アファームド系列(第2世代)
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「バーチャロイドの一覧」の記事における「アファームド系列(第2世代)」の解説
第2プラント「トランスヴァール」が製造した第2世代VR。フレッシュ・リフォー陣営のVR開発禁止令を破り、最も早い段階でTSCドランメン陣営の戦闘部隊「RNA」に供給された。まだ第1世代VRが席巻していた頃であり、この新機体は初期には猛威を振るい、圧倒的性能によりDNAを窮地に追い詰めた。多数の派生機が登場したが、当初はアファームド・ジ・アタッカーと称される右腕にバタフライナイフ、左腕にバズーカないしサブマシンガンを装備する機体と、アファームド・ザ・ディスラプターと呼ばれる両肩キャノン・両腕ミサイルポッドの機体、そして上記2機の指揮官機として情報処理性能を強化した頭部と左腕部に近接武装としてマチェット(鉈)、右手にはアタッカーと同じサブマシンガンを装備したアファームド・ザ・コマンダーの3機種が多数製造された。このVRはまだ機体の熟成が進んでいなかったが、それでも第2世代VRの性能は第1世代VRに大きく水をあけていた(詳細は#ゲーム以外の作品に登場するバーチャロイドを参照)。しかし他の第2世代VRが登場すると、圧倒的性能差を確保することが困難になった。そこでこのVRを再度調整して製造されたのが、オラトリオ・タングラムに登場する「アファームド・ザ・バトラー」と「アファームド・ザ・ストライカー」、「アファームド・ザ・コマンダー」である。バトラーは両腕にビームトンファーを装備し、サブマシンガンを両手に持つ。第1世代アファームドを更に近接寄りに持っていったコンセプトである。ストライカーは元は先述のディスラプターの武装を半分にし、肩ミサイルキャノン1門・ミサイルポッド1個にした現地改修機であったが、正式採用機としての採用にあたり射撃兵装の調整とディスラプターで問題となっていた近接能力を補うため追加装備としてナイフを装備している。「アファームド・ザ・コマンダー」も再調整あたりマチェット(鉈)はそのままだが、後期型は手持ち射撃武器がサブマシンガンから見た目は第1世代型アファームドのものと同型だが新型のショットガンに変更されている。 アファームド・ザ・バトラー 別名「超格闘対応型機体」 型式番号RVR-39、両手にはマシンピストル ダキアスガンシステム(サブマシンガン)、両腕部にはビームトンファー ダイナミック・トンファーVer.DXを装備している近接戦闘型、近接戦闘での決着に価値を見出していたRNAではあったが、長らく純粋近接戦闘型の第2世代型アファームドを持たず第1世代型の改良型の旧型機アファームドRを運用していた。しかしDNA側の第2世代型VRの戦力が充実してくると被害が目立つようになり本機が開発されることとなった。第2世代型のアファームドとしては最後発の機体で新型スケルトンを採用しており高い機体強度を持つ。 ゲームにおいて、別名の通り近接能力が高い機体となっている。そして今回ターボ攻撃が追加されたことによって遠距離ビームトンファーは今までのカッターウェイブタイプのものとは別に地面をゆっくり移動し長い間敵機に向かって追尾する縦に長い竜巻状のものを放つことが可能となっているため、「近接を挑むための射撃牽制戦」が強く、プレーヤーに纏わり付く様なアグレッシブな立ち回りが可能である。Ver5.2時はこのしゃがみCWを中心とした射撃牽制が牽制どころでない強さを誇っていて「遠距離で竜巻がいやらしい、近距離はトンファーが痛い」という機体になっていた。そのためVer5.4以降近接以外が大幅に弱体化したものの、本来のアファームドらしさを取り戻したと言われた。 アファームド・ザ・バトラー(とある魔術の電脳戦機) 『とある魔術の電脳戦機』においてローマ正教の組織『神の右席』に所属する魔術師、後方のアックア(声:東地宏樹)が操縦するアファームド。形式番号「RVR-39/VSL」。神裂火織と並び世界に20人といないとされる聖人の1人でブーストウェポンは「霊装アスカロン」を幻像剣として具現化してのジャンプ斬り。 アファームド・ザ・ストライカー 別名「超火力強化型機体」 型式番号RVR-33、「動ける支援機」とも呼ばれる機体で、現地改修型の初期型を改良し新型スケルトンの採用と制御用アビオニクスの見直しを行い近接戦闘用にクリティカルエッジを追加した正式採用タイプ。 ゲームでは攻撃が地味でかなり敬遠されがちな機体になってしまっているのは否めないものの、地味ながら決め所が豊富な射撃、CWゲージが75〜99%の時だけ発射できる空中前ダッシュCWの火力と誘導性能など、遠距離戦火力はなかなかの物がある上に、近接でもリーチこそ短いが出が速いため決して使いにくいという事は無い。しかし、Ver5.45のネット対戦で「強すぎる!」という声をまともに受けてしまい(実際の原因は単なる通信ラグ)、Ver.5.66にて左ターボCWがバウンドせず即爆してしまうようになり、相手へのプレッシャーを掛けにくくなったのに加え、近接攻撃も近接攻撃をクイックステップでキャンセルしたときに発生する「真空判定」を当てた時のダメージが大幅に弱体化されたため、相当ハンデのある機体になってしまった。実際には真空弱体化は全キャラへのバグフィックスだったのだが、このテクニックを一番多用するのがストライカーだった為に、近接が弱体化しすぎだと言われた。しゃがみ左ターボCW右トリガー離しハーフキャンセルで地雷のようなグレネードを設置できるが、これを戦闘中に一定個数以上置くとCWが強化されるバグがある。 アファームド・ザ・ストライカー "Jadge Igniters" 『とある魔術の電脳戦機』において佐天涙子(声:伊藤かな恵)が操縦するアファームド。形式番号「RVR-33/VSL」。御坂美琴、白井黒子、初春飾利、佐天涙子らで組んでいるバーチャロンチーム「Jadge Igniters」デザインのアファームド・ザ・ストライカーでブーストウェポンは得意武器のバットでのフルスイング攻撃、それに合せて頭部のセンサーユニットが通常機とは異なるバッターヘルメット状のデザインのものに変更されている。 アファームド・ザ・コマンダー 別名「超指導力強化型機体」 型式番号RVR-12、小説『One-Man Rescue』に登場し、後にVer.5.66から追加された機体、RNAには指揮管制用の情報処理能力の高い機体としてフェイ-イェン・ザ・ナイトがあるがこれは特殊な機体であり配備数が少ない問題点があった、そのため現場においては部隊運用の中核として情報処理能力を強化したアファームド系列の指揮官型がまだまだ使用されている。 ゲームではストライカーのリーチと威力を強化した近接能力と、バトラー以上の中距離攻撃もそれなりにこなすアファームド系列の中ではニュートラルな性質となっている。とはいえ、近接でシールド60%を持っていくバトラーや、当たれば20%以上のCWを連発出来るストライカーに比べ、大ダメージを取れる攻撃が当てて15%の前ダッシュRWと弾速が遅い上にチャージが遅めな前ダッシュCW程度しか無く、使いにくくはないものの使いやすいともいえない機体である。 アファームド・ザ・コマンダー(とある魔術の電脳戦機) 『とある魔術の電脳戦機』においてイギリス清教の組織『必要悪の教会』に所属する魔術師、神裂火織(声:伊藤静)が操縦するアファームド。形式番号「RVR-12/VSL」。実刀運用の制御システムが充実しているという理由でアファームド・ザ・コマンダーを選択している、世界に20人といないとされる聖人の1人でブーストウェポンは「唯閃」と呼ばれる抜刀術を再現した高速の居合い抜きでターミナス・マチェットより障害物すら貫通する斬撃を飛ばす。 ゲームにおいてはどの機体も共通で、左武器の通常時は地面から火柱の立つナパームだがダッシュ時はダッシュする方向によって武器の性質が変化する、前および前斜めダッシュ&後ろおよび後ろ斜めダッシュ時はボム、左右ダッシュ時はナパームになっている、通常攻撃のナパームの火柱を壁として突っ切るように前ダッシュして相手にボムを投げつけるといった時間差でプレッシャーを掛けることが可能(ターボ攻撃LTは肩部内臓のグレネードボムを射出、RTは大型のボムをサッカーボールを蹴るように相手に蹴りつける)。また空中横ダッシュナパームの誘導性能が極めて高く、相手にとっては避けにくい。2段ジャンプ中CWで12秒間のみパワーアップする特殊技を使用することができるが、終了後は逆に一定時間機体性能が低下し弱体化する。CWゲージ100%時に空中前ダッシュCWで特殊突進攻撃を出せるが(ストライカーのみパンチ、バトラーとコマンダーはキック)、誘導性能が無く当てにくい。
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アファームド・ジ・アタッカー 別名「超新規格型汎用機体」 型式番号RVR-30、 設定上最初に確認された第2世代VRで、第2世代アファームドの基本型。初期RNAの主力。ダキアス・ガン・システム(マシンピストル)を装備した軽装型とオークニー・ランチャー(バズーカ)を装備した射撃火力重視型が確認されている。また、ともに近接戦闘用のプレシジョン・ナイフを左腕ハードポイントに装着している。2タイプ確認されていることからも火器・武器の柔軟な運用(装備)が可能な性能を覗わせており、事実これを基幹として様々な派生型(武装バリエーション)が展開されていく。登場する『One-Man Rescue』では指揮官機であるC型(コマンダー)や火力支援機であるD型(ディスラプター)との連携が見られる。 アファームド・ザ・ディスラプター 別名「超意欲的重装機体」 型式番号RVR-32、第2世代アファームドの最重装型。A型(アタッカー)を主力とする打撃部隊をサポートする火力支援型として、A型をベースに開発された。両手にボックスランチャー、両肩にユニットガンと火力の充実ぶりには目を見張るものがあるが、この重武装は機体重量を著しく増加させ大幅な機動性能低下を招いた。当初はさほど問題視されなかったものの、この偏った性能はS.H.B.V.D.を核としたDNAと遭遇した場合、本来ならば優位であるべき第1世代VRに対して苦戦するという醜態を演じる事態を引き起こしたため、S型が開発された。 D型自体はその後も多方面で投入され続けたが、DNAが第2世代VRを充実させるに従いこの性能の偏りが無視できないものとなってきたため、その役割を本格的にS型へ移行させ第一線から姿を消していった。 アファームド・ザ・ストライカー(初期型) 型式番号は後期型と同じくRVR-33、D型は高火力ではあったが機動性に難が有り、この欠点を改修するために武装を半分に減らして機動性の向上が施された現地改修タイプを投入するということもあった。 これが後にアファームド・ザ・ストライカー(S型)と呼ばれるものの原型である。 なおゲームに登場するストライカーは設計段階からバランスを見直された後期型で、ディスラプターから改造したものとは武器の取り付け位置が左右逆となっている他、近接戦闘装備であるクリティカル・エッジの装備、打突攻撃の際にボックスランチャーのグリップ部を保護する展開式のナックルガード有無等の違いがある。 アファームド・ザ・コマンダー 「#アファームド系列(第2世代)」を参照 型式番号RVR-12、小説『One-Man Rescue』が初出。その後「オラトリオ・タングラム Ver.5.66」からゲーム本編に登場した。装備がゲームとは異なり左腕装備のターミナス・マチェットは同じだが『One-Man Rescue』登場の機体はショットガンのガンランチャーR-21ではなくサブマシンガンのダキアス・ガン・システムを装備している。初期RNAの基本戦闘隊形のフレックス5と呼ばれるVR5機編成による高速機動戦闘フォーメーションを活用するにあたり、強力な情報処理・統括能力を有する指揮型VRの存在が不可欠でアファームドC型はその指揮官機として開発された。通常機とは異なる頭部センサーやOSの充実等、各種装備の特殊化が随所に施されている。 アファームド・ザ・チーフコマンダー 型式番号RVR-15、C型(コマンダー)の後継機種で、情報処理能力が強化されている。外見上の最大の特徴はC型では一つしかないターミナス・マチェットが両腕に装備されたこと。「FRAGMENTARY PASSAGE」の作中ではシャドウ化した機体がテムジン試作二号機と交戦した。
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