夜を罵倒した上に自身の思いを貶められて逆上した雁夜に首を絞められ気絶する。 その後は酸素欠乏の後遺症と、夫と次女を失った精神的ショックで、現実を正しく認識出来なくなり、妄想の中で時臣、凛、桜と幸せに暮らし続けた。『Fate/stay night』より前に没している。 遠坂凛(とおさか りん) 声 - 植田佳奈身長:124cm、体重:29kg、血液型:O型、誕生日:2月3日 時臣と葵の長女。五大元素使い(アベレージ・ワン)。すでに初歩魔術を行使できる天才。遠坂の血族であることに誇りを持つ、幼き貴族。 父親である時臣とは師弟としてしか接されたことが無く、それが当たり前だと思っていたために頭を撫でられたこともなかった。また時臣の魔術師ゆえの歪みを知らず、立派な父と尊敬しているが、桜の件に関しては母と同様に割り切れておらず、両親が死亡した10年後も桜のことは気にかけている。兄弟子である綺礼には当初から不信感を持っており、敵愾心や警戒心を隠さない。 聖杯戦争が終結した後は時臣の葬儀を経て遠坂の家督を継ぐ。その際、綺礼の気まぐれから、綺礼が時臣から魔術の修了の餞別として授かり、直後に彼を殺害するのに用いた因縁のアゾット剣を授かった際には涙を流している。 TVアニメ版第10話では主役を務め、原作と違って龍之介にさらわれた友人と十数人の子供達を助ける活躍を見せる。 『Fate/stay night』ではメインヒロインのひとり。
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アーチャー陣営
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「Fate/strange Fake」の記事における「アーチャー陣営」の解説
ティーネ・チェルク(Tine Chelc) アーチャーのマスター。褐色肌に艶やかな黒髪、白いドレスを纏う10代前半の少女。父の跡を継いで、スノーフィールドの魔術都市化によって生活圏を脅かされている先住民たちの総代を務めており、侵略者である行政とそれと結託する魔術師を排除するために聖杯戦争に参加する。可憐な見た目とは裏腹に、組織の総代として子供らしい感情などは捨て去っているが、そのような有り様に対し、アーチャーからは「少しは幼童らしくせよ。」と下知されている。また、その際にアーチャーが蔵から取り出したものの使用しなかった「若返りの妙薬」を下賜される。 アーチャーのことは契約前から「偉大なる王」として礼を尽くして接しており、マスターとなってからも臣下のように侍るうちに、その強大な力や威光を目の当たりにして真の崇敬を抱くようになっている。 魔術師としてはスノーフィールドの霊脈を利用した魔術を使用する。彼女の扱う魔術は強力であり、その詠唱は無音にして一瞬。ただしスノーフィールドの地限定のものであり、スノーフィールドの外に出れば一般人同様、全く魔術を使うことはできない。 アーチャー 身長:182cm / 体重:63kg / 属性:混沌・善 パラメータ: 筋力:B / 耐久:B / 敏捷:B / 魔力:A / 幸運:A / 宝具:EX スキル: 対魔力:C / 単独行動:A / 黄金律:A / 神性:B(A+) 偽りの聖杯戦争における弓兵のサーヴァント。真名は古代ウルクに君臨した史上最古の英雄王ギルガメッシュ。「黄金郷の『蔵』の鍵」を触媒に、ある魔術師によって召喚されたが、魔術師は直後にティーネに殺害され、彼女と契約する。圧倒的な実力と威厳の持ち主で、当初は偽りの聖杯戦争への興味も薄かったが、旧友・エルキドゥが召喚されたことを察してからは有り余る戦意を滾らせている。触媒となった鍵については「我の蔵から盗みを働く者は存在しなかった。」ことから不要として、召喚場所である洞窟に捨て置いたために、後に窮地に陥ることになる。 宝具は、彼が収集した数多の宝具の原典を貯蔵する庫「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」。そして「乖離剣・エア」による強力無比な対界宝具「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」。 『Fate/stay night』を始めとする多くのFateシリーズに登場しているキャラクター。実際に作中で、過去に冬木の聖杯戦争で召喚されて勝ち残った英霊として名前が挙げられている。
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